2012/05/26

◆韓国遠征記3 新スタジアム

◆韓国遠征記2 の続き

5月19日午前6時。サンサンと差し込む陽の光で目が覚める。今日も快晴で大変気分がよい。早めにチェックアウトしてベーカリーショップで朝食を取る。どうでもいい話だけど、韓国ではちょっとオシャレなお店で食事を取ると料金が跳ね上がると言うことが多く、今回も焼きたてパンとアイスコーヒーレギュラーで6000ウォン(約450円)だった。今は円高だから少し高いかなと思う程度だが、例年なら600円~700円クラスである。

 今日はソウルまで戻る。タクシーでバスターミナルに行き、市外バスで釜山へ、そしてKTXでソウルへと昨日の逆を取る。KTXは午前中全てが満車なので、立ち席にした。KTXは客室のデッキに跳ね上げ式の簡易椅子があって、そこに座る。これでソウルまでの2時間40分を過ごした。

12時40分龍山着。ここから地下鉄1号線でソウル駅に出て地下鉄4号線に乗換え、仁川市に向かう。今日の試合は仁川ユナイテッド対釜山アイパーク。Kリーグの試合です。カード自体は中位下位対決でどうでも良いのだけど、今年完成した仁川のスタジアム、仁川サッカー競技場を是非とも見たかった。Kリーグの日程でこのスタジアムと明日の水原ワールドカップスタジアムを観戦できるのはこの節しかなかったので、わざわざ休みを取ったのだ。仁川のスタジアムは仁川市街地中心部の東仁川から一駅のところにある。ソウルから延々と地下鉄に乗り、いい加減飽きた頃、桃源(ドゥオン)駅に到着した。試合開始15分前だが一緒に降りたサポーターの数は少なかった。ユニホームを着た仁川サポが二人、釜山サポは一人だけだった。微妙な気分で改札を抜けた。

 仁川サッカー競技場は駅の目の前にあった。元々この立地は陸上競技場と野球場、個人商店が併設していたのだがそれを全部更地にして2万人収容のサッカー場だけを作った。だから敷地には余裕がある。駅前の道路を横断するとそこはもう広大なスタジアム広場で、チケット売り場もそこにある。当日券売場には人が並んでいて、ダフ屋も何人かいる。とりあえずメインスタンド側のチケットを入手してスタジアムに入った。

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 仁川サッカー競技場はイングランドスタイルの4面独立式の観客席で、まさにサッカーをするためだけのスタジアムだった。日本の日立台や三ツ沢と比べるとピッチから観客席までは少し距離があるが、この距離のおかげで最前列に座っていてもピッチ全体がよく見える。バックスタンド側の「INCHEON UNITED」の椅子文字が美しい。青地に黄色、黒の影付きの文字を見るとイングランドに来たのではないかと錯覚させる。実際、観客席に食い込ませたように作られた所にある選手ベンチなどを見ると、相当研究したのだろう。

 観客席は4面独立式だが屋根は3辺がU字状に湾曲してつながっていて、観客席の大半は屋根の恩恵を受けている。雨はもちろん、日差しの強いときでもありがたいと思うだろう。屋根のデザインも美しく、2010年代のデザインだなと思わせる。日韓ワールドカップの時に建設されたスタジアムもできたときは最新式だと思っていたが、今のスタジアムをみると、あれから10年立ってしまったことを感じさせる。 


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デザインはすばらしいと思う。問題は観客で、がっかりするほど人がいなかった。競技場に張り出したガラス張りのスカイボックスは無人で荷物置き場のようになっている。2階席に上がってみると座席全体が誇りをかぶっている。以前から気になっているのだが、韓国って美化という概念がないのだろうか。日本の清潔さの方が異常という声もあるが、そういうモノでもないだろう。仁川ユナイテッドは昨今韓国で騒がれた八百長問題の当事者チームで、その影響もあるのかもしれない。サッカーに限らず国家代表チームだけを応援する傾向があるのは日本も同じだけど、ここまで良いスタジアムができたのなら市民全体で応援してあげればいいのにと残念に思う。

 土曜午後3時、快晴という、観戦者にとってはこれ以上ない条件で試合は始まった。ポゼッションを取っているけれど展開力が全く無い仁川と、そもそもボールがとれない釜山との戦いという、かなり微妙な試合展開で、こういう試合が毎節続いたらなあお客さんを呼ぶのは難しいかもしれない。

 試合はどちらも決定的なチャンスに持ち込めるような場面もなく、スコアレスドローで終了した。みんなそそくさと帰る。私も引き上げる。スタジアムを見に来ただけで満足という得るような試合だった。

 仁川サッカー競技場 観衆:2,361人


 (続く) 
 

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2012/05/24

◆韓国遠征記2 Nリーグ

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◆韓国遠征記1 の続き

 「Nリーグ」とは韓国ナショナル・リーグのことを指す。韓国アマチュアサッカーの最高峰リーグで、日本で言うとJFLに相当する。試合は全試合無料。そのため試合会場は補助競技場や人工芝ピッチが割り当てられることが多い。無料なのでチームの手出し金はバカにならないはずだが、韓国は国土が狭い割にはバス路線が異常に発達しているので、移動費は日本よりもずっと安く、スポンサーを確保してしまえばなんとかなるのかもしれない。

 Nリーグは蔚山美浦や韓国水力原子力などの企業チームもあるが、市庁チームも多い。今日のカードは昌原市庁対龍仁市庁と、市役所対決となっている。こういう自治体がリーグに参加してくるあたりがJFLとは少し違う。もっともJFLだって藤枝市役所や秋田市役所が参入を企てたこともあるのでやろうと思えばできないことはない。関東サッカーリーグには海上自衛隊が参加してJFLへの昇格意志もある。

 昌原サッカーセンターに到着し、スタジアム脇の階段を駆け上がってみると、既に試合が行われていた。と言っても開始10分程度なのでそれほど問題ではない。夜7時過ぎとはいえ周囲は充分に明るく、夕方と言った感じである。薄簿の中、ガラガラのスタジアムで行われている試合はまさにアマチュアサッカーのそれであった。

 何枚かスタジアムの写真をとり、バックスタンドに座る。その瞬間、強烈な既視感が襲ってきた。この光景、この空気、どこかで感じたことがある。それはまさに三ツ沢球技場そのものだった。

 収容人数1万5千人という点で昌原サッカーセンターと三ツ沢球技場は似たような規模と言える。それに加え、飾り気のない、サッカーを見るだけの設備、スタンドの角度、メインスタンドにしか屋根のない観客席、そういう空気が通い慣れた三ツ沢を思い出させてくれた。でもそれがいい。このクラスのスタジアムはこの形が完成形なのだなと思う。

 私が到着したとき、試合は既に0-1だった。アウェイチームが点を取っている。ゴールを見逃したのでちょっと残念。サッカーファンがよく体験することの一つに「トイレに行っている時に点は入る」というのがあるが、それと同じような気分になる。

 試合はまあ、取り立てて戦評を書くほどのものでもなかったが、決してレベルの低いものでもなかった。異なるリーグ同士を比べてどちらがレベルが高いかを論じるのは非常に難しいけれど、基準の一つにミスが多いか少ないかというのはあると思う。日本の場合、Jリーグから始まってJFL、地域リーグ、県リーグとカテゴリーを落とすにしたがってミスも比例して増えていると思う。もちろんチャレンジングな戦術をとっているからミスも多くなるというのもあって、必ずしも一概には言えないのだが、そういう傾向はある。

 そういう観点で見るとこの試合は殆どミスはなかった。もっともパスは足下が多いし、お互いの戦術もゾーンディフェンスなので中盤でボールを回している限りではそれほど取られる場面は少ないのだけれど、ちゃんと練習していなければこういう試合はできない。面白い試合ではないが、つまらなくもない。典型的なアマチュアの試合だった。試合は前半終了間際のラストプレーでホーム昌原がコーナーから押し込み同点に。ハーフタイムとなった。機内食から何も食べていなかったのでお腹が大変空いている。私は売店に行き、カップ麺を買った。パッケージが全部ハングルで書かれているので作り方がわからないが、適当に待って食べる。口の中がやけどをするかのような激辛が襲ってきて、かなりきつかった。

 お客さんは殆どが選手の家族又は友人、地元の少年サッカーチームで、いわゆるサポーター団体はいなかった。それでもスタジアムDJが存在していて、ハーフタイム抽選会までやっている。観客はおおよそ200人程度だろうか。空席感がバッチリ漂うスタジアムの中で行うハーフタイム抽選会は恐ろしくシュールな光景だった。背中に少し寒いものを感じた。

 後半はメインスタンドに移って引き続き観戦する。段々飽きてくるが頑張ってみる。修行のようなものを感じたあたりで試合は終わった。後半はスコアレス。前半の1-1がトータルスコアだった。私はすぐにスタジアムを出たが、出る直前で照明が8割ほど消え、スタジアムは暗くなった。まるで今日は試合が無かったような、そんな感じだった。

