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2003年4月

2003/04/27

Honda FC 2-0 栃木SC

0427

 浜松市中心部でゆっくりしてしまったため、都田サッカー場に着いたのは試合開始10分前。すでに栃木SCサポはバックスタンドアウェイ側で臨戦態勢をとっている。

 私は栃木SCのサポが大好きだ。栃木SC自体は別にどうでもいいのだが彼らの応援姿勢は見ていて楽しい。マイチームオンリー、喧嘩上等、近寄ると危ないそういう雰囲気が漂っている。 日本のサポーターでこういうスタイルをとっているグループは殆どいない。柏のゴール裏にやや面影が見られるといったところか。一般的に日本のサポーターは対戦チームに優しい。サポーターサイトでは背景バトルが繰り広げられ、サイトの掲示板では対戦チームのサポが挨拶に訪れる。

 もちろんそれは非常に素晴らしいことだ。サッカーを見みなければ決して知り合うことが無かった他所の土地の人と交流が持てるのは必ず大きな財産となるであろうしサイトの更新だってずっと楽しい。

 しかし欧州や南米のサッカー場が持つ特有の殺伐感-敵をぶっつぶす。自チームに勝ち点を取らせるためにスタジアムもサポーターも一緒になって相手をなじる。(その本音はもちろん生活や仕事のストレスの発散だけど)というよな雰囲気を日本で味わえないのは少し寂しい。アウェイに行った時、スタジアムDJが「アウェイサポーターの皆さん○○スタジアムへようこそ」と言うのを聞くとお尻が痒くなる。みんなで仲良くサッカーしましょうや、と言ったマッタリ感が漂ってきて拍子抜けしてしまう。

 そういう意味で栃木サポは日本では数少ない「相手に中指を立てられる」グループである。媚びず、屈せず。己の信念を突き通せる人たちは羨ましくもあり貴重でもある。 席に座って程なくして選手入場。栃木のスタメンに国士舘出身の板橋が入っていないのが残念。彼を見るのを楽しみにしていたのだが。国士舘時代、4年生になっていきなり開花しJFL要員から大学リーグ要員に昇格して実績を作った。彼がいないのは・・怪我でもしたのか前の試合でレッドカードを食らったのか。現在の成績は本田の5戦全勝に対して栃木は1勝3敗1分け。実力差は明白で栃木SCはどこまで頑張れるか、が興味の中心だった。極端な実力差がある場合、弱いチームは得てして引き気味となり、強いチームが攻めあぐねるという展開が予想される。

 試合開始。予想に反して栃木が攻める。しかし実力差はやはりはっきりしており本田はボールを奪って速攻を食らう。栃木SCの陣地内でゲームが繰り広げられるのはやむをえないか。本田は#19宇留野が右サイドを攻め、栃木#27高野がその飛び出しを食い止めるというプレイが繰り返される。栃木は4バックをフラットとはいかないまでもほぼ一列に並べておりオフサイドを取りやすい状況を作り上げている。

 栃木にとってこの布陣は大体当たった。本田の右サイドをおそらくそれなりに研究したのだろう。栃木は自陣地の割りと高いラインでボールを奪い返してチームの中心、只木につなぐ。 もっとも栃木の攻撃はここまで。本田のDF陣は優秀で、特にあわてることもなく対処する。栃木は本田DFの合間から力なくシュートを狙うのがせいぜいで特に怖くはない。

 この試合は2-0で本田が勝ったのだが、大差をつけることが無く終わらせることができたのは栃木DF陣の必死の守りと特に攻め急がない本田の攻撃の仕方がプレーヤー個々の能力を相殺させたと言っていいと思う。本田の安間監督は昨年まで本田で現役プレーヤーとして活躍しており監督の経験は今年が初めて。普通にやって勝てるゲームは無理に冒険することなく終わらせたかったのかも知れない。2位の大塚も無敗で追撃しており格下相手に負けることは許されない状況は理解できる。 対して栃木は絶対に勝つという死に物狂いのプレーが見られた。ボールホルダーの本田選手に対し体を張って奪いに行く様はそれだけで見に行く価値があった。都田はサッカー専用のスタジアムで観客席最前列はピッチと同レベルの高さというプレミアリーグのスタジアムの雰囲気を持つ。そのライン際、私の目の前ほんの2,3メートル先でショルダーチャージをしながらプレーをする選手は意地とプライドの表情が直接感じ取れて目が離せない。それでも、栃木の奮闘虚しく先制点を挙げられて前半終了。

 後半、栃木は選手を入れ替える。DF松本に代えてFW黒須。本田相手にスリートップで挑むというのは挑戦を通り越して無謀としかいいようがないが、絶対に勝ちに行くという指揮者からのメッセージは見ている人間に感動すら呼び起こす。が・・・・気合と根性で勝てるほどサッカーは甘くは無い。3バックとなった栃木DF陣の負担は加速度的に増え、手数をかけて攻めに来る本田FWを止めるのに精一杯となる。それがなかなか追加点に結びつかなかったのは先ほど述べたとおり本田の戦術が遅攻基調でボール回しが多いからだ。栃木もボランチがやや下がり気味にプレーしていてディフェンスのフォローができている。

