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2002年12月

2002/12/31

地球環境高校 3 - 1 立正大淞南高校

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 イクヲちゃんが帰ってきた。99年、川崎フロンターレサポーターに幸せを運んでくれた(注1)松本育夫が地球環境高校の監督として帰ってきた。御年61歳。バリバリの現役である。フロンターレを優勝、1部昇格させたにもかかわらず翌年、閑職に追いやられ、不遇を囲っていた氏は川崎との契約が切れると長野県地球環境高校の監督として就任し、創部7ヶ月で全国大会の長野代表までたたき上げた。当時、氏と一緒に熱狂し、日本中を歩いた私としては見に行かねばならぬ。相手は島根県代表の立正大淞南高校。実力を見るには手ごろな相手ではある。
 
 (注)フロンターレ監督としての松本氏については川崎サポの間でも意見が分かれる。結果として昇格させたのであるから一応の評価はされているが、今のご時世に根性論を持ち出し、岩本輝夫を干すなど結構過激なやり方で批判も多かった。

 バイクをすっ飛ばし試合開始1時間前に到着。駒場は何回か来ているが浦和周辺の道路がごチャついていて、いつきても迷う。浦和と言う土地は歴史があるワリには為政者に恵まれていない。だからであろう。家や商店がすき放題作られ、それぞれを細い道路で結んでいるから町全体が小規模集落の集合体のようになっている。都市計画が遅れているので各商店の権利関係がごちゃごちゃしてなかなか発展しない。

 浦和レッズの試合であればまず座ることは不可能なメインスタンド中央中段に席を取り、一息つく。地球環境側ベンチは千羽鶴が飾られ、気合も伝わってくる。地球環境高校は通信教育制の授業のため、一般にいう学級とかクラスとかいうのはないらしい。そのため応援団が存在しない。代わりに浦和サポーター200人が赤いシャツを着て応援してくれることになっている。バックスタンドにはそれらしい観客が陣取り、応援の練習をしている。

 試合開始30分前、松本監督登場。3年前と少しも変わらない、あの松本監督である。監督就任までの経緯-特にフロンターレに対する恨み-に話題があるため、マスコミが集中する。「松本監督ー」と声がかかると律儀に応対するあたり、以前と同じである。 試合開始5分前。選手入場。地球環境高校は選手が17人しかいない。宮崎日大出身者が多い。通信教育制の高校であるから選手もそれぞれ過去がある。前チームを追い出されたもの、松本監督を慕って来たもの。選手入場時は全員が手をつないで入場してきた。 

 試合開始。レベルは・・・・申し訳ないが神奈川県予選のほうがずっと高い。長野対島根だからやむをえないものはあるが・・・例えば地球環境がクリアボールをするシーンひとつとっても蹴り先が闇雲で、そばに味方がいるにもかかわらず、そのまま後方の敵にパスしてしまうケースが多い。また全般に視野が狭く、プレスを詰められると逆サイドに味方が走りこんでいるにもかかわらずより狭いサイドに逃げ込むケースも多い。島根も同様である。地球環境ディフェンスをかいくぐり、キーパーと1対1になるケースで横に味方選手がいるにもかかわらず強引に打つ、結果、枠の外に飛ぶ。またはコースが開いているにもかかわらず一人で打てない。お互いがボールを繋げるゲームができないまま前半終了。

いろいろ厳しいことを書いたがやむを得ない面もある。JFLクラスもそうなのだが、観戦記の中でも高校サッカー程度まで来るとテクニカルレポートというのはかきづらい。レベルをどこに合せて書いたらいいのかわからないからである。点をとればまだいいのだけれどね。 