 昌原サッカーセンターは市街地から2キロほど離れている。以前ならタクシーでホテルに向かうところだが、今回はスマホを頼りに歩いてみる。スマホにグーグルマップを表示させ、「MOTEL」と打ち込んで検索すると、ドカドカっと繁華街のあたりに表示されてきた。これは凄い便利。スタジアム周辺は何もなくて寂しい風景だったが、歩いて行くうちに開けてきた。繁華街のネオンが眩しい。きれいめのモーテルを選んでフロントに行き、泊まれるか尋ねてみる。一泊4万ウォン(約2800円)とのこと。去年より1万ウォン値上がっているが、まあいい。丸いベッドの上に荷物を放りだし、二つあるガウンのうち一つを放りだして上着を掛け、二つある枕のうち一つを外に出し、少し寝転がる。どっと疲れが出た。疲れが出たが、お腹も空いたので外に出る。外は焼肉屋が林立している。そのうちの一つに入った。ホルモンとカルビ、ビールを頼む。店のテレビでは韓国プロ野球の試合を写していた。満員のスタジアムで行われる野球の風景と、今日観たサッカーの風景があまりにも違い過ぎて、少し寂しくなった。

 明日はソウルに戻り、Kリーグを観戦する。

 昌原サッカーセンター 観衆:約200人(目測)

 (韓国遠征記3へ続く)

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2012/05/23

◆韓国遠征記1 昌原(チャンウォン)へ

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到着からしてツいていなかった。成田空港10時発の日本航空951便は到着が約1時間遅れて韓国仁川空港に着陸した。、時間はもう13時30分。さらに着陸時が他の路線とかち合ったらしく入国カウンターは混雑し、入国手続きに30分以上かかってしまった。今日はこのあと釜山に出て、市外バスに乗って昌原市に行く。昌原サッカーセンターで行うナショナルリーグ(Nリーグ)の試合は19時開始。ギリギリ、いやどうみてもアウトの状況であった。悲しい気持ちで仁川空港鉄道に乗り、ソウル駅に向かう。ガラガラの車内がむなしさを加速させる。もうマイレージ切ってまでこういう旅行をするものでもないなと感じてしまう。

 マイレージによる特典航空券はどこに行くのが一番トクなのか、というのがあって、最近までは韓国だった。閑散期に1万2千マイルで羽田-ソウル金浦空港往復、それも朝1番の便で飛び、最終便で帰るとマルマル3日間現地で過ごすことができる。まともにチケットを買うと5万円超。燃油代もたいしたことは無いので、毎年このパターンで韓国に行っていた。

 それが羽田国際ターミナルが新築オープンし、さらに日本航空がB747ジャンボジェットを引退させて一回り小型のB767に変更したあたりからチケットが取りにくくなってきた。金曜朝羽田を出発、日曜夜羽田帰国はほぼ不可能となり、時間が掛かる成田-仁川便を使わざるをえなくなった。必要マイルも1万5千になった。午前5時におきて成田空港に出かけ、午後1時にソウルについて鉄道で釜山に向かうくらいなら格安チケットを買って最初から釜山空港に行った方がましなのかもしれない。時代は変わる。LCC全盛の現在、マイルをためるという行為自体、古くなりつつあるのかもしれない。

 幸い、鉄道の乗り継ぎはうまくいき、予定より1時間早いKTX釜山行きに乗ることができた。とりあえず出かけよう。試合開始には間に合わないかもしれないが、試合終了までには着くだろう。3年前に完成した専用スタジアムである昌原サッカーセンターは是非とも観たかった。

 KTXは韓国が誇る高速鉄道ではあるが、在来線を通る箇所もあるので時間が掛かる。今年になって蔚山や慶州のあたりが新線開通したけれど、それでもソウル-釜山間420キロが2時間40分である。(ちなみに日本の新幹線は東京-新大阪間510キロを2時間30分で走る。)しかもこのKTXは定時運転は絶望的、車両故障も多いとあって、よくこういうものを輸出しようと思うな、と時間が遅れているせいもあって一人で憤っていた。定刻より5分遅れて17時45分、釜山駅到着。昌原方面に出発する釜山西部バスターミナルは地下鉄で行くのが普通だが、乗換があるのでタクシーで行く。釜山駅前で客待ちをしているタクシーに飛び乗り、西部バスターミナルまでと告げたのだが、このタクシーが酷かった。

 先月、私はスマートフォンに買い換えたこともあって、今回の旅行は海外パケホーダイに加入した。最大のメリットはGPS連携による地図の表示で、今どこにいるかがリアルタイムでわかる優れものである。スマホよりもガラケー(従来タイプの携帯電話)の方が便利という人も多いけれど、少なくとも海外で地図が確認できるメリットは計り知れない。しかもGPS連携である。ようは世界規模のカーナビを手に入れたようなものだ。

 タクシーの車内でスマホを広げ、GPSで地図を確認していると、どうも行き先がおかしい。明らかに近い道があるのに遠回りをしている。あるいは細い道路を通っている。タクシーのメーター料金はカタカタと跳ね上がっている。私のイライラは頂点に達した。

 運転手を怒鳴りつけても良かったのだが、議論をする時間は全く無いので、信号待ちをしている時を見計らってタクシー運転手にGPSスマホを見せつけてやった。以後、タクシーは大通りを快走し、30分程度でバスターミナルに着いた。料金は1万1千ウォン。日本円にして800円程度だからどうでもイイと言えばいいのかもしれないが、韓国のタクシーで1万ウォンもだせば結構長距離を走ることができるはずだ。日本でこういうセコイことをするタクシーはめっきりと少なくなった。こういう部分があるから、「所詮は韓国」なのだと思う。

 釜山-昌原間のバスは頻発していて、チケットを買って発着場に行くと既に発車直前だった。慌てて飛び乗る。バスはすぐに発車し、高速道路をひた走った。1時間くらいはかかるかなと思っていたが、高速直通のせいか、案外速く走り、30分程度でついた。私はGPSで現在のバスの走行位置とスタジアムの場所を見比べて、ギリギリ近いバス停で降りた。こういうことができるのもスマホのおかげである。これは今後の海外旅行の仕方が一変するかもしれない。スタジアムまでは約1キロちょっと。歩こうと思えば歩ける距離だが、時計は7時ちょうど。たった今試合が始まったところだ。迷わずタクシーで行くことにする。幸いにも容易に捕まえることができた。スタジアムまで飛ばす。目の前に煌々と光る照明塔が現れた。いろいろあったけれど19時10分、スタジアム着。

 (韓国遠征記2へ続く)

 昌原サッカーセンター↓


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2012/05/15

横浜FC 3-0 カターレ富山

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 文句のつけようがない完璧な試合でした。これほどまで美しく、かつ無駄のない試合というのは総観られるモノではありません。実力差があればこうなる、というものでもありません。相手の試合の取り組み方と、それを制圧するだけの実力差が必要です。横浜FC戦で他にあったかというと、ちょっと記憶にありません。例えば以前の京都戦も完勝と言えるのかもしれませんが、あの試合は京都の必要以上にパス回しを行ったことが、横浜FCのゴールを奪えなかったと思っています。

 このすばらしいのはミッドフィルダーのシュートを狙う意識で、シュートコースが見えたら打とう、と積極的に狙ったことでした。これが相手を必要以上に警戒させ、ラインを上げさせなかったと思います。富山のフォワードである黒部・苔口の両名ともこの試合では存在感はありませんでした。中里のループシュートは試合を決定づける1点だったと思います。またこの試合、点を取ったのは全てミッドフィルダーでした。それは大久保や田原が前からプレッシャーをかけ続けた効果でしょう。ディフェンスにしてもフォワードにしてもこの試合は各ポジションの選手が自分の役割以上に仕事をしました。

 その後も横浜FCはポゼッションを握り続けました。後半ロスタイムに入っても攻め立てるのは、逃げ切る必要のない点差なのもありますが、今までの鬱憤ばらしや失った得失点差を少しでも取り戻そうとしたためでもあります。その意欲は惚れるに値するモノです。こういう試合を、招待デーの時にできるのならば、今回招待で来たお客さんはまた来てくれると思いますし、サポーターになってくれると思います。

 ニッパツ三ツ沢球技場 観衆:5,259人

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2012/05/14

川崎フロンターレ 0-2 柏レイソル

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 まあ結局サポーターというのはチームがどうであっても応援していくしかないんだよな、ということを改めて感じました。一つ一つの試合を泣いて笑って怒っていくしかないんでしょう。

 監督交代後の3試合は4失点、3失点、2失点と来ていたのでこの試合は1失点だろうと予想して、だったら2点取れば勝てるかと考えていたのですが、実際は2失点でした。くれぐれもロスタイムの失点が悔やまれます。いろいろな意味で。本当はどうでもいいんですけどね。

 試合前からわかっていたことですが、柏のような圧倒的な攻撃力は守備を助けるという良い見本のような試合でした。川崎の中盤をディフェンス側に張り付かせればカウンターすらままならなくなります。全盛期の川崎が散々やった手で、それを今になってされるとは悔しいモノがあります。こういうチームは引いて守ってカウンターが有効なのですが、それをしなかったのは良しとします。私はそういう試合は大嫌いなので。

 敗因は柏の攻撃にやられたことよりも、柏の守備を突破できなかったのが痛かったと思います。#3近藤がゴール前の川崎のチャンスを全て摘んだので、川崎は点を取るために総攻撃状態となり、結果柏のゴール前が大混雑になりました。そこをカウンターで食らうとやはり苦しくなります。仕方が無いとは言え、もう少しなんとかならなかったのかと思います。特に田坂。あれだけサイドを走ってきてセンタリングの一つもあげられないようだと、試合に勝てないのは当然だと思います。

 川崎は変革中のようなので、今しばらくは見守りなのでしょう。これだけ毎節スタメンをいじくり回して本当に大丈夫なのかと思いますが、今は黙っていようと思います。

 等々力陸上競技場 観衆:16,054人(公式発表)

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2012/05/11

キリン (映画)