 私がデジカメの電池を交換している最中にスタンドから歓声が上がる。本田追加点。2-0。事実上これで勝負あった(記録上53分)。さらにその直後、栃木FW黒須が退場。私からは特に危険なプレーにはみえず不思議な退場ではあったが・・(公式記録では乱暴による退場)。そこで栃木のプレーは止まった。もちろん選手は一生懸命やっていたし本田のペナルティエリアまでボールを運んではいたけれど怖さはなくなり殆ど無駄走りのような感じとなった。本田も手仕舞いにしたかったのだろう。中盤の選手を下げディフェンスに交代してそのままゲーム終了。2-0本田6連勝。

 圧倒的な差はついてはいたけれど見ていて楽しいゲームではあった。私が栃木の監督だったとしてこの試合、どういう戦術で行くのかを考えるとかなり悩む。現実的な方法はバックスを多くして引分け狙いにいくだろう。しかしそれが人に見せるサッカーなのか、次につながるサッカーなのかと考えると答えはノーだ。負けてもどこまでやれるかやらせてみたい、勝つ気持ちを持ち続けさせたいというのが高橋監督の考えなのだろう。私はそれを強く支持する。

 試合が終わると観客は引き始める。栃木サポも弾幕を片付け始め、撤収する。彼らはこの試合、どう見たのであろうか。いい試合だったと思う。栃木SCが結果を出せるようになるまでの道はかなり厳しいと思うが、こういう試合は今後も見せて欲しい。返す返すも残念だ。この試合、栃木がもし勝ったら・・・週末は栃木に出向いて彼らを見続けることになったと思うが。世の中そう甘くは無い。
 
 都田サッカー場は浜松市中心部からかなり離れているが、東名浜松西インターからは比較的近い。私は試合が終わるとそのまま東名高速に乗り、夕方には自宅に戻った。次は4/29、等々力でJ2第8節川崎フロンターレ対大宮アルディージャを観戦する予定である。

13:00~静岡県浜松市 都田サッカー場  晴後曇 観衆 823人

2003/04/26

横浜FC 2-0 湘南

0426

 最初に湘南に苦言を一つ。一般にユニホームはファーストとセカンドは色の対比が強いものを選ぶのが基本だと思うが、湘南の場合ファーストが青、セカンドが黄緑という近似色を使っている。これは何か意図があってやっていることなのか。というのも横浜FCのファーストは水色なので試合は黄緑と水色の対戦ということになる。この組み合わせでゲームを行うと緑内障の人は選手の見分けがつきにくい。見え方は大体下の図のような感じ。至近距離ならともかく観戦者と反対側のピッチでゲームをされると訳がわからなくなる。

Image2


 さてその湘南ベルマーレ。現在絶不調で未だ勝ち点6。ウチは7なので偉そうなことはいえないが、湘南の立場から見れば今日の横浜戦は勝てるだろうと予想しているはず。ここは一つ返り討ちにしたい。 先に結果から書いてしまうと2-0で横浜FCが勝った。私から見て勝敗を決めた理由は二つあると思う。一つは風の向き。もう一つは湘南FWのチャンスメークにおける能力不足。 風の向きについてはこの試合、アウェイ側からホーム側にかけて強い風が吹いていた。湘南は前半は追い風、後半は向かい風でプレーしたことになる。私は前半は無得点でかまわない。失点を抑えれば後半は勝負に出れると読んでいた。強い向かい風の中でサッカーをするといのは非常に難しい。ボールコントロールがままならないし攻撃に体力を使うからだ。サイドを駆け上がってゴール前にセンタリングをあげようとしてもどうしても押し戻されてしまう。既に書かれた各サポの観戦記を読むと前半は酷かったとの記述が多いが私は無失点で抑えたことを何よりも評価したい。それは湘南FWのできが悪かったせいもあるが、マシューブーツを始めとするDF陣が最終ラインで湘南を止めた面がおおきいだろう。 当然後半は立場が逆になり、湘南が向かい風になるわけだが、それだけでなく体力が消耗してきているので前半向かい風の横浜より立場が不利なのだ。ゆえに私は横浜のディフェンス面はそれほど心配ないだろうと思っていた。

 もう一つ、これが最大の原因なのだが湘南FWが怖くなかった。栗原の抜けた穴というのがこれほどまで大きいとは私も思っていなかった。プレミア経験者のリカルドは前後の動きに精彩を欠きほとんど消えていた。これが湘南が無得点となった最大の要素なわけだが、それだけでなく失点の大きな要素にもなった。どういうことかというと、湘南はスリーバックを引いているが、ラインを殆ど上げなかった。攻めあがったとしても大体ハーフレイラインと自ペナルティエリアの中間位。これだと3列目との間隔が伸びるのでセンターバックが少し前に上がり2バック状態となる。ゆえにバックス間の前後に大きなフリースペースが出来上がりそこを横浜につかれて失点してしまったわけだ。言い換えると横浜のFW陣も決して良かったわけではない。

 何故湘南のディフェンスはラインを上げられなかったのか。それはFWを信用していなかったから。去年の横浜FCがまさにそうなのだがFWの決定力不足が大きすぎた。それ以前に湘南はシュートまでいく過程の中で横浜DFにボールを奪われすぎた。この奪われた時点でDFがラインを上げた状態だと一気にピンチを招いてしまう。それゆえ湘南の最終ラインは下げた状態で動けなかったのではないだろうか。 私は湘南の3バックの張り詰めた、しんどそうな表情に今の湘南が抱える問題点を見たような気がした。

