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2003年1月

2003/01/26

日テレベレーザ 0-1 田崎ペルーレ

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 Lリーグ1位と2位の対戦。昨日の試合を見て、やはりベレーザと田崎はレベルがちがうな、と思っていた。女子、という枠から見れば充分な実力ではあるが、毎年この組み合わせかと思うとガッカリするものもある。早く新しい顔ぶれが見たい。

 国立で開催と言っても観衆は1500人程度なのでメインのみ開放。全席自由席。よってメインスタンド中央、招待席の直下に座る。日本代表の試合ならいくらだろうと思う(代表の場合は金を積めば買えるというレベルではないけど)。平成14年度公式戦最後の試合なので、JFLでいつも見る濃いメンバーが勢ぞろいする。日本サッカー協会後援会に入っていれば入場料は無料だからだろうが、日本中どこに行ってもいつものメンバーというのも少しうんざりする(多分全員が同じ思いだろう)。

 試合開始。いきなり、お互いがドツキ合いのサッカーを始める。展開が激しい。双方がかなり強引にボールを運ぶ。田崎が優勢で、ベレーザがパスを出すと、その受け手を田崎が囲んで潰す。女子サッカーとはもっとスマートなものだと思っていたが、ここまでフィジカル重視の肉体サッカーをすると息がつまる。昨日、今日と試合を見て気づいたのが足にサポーターを巻いた選手の多さ。キーパー、ディフェンスに多い。敵のかわしかたを知らないのだろうと思っていたが、そうではなく、リーグそのものがフィジカルサッカーなのかも知れない。特に後方チャージが多い。Jリーグなら即イエローカードな場面でも審判はカードを出さない。それは意図しているものなのか、選手が怖くてカードが出せないのかわからないが。

 ボールを扱う技術はベレーザの方が上である。しかし、ベレーザのキーとなる選手・・10番の小林、12番の四方が田崎に押さえ込まれてベレーザの守備-攻撃のライフラインが途切れてしまっている。そのため、ベレーザのディフェンスがボールを奪って中盤に運んでも田崎がパスカットして速攻でカウンターという展開が延々と続く。前半は田崎圧倒的有利で終了。

 ベレーザには疲労と焦りの色がだんだん濃くなっていく。何回かいいシュートはあるが、枠に飛ばない。こうなってくると・・試合が荒れてくる。もともとフィジカル重視の試合なのでお互い相手にフラストレーションを抱えている。リーグの頃の恨みもあるかもしれない。選手同士の怒鳴り合いが目立ってくる。女同士の怒鳴りあいというのは日常生活ではあまり見ないので新鮮・・というより怖い。選手が潰されたときの怒りのはけ口は審判に向けられる。審判も女性なのでこれは見ていられない。

 最初は流していた審判も次第にイエローを出すようになる。出された選手は特に口ごたえするわけではないが、バランスを取るために相手チームにも出す。そうなると基準が不明瞭となり、選手の審判に対する不信感が高まるようになる。これはJでも同じであるが。

 お互いが無得点のまま後半30分を経過する。昨日と同じくだんだん延長戦の雰囲気が漂ってくる。しかし83分、均衡は破れる。田崎9番、大谷選手の放ったシュートはキーパがキャッチ・・・・したのであるが、これがゴールを割ってしまった。線審がゴールをアピールし、主審も認める。ベレーザは猛抗議をするが、判定はかえらず田崎先制。

 (注)観客席から見る限りこのゴールはかなり怪しい。ゴール前がかなり混戦状態だったのでゴールと言えばゴールなのだが、キーパーの位置を見る限りゴールラインを割っていないのでないかとも思える。事実オーロラビジョンにリプレイは出なかった。

 残り時間は7分。田崎は露骨な時間稼ぎに出る。ボールがライン際に来るとそこで体を張ってキープする。味方の選手にパスを出すわけではなく、自分で勝負するわけではなく、とにかく相手に触らせない。スローインもわざとゆっくり投げる。ベレーザの苛立ちは頂点に達し、相手への文句が男言葉に替わる。