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 池袋駅東口のシネマサンシャインでストライク・ウィッチーズを観た後、西口に移動して、第二弾の映画を観ます。この映画を観るために池袋にきました。21時開始なので終わりは終電を気にしなければなりません。翌日は会社ですよ。まったく。

 この映画の原作は25年前に発表されました。当時の私は20歳になったばかり。でも今でも原作を読んだ当時のことを覚えています。この映画の内容をひと言で言ってしまうと、バイクと車が浜松まで競争すると、どちらが速いかと言うモノです。もちろんこの話にはそれだけではなく、深い背景があります。多分バイク乗りの人以外には理解できないかもしれませんが、まあ付き合ってください。ちなみにここで言う「バイク」とは、スクーターではなくスポーツタイプのものを指します。車とはスポーツカーを指します。

 私を含むバイク乗りの多くが少なからず持っているコンプレックスというものがあります。それは、バイクは危ない乗り物で、(車からみて)邪魔な乗り物で、ガキの乗り物と思われていることです。そしてトドメとして「車よりも遅い乗り物」ということです。そのコンプレックスをバイク乗りは「あっち側の人」「こっち側の人」とに切り分け、あっち側のクルマ乗りを軽蔑します。「こっち側」のバイク乗りが「あっち側」のポルシェ乗りにどうカタをつけるのか、そういう映画だと思ってもらえればよいと思います。

 この映画のあらすじは、若い頃、ポルシェに挑んだものの転倒した過去それを引きづりながら生きてきた主人公。忘れようと「大人のバイク」に乗るものの忘れられない現在。そして偶然会った女から言われたひと言、「おじさん、ポルシェ好きなんだ」・・・もう若くはない、あの頃に戻りたい。そして仕事場で偶然会ったポルシェ乗り、バイク仲間の若者。それらを巻き込んで浜松まで競争となります。38歳、自分の過去に対して最後の戦いが始まります。

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 この話の流れがバイクに乗ったことが無い人に、どこまで理解してもらえるのかなと改めて感じます。私自身はバイク乗りで、程度の大小はあってもこの映画の価値観は理解できます。

 バイクはカッコイイ乗り物で、気持ちいい乗り物で、一生乗る乗り物で、そして車よりも速い乗り物だということ。そしてその「速さ」とは絶対的なスピードではない、自分の中にあるものだということ。その中にあるものを車乗りと共有することは難しいと思います。単純な速さでみれば、バイクも車も最高速度は300キロを超えていて、既に人間が公道で扱えるモノではなくなっています。しかし、この話に出て来るカタナも空冷ポルシェも30年前のもので、限界域での性能は人間の手にゆだねられています。その限界域をどう制するのか、期せずしてカタナとポルシェはその限界域の共有を得ることができました。その「共有感」をこの作品はうまく引き出していました。おそらく最高速度は220キロ前後だと思います。現実的にみれば、最新型のバイクでも怖さを感じるスピードです。30年前のバイクだと・・・相当怖いだろうなあ・・・。そういう感覚は多分バイク乗りでない人たちは理解できないでしょうね。

 今、私は理解できないでしょうね、と書きました。それは私自身が車に乗っている人を「あっち側の人」と切り分けている証拠でもあります。実際、多くのバイク乗りは普通自動車免許を持っていて、バイク乗り自身もまた「あっち側の人」でもあるわけです。でもバイク乗りは、そうであっても「こっち側の人」でいたいわけです。もちろん私も。

 そういうバイク乗り達が持っている「こっち側」にいる気持ちを引き出している部分を感じられたことは、この映画を観る甲斐があったかなと思います。

 5月1日 池袋:シネマ・ロサ

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2012/05/09

ストライク・ウィッチーズ2

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 知っている人の方が多いと思いますが、痛車と呼ばれる自動車があります。かわいい女の子の絵をボンネットや左右のドアに大きく貼り付けて、見た目ちょっと痛いな、と呼ばれる車です。今までこういう自動車(やバイク)を見るたびにバカじゃないのかと思っていたのですが、最近はこういうのも有りだなと考えるようになってきました。

 経済がかなり厳しくなって、震災の影響もあって、自分も会社も日本の国自体も将来の見通しが厳しくなってきました。観戦記がグチめいてきているのもそういう影響もあるのかもしれません。そういう中で楽しく過ごすにはサッカーを見るよりも、バカになってしまうのが一番いいのかもしれません。そう考えると、先ほどの痛車はアリですよね。本人が楽しくて、まわりも楽しくて、お互いバカになれるのは逆に観ると頭のいいやり方です。だいたいアニメキャラを車に貼るのと、トラックに八代亜紀の肖像画を描くのは何が違うのか、とも思うようになってきました。実は私の家の近くに月極駐車場に痛車が停まっているのですが、そこのオーナーと話をする機会がありました。やっぱりバカになって目立つのが目的だそうです。いいんじゃないでしょうか。もっとも私はやる気はありませんが。

 その痛車に貼ってあるキャラクターが「ストライクウィッチーズ」で、現在映画をやっているとのこと。「イイですよー」と力説するので観てみることにしました。毎月1日は映画の日なので1000円で観れます。本当は別の映画を観るついでなのですが、ちゃんと観ます。午後になって池袋にGO。

 前振りがながくなりました。映画の話ですが、ひと言で言うと、「戦うパンツ」ですね。パンツのドアップから入るという画面構成はかなり斬新で(当たり前だ)、苦笑するしかないのですが、すみません、白状します。結構面白かったです。少なくともよくわからないサッカーを見るよりはマシかなとそのときは思いました。

 魔道エンジンと呼ばれる飛行パーツを足にはめる必要があるので、下半身はパンツしか履くことができないという着想の元に作られているのですが、よくできていますわこれ。基本的に第二次世界大戦中の軍用機を擬人化しているので、大戦中の機材に興味がある人はそちらのほうも充分に楽しめます。

 話の内容は魔法が解けた少女が、住民や仲間を守りたいという気持ちが武器を取り、敵と戦い、そして魔法を得て復活するという話です。一つ一つの場面が丁寧に作ってあって、無理なく観ることができました。特に軍隊の命令は絶対という中で、その命令を無視して仲間を見捨てるか助けるかという選択をすること、そして仲間を助けた後の葛藤などはよくできていました。

 戦闘シーンはギャグを織り交ぜていて、ある程度は開き直っているなと思いつつも、そう来るのかと笑わせてくれます。例えば戦艦大和(に似た船)にフロートをかませてライン川(に準じた川)を遡上し、敵を攻撃するシーンなどは、兵器の描き込みが丁寧であるがゆえにパンツの設定を無意味して、妙に説得力がありました。

 震電やゼロ戦、メッサーシュミットやスピットファイアなど、実機の特徴を知っている人にとっては楽しめる映画だと思います。あれだけパンツをめいっぱい出して、よく文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品になったなと思いますが、なんとなーくわかります。敵キャラの設定はエヴァンンゲリオンの影響がみてとれますが、逆を言えば現代的な戦闘アニメということなんでしょう。

 5月1日:池袋シネマサンシャイン

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2012/05/03

栃木ウーヴァ 3-3 HondaFC

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 ゴールデンウィークはどこか遠征しようと思っていたのですが、自宅の耐久消費財が次から次へと壊れ始めて多額の出費がかかったので今年は自重することにしました。今月中旬は韓国遠征に行く予定なので、そちらで楽しみます。といってもどこも行かないのはつまらないので栃木県にJFLの試合を見に行きます。栃木ウーヴァFCは普段は栃木市陸上競技場で試合をしているのですが、去年あたりから小山でも1試合程度行うようになりました。小山陸上競技場は改築したようで、私のスタジアムガイドを更新することを兼ねて観戦に行こうと思います。

 試合の感想ですが、ホンダも弱くなったなあ、と感傷にふけました。JFLの門番と恐れられ、横浜FCがJFL時代に唯一まともに対戦できた、あの強いホンダの面影はありませんでした。栃木は元栃木の若林が健在で、彼がキーとなってゲームを作っていましたね。フォワードがゲームを作ることができるチームは見ていて楽しかったです。

基本的に栃木のゲームで、栃木は勝たなければいけない試合でした。引き分けてしまった原因は試合終了間際の微妙な審判の判定(ホンダの得点だったが、栃木から見ると不満があった)でしたが、その前の2失点目が、攻めるのか守るのか、選手間で意志の統一ができていなかったことにあったと思います。栃木の右サイドバックがボールを持った時、彼は攻めたがっていました。しかしフリーとなっていた左サイドハーフはあまり上がることをせずにセンターライン付近で立ち止まっていて、そこにパスを出そうとした瞬間にホンダにさらわれ失点しました。フロンターレでもよくある失点ですが、守るか攻めるか、監督が指示を出すべきだったと思います。

 栃木からすると格上のホンダに引き分けたことは一つの結果だと思いますが、その上を目指すのであれば、この試合は十分な反省点となるでしょう。審判の判定に不満があったでおわらせると次はないと思います。

 小山運動公園陸上競技場兼サッカー場 観衆:570人(公式発表)

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2012/05/02

川崎フロンターレ 1-4 サンフレッチェ広島

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 いまさらですが、まず監督解任の話から。川崎フロンターレの最大の問題点は、ひとつひとつの出来事に対して「なぜ?」という疑問が出てきて、それを後付けの理由で納得せざるを得ない、と言うところにあります。ひとつひとつは、「ああそういう理由か」と納得できても全体を通してみれば「じゃああの時はどうしてそうしたのか?」という部分がまったくわからないのです。横浜FCもそういうところがありますが、フロンターレの場合はなまじ予算があるだけになおのこと性質が悪いと思います。