 逆に横浜の勝因はなんといっても城だろう。この試合、彼はトップ下からボランチの間に入り、攻守で動き回っていた。本来のストライカーとしての彼の姿が見られなかったのが非常に残念ではあるが、結果的にパサーに徹することによってフォワードが生きてきたようにも思える。城の先制弾は先の湘南DFが見せたスキをついて生まれたもので、混戦の中で居場所を見つける彼の才能はたいしたものだと思う。横浜が攻められているときは守備に徹しボールと一緒に相手ゴールまで攻めあがる。この動きは西ドイツ時代のベッケンバウァーのリベロを思い出させる。リトバルスキはそれをまねしたわけではないだろうが、ドイツのキャプテンマークを巻いた城を見るとあながち関係はあるのかもしれぬ。少なくともリティの好きなファンタスティックサッカーはヨハン・クライフ対ベッケンバウアーの、あの74年ドイツ大会だったことを考えると城にそのプレイを期待しても不思議はない。
 
 それ以外の、例えば佐藤の不振、高木の消極さが非常に気になる。気力は買うがなかなか結果がでないのも事実。横浜FCの現在の最大の問題点は結果を出しているのがベテランと言うこと。これは世代交代が上手くいっていないということで、来年、再来年を考えた場合不安になる。いずれにしても今日は勝った事を素直に喜びたい。次節の水戸戦は苦しい戦いになるだろう。引分けで上等だと思うが・・。私は等々力で川崎-大宮を観戦予定。

14:00~横浜市神奈川区 三ツ沢球技場  曇り 観衆 3,701人

2003/04/19

FC東京 1-1 名古屋

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 今度はFC東京のホームゲームである。等々力からのダブルヘッダであるが1回横浜市戸塚区の家に戻って出直してきたため味の素スタジアムについたのは試合開始40分前。結構ぎりぎりになってしまった。それにしても東京都はどうしてこう狭い道に車がたくさん・・・・・・バイクですら前に進めやしない。

 FC東京のホームゲームでホーム側に座るのは今回が始めて。本日の観衆は1万8千人。FC東京も偉くなったものだ。ほんの3年前は江戸川や西が丘で3千、4千人程度の観客を集めて対戦していたのに。JFL,J2時代は川崎フロンターレのよきライバルとして名勝負を繰り広げてきたのだが・・・。この1万8千人のなかでその昔、町田市陸で富士通対東京ガスをやっていたことを覚えているサポなんてどの位いるのだろう。観衆は100人くらいだったような気がする。もう少しいたかな。

 ということで川崎フロンターレ側の私にとってFC東京はクソッタレである。別にガスサポ(この言い方のほうがしっくりくる。)に恨みは無いけれど、サッカーを観戦するときはこういうチームを一つ作っておくと観戦のモチベーションを高められてよい。丸子橋を挟んだ多摩川ダービーはガスサポだって楽しみにしている筈だ。J2とはしては・・・横浜FCサポにとってはフロンターレは間違いなくクソッタレであろうなあ。鶴見川を挟んだ神奈川ダービーは全然盛り上がっていないけど。どうでもいいけれど鶴見川を渡るのはそんなにめんどうなのか?>川崎華族。せっかく横浜国際を用意しているのに来やしない。夢の島だと大挙して来るのが不思議だ。

 いろいろ理由があるが今年限定でFC東京を応援することにしようと思う。横浜FCはFC東京にずいぶんお世話になっているし。DFのレンタルとかコーチの就職斡旋とか。私も気が変わらないうちにジャガードマフラーを一つ買う。2980円。非常に高い。あくまでも今年限定。来年川崎が昇格したら・・・当然クソッタレである。上がらなければ継続を考える。もちろん東京が降格する分には全く問題ない。来年は代わりに横浜FCが相手をしよう。・・・・これで本気で応援しているのか自分でもよくわからない。

 試合開始時刻が近づきスタメン発表が始まる。アウェイチームを先に言い、後からホームチームを発表するのは他のチームと同じだけれどもホームとアウェイのトーンの落差が少ない。オーロラビジョンに選手の写真を写しながら淡々としゃべる。喋り方は全部英語で観客はパンパンパンと拍手で応じる。この風景はまさにイングランドのプレミアそのものだ。いつからこんなお上品な発表をするようになったのだろう。

 私が知っているFC東京もとい東京ガスの選手紹介は違った。アウェイチームの選手発表はいかにも小馬鹿にした口調でボソボソ喋っていたのに対しホームチームの紹介は行くぜ行くぜとノリがよく発表していた。やっぱりJ1に上がると違うのか。もうこのチームはFC東京であって東京ガスではないのだなとも思う。

 FC東京名物'You'll never walk alone’をスタジアムの観客がみんなで歌い選手入場。横浜FCサポが涙別の思いで返却した迫井は予想はしていたけれどベンチにも入らずがっかり。 試合開始。FC東京は4バック、名古屋は3バックである。名古屋の登録は4バックであるが一人上にあがる。名古屋の最終ラインがどうなっているのかはFC東京のゴール裏にいる私には良くわからない。フォーメーションはともかく両チームとも前線に対するチェックが非常に厳しい。名古屋のウェズレイ、バスティッチに東京の加治、ジャーン、茂庭が張り付く。逆にFC東京の戸田やアマラオには名古屋の古賀や大森がつく。このようにFWがマンマークで張り付かれるとラインを上げられない。あげるとオフサイドをとられるからだ。この場合DFとDFの間にボールをスルーで流せばいいのだけれどそのようなことはしない。以前のFC東京はトウットとアマラオのコンビがこのスルーパスを巧みに流して敵ゴール前まで走りこんでいたのだがそれはもう昔の話。今の東京では個人技で勝負できる選手はほとんどいない。アマラオももう年だと思う。