 後半もペースは地球環境、決定的なチャンスは立正大、という場面が続く。変化が起きたのは後半20分。地球環境の9番、下司選手がディフェンスの間を強引に縫って先制。ここで完全にゲームは地球環境のものに。後半30分、下司選手がディフェンスの頭を超えるループシュート。これで試合は決定付けた。ロスタイムに双方1点づつ取り合い、ゲーム終了。地球環境高校が2回戦へ。試合自体は地球環境高の下司選手が目立ったが、どちらかというと立正大の決定的なチャンスを潰した守備力のほうに評価をつけたい。特にキーパーのポジショニング、DFの連携は見事でこれはキーパーコーチの存在が大きいのではないか。松本監督と一緒に地球環境高に渡った元川崎Fの笹原GKコーチが指導したのだろう。攻撃的チームは確かに魅力的であるが、それは確立した守備力があってはじめて成り立つのかもしれない。

 試合終了直前からマスコミが松本監督を取り囲み始め、試合終了直後、挨拶も終わらぬうちに松本監督のヒーローインタビューが始まるのはいかがなものかとは思う。第二試合も見たかったが大晦日で忙しいので、さっさと退散。

2002/12/29

静岡産業大学 0-0 佐川印刷

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 内容はどうでもよかった。ただ残酷な結果だけがそこにあった。試合後の静岡産業大学の選手を見ているとそう思う。そのリーグで「落第」の烙印を押され、追試でさらに不合格となった、そんな気持ちなのか・・それとも食うか食われるかの勝負をして負けた。それは今までの自分の全サッカー人生を否定された-そんな気持ちなのか。それとも応援してくれた家族、友人、大学関係者に対して申し訳ない-そんな気持ちなのか。そういう勝負をしたことのない私にとっては想像を絶する風景だとは思う。もはやスポーツの域を超えているように思える。

  当初、私は静岡産業大学はそれほどJFLには入れ込んでないのではないかと思っていた。国士舘同様、大学チームは大学リーグに存在価値があり、JFLはより多くの選手に出場チャンスを与える場だと考えていた。しかし、スタジアム到着直後、静産大の控え選手たちがチーム員総出で駐車場案内をし、来場客にカイロを配り、お守りを配り、できるかぎりホーム側に座ってもらえるようお願いをしているのを見ていると、JFLに残りたいという気持ちがヒシヒシと伝わってきた。

 意外にもスタジアムは全席開放であった。私は同行のよりふじ氏と一緒にバックスタンドに移動した。メインスタンドのほうが見やすくてよいのだがメインは日陰で寒く、日向で広々としたバックスタンドのほうが見ていて気持ちがよさそうだった。ただ、風が強く、体感温度はかなり低い。観客は続々と入ってくる。通常の数百人クラスのJFLではない観客だ。それでも選手紹介はホームアウェイを区別しないJFL独特のもので、この辺はのんびりしている。

 13時キックオフ。両方とも積極的に攻めるがゴールまでボールが届かない。フォーメーションは両方とも1トップ4バック、そして両方ともゾーンプレスをかけている。つまり縦20メートルのライン間に両チームのフィールドプレーヤー20人がボールを奪い合っている状態で、これではチャンスは作りづらい。ゲームの流れは静産大が多く作っているようにも見えるが、これは佐川ゴール前までボールが来ると静産大が絶妙なタイミングでFKを得るためで、実際は両方に自分たちの時間ができていた。特に印刷側は絶好のタイミングが2度ほどあり、それを逃したのが悔やまれる。

 不思議なのはメンバーの入れ替えが両チームともかなり消極的であったことだ。得点ができないのだから選手を入れ替え、フォーメーションを変え、より攻撃的に行けばいいのにと思うのだがそのようなことはしない。後半20分過ぎに両チームとも選手入れ替えが始まるも特に変化はなく、試合終了直後佐川に退場者(黄色2枚目)を出してからはさらに消極的となり90分無得点で試合終了。PK戦となる。 このPK戦で決着が着いた。佐川は5人がきっちり決め、静産大は一人外しPK5-4で試合終了。

 試合終了直後、芝にうずくまり立ち上がれない選手を見ると、残酷なものを感じる。昇格を決めて喜ぶ佐川の選手、応援団との対比が鮮明なだけになおのこと感じる。それが入替え戦の醍醐味であり、それを期待して見に行ったようなものだけれども、やはり胸詰まるものがある。スタンドを後にする。退場口で静産大の各スタッフが挨拶する。「観戦ありがとうございました」と。私は思う。あなた方は敗者ではあるが誇りはる敗者であり充分胸を張ってよいのだと。現在、静産大がJFLに復帰できる道筋はつけられていない。しかし、私は彼らがJFLに再度戻ってくる時を切に願う。
 