 先制点を奪った後もベレーザは自分たちのサッカーはできず、そのままタイムアップとなった。ベレーザの選手はそれほど落胆した表情を見せるわけではなく、さばさばしているように見えた。しかし抱き合って喜ぶ田崎の選手たちとは表情の差は大きい。敗者には何もない、という勝負事の約束がかいま見れる。

 しかし・・表彰式で観客席の階段を上るベレーザの選手たちには悔しさと涙があった。その本音はともかく気持ちはわかるような気がする。観客席にはサッカー少女たちが多数来ており、彼女たちは私を押しのけて選手に握手をねだる。しかしベレーザの選手はそれを無視し、淡々と川淵チェアマンからメダルをもらうだけに終始する。ひどいと思うが仕方がないとは思う。

 対照的に田崎の選手たちは万全の笑顔で階段を上る。カップを受け取るその笑顔はサッカーを続けて出した結果に対するものだと思う。身長150センチ、160センチの彼女たちは間近で見ると小さくて、サッカー選手には見えない。

 田崎の選手たちの胴上げが始まり、私は国立を後にした。レベルはともかくとして、試合に対する思いや意気込みは男子と同じであったと思う。あとはもう少し競技人口が増えれば・・もっと観客も増えると思うのだが。その辺りが非常に残念である。

国立霞ヶ丘競技場 観衆:1389人

ベレーザ 1-0 レイナス

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 2週間で5試合という過酷な日程を終えて西が丘にたどり着いたのは4チーム。伊賀くノ一がYKKに敗れたのは意外であったけれどあとはベレーザ、ペルーレ、レイナスは予想どおり。逆に言うと女子サッカーはチームレベルの格差が激しすぎて決まったチームだけしか勝てないということだろう。

 朝8時すぎに家を出てバイクを飛ばし、途中のローソンでA3チャンピオンシップのチケットを購入して10時30頃西が丘到着。もうすぐ試合開始時刻なのに誰もいない。男子日本代表のチケットがプラチナペーパーと化し、J1、J2の入場者数も増えているのはいいことであるが、女子の凄惨な環境には目を覆いたくなる。第一試合の開始時刻は午前11時。これは2試合目で照明設備を極力使いたくないJFAの意向なのだろう。たしかに入場者数480人では仕方のないことではあるが。

 いつものマイナーリーグ観戦時と同じくメインスタンド中央に席を構え、キックオフを待つ。音質の悪い天皇杯入場行進曲にと共に選手入場。女子サッカーは選手だけでなく、審判・記録も全部女性。これはちょっと変。別に男子サッカーに女性審判がいてもいいと思うし女子サッカーに男子審判がいてもいいと思うのだけれど。女は女と決め付けるのはなあ・・・時代錯誤だろう。

 定刻に試合開始。日ごろ男子の試合を見慣れているとどうしても選手の小ささに違和感を感じる。プログラムでは選手の平均身長が165センチ前後。男子で言うと、大体中学生位か。

 フォーメーションはレイナス3バックでベレーザ4バック。ベレーザの圧勝かと思っていたけれど、レイナスもディフェンス陣ががんばり無得点のまま試合が続く。試合の流れは非常にゆっくりでピンチもチャンスもないため見ていて緊張感がない。ベレーザの10番小林選手と12番四方選手の動きが抜群にいい。 10番のスルーで12番がクロスを上げ、フォワードが突っ込むというわかりやすい戦術なのだが、この2選手はポジショニングと突破力の能力が他の選手より1ランク上のため、レイナス陣内にボールの供給がしやすくなっている。逆にレイナスは選手の視野が狭く、意味のない前線のフィードが多いためベレーザ陣内にボールを放り込んでもベレーザディフェンスに簡単にクリアされてしまう。各選手の能力もベレーザのほうが上であるためもっと得点できてもよさそうなものだが、最終パスに難があってゴールが割れない。 レイナスは能力的にはベレーザに劣るも決してディフェンシブに戦うことなくベレーザゴールを襲う。

 この姿は見ていて気持ちがいい。レイナスは22番片桐選手と23番岩倉選手が両サイドに張っていてお互いがカバーリングやポジションチェンジを繰り返しながら前に進むので、ベレーザディフェンスもかなり忙しい。 お互い攻撃を試みるがベレーザの能力が高いのはいかんともしがたく、後半も半ばを過ぎるとベレーザがだんだんボールを支配し始め、レイナスは防戦一方となる。得点がないのだから選手交代をして変化を試みてもいいと思うが、レイナス田口監督は声を出すのみで選手はいじらない。レイナスは延長、PKを睨み始めているのかもしれない。

