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2003/02/19

城南一和 2-3 大連実徳

0201


 A3チャンピオンズカップは最初の第1戦は観戦予定だった。ところが当日、急な雨と低すぎる気温、風邪気味の体調とコンディションの悪さが重なったため観戦を断念。第二戦目は平日で仕事なので行くとしたら土曜日の第三戦目にしようかと考えていた。しかし日があけて19日水曜日朝、愛らしいスズメの鳴き声に目を覚まして布団から出て窓を開けると天気は快晴。春の日差しを感じさせる風が気持ちいい。こんな日は仕事をするのは勿体無い。コクリツに行ってA3を見よう!そう決めた私は会社に電話。私 「すいません、ちょっと体調が悪いので・・・」 部長曰く「そういや今日、サッカーがあるよね。」 私「・・・・・」まあ、サッカー好きも知られ渡っているので言う方も言われるほうも状況は察しているのである。うーむリストラの心配が・・・。

 少し自宅でゆっくりした後、正午前に国立競技場に向けて出発。試合開始は16時からなので時間はたっぷりある。私は東海道線を新橋で降りて今日の試合のチケットを買い、霞ヶ関に向かって歩き、さらに国会議事堂へ。そして国会議事堂の裏にある国会図書館に入った。

 以前から読みたい本があったのだ。しかしその本はとっくの昔に絶版になっていて、本屋はもとよりどこの図書館に行ってもなかった。かくなる上は、国会図書館に行くしかないと。ここなら戦後発行されたすべての図書がある。しかし、さすが役所の中の役所の名にふさわしく平日しか開館していない。こういう日を利用するしか方法はなかった。
 目的の本はすぐに見つかった。ピエールリトバルスキー著「LITTI」。1994年に出版されたリトバルスキーの自伝である。ジェフ市原時代に書かれたものだ。予想していたより分厚い。30歳を少し過ぎただけの若造が自伝を書くというのもすごいが内容はもっとすごかった。ベルリンの少年時代のこと。1FCケルンのこと。つらいフランスでの生活。奥さんと子供のこと。そして日本行き。ここまで赤裸々に語った自伝も珍しい。もっとじっくり読みたかったが第一試合の開始時刻が近づいてきた。私は本を返し図書館を出た。 国会図書館から国立競技場に直接いく地下鉄はない。私は歩いていくことにした。永田町から246号に出て赤坂へ。そして青山を通って外苑前へ。そして秩父宮の前を通って国立競技場着。新橋から歩いたことになる。さすがに疲れた。

 平日のスタジアム。それも韓国対中国の試合。当然のことながらガラガラで、黄色のポンチョを着た城南サポ、それと鹿島サポしかいなかった。あとは女子高生の姿がやたらと目立つ。柳沢のファンだろうか、背番号13をつけているのが多い。女子高生も大変だ。真夏にセーターを着て真冬にテニススコートのようなスカートをはいているのだから。冷え性にならないのかと他人事ながら心配になる。 風は強いが天気は快晴。いつものようにアウェイ自由席、SA席との境目に座る。ここは斜めからピッチが見えるので非常に見やすい。選手はすでにピッチに入りウォームアップをしている。ホームゴール裏には大勢の城南サポが構えているが、アウェイ側の大連サポは、ごくわずかの人数しかいない。レプリカを着るわけでもなく大旗をふるわけでもない。Lフラッグ程度の中国国旗と思い思いの各チームのレプリカを着こんで密集している。ゴール真裏は第二試合の鹿島サポに占領されたため、斜めの一角にちょこんと座る。雰囲気がどことなく横浜サポのTIFFOSIに似ている。

 試合開始の時刻が近づき、選手入場。選手は全員喪章を着けている。前日の韓国地下鉄惨事で亡くなった人の冥福を祈り黙祷。そしてキックオフ。大連が攻め込む形で試合は始まった。 大連はフォワードの数を上げて攻め込むがパスミスが多い。サイドを攻めあがって逆サイドにパスを出すもパスの受け手がヘタでラインを割ってしまう。それが城南スローインに変わるわけだが城南はここからのカウンターが早い。特に城南のボランチ#8シンテヨンから#9キムドフンにパスがつながる。大連はここをマークするのが精一杯。そこに#10サーシャがドフリーで飛び込んできてシュートという場面が目立つ。実力差が歴然で、城南が先制点を挙げるのは時間の問題だろうと思っていた。