 もっとも名古屋の出来の悪さはそれ以上で見るべきものが全くない。唯一あるとすれば楢崎のスーパーセーブ位。これを見るべきものとするなら名古屋は重症だ。酒井はフリーランニングを積極的に行うがボールが回ってこない。マンマークされているウェズレイにどうしてボールを出すのか理解できない。名古屋にはオプションが少ないのだろう。

 退屈さと気だるさがスタジアムを蓋いかけた前半35分、サイドを駆け上がった石川が敵DFからボールを奪うと一気にシュートを打つ。楢崎もこんな遠目から打つとは予想していなかったのだろう。反応できないままボールはクロスバーを叩いて直下に叩きつけられ東京先制。スタジアムが歓声に揺れる。佐藤由紀彦と石川のトレードが横浜と東京どちらに有利に働いたのかはなんともいえない。佐藤も横浜で目にみえる活躍をしているところを見るとWin-Winなのかもしれない。しかし少なくとも石川は完全に東京の一員として欠かせない存在になったと思う。金で選手を買う横浜よりは育てて使う東京のほうが彼にとっても良かったかもしれない。

 石川の先制で揺れたゲームも前半残り10分。特にめぼしいものはなくハーフタイム。ゲームの全般は東京が支配していたので東京が勝つだろうと私は思っていた。このときまでは。後半、名古屋の反撃が始まる。中盤の岡山に変えてFWの原を投入。4-3-3もしくは3-4-3の布陣でパワープレイに挑んできた。

 この名古屋の攻撃は実を結んだ。キックオフ直後、東京は防戦一方になる。後半15分、東京のマークがずれた所にボールが名古屋中盤の中村に転がり強烈なミドルシュート。一気に同点においついた。 追いつかれた東京はアマラオ、戸田に変えて阿部と馬場という期待の若手を投入。これで点がとれたら私は原監督を心から尊敬するところだが、いかんせん若すぎて名古屋に軽くあしらわれてしまう。 選手交代枠はまだ一人残っているが、ここで変えるとバランスがバランスが一気に悪くなるのだろう。両チームとも特にアクションをかけないまま残り時間が淡々と過ぎていく。

 私はイライラしてきた。名古屋はともかく東京にとってはホームゲームだ。相手の力量差を考えると・・・少なくとも磐田や鹿島と比べると名古屋は数段落ちる。絶対勝たねばならないはずだ。J1は欧州リーグとは違う。15試合で優勝が決まる大相撲のような短期決戦だ。ここで失った勝ち点2は後々の優勝争いに大きく影響がでる。客観的に見て東京は優勝を狙うのは力不足だがそれをあからさまに見せるのは間違いだろう。ファン心理だって相当悪くなる。

 それでも・・・東京は若い二人を中心にサイドと中央から突破を狙う。これはみんな老獪な名古屋DFにはじき飛ばされてしまうのだがその試みは評価したい。はじき飛ばされたのだからPKなりFKなりをとってくれればいいのだが今日の主審の柏原氏は徹底的に流す。あまりにも流すので主審までプレミアスタイルに変わったのかとさえ思うが、一般のサポには受け入れられないのだろう。東京ゴール裏からクソレフリーの大合唱が起こり始める。

 まあしょうがないよな、と私はあきらめの境地に達し、淡々と試合と残り時間を見る。このゲーム、東京のキーパーソン藤山が出れば少しはまとめられるのかもしれないが・・宮沢では自分のことだけで精一杯なのか。攻めの姿勢を見せてくれないサッカーは見ていてつまらない。あと一人交代枠があるだろう、何故ださない?(後で記録をみたらFWはいなかった。これが原因)願いは通じるまもなく試合終了。1-1の引分け。

 今日の試合、FC東京側で見た感想としては、FWはDFのマークを外せない、中盤の選手がフリーで前に出て来れなかったという点が得点できない大きな原因だったと思う。今のJリーグ全般に言えることだけどとにかくフリーの選手を見つけてパスを出すシーンが多すぎる。スペースの部分にボールを落とし、それがアイコンタクトでも事前打ち合わせでもなんでもいいからとにか走りこむ。この一連の動きをオートマティックにできなければ守るサッカーを破るのは難しいのではないか。せっかくの1部リーグである。普段2部リーグや社会人リーグを見ている私としてはそのくらいの注文はつけたい。

 試合が終わりスタジアムを出る。心配していた雨は降らず星が出ている。夜の9時半に調布にいると横浜に帰るのが面倒だが雨天の中走るのよりはずっとよい。国道20号線から多摩川沿線道路に出て、第三京浜川崎インターへ。道はそれほど混んでおらず50分程度で自宅についた。ダブルヘッダーが原因なのか帰ったとたん疲れがどっとでた。翌日は古河に関東リーグを見に行く予定であったが自宅で静養する。次の試合は4日後の23日、横浜国際でナビスコカップ予選リーグ、横浜F・マリノス対ベガルタ仙台を観戦する予定である。