 もし、そうであるならば・・無得点のまま後半終了となったのはレイナスの読みどおりだろう。しかし、そのような消極的な姿勢で延長戦を乗り切れるはずもなく、勝負はあっさりとついた。一般的に無得点を打破するのはFKである。この試合もベレーザのFKで決まった。キーはやはり10番。延長8分、ベレーザ10番小林選手のFKを13番戸崎選手が決めて試合終了。レイナスも一度はクリアしたのだが、はじいたボールの行き先が悪かった。

 個人的には・・レイナスにもチャンスはあっただけにそれをモノに出来なかった運のなさ、あるいは死にも
の狂いさが欠けていたともいえるだろう。ベレーザが明日の決勝進出をまず一つ決めた。

国立西が丘サッカー場 観衆:489人

2003/01/15

ザスパ草津 1 (PK 3-1) 1 図南SC

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 去年暮れ、磐田で見たJFL参入戦が3部入替戦とするのであれば、今日見る試合は5部参入戦ということになる。Jリーグなど雲の上の話、JFLですら夢の世界のリーグである。しかし、実際に試合を見てみれば勝ちたい、生き残りたいという気持ちは磐田の時と全く劣らず、試合の内容はずっと上を行くものであったと思う。磐田の参入戦の結果が、静産大のJFL参入の道を閉じたという面で残酷性を帯びたものであるとするのなら、今回の試合は、夢と意地の壮絶なぶつかり合いで、感動的なものであったといえるだろう。試合の結果は延長戦でも結果が出ずPK戦の末、ザスパが勝ったが仮に図南が勝ったとしてもその気持ちに変わりはなかったと思う。

 試合開始早々、ザスパが攻撃を仕掛ける。キックオフと同時に全選手が一斉に図南陣内に攻め込みゴールを狙う。それは図南ディフェンスにクリアされたが、その後も圧倒的にザスパがボールを支配し、ゲームを組み立てる。

 15分程度過ぎた頃、だんだん図南が落ち着きを取り戻し、ザスパの攻めをインターセプトするケースが増え始める。図南の攻めは早い。ロングボールの放り込み戦法を使用するが落下地点の図南のボールの受けが確実で、あっさりとザスパのペナルティエリアまで到達する。しかしザスパ最終ライン、総監督兼選手を務める奥野亮祐、そして元日本代表GK小島伸幸はあわてることなくこの攻撃をクリアする。図南はシュートまでは打てる。しかしザスパディフェンスの相手FWに対する寄せが的確で結局GKの正面にしかシュートを打たせないのだ。3バックがそろって相手フォワードに詰め寄る戦術というのはあまり見ない。これは奥野が図南の攻撃意図を早めにつかみ、フォワードに仕事をさせないからだろう。前半の結果を見れば図南のシュートは6本、ザスパは7本と互角であったが内容はザスパの危なげない試合運びであったといえる。

 先取点を取ったのはザスパ。29分、サイドからのセンタリングを33番簗選手が併せてゴール。これでザスパは展開が楽になった。その後、図南の攻撃が勢いを増し、ザスパ選手に対するハードプレイが増えて来る。しかし、ザスパディフェンスは崩されることはなく、1-0で前半終了。

 後半は図南が前線に選手を集めるようになってくる。図南は27三浦、13塚越、22森の3人の選手をフォワードにし、10鳥居塚選手を基点にしてザスパゴールを狙う。この図南10番の運動量はすざましく、攻撃への基点、ディフェンスの前線と攻守にわたって走る。これに対しザスパは3バックに変化はなく、ボランチが下がり気味となり図南のパワープレイに対応するようになる。しかし、このフォーメーションでは図南の方がザスパ陣地内での選手数が多くなり、必然的に図南の一方的な攻めが続くようになる。しかし残念ながらシュートまではいたらない。