 事実、16分に城南が先制を上げた。キムのクロスにサーシャが綺麗に合せた、ピンポイントシュートであった。キムドフンもサーシャもJリーグ時代は全然活躍しなかったのだが。環境の問題なのか。 試合は一方的で段々興味がそがれてきた。城南は前日磐田を破っていることもあり、この試合、城南は大差で大連を破り、最終日に鹿島と優勝を争うか・・まったりとした気分で予想を立て始める。 予想通りにはいかないからサッカーは面白い。城南が先制点を入れた10分後、信じられないことが起きた。城南のシュートを大連のキーパーがキャッチし、パントキックで前線に大きくフィードする。これが大連フォワードまでとどき少しドリブルをした後シュートする。本当になんでもない普通のシュートである。 コレを城南キーパーがファンブルし、大連同点。城南サポーターは静まり返った。

 サッカーにおいて戦力差や実力差というのは勝敗を分ける大きな要素である。しかし必ずしも結果がその通りにならないのは、ゲームの展開が往々にして「流れ」に左右されるからである。相手の流れをしのぎ、自分の流れを有効に利用する。その流れを利用するために監督は選手交代をしたりするわけだ。 その圧倒的に制圧していた城南の流れがキーパーのファンブルで一気に止まってしまった。実力は城南のほうが高いため、ボールキープは城南が制するが、大連ペナルティエリアまで届かない。逆に大連のカウンターが徐々に利きだしてくる。これはひょっとして・・・・と興味を失いかけていた試合の中身に再度注目しだす。

 JリーグとKリーグ・Cリーグは何が違うのか、この時期は皆シーズン前の調整ということもあり把握するのは難しいが、集中力の維持、とかモチベーションの復活、とか切れた流れを取り戻す精神力はJのほうが勝っているのではないかと思う。城南には追加点を取る姿勢が見えず、前半はこのまましのぐプレーが見出してきた。自分たちは大連より上だ、だから後半仕切りなおして追加点をとろう、そう考えたのではないか。しかし、この考え方がこの試合、城南の最大の敗因であったと思う。 前半ロスタイム3分も終わりにかかったころ、大連フォワード#9ハオドンが中盤でボールをもらうとドリブルで城南ゴール前へ。城南ディフェンスは虚を突かれ、彼の突破を許してしまう。そしてシュート、逆転。ハオドンこの試合2点目。私はこの試合、大連が勝つ。最悪引分け、そう確信した。

 後半開始、城南はボランチのパクナミョルに変えてFWのデニスに。一気に攻撃態勢に入る。試合はもう城南のワンサイドとなり大連エリアでゲームが続く。そして54分、城南がFKを取ると#7シンテヨンが直接決め同点。しかしそのわずか1分後、大連ハオドンが速攻で突き放す。ハオはハットトリック達成。すさまじい点の取り合いとなった。

 しかし、ゲームが動いたのはそこまでだった。城南は再三大連を攻めこむも大連ディフェンスが、そして中盤も戻って全部クリアする。城南はさらに選手交代をかけるが功をなさず試合終了。大連が3-2で城南を破った。これで大連、城南とも1勝1敗。緒戦で鹿島が1勝しているので鹿島の優勝の目が強くなってきた。

 勝敗の決め手は集中力だった。先制点をとっても浮かれない、先制点を取られてもあきらめない、そのモチベーションのちがいが如実に現れていた。城南は磐田を倒すのに夢中で第二試合のことは考えていなかったのかもしれない。この辺は、プレシーズンマッチだからなのか、国民性がそうしているのかわからないけれど。

 ゴール前のわずかな大連サポーターは寄り添って喜ぶ、それはアウェイ観戦の楽しさであろう。私は第二試合をメインに見る予定であったが、この試合を見たことで満足し、引き上げた。既に日は落ちて風が吹き込みかなり寒い。第二試合は恐らく鹿島が勝つであろう。数年前、名波がベネチアに行った後、磐田は全く勝てなくなったことがあった。今回もこれと同じではないかと思う。磐田は選手層が厚いと言われていても結局は各選手の能力に頼っているフシがある。名波の役目、中山の役目、高原の役目、西の役目、その特定の選手が欠けた為にチーム力が極端に落ちるというのはどこの世界でもあることだ。今年のブンデスリーガでもレバークーゼンが同じようにあえいでいる。今年はひょっとして、鹿島・磐田以外のチームがJ1優勝を上げるかもしれない。そう考えると楽しみである。

 国立競技場を後にして外苑前に出る。まだ6時すぎで時間があるのでそのまま渋谷まで歩いた。新橋~永田町~国立競技場~渋谷。バイクとサッカー観戦ばかりであったのでいい運動になった。まだ体力は落ちていないと思う。次の観戦は2月23日、静岡県沼津市愛鷹陸上競技場で行われる清水エスパルス対FC東京を観戦する予定である。

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