19:00~東京都調布市 味の素スタジアム

  曇り 観衆 18,383人

川崎 2-2 水戸

0419

水戸が強い。開幕から3連勝でチーム創設以来の首位を奪取。その後負けが込んだりしたがやっているサッカーは悪いものではない。今までのJ2各チームにとって水戸戦は勝ち点を得る草刈場であった。すでにそのようなチームではないのは明白で、どこがどのように変わったのか興味がある。 等々力競技場は晴れていた。毎週毎週雨の連続でなんでここまでしてサッカー見なければならないのかと思っていたが、やっと気持ちよくゲームが見れる。

 等々力の人の入りはかなりよく、メインスタンドは概ね満席であった。私はメインアウェイ側の端に席をみつけキックオフを待った。ちなみに本日の観衆は7420人。新潟や札幌と比べると見劣りしてしまうかもしれないが、この数字はかなり立派だと思う。今ではJ1チームは1万人以上入ることが当たり前であるが、ほんの数年前、2000
あたりは5000人台が標準であった。ベルディの年間平均観客数が7000人台だった筈だ。今日の試合、タイトルもなにもかかっていない普通のリーグ戦で、しかもアウェイサポの来客が全く期待できない水戸戦で7420人と言うのは驚嘆に値する。この数字は胸を張ってよい。野球でもラグビーでも何でもよい。2部リーグ2軍リーグで7000人を集客できるスポーツが他にあるだろうか。いろいろと言われているがもし川崎がJ1に昇格したらホームゲームはコンスタントに1万人を超えるだろう。久しぶりに天気が良かったと言うのは大きな要因にはちがいないが。

※各サイトの川崎の観戦記を読むと観客の多い試合は「動員をかけたのは明白」とか「社命できている人は何人位か」とかいう記述を見るけれどもフロンターレはそのようなことはしていない。確かに富士通社員は組合や総務を通してS席招待券を入手しやすい立場にいるし年間シートの購入も一般よりは安く買える。しかしそれはメインスポンサーとして当然の見返りであり特に問題があるとは思えない。それは市民チームを名乗る横浜FCでもやっている。「社命による社員の動員」に至っては笑止というほかは無い。バブルの最中ならともかく株価が300円を切ろうかという会社に通常の業務を中断させて社員にサッカー観戦を命令させる余裕はない。ただでさえ勤務形態が「吉野家」と嘲笑される会社なのだから。社員はヒマはないのよ。(←生産性が悪いとも言う)もっとも等々力競技場のトラックにずらっと並ぶ富士通○○の広告看板は他のチームには羨ましいだろうなと思う。フロンターレはチーム創設以来常に黒字決算であり、営業努力もせずに億単位の広告収入を得ることは他のチームにはなかなかできないことだろう。

 水戸のサポーター、ビエントアズールはバックスタンドアウェイ側コーナーポスト付近に陣取る。少しずつではあるが去年、一昨年より人数が増えている。水戸も存続運動を乗り越え今年を迎えることができた。一戦、一戦を爪に火を灯す覚悟で迎える気持ちは他のサポには理解できないだろう。本拠地に規格スタジアムがないというのは非常に大きなハンデだと思うが頑張って欲しいと心から望む。 といいつつも敵は敵なわけで叩かなければならぬ。さて、今日はどういう戦い方で来るか。

 14:00ちょうどキックオフ。水戸は登録上3-6-1を取っているがボランチの冨田がディフェンスラインと被る感じでポジションを取り4-5-1の形を取る。冨田は中盤を機軸にフロントに出てくるので、ボランチというよりはリベロに近い。ゲームを作るのは前横浜FCの栗田でトップの小野隆義を上手くサイドにだしスルーパスを連発する。小野はオフサイドに度々かかるものの概して飛び出しのタイミングはよい。線審が少し辛い。

 今日のゲームで水戸がやったこと。それはアウグストを消すこと。今までの川崎のゲームが左サイド中心にしているのを研究していたのか、アウグストとそのパスコースに重点的に選手を配備し孤立させる。それゆえ右サイドの塩川がフリーになるのだがそこはあえて攻めさせる。パスコースが読めるので最終ラインでセンタリングの芽を摘む。なかなか効率的だ。 が・・・・戦力の差はいかんともしがたく、試合は川崎に握られる。個人技に持ち込まれると残念ながら勝負にならない。囲まれるとボールをフリースペースに出し、そこに空いてる川崎選手が飛び込む。33分、塩川のフォローに回ったDF岡山がクロスを上げ長橋が先制。アウグストが機能せずともオプションはある。それが川崎の強さだと思う。

 44分。コーナーキックからジュニーニョが追加点。2-0。得点のタイミングが絶妙でこれで勝負あったように見えた。正直に言うと私自身、水戸の力はこの程度だと思っていた。この1分後までは。 水戸の集中力はすさまじかった。失点後、ダッシュでボールをセンターサークルに戻しキックオフ後すぐにスタートアンドダッシュ。得点の喜びから抜けきれぬ川崎は慌てふためくがボールを取り戻せずトゥーリオに失点。2-1。スタジアムが一気に沈黙する。そしてハーフタイム。

 正直、水戸の怖さを初めて知ったような気がした。その怖さとは・・・自分が弱者であるということを知っていること。それを前提として勝つという意識を持っているということ。こういうチームは本当に怖い。うぬぼれがないぶんストイックに向かってくる。横浜FCのリトバルスキ監督と水戸の前田監督の違い。それはまず自分を知ること、そして敵を知ること。戦術の一番基礎となるべき部分にひょっとしたら差があるのではないか、そうも思える。