 監督の問題でいえば、私は去年8連敗した時点で解任すべきだったと思っています。それをなぜ引っ張ったのか。2年契約だから、と言うのならばJリーグで実績のない監督をなぜ2年契約するのか、そういうところからしてわかりませんでした。シーズン終了後も契約を継続したのはクラブの判断でまあいいとしても、それならなぜ勝っているのに解任なのか、よくわかりません。

 今シーズンが始まって、1-0で勝ったとき、私は概ね満足していました。それは昨年までの底の抜けたビール瓶のようなサッカーで裏を取れまくってずぶずぶ敗戦、という馬鹿としか言いようのない試合から見れば劇的に改善したように見えたからです。もちろん得点は少なくなりました。でもそれは川崎の攻撃力をもってすれば改善できます。実際、得点できないのは両サイドハーフがボールを持たされたまま最前線に上がるからで、そこを改善すれば、たとえば1ボランチに1トップ下のようなフォーメーションを組むなど工夫の余地は十分にありました。そこを十分に考えないまま「攻撃的なサッカーができないから」と言う理由で解任してしまったことが残念でした。

 攻撃的なサッカーを掲げるのならば、なぜ一度に高卒の選手をたくさんとるのか?なぜ日本人だけで体制を組むのか?外国人を採るのならばなぜアタッカーを採らないのか?そういうわからないことがたくさんあって、それを後付けで理解しなければいけないから怒っています。選手の信頼をなくしたから、というのもおかしな話、さらに新監督は選手たちの要望で決めたというのもさらにおかしな話です。責任と権限が乖離しています。それで勝てるのかと思います。勝てたとしてそれでいいのかとも思います。

 監督の話はそのくらいにして試合の話をします。稲本のセンターバックとか田中祐介のボランチとか、うけを狙っているとしか思えないフォーメーションに大丈夫か?と思っていたのですが、まあ案の定ボロボロに失点していきました。実質的に4日目だそうなので、今後に期待でしょうか。もう少し書こうかと思っていたのですが、日にちがたっていることもあって、ばかばかしくなったので今日はこれで終わります。

 等々力陸上競技場 観衆:19,895人

 

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2012/04/23

宇宙戦艦ヤマト2199

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「名探偵コナン」を見たついでに「宇宙戦艦ヤマト」も観賞します。サッカーとは関係ありませんが、許してください。というか、さすがに毎試合書き続けると書くことが無くなってきます。これが観戦記ではなくて戦評なら観戦の都度かけるんでしょうけど、素人の書く戦評なんて読む方も書く方も面白くないんですよね。それを言っちゃお終いですけど。

 宇宙戦艦ヤマトですが、一昨年の実写版に続く2度目の放映です。今度はリメイク。やっぱりこっちの方がいいですわ。キムタクの実写版は正直言って、見たかったヤマトではなかったです。設定が根底から変わっているので当然ですけどちょっとね。宇宙戦艦ヤマトの面白さを実写版を企画した人はわかっていなかったのではないかと思います。

 宇宙戦艦ヤマトの何がいいのか?それはまず、旧日本海軍の戦艦大和が非常にカッコイイ、というのが大前提にあるのです。だから映画のタイトルが「宇宙空母エンタープライズ」とか「宇宙戦艦アイオワ」ではダメなんですよ。46センチ主砲を9門搭載し、両舷をハリネズミのような高角砲と機銃で固め、城のようなでかい艦橋の戦艦大和がみんな大好きなんです。

 それがあのまんまの形で宇宙を飛び、主砲をぶっぱなして敵艦隊を単艦で殲滅してアンドロメダ星雲を一往復してきて地球を救うと言う、非常にストレートでわかりやすい話にしびれるのです。そして電映クロスゲージがどうした、とか波動エンジン内圧力上昇とか、目標まで何万宇宙キロとかカッコイイ単語をちりばめて雰囲気を作るからのめり込むことができるのです。ちなみにこの作品の第一作を見たときは私は小学校5年生でしたが、アニメをきっかけに第二次世界大戦中の軍艦はその歳で殆ど覚えました。

 その部分がカッコいいからこそ、作品に出て来るウソや矛盾は全て受け入れることができます。だいたい250年前に沈没した軍艦を改造して宇宙船にするとか、宇宙空母に飛行甲板が必要なのか、とか宇宙空間で急降下爆撃をする意味とか、宇宙空間で火花が飛び散るとか、もう小学生の時点でウソくさいとわかっていました。

 でもそんなことは全く関係はなく、かっこよさと爽快さ、効果音の迫力、フルオーケストラを使った音楽、そういう今までのアニメーションとは一線を画す迫力こそがヤマトの楽しさであるわけです。今回のリメイクではそれらの「楽しさ」がブラッシュアップされています。セルがCGとなりスピード感がでて、海上自衛隊で使う言葉や階級が取り入れられて、と当時を知るモノにとっては、これが見たかったという作りになっています。萌えキャラも追加されていますが、これについてはまあ・・。

 今回はヤマトが発進するところまでです。次回以降はワープや波動砲が出るでしょう。ストーリーは全て知っていますけど、それ故に、その都度これが見たかったと思う作りになっているのではないかと思います。

 ちなみに初回から土方指令が出演しています。かれは第二作「さらば宇宙戦艦ヤマト」で出てくるキャラクターです。ということは作品の構想としては第二作の白色彗星帝国編も意識しているのかもしれません。私は第二作が一番の傑作だと思っていますので、是非最後までやり続けて欲しいなと思います。

 ちなみに私の甥っ子(11歳)もコナンに引き続きヤマトを観賞しましたが、全くと言っていいほど興味を引きませんでした。まあ時代なんでしょうね。

 21時30分~ 横浜ブルク13

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横浜FC 2-1 京都サンガ

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 今月初め、デジタル一眼レフカメラを6年ぶりに買い換えました。去年あたりから電源まわりが怪しくなってきていたのですが、今月になってついにウンともスンとも言わなくなりました。急遽アマゾンで注文します。私は中学生の頃からペンタックス一筋だったのですが、今度はキヤノンです。EOS-KISSx4という機種で一世代前のタイプ。ズームレンズが2本ついて5万3千円。銀塩時代のカメラの価格を考えると、破格の安さです。値段になっていないですね。持った感じははっきり言ってプラスチックのおもちゃですが、性能は今までのカメラとは比較になりません。鹿島戦、湘南戦、FC東京戦で使ってみましたが、画素数もピントも高感度性能も飛躍的に上がっています。なるほどね。これなら楽に良い写真が撮れますわ。

 さて試合の話。京都は横浜FCを舐めていたのかなと感じる内容でした。京都の試合運びはポゼッションを最重視したサッカーで、とにかくショートパスをつなぎながら攻めてきます。最近流行のバルセロナスタイルですね。それは別にいいのですが、パスそのものは選手の足下を狙ったわかりやすいものばかりで、リスクを負って攻めようと言う動きは皆無でした。これなら読めますよ。横浜FC相手ならそのうち点が入るだろう、と言う意識がありありで、カウンター食らって大久保に失点するのもある意味当然でした。

 少し話を変えます。土曜の深夜、ドイツブンデスリーガでドルトムントが優勝した試合をビデオで見返したのですが、シンプルなサッカーをしています。香川が得点を取ったシーンは左サイドバックが自陣深い位置でボールを奪い、遠くまで攻め上がっている同じラインのサイドハーフに直接パスを出し、中央に切り込んでいた香川がそれを受け取ります。そしてキーパーを抜いてゴール。その間、ほんの数秒。シンプルかつスピーディー、見ていて美しいな、レベルが違うなと感じました。

 話を戻します。そのドルトムントの試合と今日の京都の試合はまるで対極のような試合でした。京都はとにかくパス、パス、パス。反対側にフリーの選手がいて手を上げているのに狭い範囲でパス、パス、パス。時々バックパス。横浜FCはゾーンで網を張って、攻めてくるのを待ち構えています。そしてボールを奪ってカウンター。なまじ選手の力量は京都の方が上なだけに、京都の雑さが露骨に出ていました。ポゼッションは京都が7割以上あったと思いますが、横浜FCに持たされていたのが正しいと思います。天皇杯決勝の美しさはどこに行ったのでしょう?

