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2002/12/29

静岡産業大学 0-0 佐川印刷

1229

 内容はどうでもよかった。ただ残酷な結果だけがそこにあった。試合後の静岡産業大学の選手を見ているとそう思う。そのリーグで「落第」の烙印を押され、追試でさらに不合格となった、そんな気持ちなのか・・それとも食うか食われるかの勝負をして負けた。それは今までの自分の全サッカー人生を否定された-そんな気持ちなのか。それとも応援してくれた家族、友人、大学関係者に対して申し訳ない-そんな気持ちなのか。そういう勝負をしたことのない私にとっては想像を絶する風景だとは思う。もはやスポーツの域を超えているように思える。

  当初、私は静岡産業大学はそれほどJFLには入れ込んでないのではないかと思っていた。国士舘同様、大学チームは大学リーグに存在価値があり、JFLはより多くの選手に出場チャンスを与える場だと考えていた。しかし、スタジアム到着直後、静産大の控え選手たちがチーム員総出で駐車場案内をし、来場客にカイロを配り、お守りを配り、できるかぎりホーム側に座ってもらえるようお願いをしているのを見ていると、JFLに残りたいという気持ちがヒシヒシと伝わってきた。

 意外にもスタジアムは全席開放であった。私は同行のよりふじ氏と一緒にバックスタンドに移動した。メインスタンドのほうが見やすくてよいのだがメインは日陰で寒く、日向で広々としたバックスタンドのほうが見ていて気持ちがよさそうだった。ただ、風が強く、体感温度はかなり低い。観客は続々と入ってくる。通常の数百人クラスのJFLではない観客だ。それでも選手紹介はホームアウェイを区別しないJFL独特のもので、この辺はのんびりしている。

 13時キックオフ。両方とも積極的に攻めるがゴールまでボールが届かない。フォーメーションは両方とも1トップ4バック、そして両方ともゾーンプレスをかけている。つまり縦20メートルのライン間に両チームのフィールドプレーヤー20人がボールを奪い合っている状態で、これではチャンスは作りづらい。ゲームの流れは静産大が多く作っているようにも見えるが、これは佐川ゴール前までボールが来ると静産大が絶妙なタイミングでFKを得るためで、実際は両方に自分たちの時間ができていた。特に印刷側は絶好のタイミングが2度ほどあり、それを逃したのが悔やまれる。

 不思議なのはメンバーの入れ替えが両チームともかなり消極的であったことだ。得点ができないのだから選手を入れ替え、フォーメーションを変え、より攻撃的に行けばいいのにと思うのだがそのようなことはしない。後半20分過ぎに両チームとも選手入れ替えが始まるも特に変化はなく、試合終了直後佐川に退場者(黄色2枚目)を出してからはさらに消極的となり90分無得点で試合終了。PK戦となる。 このPK戦で決着が着いた。佐川は5人がきっちり決め、静産大は一人外しPK5-4で試合終了。

 試合終了直後、芝にうずくまり立ち上がれない選手を見ると、残酷なものを感じる。昇格を決めて喜ぶ佐川の選手、応援団との対比が鮮明なだけになおのこと感じる。それが入替え戦の醍醐味であり、それを期待して見に行ったようなものだけれども、やはり胸詰まるものがある。スタンドを後にする。退場口で静産大の各スタッフが挨拶する。「観戦ありがとうございました」と。私は思う。あなた方は敗者ではあるが誇りはる敗者であり充分胸を張ってよいのだと。現在、静産大がJFLに復帰できる道筋はつけられていない。しかし、私は彼らがJFLに再度戻ってくる時を切に願う。
 

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