 後半開始。45分間にわたりチャンスを演出したのは水戸だった。前半ロスタイムに1点を返したことが自信につながったのかも知れない。後半開始早々、川崎のFKをあっさりカットして同点。その後試合終了までの間、水戸は栗田、山崎、トゥーリオ、そして小野。魅惑のカルテットともいうべき4人がフロンターレエリアでボールをまわしながらプレーをする。それは一昨年の水戸からは想像もできない光景であった。華麗ではない。どちらかと言うと泥臭い。川崎のタックルをかわさないでファールを受けてプレーを切るやり方には苦笑さえしてしまう。しかしそれは絶対に勝つ、勝ち点を取るという真摯な姿勢の延長であり当然のことながらアリだと思う。

 川崎は後半45分、得点をとることのないまま引分けという形でゲームを終えた。同点にされた後のプレーは川崎から見てピンチと呼べるようなものはなく、むしろ決定的なチャンスをいくつか得た点で川崎が主導権を握ったと言っていいかもしれない。しかし自分は弱者であるということを認識して負けないサッカーをした水戸をホームで倒せなかったということは負けに等しい引分けだと思う。この先、川崎が昇格を狙うサッカーをするのであれば、選手の意識改革をする必要がある。それを先頭切って実現できる選手が今の川崎にいるか私にはわからない。

 試合終了直後、雨が降ってきた。傘もカッパももっていない。一休みして味スタに向かう予定であったが一度家に引き返す。出直して味スタに行き、J1のFC東京-名古屋戦を観戦する予定である。

4:00~川崎市中原区 等々力緑地公園陸上競技場  曇り 観衆 7,420人

2003/04/16

広島 3-2 巨人

0416

 何を隠そう私は広島のファンである。サンフレッチェではない。カープのほうだ。サンフレッチェなんかどうでもよい。昭和50年の初優勝以来だからもう28年目ということになる。何故カープなのか?生粋の市民球団で貧乏のどん底を経験し、広島市民球場の前に樽をおいて寄付金を募りながらもビリにつぐビリに。それが創立23年目にして初優勝。当時小学二年生の私はこの男意気に惚れて現在に至るまで広島ファンを名乗っている。この辺のところ横浜FCとダブるなあ。

 現在40歳以上の人は大抵野球ファン(団塊の世代は巨人ファン)である。彼らの口癖は「サッカーより野球のほうが絶対面白い。サッカーなんてどこが楽しいのかわからない」と言う。まあ聞き流せばいいのだけど少し反論してみる。サッカーより野球のほうが見ていて楽しいのは以下の理由だからだ。

①野球(日本のプロ野球に限定)はナマで見るよりテレビで見たほうが楽しい。球場で試合を見ると選手の姿が非常に小さく迫力にかける。テレビの望遠レンズでセンターからピッチャーを大写しにすれば自分がバッターに勝負しているような錯覚に陥る。自宅でビールをグビグビ飲みながら巨人が勝っていくプロセスを眺めていのは楽しいことだからだ。大相撲がどんなに人気でも国技館に行ったことがない人が多いのも同じ理由だ。

②サッカー(特にプロサッカー)はテレビで見るよりナマで見たほうが楽しい。サッカーの楽しさは攻撃の組み立てにある。テレビで見ているとディフェンスが移ったときはオフェンスのポジショニングがわからない。フリーの選手が誰でどういうルートを使ってゴールまでボールをつないでいくのか、それがテレビではわからない。ここ数試合の日本代表がどんなに注目されていても視聴率が目立たないのはそういう理由もあると思う。

 それゆえに野球好きが「サッカーより野球のほうが見ていて楽しい」というのはある意味当たり前。私の父親は熱心な巨人ファンだが東京ドームに行くのは数年に1回ということから証明されている。楽しいなら現場に行って見に行けばいいじゃん、そう思うのだけれどね。

4/16、ひょんなことから巨人広島のバックネット裏2階席のチケットが手に入った。会社の同僚と私の分、2枚。当然招待券で、マトモに買うといくらするのかわからないが当然見に行く。広島カープの試合を見るのはおそらく10年ぶり。選手は当然入れ替わっているがネットやテレビで大体知っているので楽しめるだろう。

 試合は午後6時から始まる。平日である以上もちろん試合開始前から見にいけるわけはない。定時に退社して水道橋へ。同僚の話ではドームの中で食事をすると高いのであらかじめビールと弁当は仕入れていく。彼はよくドームに来ているだけあって手際がいい。ドーム内の食事料金だがビールが800円、弁当が1300円ってなん?狂気の沙汰としか思えないような価格の商品が売店の商品棚に並ぶ。 

 7時前にドーム入り。3回の表、広島の攻撃で1-0で広島リード。広島のピッチャーは佐々岡。巨人は高橋尚。巨人はともかく広島はエースの登板で投手戦が予想される。しかし久しぶりに見る広島のスタメンはものの見事に選手が入れ替わり知らない人だらけ。誰だシーツって。ブーツなら知っているが。巨人は3回裏、犠牲フライで同点。

 試合は淡々と進む。というより凡打凡打の連続で見せ場が無い。少なくとも高橋は絶好調で広島は打てそうにない。4番の前田の打率が1割5分ってなんだ。やる気あんのかゴルアとどなりたくなるがしょうがない。