 ザスパ奥野のカバーリングが絶妙で図南3トップがボールを持つと潰され、逆にカウンターとして図南ゴール前にロングボールがとんでくる。後半に限ってみればボールキープ率は図南の方が圧倒的に高いものの、シュート数は図南2、ザスパ8と逆である。そのザスパのカウンターを一身に防いだのが図南のキーパー中村選手である。このキーパー、ハイボールの処理が抜群でゴール枠上部を狙ったシュートをジャンピングパンチで防ぐ。その度に観客からどよめきが起きる。

 ザスパ1-0で後半80分が経過した。図南のFWは懸命に攻めるが徐々に疲れが見えてきた。しかし気力でカバーしているのがはっきりとわかる。特に10番、鳥居塚選手はFWにスルーパスを出す、自らシュートを打つ、攻められれば中盤まで戻りボールを奪う。足を吊る選手が出始め消耗戦の色合いが濃くなってきた。

 残りわずか、もうザスパの守り勝ちか、そうみえた84分、ついに図南が追いついた。図南ディフェンスからのロングボールを攻めあがったMFがゴール前まで運び、そこに22番、森選手がダイレクトに併せてゴール!図南同点!図南サポは抱き合い喜び、狂ったようにバックスタンドを走りまわる。そして森選手はユニホームを脱ぎ、そのユニホームを大きく振り回して喜びを表現する。呆然とするザスパイレブン、そして大勢のサポーター。残り6分、全く信じられない展開にスタジアムは騒然となった。

 その残り6分とロスタイム3分。後半終了の笛が吹かれるまでお互いが足を引きずりあいながらボールを追っていた。足を吊り倒れる。目測を誤って衝突し、倒れる。しかしボールを外に出すようなことはせず、ひたすら最後の追加点を狙っていた。しかし点が入ることはなく後半終了。延長戦となった。 延長戦はザスパがやや押すものの、得点が狙えるようなシーンはなく全後半30分が終了した。それは見るものですら辛い30分であった。私はザスパの勝利を期待してこの試合を見ていたが、もうどちらが勝ってもかまわない、そう考えるようになってきた。

 そしてPK戦。

 勝負はあっさりついた。図南はキッカー4人のうち3人が枠を捉えられず失敗。ザスパは4人中3人が成功。PK3-1によりザスパが勝った。試合時間は実に3時間。本当に全力を尽くして出した結果だった。PK戦の勝因はザスパGK小島の影響が非常に大きかったといえる。ラグビー選手を思わせるほどの大柄の元日本代表GKにPKを挑むというのは少し酷であったかもしれない。結局小島は自らボールをはじくことはなく、図南の自滅によって勝負がついてしまった。

 敗れた図南は芝に倒れるようなことはなかった。挨拶が終わるとすぐにバックスタンドにいる図南サポーターの前に行き、深々と頭を下げた。そのシンプルで誠実な態度が逆に涙をさそった。図南はジュニア組織を持っている。サポーターの多くは小学生、中学生である。彼らは拍手で選手を迎え、大声で「図南SC!」と何度も何度も叫ぶ。図南は県リーグに降格したけれど、彼らは自分のチームを誇りに思っているに違いはないと思う。少なくとも絶対にあきらめずボールを追い、同点に追いついた今日の試合からは得るものは多かっただろう。それは貴重な財産になるに違いない。

 今日の試合、無料であるのが信じられなかった。地域リーグの単なる入替戦ではあったけれど、ここまでひたむきに、そして密度の濃い試合はJリーグでも殆どお目にかかれない。少なくともリーグの位置づけと試合のクオリティは必ずしも一致しないということは確かだと思う。

 図南の選手がそのままチームに残り、県リーグを戦うのであれば来年の関東2部昇格は確実性が高いだろう。ザスパはどうだろうか。県リーグは圧勝したが社会人大会で苦戦したところを見ると今期の成績は予想がつかない。しかし、2部昇格という結果は出したのだ。その事実をまずは祝福し、今期のリーグ戦に期待をしよう。

敷島県営サッカー・ラグビー場 観衆:約2000人

2003/01/12

ヤマハ 24-24 NEC

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 試合開始30分前、待ち合わせの時間より少し早く到着。ガイドブック(500円)を買う。秩父宮のチケットボックスはごった返していて落ち着かない。ほどなく、よりふじ氏が到着し、チケットを買ってスタジアムに入る。