 手段と目的の違いで、ようはゴールを確実に奪うにはどういう風に攻めれば良いのか、ということだと思います。先述のドルトムントの試合はスピーディーに攻めるやり方をしています。とにかくゴール前まで運べば香川がやグロスクロイツがなんとかしてくれる、そういう効率的な攻めが美しさを読んでいます。特急でボールを進めるドルトムントと寄り道ばかりしている京都の違いです。

 京都はこういう展開で勝ち上がろうとするからJ2以上J1未満のヨーヨークラブなのだろうと思います。 逆にこれで勝ち点をとれてしまうあたりがJ2のレベルなのかもしれません。まあ勝てばいいのかもしれませんけど、上のカテゴリにはつながらない戦術だなと思いました。

 日本女子代表の活躍もあって、このショートパスサッカーは世界的なトレンドになっています。このスタイルで行くことを明言しているクラブ、監督も結構出てきました。しかし私は少し違うんじゃないかなと思います。バルセロナスタイルでゴールを決めようとするのなら中盤に絶対的な選手が必要です。絶対的というのは、ひと言で言うと、そのリーグを越えたレベルの選手のことです。それはバルセロナで言えばメッシ、イニエスタであり、日本女子で言えば澤、宮間であり、フロンターレで言えば中村憲剛であり、浦和で言えば阿部のことです。そういう選手が京都にいるようには思えませんでした。本当は宮吉と久保のプレーを見たかったのですが、宮吉は目立たずに久保は出ませんでした。怪我なのかもしれませんが、少しがっかりな気持ちがあります。

 横浜FCはキーパーを変えたこと、大久保をターゲットマンとして固定したことが勝ちにつながったと思います。ゾーンで守ったことが機能していることもありますが、これは京都の攻めがパターン化されているためで、コレで良いのかはもう少し見なければなりません。まだまだ上位はきつい状態ですが、3位につけている京都に完勝したことは、次につながるのではないかと思います。

 ニッパツ三ツ沢球技場 観衆:7,329人(公式発表)

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2012/04/20

名探偵コナン 11人目のストライカー

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注:この映画を見る予定の方は注意してください。ストーリーの核心に触れる箇所があります。

 Jリーグの会場でこの映画の宣伝がしつこいくらいに流れていたので、見に行くことにしました。子供向けの映画なので甥っ子(11歳)と一緒に行きます。金券ショップで前売り券を買って、フロントで席を指定すると平日夕方にもかかわらず結構埋まっていました。やっぱり人気があるシリーズなんだなと感じます。時間が来たので中に入ってみると・・・・・

大きなお友達が


いっぱい!!


特に女子!!


ま、人のことは言えないので席につきます。甥っ子は始まるのが楽しみで仕方が無い様子。

一通り見た感想ですが、Jリーグはうまくやったなと思います。Jリーグ全面協力なので、実在のチーム・選手が続々と出てきてストーリーを進めます。それもついでにちょっと、と言う感じではなく、ちゃんと話に絡んでいます。例えば選手で言うと、遠藤 保仁、中村憲剛、カズの3人が本人役で出ます。遠藤のフリーキックの蹴り方とカズのファンへの接し方、中村憲剛の身体的ハンデの克服法、それぞれをコナンに話すのですが、それが全部伏線となってストーリーを作っていきます。

今回のストーリーの特徴は、誰も死なず、怪我もしなかったと言う所にあると思います。もちろんJリーグという実在の団体が関わっているので死人が出るのはよろしくないのですが、それでいてストーリーが破綻しないと言うのは凄いと思いました。今回の事件はスタジアムが爆破されると言うものです。犯人は数年前にJリーグの「フーリガン」によって子供が死に至ったことが事件の動機につながるのですが、それも犯人の勘違いだったと言う所にオチがつきます。つまり、犯人以外誰も悪くない。子供目線で見れば、アクションシーンが満載で、そっちの方は充分に楽しめるのですが、その背景にサッカーは楽しいもので、プロサッカー選手は凄いんだと言う場面が沢山出てきて、サッカーファンはそっちの方も楽しむことができます。もちろん、実在の選手やチームが続々と出て来るし、国立競技場が出てきて爆破対象にされてしまうことも楽しめます。

 まあ突っ込みを入れると、たった一人でスタジアムを爆破するほどの爆薬を作れるわけがない、とか子供のフリーキックでスイッチを・・とかいろいろあるのですが、そこはお話として楽しむということで。笑ってしまうのは実在選手達のアフレコで、棒読みとは言わないまでも、カッチカチでしたね。カズが一番うまかったと思います。そして台詞もたくさんありましたしね。カズが二人に渡したリストバンド、一人はコナン、もう一人は・・・そういうウェットっぽさは子供はどう感じたのかなと思います。

 90分試合に出ることができなかったからサッカー選手になることをあきらめた犯人。でも90分出るだけがサッカー選手じゃない。自分の特徴を生かしてプレーできればそれでいい。サッカー教本の中では必ず出て来るフレーズですが、映画の中でストーリーに絡んで言われると説得力がありますね。Jリーガーの中には足の遅い選手だっていると言うのは多分本当なんでしょう。(試合を見ていてもわかりますけどね。あいつとか、あいつとか)

 エンディングでは実際の試合の風景がアニメとの合成で流れていきます。コナンシリーズではお決まりの作り方なのだそうですがそこに流れる風景は、いつも現場で見ているだけに、改めてサッカーはいいもんだなと思いました。甥っ子も楽しめたし、ナビスコカップの川崎-仙台戦を潰して、さらに半休とって見た甲斐はありました。

 4月18日 16:40~ ワーナーマイカルみなとみらい

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2012/04/17

湘南ベルマーレ 3-2 横浜FC

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 川崎フロンターレの監督交代の件についてはフロンターレの観戦記の中で書きます。監督交代については少し怒っています。ただし、ここでは横浜FCの話をします。

 まあ勝敗自体は最初から見えていたとは言わないまでも、かなり苦しいだろうと思っていましたので、結果は驚きません。3対2と言う結果だけ見ればよく頑張った方ではないでしょうか。同じ3対2で負けた試合でも前日のガンバ大阪対川崎戦よりはずっとマトモな試合展開だったかなと思います。

 負けた原因は純粋に地力の差で、どうしようもなかったのでしょう。今の横浜FCでこれ以上の展開は予想できません。あえて言うのならば、後半開始早々に同点追いついたあと、持ちこたえて欲しかった。同点のシーンは内田の個人技でした。湘南の古林が内田のマークについていたのですが、ほんの一瞬、古林のマークが緩み、その隙に内田がサイドを突破、そのままボールを受けてゴールまで突っ込みました。この試合では内田はサイドハーフを任されていたのですが、横に消える動きというのは相手にとって驚異的だったと思います。この試合にでた28人の選手の中で一番魅せてくれた選手は内田です。サイドハーフという面で見れば、川崎のサイドハーフよりもずっといい動きをしています。こういう選手があと5人程度いれば、横浜FCだって今の湘南と同じ順位にいたかもしれません。

 しかし、試合を作る選手が内田しかいなかったというのが今の横浜FCなのだと思います。フォワードの永井、大久保にもう少し個人技があれば・・つまり自分で抜くなり裏に飛び出せるなりすることができればもっと湘南のラインも下げることができるのに、そうすれば湘南の攻撃だって半減できるのに。そういうもどかしさがあります。今の横浜FCにはボールをつなごうという意識があるが故に、それを逆手に取られて防がれているように思えます。話が元に戻りますが、内田のゴールで同点に追いついた後、後半を耐え凌ぎ、コーナーキックやフリーキックで逆転に追いつくことも展開の上では可能でした。事実、横浜FCはもう1点取っています。だからこそ、地力で負けている部分をカバーできなかったのが痛かったと思います。

 試合の話はこのくらいにして別の面で湘南と横浜FCとの差を話します。経営面で湘南と横浜FCを比べてみると、湘南のほうがずっと厳しい状態に置かれています。事実、湘南は債務超過一歩手前でバックに企業もなければ胸スポンサーもありません。クラブハウスもないと聞いています。ある意味、横浜FCの真逆の環境です。しかし成績は首位と最下位の違いが出ています。その差はなんなのか。

 結局はフロント力の違いだと思います。今年の湘南は若い選手を多く使い、しかもその大部分は湘南のユース経験者です。先制した馬場は湘南ユースの出身で神戸でもまれてきました。監督も韓国から来た決して有名とは言えない方ですよね。2年先、3年先を睨んで人を選んでいて、しかもそれが今、かみ合っていて首位にいます。横浜FCはユース出身の選手が活躍できるのは果たしていつになるのか、そしてそのビジョンがあるのかという部分が見えません。永井や堀之内、田原が悪い選手だとは言えません。しかし、J1で名の知れた選手を取って即効性を狙うあたりが、逆にチーム内部でかみあっていないものを生み出しているような気がします。それは監督を変えても解決しないと思います。もう今年はこれでいくしかないので、今シーズンの失敗と反省の一つとして考えて欲しいと思います。でないと毎年くりかえしますよ。というか以前から繰り返しているのですけど。

 湘南に苦言を一つ。今日のマッチスポンサーは去年まで横浜FCを支えてきてくれた中核スポンサーでした。今年から横浜FCのサポートをやめ、湘南に移りました。ビジネス上、こういうスポンサーの移籍はつきもので、それは仕方がないのですが、何も横浜FC戦でマッチデーを組むことはないだろうにと思います。しかもその社長に挨拶をさせてしまいました。正直悪趣味だと感じます。試合前の挨拶でその社長は横浜FCへの感謝とこの試合の湘南の勝利を口にしましたが、かなり言葉を選んで話した割には、ひと言ひと言が気に障りました。当然横浜FCサポーターからはブーイングが飛びます。サッカーの世界はなじり合いは普通のことですが、こういう誰も幸せにならないイベントを組む神経が私には理解できませんでした。

 Shonan BMW スタジアム平塚 観衆:7,111人(公式発表)
 

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2012/04/10

川崎フロンターレ 0-1 FC東京

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 昨日の鹿島遠征の疲れが残っているので駒沢で開催された女子2部(チャレンジリーグ)の試合観戦は回避して直接等々力に向かいます。体がえらくだるいのでバイクを引っ張り出して第三京浜を走ります。天気は快晴で暖かく、気持ちがよいです。等々力は桜が満開。ユニフォーム姿でお花見をしている人が沢山いました。