2002/12/25

鹿島 1-0 川崎

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 毎年天皇杯には強い川崎フロンターレ。今年もヴィッセル、ガンバを破って準々決勝進出。負けたら終わりの天皇杯。クリスマスを迎えてもまだ試合ができるのはいいことだと思う。一応、まだフロンターレも応援している身ではあるのだけれど。

 こちらはJ2、相手は鹿島。普通に考えれば鹿島の圧勝であるが、そこはカップ戦、何がおこるかわからない。こちらはモチベーションが高く、相手は勝って当たり前、全力でやれというのは無理なもの。ひょっとしたらの期待も沸く。

 戦前の予想では圧倒的に攻撃をしかける鹿島、ディフェンシブから逆襲を狙う川崎、そういう展開だろう、そう踏んでいた。確かにその通りの展開だった。しかし予想外だったのはそのディフェンシブな戦い方が非常にハイレベルであり、見ている者を全く飽きさせな往き詰まる90分であったことだ。

 鹿島は本山を基点にアウグスト、柳沢がゴールを狙うのだが川崎の、ボランチ鬼木を中心に鉄壁に守りきる。鹿島の攻撃陣が川崎のペナルティエリアに入った瞬間、強烈なスライディングによってボールははじかれる。PKを恐れない守りで川崎の戦術の浸透度が高いことが証明されている。

 しかし残念ながら川崎には鹿島ゴールはあまりにも遠かった。川崎陣内におけるボール奪取率は高く、それゆえにカウンターで鹿島エリアまでは入れるのだが最後の最後に秋田が立ちふさぎ、ペナルティエリアまでは入らせない。川崎には得点の匂いがない。時々FKを得るのだが精度が低く有効なセットプレーにはなりえなかった。

 膠着状態が続いたかに見えた後半11分、ついに先制点を取られる。右サイドFW(アウグスト?)に気を取られた隙にセンターにボールが入り本山に押し込まれる。ほんのちょっとの集中力欠如。これで勝負あったと見ていい。

 鹿島はフォワードを交代させシステムを守備的にする。フォワードはワントップ、トップ下に本山を置いてあとはディフェンスに回る。これで鹿島の勝ちに見えた。 ところが試合終了2分前、絶妙のクロスが鹿島ゴール前に入り、ポストギリギリに伊藤彰が飛び込む。ドンピシャのタイミング。思わず立ち上がったがわずかに届かず。ため息のスタンドとともに試合は膠着し、鹿島勝利で終わった。

 終わってみれば予想通りであったが、内容は満足。2年前、ナビスコカップの決勝で見た同カードにくらべればずっと進歩している。来年度、川崎の見通しは明るい

2002/12/15

横浜FM 3-0 駒澤大学

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 横浜FCは西京極でパープルサンガ相手に3回戦を戦う。私は京都遠征まで行う余裕はないので首都圏
でサッカー観戦。駒場で行われる浦和レッズ対アビスパ福岡など興味があるが、結局いつもの三ツ沢で
マリノスを見ることにする。相手の駒澤大学はインカレチャンピオンであり、エースの深井は鹿島に入団が
内定しているので、そんなに極端な実力差はないと思う。

 マリノスは伝統的に天皇杯には弱く、去年も京都に負けている。学生がJ1チームに勝つのは困難だと思
うけれど、去年、駒沢はジュビロ相手に延長戦までもつれ込んだのでひょっとしたら・・・と期待する。席は当
然アウェイの駒沢側に座る。

 スタメン発表でマリノスに那須大亮が登録されたのは驚いた。確か現役の駒沢大生だったと思うが。自分の
大学相手に格上の立場で戦うのはどのような気持ちかと思う。マリノスというと・・田中や木島、古賀といっ
た自前の選手をJ2に貸し出し、奥や清水、中澤と言った他チームの有力選手を買い込む外人部隊と言った
感が強かったので意外な気がする。まあ、坂田大輔といった生粋のユース上がりも育っているので一概に
はいえないのかもしれない。