 観客は思ったより多くバックスタンドは満席であった。早めにスタジアム入りしたせいもあり、私たちはバックスタンド上段を確保することができた。ラグビー観戦をするのはこれで4回目であるが、サッカーと比るとかなり雰囲気が異なる。全く盛り上げようとしないスタジアムDJ、ゴール裏サポーターの不在等が大きな原因であるが、なによりも客層が全く違う。推定年齢50歳超のオッサンたちがずらり並び、片手にビール、片手にスポーツ新聞を読みながら試合開始を待つ姿は競輪場の観客席のソレと同じで場違いなムードが漂う。

 もっともサッカーだって以前はそうだった。私は三ツ沢で日産や古河の試合を見たことがあるが、カップ酒を並べたオッサンたちに混じって私はじっとゲームを眺めていたのだ。あのオッサンたちはどこに行ったのだろう。多分、まだいるとは思う。サポーター集団や追っかけギャルが台頭してきて相対的に存在価値が薄れてきただけか。急に懐かしさや切なさを覚える。

 もっとも50過ぎて秩父宮でラグビーを見るというのは趣味としてはかなり高尚な部類に入るのかもしれない。神奈川や埼玉、都内の住宅街から都心まで来てビールを見ながらスポーツ観戦というのは誰にでもできることではない。人生を達観した、悠々自適の風格さえ漂う。人生とは、かくのごとく生きたいものだ、とまでは思わないが。

 ラグビーを見るにあたって最大の障害・・それはルールの複雑さである。とりあえずボールは前にパスしてはいけない、ボールを持っていない人にパスを出してはいけない、トライ5点、ゴール2点、ペナルティゴール3点とまで覚えておけばそれなりに楽しめるが限界はある。やはり詳しい人に教えてもらわなければならぬ。

 スタンドでゲームを見ていると、「ノットリリースザボールって何?」とか言う声があちこちから聞こえるので、観客の1割程度はルールを知らない人ではないかと思われる。当然私もそのうちに含まれる。

 ラグビー協会がラグビー人口を増やそうと真剣に考えるのであれば、まずトップリーグのような組織の改革よりも、ルールを知らない一見客をいかに取り込むかを検討すべきであろう。アメフトのXリーグで実施している現役競技者によるゲーム解説(ゲームスチュワード)などはいい方法だと思うのだが。

 味もそっけもない選手紹介が終わり、入場行進曲もなにもかからず選手がピッチに現れる。今日の試合はトーナメントなので負けたら終わり。NECもヤマハも実力が伯仲しているので試合自体は期待できる。

 開始早々、ヤマハがペナルティを得る。このままプレーを続ける手もあるのだがゴールを狙う。トーナメントなので少しでも点を取って有利に進めたいのだろう。この辺の気持ちは理解できる。

 試合は1進1退。前回見た釜石対NECの試合はゴールラッシュ(NECの一方的な)だったのだが、今回はそうではない。素人の私にも実力が拮抗しているのがわかる。よりふじ氏によると、ヤマハの9番、村田選手がキーとなってゲームを組み立てているのでヤマハが押しているように見えるがNECもがんばっている。お互いが少しづつ、トライをきめ、ゴールをきめ13-17、NECリードで前半終了。

 後半も局面は同じだった。とにかく潰す。ボールを持った選手めがけてチャージをする。反則いとわぬ行為の連続で見ているほうも力が入る。

 そして後半、19-24でNECリードのままタイムアップが近づく中、ヤマハが会心のトライ。同点!!ここでゴールを決めれば逆転逃げ切り勝ちであったのだが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・残念ながら失敗。同点のままロスタイムへ。

 同点でゲーム終了の場合、トライ数の多さによってNECの勝ちが決まるのでヤマハはとにかく点を入れるしかない。戦法はNEC陣内に入ってペナルティを得る。これでゴールを取る!わかりやすいやり方である。しかしNECもそれはわかっているのでボールを奪うとすぐにヤマハ陣内に切れ込む。