 今日は多摩川クラシコです。クラシコと言いつつ回を重ねるごとに縁日と化しているのがかなりアレなのですが、もうこれはクラブがわざとやっているのでしょうね。ポポビッチがこういうダービーは日本だけと言ったそうですが、正確に言うと川崎とFC東京だけです。まあ機動隊や騎馬隊を出さないのは世界に誇っていいと思います。余所の国のダービーとは完全に真逆を言っていますね。縁日には定番のブラジルキッチンの他、奥多摩源流の小菅村などが出ていて名産物を売っています。適当に買い食いしてスタジアムに入りました。

 スタメンは小松と山瀬がサブ。西部が復帰。レナト、矢島、小林の3トップとなりました。私は山瀬は外した方がよいと思っていたので、これは私が想定しているベストな布陣とほぼイコールです。いままでの4-2-2-2と言うフォーメーションに限界を感じていたので、トップ下をおく布陣は賛成しています。

 で、試合の方ですが、、、まあなんだ、あれだ。相変わらず点が取れないなあと、それにつきますね。コーナーキックからの失点は東京サイドの方だったのでよくわからなかったのですが、今の川崎から点を取るとしたらコーナーキックやフリーキックからになるだろうなと思っていたのでそこは気にしていません。

 問題なのは、何故相手が一人少ない状態で点が取れなかったか、でしょうね。東京に退場者が出たこと、それもルーカスへのパサーである長谷川が退場したことは、本来のフロンターレにとっては願ってもないことでした。実際、長谷川の退場後、フロンターレの一方的な展開となり、いつ点が入ってもおかしくありませんでした。それなのに・・サッカーは難しいです。

 ただ、この一方的な展開もポポビッチの想定内だったフシはあります。川崎のシュートは確かに多かったのですが、シュートコースが限られていて権田のキャッチングは容易でした。田坂がクロスをあげてもコースを読まれていましたね。FC東京は守備固めをしていたのである意味当然ですが、シュートコースの切り方などは事前に研究されていたようにも思えました。例えばレナトはフリーキックが驚異でしたので、とにかくペナルティエリア前はファールを犯さないことを意識しよう、とかレナトの代わりに山瀬が入った後はガシガシあたって潰していけばよい、よか。試合終了直前にペナルティエリア前のフリーキックが2本続けてあったのですが、このとき、私は本当にレナトがいればなあと、相馬監督の交代の仕方を悔やんだのですが、そこまでをポポビッチは計算していたようにも思えます。まあ実際の所はわかりませんけどね。

 川崎はゲームは作れています。守備の入り方に問題はないし、中盤の組み立ても効果的です。ですからあと少し、なのですが、そのあと少しが何故入らないのか、その部分を相手チームに読まれているのでしたら今後の川崎の試合はかなり苦しくなると思います。

等々力陸上競技場 観衆:20,996人(公式発表)

 

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鹿島アントラーズ 1-3 浦和レッズ

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 鹿島に移籍したジュニーニョが見たくて遠征してみようかと思います。鹿島対浦和というのは微妙なカードですけど、まあいいや。天気が良いので成田から自転車で鹿島まで走ろうかと思って予報を見ると、なんと鹿嶋市だけ15時以降雨。開幕以来5週連続で雨ってどういうことよ!と憤りながら代替え手段を考えます。結果、JR東日本の新商品「
休日おでかけパス
」を使って成田まで行き、そこから普通切符往復で鹿島サッカースタジアム駅まで行くことにしました。天気が良くてきもちいい土曜日です。

 途中、市川で降りて弘法寺(ぐほうじ)の枝垂れ桜を観賞しに行きます。境内までの道中も桜満開。途中の茶屋で一服したりして楽しみます。若いときはサッカー観戦は弾丸往復でしたが現在はあちこち寄って見たり食べたりしていってます。これは年を取ったせいなのかどうかはわかりませんけどね。

 それはいいのですが、一服しすぎて時間が過ぎ、試合開始時間に間に合わなくなってしまいました。時刻表を見ると鹿島サッカースタジアム駅到着は17時44分。試合開始は17時ですから前半終わっているじゃん。ハア。

 悲しい気持ちで電車に乗り、成田線香取駅で下車します。ここで鹿島線に乗り換えます。試合開始まで1時間30分もありますが、鹿島線の電車は非常に本数が少ないのでこういうことになります。己の馬鹿さ加減に腹が立ちます。

 ホームに降りると、同じように途方に暮れている浦和レッズのサポーター達が10人ほどいました。何でこんなにいるのか。みんなで相談してタクシーを呼ぶことにしました。10人が2台に分乗します。タクシー代1万円かかったって5人乗車すれば一人2千円です。このくらいなら払えます。運転手に聞くと7千円とのこと。ラッキー!鹿島の対戦相手が浦和であったことに感謝します。他のチームなら相乗りできるほど数はあつまりません。浦和サポーターの人たち、ありがとう!

 タクシーは東関東自動車道をひた走り、20分でスタジアムに到着しました。代金は7000円と高速代350円。頭割りで行くと一人1500円もしませんが、他の同乗者達はみんな20代と若かったので2000円を彼らに渡してタクシーを降りました。チケットを窓口で引換えてスタジアムに入ります。ちょうど選手紹介が終わったところでした。スタジアムは満員を期待したのですが、全席空席有り。先週の埼玉スタジアムでもそうでしたが、ちょっとまずいなと思います。この試合の入場者数は2万3千人で、半分程度の入りです。両ゴール裏1階は満席でしたからメイン・バックには相当の空きがあったことになります。

 さて、試合の感想ですが、ひと言で言うと、鹿島は審判に泣かされたなと思います。試合開始直後に激しいカウンターの応酬があって、鹿島先制、浦和同点、浦和逆転と5分程度の間に3点も入るというずさんな激しい展開だったのですが、その後は一進一退が続きます。その後、浦和はPKを獲得して突き放し、鹿島はペナルティエリア内で選手が倒されてもPKを取ってもらえませんでした。勝敗を分けた原因はそこだと思います。

 正直な話、浦和のPKは判定基準も判定場所もかなり微妙でした。またその基準で言えば鹿島にもPKを与えられてしかるべきでした。3-1と言う結果ほど鹿島は悪くはありませんでしたし、浦和もよくはありませんでした。タイトル経験豊富な、熱いサポーターを抱える両チームの対戦から言えるほど、良い試合でもなかったと思います。

 次にジュニーニョについて。未だにゴールが生まれず、またスタメンからも外されたようですが、見ている限りでは鹿島は使い方がわかっていないなあと思います。ジュニーニョはペナルティエリア手前でボールを受け、一旦サイドにはたいて(全盛期はここから一人で持って行った)、折り返しを撃つのを得意としています。たとえて言うと鹿島時代の柳沢のイメージです。しかしこの試合ではジュニーニョは殆どゴール前にへばりつきでした。これだとマークがつけば彼の良さはは死にます。全盛期ならともかく、今のジュニーニョにガチガチのマークをほどく力はありません。だから川崎は契約を満了したのですけどね。

 試合は、そんなこんなで浦和が勝ちました。鹿島は辛いだろうなと思います。まあ全盛期が永遠に続くチームなんてありませんからそういう時期もあると思っていた方が良いと思います。むしろこういう時期こそサポーターの根性試しが問われるいい機会ではないでしょうか。チームにとっては死活問題ですけどね。

 試合がおわるタイミングを見てダッシュでスタジアムを後にして鹿島サッカースタジアム駅に向かいます。19時12分発の成田駅行き臨時列車がちょうど入線する時でした。席を確保しておちつきます。そのうち浦和サポーターが大量に乗ってきて車内は混雑してきました。立客が出たところで発車します。鹿島線、成田線とも単線なので駅ごとに対向列車との待ち合わせが出ます。こちらは臨時列車なのでこちら側が何分も停車して相手をやり過ごします。そんなこんなで2時間かけて成田駅に着きました。20分まって総武快速線久里浜行きに乗車。こちらも2時間かけて自宅のある戸塚に向かいます。カシマスタジアム~戸塚の自宅間は150キロでバイクで行けば2時間もかかりません。そこを4時間30分かけて走り、23時30分に自宅に着きました。流石に疲れました。翌日はなでしこリーグと川崎の試合のダブルヘッタを予定していたのですが、なでしこはキャンセルします。試合の内容を含めていろいろな意味で疲れた日でした。

 カシマサッカースタジアム 観衆:23,507人(公式発表)
 

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2012/04/05

柏レイソル 0-0 広州恒大

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 前日の夜、ACLの前売り券を買いにコンビニに行ったら取り扱っていませんでした。売り切れかと思って柏の公式サイトを見ると、柏の試合ってローソンだけしか売っていないんですね。買い直そうかと思っても外は風がメチャクチャに強くて出られません。行くのが萎えたところでヤフオクを見るとバック指定が1500円即決で出品されていたので速攻で落札します。前売定価は2500円なのでラッキーです。招待券かと思っていたのですが、引き替えてみるとクラブ割引チケットのあまりでした。ありがとう!