 結果で見ると3-0でマリノスの勝ち。しかし圧勝ではあったが内容は駒沢の押せ押せゲーム。いやあ・・
・面白かった。それでも3-0なところがプロの差なのですけど。
 マリノスの得点は斜め45度からの奥のFK、コーナーキックからの坂田大輔のヘッド、これで駒沢は集中
力の切れ、奥の突撃から平瀬のごちそうさま折り返しゴール、とまあショボイもの。

 繰り返すけれども試合を支配していたのは駒沢。それも10番深井選手は大学レベルをはるかに超える出
来でマリノス中澤選手を置き去りに、波戸選手を翻弄するなど大器の予感。この選手、鹿島で成長したら怖い
ものがある。06年には間に合うかもしれない。

 マリノスは・・・・・平瀬、坂田の二人が死んでいました。2列目の奥選手にボールが行くのだけれども、フォ
ワードがマークに付かれ膠着状態。無理やりボールを投げ込んだところを駒沢がかっさらいカウンターに。
そして深井、巻、両選手のツートップがマリノスエンドを深くえぐるという圧巻ゲーム。シュートもいいのが何
本もあったし先制点が取れていればなあ・・・・・。これも結果です。
 次回は日本平で4回戦です。清水対湘南。何で負けるかFC東京。2年続けてかよーゴルァ!!っと。ショ
ボイカードになってしまったのが悲しい。

2002/12/08

横浜FC 3-2 デンソー

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負けたら終わりの天皇杯。1回戦を無事に勝ち上がった横浜FCは2回戦でデンソーと対戦。デンソーとは過去5度戦い3勝2分け。その全てを観戦しているが、どれも苦戦でやっと勝った、負けなくてよかった、との印象が強い。はっきり言って苦手な相手ではある。

 デンソー応援団との再開も2年ぶり。2年前はお互いエール交換などもやったが今は見る影もなし。もっとも横浜側から「ひっさしぶり!ひっさしぶり!」と声がかかる。デンソー側も応える。「何かやれ!」横浜上がってこい」。デンソー「上がれない、上げてくれ!」横浜「それは無理!」心温まるコミニュケーションではある。・・・そうか?

 対戦も2年ぶりなのでお互いメンバーは替わっている。デンソー得点王の徳重はセレッソに行ったので
全体的に小粒。デンソーサポも数が減っている

 お互いがどっちもどっちの攻撃で均衡した試合が続く。先取点を取ったのはデンソー。前半終了直前にコーナーキックから先取点。非常にマズイ時間帯の失点で、この点数を返すのは難しい。さらに61分、追加失点で0-2。完全に敗色が濃くなってきた。

 ただ、そこがサッカー。各位上のチームに2-0というスコアを計じるほど程サッカーの怖さを思い知らされ
ることはない、
 格下チームが2-0でリードする。格上チームは絶対負けないと意気込む、その差がリードしているデンソーにとって恐怖心を感じ守りモードに入り守りきれずに失点、そして後半ロスタイム、パワープレーからディフェンス吉本のヘッドで同点、ここで完全にデンソーの域は消沈した。そして延長。逆転Vゴール負けにつながり横浜FCが勝利を収めた。

 残酷でかつ美しい試合だった。格下相手に苦しんでいいのかという批判もあるが、カップ戦は格下に苦戦するのは当たり前なので結果が出ればそれでいいと思う。敗れたデンソーの、本当に打ちひしがれたその姿には掛け値なしに拍手を送りたい。

私がJ2、JFLの試合を好んで見るのは全力を出し尽くしたその先にある結果はレベルの差をいとわない、そのことにあるだから。

 私は年間80試合前後見ますが、こういう試合は年に1度見られるかどうかです。見てよかった、行ってよかった。そう思う。今年で横浜FCを離れる選手たち、お疲れ様でした。そしてありがとう。

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