 ロスタイム最後の最後、ヤマハはNECのほんの少しの隙を突いてドロップキックを試みる。これが成功していれば・・・・しかしポストの右を外れ失敗。そして最後のワンプレー・・もう一度ドロップキックを試みるが・・失敗。これでタイムアップ。24-24、トライ数の多さによりNECが2回戦に進出決定。

 ノーサイド・・がっくりとしたヤマハに観客は惜しみない拍手を送る。得点がない試合というのはえてしてつまらないものであるが、私自身は結構楽しめた。ラグビーも最後は駆け引きのゲームなのだということはわかる。惜しむらくはもう少しルールや戦術に理解があればいいのだが。もう少し勉強しよう。明日はサッカー、ザスパ草津の入替戦である。

2003/01/02

星陵高校 0-1 高知高校

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 理由は良くわからないが、年末or年始の高校サッカーを見るというのが横浜FCサポーターの間で決まりになっているらしい。今年は約30名程度の参加。集まった面子はカナリ濃い。横浜FCの高卒内定者が出場する試合が2年連続して三ツ沢であること自体が不思議なことであるが、その選手を応援するために来るというのも相当物好きなことだと思う。私?私はまあ、毎年見ているので。もっとも本音は駒場に行って地球環境高校を見たかったというのはある。(PKまで行って負けたらしい-健闘か)

 去年の例で言えば・・・奈良育英の石田選手には走れ守れと罵声が飛び、かなりきつい洗礼を浴びせてしまったようだ。浴びせた一人は何を隠そう、私であるが・・・今年もそうなるのであろう。かわいそうに。 試合開始30分前に事前指定されたメインスタンドホーム側に着席。すでにいつもの濃い面子が集まっている。新年の挨拶をそこで済ませられるのだから便利なイベントとも言える。

 選手入場。星稜は黄色シャツに緑パンツ。高知は全身エンジ色。この配色・・星稜はジェフそのもの。高知はレッジアーナそのもの。プロサッカーを見なれていると異色の対決のように思える。 横浜FC期待の森選手はディフェンス登録の選手なので評価は難しい。攻撃を止めるとプラスポイントなのだが、ディフェンスの良し悪しはチームの調子に大きく左右されるので一概には見れない。まあ酒の肴にされることはまちがいないのだが。

 試合開始。お互いコンパクトなラインで展開するも、チャンスが作れない。この試合に限らず、最近見た試合は得点の匂いにかけるものが多い。これは緒戦ということで最初は様子見、という指示がでている可能性もあるが。

 森選手は右サイドバックであるが攻撃にも積極的にからむ。武器はロングスローで右サイドからのスローインはすべて彼にまかされている。スローも正確でこれは横浜FCの武器になりそう。 しかし悲しいかな攻撃がバラバラで高知ペナルティエリア内までボールを運んでも受け手がいない。センタリングは上がらない。受け手がいない。出してもカットされる、そのたびにカウンターをくらい、ピンチを招く。 しかし高知の攻撃も程度こそ星稜より上なれど大同小異で、星稜ディフェンスに跳ね返される。しかし決定的なチャンスは高知の方が多く、やや高知寄りの内容で前半終了。

 後半も似たような展開が続く。しかしPK戦を意識し始めた後半25分、ほんのわずかな星稜DFの連携ミスの隙を突かれ高知先制。その後時間を潰すサッカーをされ、試合終了。

 試合終了後、泣き崩れる星稜の選手が多いことが印象的であったけれど、試合展開から見ればやむなしか。泣きながらもメインスタンドに挨拶をした森選手には横浜FCでがんばってもらいたいと思う。

2003/01/01

鹿島 2-1 京都

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 別に鹿島にも京都にも特別な思いいれはない。ゲルトエンゲルスも手島和希も好きではあるが、もう他所のチームだと思っている。ただ、観戦初めとして毎年天皇杯の決勝は見ているので今年も見る。

 それにしてもフリューゲルスの優勝からもう4年か。月日は流れるのは早い。横浜FCが決勝戦にこれるのは、私が生きているうちに達成できるのだろうか。今年の補強状況を見ていると存続とのせめぎ合いの感がかなり強いのだが。

 雪が心配であったがバイクで国立へ。三軒茶屋のあたりでちらつき始めるも、なんとか持ち、国立に到着。アウェイの京都側に座る。 国立の自由席で観戦の場合、いつもはゴールライン上の上段に構えるのであるが、今日は横浜FCサポ集団は12番ゲート裏に集合とのことなのでそちらに行く。・・・て・・ここ、京都サポ集団の真上じゃん。いいのかな?