 日立台で行われるACLというのは非常に興味があります。三ツ沢もそうですが、こういう小さなサッカー場で国際試合が行われると空気は一気に殺伐化します。私はこの空気がとっても好きです。私はサッカー場とは鉄火場だと思っています。別に等々力のアットホームさが悪いと言っているわけではありませんけどね。

 日立台は3月にも行ったので、今回は行き方を変えます。前回は常磐線で柏に行きましたが、今回は総武線で船橋に出て、東武野田線で新柏駅へ。そこから歩きます。私は鉄道ファンを長年やっていますが野田線に乗るのは初めてです。車両は鋼鉄20m4扉のタイプで昭和に戻ったような雰囲気がありました。国鉄103系とかその時代の車両ですね。25年くらいに前に戻った気分です。昔、「すすめ、千葉パイレーツ!」という野球漫画があって、野田・流山界隈がいかに田舎であるかバカにしていた内容だったのですが、現在は宅地化が進んでいました。当たり前ですけどね。そういえば千葉県名物の行商のオバチャンって、最近聞きませんけどまだやっているのかな。

 前置きが長くなりました。試合ですが、以前から言っているように私は日本チームと海外のチームが対戦するときは無条件で日本のチームを応援します。ですからこの試合は全力で柏を応援します。スタジアムに入るといろいろキッチンカーが出店していて美味しそうなものを売っています。カレーとかケバブを食べているとつい飲みたくなります。チケットを安く仕入れたこともあるのでビールも飲みます。ビール飲みながら応援するとは何事だと、叱られそうですが、ぶっちゃけた話、どっちが勝とうが知ったことではないのでかまわず飲みます。さっき言ったことと話が矛盾するような気がしますが気にしないようにします。

 私の指定された席はバックスタンドの一番左から4列目、前から3番目というところで、すぐ目の前にコーナーフラッグがありました。近すぎるなここ。こういう場所を好む人もいますが、私はフォーメーションとかオフサイドラインとかを見たいので少し困ります。まあこういう場所もそれはそれで楽しいですけどね。

 驚いたのは広州のサポーターが大挙して来ていることでした。アウェイゴール裏の4分の3がチームカラーの赤で埋め尽くされています。ここまでスタンドを埋めるチームはJ1でも関東圏と仙台、せいぜい磐田くらいだと思います。逆に日本チームが中国や韓国に遠征に行ってもここまで数多く行けるチームは浦和くらいでしょう。広州は国内リーグで平均4万人を動員するチームなので、分母が違うというのはありますが、日本と中国の平均所得差を考えると凄い動員だと思います。正直、経済力が逆転したなと感じます。

 それはいいのですが、中国国旗である五星紅旗を振っているサポーターが非常に多いことに複雑な気持ちがありました。国際試合なのですから別に問題はないのですが、わたしが中国に行ったときは日本国旗の持ち込みは固く禁止されていました。セキュリティの問題ですが、中国アウェイで私が受けた待遇のひどさを考えると温いんじゃないかと思います。メインスタンドアウェイ側を広州サポーターに開放しているのも気に入りません。アウェイサポーターなんて十把一纏めにゴール裏に押し込んでおけばいいんですよ。私たちはそうされたのですから。

 いい加減、試合の話をします。試合は開始早々広州が圧倒的なプレスと速攻をかけてきたのには驚きました。柏は全くボールに触らせてもらえません。クリアするのが精一杯で、これはリンチか虐殺かとも思えてきました。正直、実力差が違うとすら感じました。

 ただ、柏は押し込まれながらも決定的なチャンスは作らせませんでした。耐えて耐えてチャンスを伺う、そんな前半でした。このプレスが後半も続くかどうか、それが勝負の分かれ目かなと思いました。息切れすれば柏に勝機が、そのまま続くようならば広州が点を取るだろうと感じました。前半も終わる頃、柏がペースを掴み始めます。そして後半、攻守は逆転しました。工藤にボールがつながり始め、広州は劣勢になります。広州のディフェンスは厚く、ゴール前の攻防は殆どクリアされます。そしてカウンター。一進一退で見応えがありました。惜しむらくは途中で入ったリカルドロボが見せ場を作れなかったこと。特定の選手に攻撃を任せてしまっているのでは決定機はあまり来ないだろうと思いました。

 試合は両者チャンスを作らせずスコアレスドローで終了。勝てなかったのは悔しいですが仕方が無いのかもしれません。内容としては柏まで来て見る価値のあった試合だと思います。

試合が終わって速攻でスタジアムを後にします。私の座った席は出口にほど近く、出たときにはレイソルロードには殆ど人はいませんでした。早足で柏駅に向かい、21時10分の上野行きに乗車、上野から東京へ出て東海道線に乗り、23時には家に着きました。明日会社ですが、この時間に帰れるのならそれほど影響はなさそうです。

 日立柏サッカー場 観衆:8,787人(公式発表)
 

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2012/04/02

東京セブンズ2012 日本 17-24 ケニア

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 浦和戦は暴風でしたが今日は晴れ。少し冷たいですが観戦日和です。今日は秩父宮で7人制ラグビーを見ます。7人制ラグビーは男女とも、オリンピックの正式種目になりました。ですから日本ラグビー協会は気合いが入っています。ここで良い成績を取れば2019年ワールドカップ日本大会に弾みがつきます。私も当然応援します。
ところで7人制ラグビーの名称ですが、「セブンズ」と言います。「セブンス」ではありません。「セブンズ」です。間違えやすいので注意してください。

 ところで、7人制ラグビーと15人制ラグビーの違いですが、競技者の数だけではありません。一番の特徴は7人制は試合時間が7分ハーフとかなり短く、試合数が2日間で50試合と非常に多いことがあげられます。ちなみに第一試合のキックオフはなんと午前9時。決勝戦の終了時刻は午後5時。運動会かよ!と突っ込みを入れたくもなりますが、運動会と言ってもあながち間違いではなく、観客はお祭り気分で楽しんでやろう言う感じで観戦しています。サッカーのようなホームアウェイの空気はありません。まあこれは15人制のラグビーもそういうところがありますけどね。

 この大会はワールドシリーズの一環で、日本大会となります。12カ国のコアメンバーが転戦し、それ以外の4カ国が大会ごとにゲストメンバーとしてスポット参戦します。日本はコアメンバーに入れてもらえず、この東京大会のみの参加です。イングランドやオーストラリアに勝てるわけがないのは承知の上ですが、そこそこ頑張ってもらいたいものです。

 で、結果ですが、初日は3戦全敗で第4グループ順位決定戦周り。最終日は第4グループ2連敗で最下位、つまり ビリ で大会を終えました。正直恥ずかしいです。イングランドやフランスに勝てないのはともかくとして・・・・


ケニアに負けるとは


どういうことだ?(怒)




まあ少しフォローすると、ケニアはワールドツァーのコアメンバーで、7人制ラグビーの世界では格上というのはあります。7人制と15人制は戦い方も必要とする能力も違うので、15人制で弱い国だから7人制でも弱いとは限らないと言うのもあります。しかし、日本は初めてこの大会に出るわけではなく、過去にもいろいろ参加してノウハウがあるのです。広州アジア大会ではメダルも取っています。で、その結果がこれですか。


 1日を通して試合を見たのですが、ピッチの広さは15人制と同じなので、足の速い選手をそろえた方が強いというのはあります。ディフェンスラインを越えてしまうとトライは確実で、敵の選手も追うことをしません。ですからケニアのような、それこそ駅伝に選手を出し続けているような国は日本より有利なのかもしれません。見ていると足の細い選手が多かったです。ケニアに限らずどこの国も7人制を専門としているのだろうなと思われる選手ばかりでした。体のごつい、典型的なラグビー選手というのはいなかったように見えます。日本はトップリーグに出場している選手も出ているので、その違いはあるのかもしれません。

 選手層がコアメンバーと違うのだから勝てないのは当たり前、と言い切ってしまうのならばそこで話は終わりです。しかしそれなら、勝てる見込みがないのなら最初から出るなと言いたいです。この大会に向けてどのような準備をしてきたのか、そういう問題です。オリンピックの出場国は12カ国です。この大会は16カ国が参加しました。それでビリ。この現実をどう見るのか、これでメダル云々を語るのなら、寝言は寝てから言えと言いたくなります。そこに希望が見えないから私は怒っています。

ちなみに大会自体は楽しかったです。フランス、イングランド、ウェールズ、オーストラリア、ニュージーランドとラグビー強豪国同士の試合が続々と組まれて続々と消化していって、みんなビールとソーセージを片手に楽しんで見ていました。着ぐるみを着た人、コスプレをする人、外国人も沢山きて、みんな笑って観戦しています。上の写真は母国から来たオーストラリア人親子。子供もカンガルーの着ぐるみを着て頑張っています。みんなから写真を撮られているので脱げません。母国の決勝戦ははじまってしまいました。ごめんなさいね。


 秩父宮ラグビー場 観衆:12,646人(公式発表)

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2012/03/31

浦和レッズ 1-1 川崎フロンターレ

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 東京駅から埼玉スタジアムまで自転車で走ろうかと思っていたのですが、雨の予報なので中止。オートバイにしようと思っていたら風が強すぎて中止。電車で行きます。風が強いので時間が掛かることを予想して早めに出ます。案の定多摩川と荒川で徐行運転となりましたが、さしたる遅れにはならず、12時過ぎには浦和駅に着きました。以前から行ってみたかった浦和駅前の名物ラーメン店一瑳で昼食を取ります。スープがよく煮込んでいて上品で、鶏肉はとろけるようなうまみがあります。やっぱりラーメンは埼玉の方がレベルが高いと思います。

 天気が怪しくなってきたので早めにバスに乗り込み、埼玉スタジアムに向かいます。客席に上って見るとお客さんが少なくなっていることに気づきます。雨の影響もあるのでしょうが、やっぱり新規層を取り込まなければいけないなと思います。別に浦和だけの問題ではなくてJリーグ全体の話です。川崎だって等々力での浦和戦に当日券が出る有様ですから人のことは言えません。でも毎年埼玉スタジアムに来ていると本当に栄枯盛衰を感じます。浦和も川崎もそうです。変わらないのは試合開始前から流れるやかましい音楽くらいですね。