 東京ドームはガラガラだった。外野の両翼は埋まっているし立ち見も出たがそれ以外は5分くらいの入りだった。ブロック単位に大きく空席が目立ち、プロ野球の凋落を感じさせる。テレビ放映に頼ってきたツケだろう。巨人戦のチケットが手に入らないというのはウソだと思う。少なくとも東京ドームでは普通に売っている。手に入りにくいのは人気がないのではなく、販売ルートが極端に特殊だからだ。ぴあもローソンもCNでも手に入らなければ馬鹿馬鹿しくて見に行く気が無くなる。こういうところが殿様商売なのだろう。

東京ドームの収容人員は5万5千人だそうだがこれだって本当かと思う。パッと見で比べても国立競技場の方が多い。比較で言うと4万人収容のビックスワンと同じ位ではないか?空席数の比率から見て今日の観客数は2万5千人と見たが果たして何人と発表するか。(発表は5万5千人でした。つまり満員御礼。いやあ笑ってしまう)

 バッターボックス裏で見やすいとはいえ投手戦の展開に飽きがきてトイレにでも行こうかと思った瞬間、カープ木村拓がレフトスタンドにライナー性のホームラン。2-1。出会い頭の一発と言う奴で高橋尚も運がなかった。その裏ペタジーニがお返しの同点ソロ。やっぱりこのバッターはやってくれる。松井不在の現在、巨人はペタジーニだけで持っているようなチームだろう。

 行き詰る投手戦が打撃戦になったかと思いきやさにあらず、後続が続かない。両チームともピッチャーがいいのでなかなか点が取れない。しかし勝敗は7回、広島の西山のスクイズであっさりついた。この回先頭バッターで出塁した栗原は盗塁とエラーで一死三塁。ここで西山がいきなりバント。本塁は間に合わず広島勝ち越し。山本浩二監督のセンスがさえる。

 最終回の広島の攻撃、好投を見せた佐々岡を投げさせるか代打を送るか非常に悩むところであるが山本浩二監督は代打を選択。この場面、実は東京ドームが唯一沸いた場面でもあった。代打は凡退。その後のリリーフピッチャーが打ち崩せたら広島のギャンブル負けであるがリリーフの氷川がきちんと押さえゲームセット。3-2で広島の勝ち。私が広島の勝ちに立ち会える瞬間は滅多にないので素直にうれしい。試合時間は2時間30分。異例の短ゲームであった。

18:00~東京都文京区 東京ドーム  晴れ 観衆 55,000人

2003/04/13

FCコマコマ 1-2 YSCC

0413a

 YSCC。正式名をNPO横浜スポーツ&カルチャークラブと言う。創立は1986年でずっと県リーグでプレーしてきた。創立15年目の昨年、念願の天皇杯初出場。そして16年目の今年、晴れて関東リーグ2部に昇格。パンフレットには「地域の支援を受けて夢の舞台に全力で挑みます」と書いてある。

 そう、一般のアマチュアチームにとっては関東2部ですら夢の舞台なのだ。いやな話であるが、横浜FCのサポーター同士が内紛を起こすときよく使われる言葉-「地域リーグに落ちてイチから出直せ」と言うのがあるが、イチから出直すののであれば、それは県リーグからだ。JFLが年会費一千万円もかかることを考えた場合、職を持っている大人が趣味としてサッカーをする最高の舞台が地域リーグなのだろう。スタンドには観客はいないけれど試合の価値というのは引けを取らないと思う。
 
 YSCCを見るのはこれで4試合目。昨年の天皇杯神奈川県予選準決勝、予選決勝、本大会1回戦、そして今回。試合前に高らかにうたわれる横浜市歌(YSCC公式応援歌)、ゴールキーパーの虚をつくボランチラインからの超巨大ループシュート。中盤からの速攻の押しあげと守備。型に全くはまらない斬新なサッカーが地域リーグでどこまで通用するのかワクワクする。

 第一試合の韮崎対東邦の試合が終わると同時に東邦チタニウムとYSCCのサポーターが入れ替わる。あまりにも瞬時に入れ替わったので事前に打ち合わせでもしたのかと思ったがそうではない。YSCCのサポーターは二人しかいなかった。神奈川県内で試合を見てたときは下部組織の少年少女が大勢集まり横浜市歌を大合唱する有様はなかなか壮観で今回もそれを楽しみにしていたのであるが・・・残念。

 前の試合が終了して10分後のキックオフなので練習をしている暇はない。ピッチ横の陸上トラックで軽くボール回しをしてピッチ中央に集合。そして殆ど無人のスタンドに向かって礼。初の関東リーグ昇格なのだから集合写真くらいとらせてあげればいいのに。ちょっと融通が利かない。

 試合開始。YSCCの攻撃はシンプルであるがすばやい。中盤からの押し上げは今日も有効で攻撃的なサッカーを見せてくれる。FCコマコマはまずは守備から入るのか、それともYSCCの押してきている戦術は予想外だったか。関東2部は殆どのチームが初顔合わせなので最初の一巡の順位がそのまま県リーグの順位になってきていると思う。

  関東リーグというより高校サッカーもそうなのだが、GKを見ていると不思議に思うことが良くある。味方チームがボールホルダーとなって相手側のプレーエリアでゲームをしているとき、味方のGKが異常に前に出すぎる傾向がある。だいたいペナルティエリアから5メートル位前、バックは無人のゴールポストがそびえるだけである。このキーパーの取るポジションの意味が良くわからない。理屈としてはライン間を空けないようにということだろう。しかしセンターサークルから敵陣のペナルティエリアの中間あたりで味方がボールを取られればロングボール一発でそのまま失点してしまうではないか。現場の監督はこの行為をどのように考えているのか。少し謎。