 ゴール真裏は本気で応援する人たちの場所なのでここにいる以上我々も京都の真剣を応援をしなければならぬ。京都サポ代表がコール集を配り協力を呼びかける。・・まあそうだようなあ。サポの数では圧倒的に鹿島に負けているのは見え見えだから。川崎でも横浜でも開幕時や大事な試合のときはコールパターンをコピーして配るから、彼らの気持ちは痛いほどわかる。格下が勝つほうが面白いので京都の精一杯応援をしてみよう。

 会場はガラガラだと思っていたがチケットは完売。ダフ屋価格は自由席3000円が1万5千円。うーむ・・・いい商売だ。オークションでチケットが定価割れを起こしていると言っていたのは誰だ。去年からだと思うが、天皇杯決勝が満員になるのにカードを選ばなくなった感がある。暇なのか、ワールドカップの影響なのか。鹿島の替わりに市原が上がってきたら1万人を切るのではないかとも言われていたけれど、恐らくどこが来ても満員になっていたと思う。

 正直に言えば鹿島の勝ちだろうとは思っていたけれども、勝ったのは京都。黒部と朴は本当に成長した。しかし先取点は鹿島。前半15分、柳沢のループシュートがバーに跳ね返り、それをエウレルが押し込む。この場面、ゴールキーパーは頭を抜かれても諦めずに追ってけば跳ね返りは取れた。キーパーの怠慢。重ね返す悔しい。

 その後、前半が終了するまで鹿島の王道サッカーが続く。アウグスト、いいなあ。川崎に来ちゃうのか。しかし後半、鹿島の5分、鈴木慎吾の間接FKを朴が押し込み同点、その後、35分、黒部が強引にシュートを打ち逆転。ゴール裏は一気にお祭りとなった。 残り10分。格上を相手にリードする場面はいつも心臓が凍りつく。数十秒ごとに時計を見てあと7分、5分と数える。鹿島は総攻撃状態なので当然試合場面は鹿島に握られる。

 しかし、後半40分、カウンターから切り替えし鹿島ゴール裏まで迫った京都に対し、曽ヶ端が無謀な飛出しで京都にチャージ。一発退場。これで試合は決定づいた。ロスタイム4分という気が長くなる展開を耐え抜き試合終了。京都優勝。京都ゴール裏は沸き、鹿島ゴール裏は静まり返った。

 京都サポは抱き合い、喜ぶ。後ろの女性は泣く。「信じられない、信じられない、ホントに勝ったの?」皆喜ぶ。京都は旧JFLからJに昇格後、17連敗という記録を作り、当時の川淵チェアマンから「こういうチームが昇格することは問題だ」と苦言を呈されたチームである。地元住民からは相手にされず、閑散とする西京極でゲームを続け、2部落ちしまでした。それを1年で乗り越えて再昇格し、昇格その年で天皇杯優勝であるからサポ自身が信じられないないのは無理ないだろう。正直うらやましいと思うし私がそこまで横浜FCを見続けていられるのか私自身もわからない。

 表彰式、ゲルトエンゲルス監督が両手を振って喜ぶ。4年前、フリューゲルス最後の優勝を見届け、市原に移り、解任され、京都に移ってきたこの監督もまた忍耐の人なのかも知れぬ。サッカーを見る喜びとは耐えることを要求すると思う。この気持ちは鹿島や磐田のサポにはわかるまい。

 横浜FCは天皇杯で京都と対戦し、0-4で負けている。対戦時は昨年の2勝2敗という成績から京都には勝てるのではないかと言われていたが、正直、実力差がありすぎる。1年でずいぶん差をつけられた。

 ゼロックススーパーカップで京都と磐田が対戦する。いつもは調整試合の感が強いが今回は期待できる。京都は本気で磐田を倒しに行くだろう。その試合は見たいとは思う。

国立霞ヶ丘競技場 観衆:50536人(チケット完売)

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