 さて試合の話。この試合の最大のポイントは9人になった浦和を崩せずに引き分けたことでしょう。正直ちょっとまずいなと思います。
 もっともこれは恥も外聞も関係無く、点を取ることを放棄して専守防衛に徹した浦和の方を褒めるべきかもしれません。明確に守りきると言う姿勢がサポーターの共感を呼び、大音量の声援につながりました。こういう選手とサポーターの意思疎通というのは、浦和は川崎より何歩も前にいます。数年前のACL決勝もそうでしたが、いま、試合はどういう状況で、自分たちは何をしなければならないのか、それがスタジアム全体で共有できているのは純粋に凄いと思います。川崎の攻撃時はキーパーがボールを持つだけで大ブーイングをだし、浦和がボールを持つとスタジアム全体で「ウィーアーレッ!!」のコールを出す様は本当に迫力がありました。それが浦和から見れば無失点で終わらせることができた理由の一つだと思います。

 川崎は、9人で守る浦和を崩せなかった。川崎のプレーを見るとサイドバックの田中祐介が積極的に上がるのはいいのですが、センタリングが素直すぎて浦和から見ればクリアしやすいんですよね。またミドルシュートがことごとくバーの上を行ってしまったことも問題でした。この試合はホームサイドからアウェイサイドに強い風が吹いていて、ボールコントロールが難しかったと思います。少し力を抜いてシュートをすればよいのですが、普段と同じように撃てば風に流されます。その調整がきかなかったですね。あとは数的優位がうまく作れていませんでした。ピッチ全体を見ても明らかに白いユニフォームの方が人数が多い状態ですのでフリーな選手を早く見つけてボールを回し、早めにシュートを打てば良かったのですが、なまじ人が余っている状態でしたのでボールに敵味方が群がってラグビーで言うラックのような状態になっていました。小学生の試合ではよく見ますが、プロではかなり珍しいシーンです。

 まあ2人退場と言っても、攻撃を放棄して9人で守られればば、そうそう点は入りません。しかし、これが決勝トーナメントでアウェイゴールを必要とするとき、相手がこのような状態で守られるとどうやって点を取ればよいのかと言う問題が出ます。この得点できない問題点はナビスコカップで勝ち進んだときに出て来るような気がしてなりません。早く解決した方が良いと思います。ちなみに試合終了間際、浦和がコーナーキックを取ったシーンがあり、一瞬川崎ゴールを奪おうか、と思わせるシーンがあったのですが、ここで失点したら私はあばれていたかもしれません。

 J1も4節が経過しました。川崎は2勝1敗1分けで、それほど悪い結果ではありません。失点は4試合で2点で、これは特筆物です。得点は3点ですが、まだ悲観するようなものでもないと思います。ただ、新外国人にボールがうまくわたらない原因は早く改善するべきでしょう。見たところ、山瀬と田坂がボールを持ちすぎる場面が多くて、最前線で潰されるケースが多いと思います。今日の試合も山瀬を矢島に代えたらうまくいきました。毎回そううまく行くこともないかもしれませんが、山瀬・田坂に代えて矢島・小林を入れてもよいと思います。両名ともサイドを張る選手じゃありませんが、経験はありますのでできないことはないでしょう。

 埼玉スタジアム2002 観衆:25,743人

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2012/03/25

横浜FC 0-2 ヴァンフォーレ甲府

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 天気が良いので自転車で三ツ沢に行きます。戸塚の自宅から三ツ沢球技場までは17キロ。あの三ツ沢の坂は自転車だと登がいがありますね。途中でラーメンを食べて1時間15分で到着。こんなものか。

 試合のことを書く前に運営に苦言を一つ。大形画像表示装置にライブ画像を延々と流すのはやめてください。スタメンと現在のスコアが全くわかりません。スコアは見てればわかる、スタメンはマッチデイプログラムと付き合わせればわかる、そう言いたいのかもしれませんが、観客の立場からすると気になった選手はその都度画像表示板のスタメン選手と付き合わせながら観戦したいと思っています。というか、三ツ沢のような観客席とピッチが近い球技場でライブ画像を流す必要性が全く理解できません。

 さて試合の話。山口新監督初采配の試合です。このことをどう考えるかで試合の感想は分かれるのではないでしょうか。就任して3日なのだから温かい目で見るべきとか、火中の栗を拾ってくれたのだから今期は温かい目で見るべき、と言う考えが主流を占めているのかもしれません。しかし私はそうは思いません。

 戦術の浸透が無理ならもう何試合か田口代行監督に指揮を執らせ、その間、練習を通して戦術や考え方を教えるべきでしょう。お客様からお金を取って試合を見せているわけですから棄てゲーム等というものは存在しないし、負けたら批判はされるべきだと思います。第一、試合をするのは監督ではありません。選手です。このメンバーで何ヶ月も練習をしているわけですから、常にそれなりの結果を要求されるのは当たり前です。監督代行は1試合だけと言うあたりがまず不自然です。逆に言うとS級をもっている監督代行が正式な監督ではいけないのか、とも思います。

 試合ですが、J開幕1ヶ月近くにもなるのにこれ、というのはかなりきついと感じました。監督が変わってどう、と言うのではなく、チームが壊れているのではないかと思えてきます。試合は甲府の一方的な展開で、2-0で済んだのが不思議なくらいでした。見ていて横浜FCの守備の仕方がおかしすぎると感じます。

 甲府は右サイド、横浜FCから見て左サイドを執拗に攻めてきます。2番の福田のオーバーラップが非常に強力で、横浜FCは全く対応できていませんでした。甲府の攻撃時、横浜FCのディフェンダー達は中央に集中して選手を置きます。この時サイドは全くガラガラ。このスペースを2番福田と24番堀米が右サイドを何度も駆け上がって中央にセンタリングをあげます。その多くは横浜FCのディフェンスにはじかれますが、こんなことをやっていればそのうち失点するだろうと思いました。案の定サイドからセンターにクロスが入り、高崎が押し込んで先制。駄目だこりゃ。

 根本的に横浜FCは展開力に乏しく、甲府に押し切られた展開でした。逆に言うとこれだけ甲府は攻めているのに2点しか入らなかったのか、というかこれだけフリーでゴール前に合わせられるのなら4、5点入っていてもおかしくありませんでした。

 横浜FCはどうやって今シーズンを戦っていくのか・・・と言うよりどうしてこうなってしまったのか。選手層の問題では絶対にない、と思っています。充分に戦える、少なくとも最下位になるようなチームではありません。マネジメント的に大きな問題があって、それは監督を替えてどうにかなる話では無いのは確かでしょう。

 ニッパツ三ツ沢球技場 観衆:6,071人

 

 

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2012/03/24

川崎フロンターレ 0-1 セレッソ大阪

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 開幕から3週連続の雨の土曜日です。平日は全く降らないのに休日になると降ってきます。自転車で等々力に行く予定だったのですが、雨が降りそうなのでオートバイに変更。カッパをリュックに入れて出発します。反町でラーメンを食べて外に出るとシトシトと降ってきました。あーあ。今年から席種はSG席にしたので雨に濡れずに観戦できますが、憂鬱です。

 さて試合の話。前半のうちに点が入っていれば・・・あるいは前半と同じクオリティを後半も続けていれば・・・勝機は充分にあったのになあと感じさせる試合でした。前半の両チームはスコアレスながら非常に質の高い試合で、これぞJ1の試合というものだったと思います。ひと言で言えば全員うまい。フィールド上に22人の選手がいて、そのうちの誰か一人でも技術が劣っていれば、そこは確実に穴になります。そういう場面はありませんでした。ゴールキック等は縦ポンはダメと言われていますが、蹴ったその先が確実に味方につなげることができれば有効な戦術になります。セレッソも川崎も縦ポンを有効に使ってきました。

 そしてその先はつぶし合いが始まります。小松が抜こうとする、それを茂庭が潰す。去年までチームメイトだった二人がフィジカルをぶつけて戦う様は見応えがある物でした。そういう気の抜けない展開でした。両サイドの山瀬と田坂がもう少し中央までボールを運べたら・・・レナトや小松にボールが渡る場面が増えていたと思います。今年は中村憲剛からレナト・山瀬・田坂とパスコースが選べるようになったので前線まで運べるようになってきました。

 去年は中村憲剛がサイドに逃げてボールを中央に出す場面が多かったので、中央が手薄になりカウンターを食らっていたのですが、今年の憲剛は中央で動けています。つまり中央から両サイドにボールが出せます。これでマークを散らせるのですが、肝心の田坂と山瀬が生きられない。山瀬と田坂の生きる道がない。ここが今年のフロンターレの弱点です。なかなかうまくいかないなあ・・・・

 ボールの回し方は総じてセレッソの方がうまかったと思います。後半は苦しくなるかなと思っていたのですが、失点をしてしまいました。開幕から3試合連続で無失点というのは難しいでしょうから失点自体は仕方が無いのですが、もう少しポゼッションを取って攻めないとディフェンスは持ちこたえられないと思います。

 フロンターレはこれで2勝1敗。勝ち点獲得ペースとしては悪くありませんが、ナビスコを含めると連敗しているのが気がかりです。今のサッカーは負けが込むと、そのまま負け続けることが多いので嫌な空気が漂ってきました。次は浦和戦です。早くも大一番を迎えます。勝ってほしいと思います。

 等々力陸上競技場 観衆:14,777人

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