 試合はYSCCが終始リードをする。コマコマもそれほど悪くは無いが、個人技がどうしても見劣りしてしまう。ただ、両チームとも自分のプレイに終始していて身近に空いているスペースにボールをけりだせない。こういう光景は見ていて苛立つ(※)

 ※これはある意味仕方が無い。自分もピッチでボールを蹴ってみて身に染みて判っているのだが、ボールとゴールと味方と敵を一瞬で見て空いてるスペースにボールを蹴り出すというのはアマチュアには相当難しい。フットサルをやった後でセリエAなどを見ると中田英寿等は神ではないかと思う。そういう面で考えると中高校生がサッカーのプレーを勉強するにはJFLや関東リーグレベルが最適   ではないか。観客席の視点でJの試合を見てもプレーの流れが早すぎて参考にならないだろう。

 試合の詳細は省略。----------。3日位悩んで書いたけど書いた内容が乏しすぎるので以下全削除。-----。いや試合は見ていて楽しかったし、また見たいと思うけれど、関東2部の試合を書きおこせるかというと非常に難しい。私の文章力の問題だけど。どちらかのチームをよく知っていれば別なのだが。-----。YSCCの試合はもう一度見直します。今回は陳謝。バックレようかとも思ったが途中まで書いたのでアップします。正直言って○○選手が良かったというのはなかった。

 試合は3-2でYSCCの勝ち。YSCCには悪いけれど灼熱の韮崎で2試合を見続けるのは体力的にもしんどい。これは次回に挑戦。試合後は真っ直ぐ帰宅。帰りの国道20号は予想よりは空いていたが、笹子峠を越えた辺りで渋滞にはまり、午後9時自宅着。翌日はさすがに会社に行きたくはなかった。

梨県韮崎市 韮崎中央公園陸上競技場 晴れ 観衆 30人位

韮崎アストロス 2-0 東邦チタニウム

0413

 横浜ではすでに葉桜となっているが、愛川町まで来ると満開に戻る。バイクで愛川から相模湖へ、そして国道20号線で甲府へ。天気がいいので気持ちがいい。3時間ほどで甲府を通過してさらに10キロほど走ると韮崎市へ到着する。ここは中田英寿の生まれ故郷で駅から少し離れたところに母校の韮崎高校がある。ごく普通の高校だがちょっと寄ってみる。韮崎高校の裏手を国道の方に戻ると中央本線を超える。そこから上に登る県道があって上り詰めたところに今日の目的地の韮崎中央運動公園陸上競技場がある。韮崎市は駅を中心にヴァンフォーレの旗が大量になびいていて甲府のホームタウンプロジェクトが上手く浸透していることをうかがわせる。

 現在、J2のヴァンフォーレ甲府は全試合ホームを小瀬陸上競技場で開催しているが、2000年までは試合の3分の1程度をこの韮崎で開催していたのだ。故意なのかどうかわからないがヴァンフォーレは9月から10月の暑い時期、毎年この韮崎でデーゲームを行うスケジュールを立てていた。韮崎は盆地の中にあり、風が全く吹かない。ジリジリと身を焦がすような暑さの中、J2公式戦が行われたのである。 アウェイの洗礼というのがあり、ここを訪れる相手チームは皆この暑さにやられた。FC東京も、フロンターレも、コンサドーレもこの地で甲府に負けた。当時フロンターレに在籍していた中西哲夫はその著書「魂の叫び」中で書いている。

「(ホテルから)外に出る。やっぱり暑い。なんで毎年ウチはこの時期に甲府と試合なんだ?考えてもしょうがないことを考える。そして毎年お約束の快晴、今日も快晴。J2名物”灼熱の韮崎”で今日もお約束どおり十四時にキックオフ。」

 99年9月、その「灼熱の韮崎」の試合を私は観た。甲府対川崎。今の甲府からは全く想像もできない程少ない観衆の中でその試合を観た。バイクで来た私は暑さで脱水症状を起こし、ゲームの内容はそっちのけで観客席でくたばっていた。

 その韮崎は今日も快晴だった。4年前とは全く変わらない強い日差しの中で関東リーグが開幕する。第一試合は韮崎アストロズ対東邦チタニウム。正午キックオフ。 試合開始30分前についた私は事前に買っておいた弁当を開き、ビールを飲む。普段の試合はスタジアムまでバイクや乗用車で行くことが多いのでアルコールは飲まない。しかし今日は2試合、4時間もここにいるのだから一本くらいはいいだろう。革ジャン、革パンツにヘルメット持参でビールを飲むと周りの視線が非常に痛く感じる。

 関東リーグはJFLの下位、地域リーグに所属する。関東1部はJ1から数えて4部リーグに相当する。世間一般の人とサッカーの話をしていて、横浜FCを応援しているというと「好きですねえ」と言われる。その横浜FCサポに「関東リーグを見に行く」と言うと非常に驚いた表情で「ホントーに好きですねえ・・」と言われる。サッカーヲタクなのかフットボールジャンキーなのか自分でも良くわからないが、多分そうなのだろう。

 そんなもの好きが見に行く下部リーグのチームにもサポーターはいる。東邦チタニウムはバスを繰り出していて総勢約20人。メインスタンドアウェイ側端に陣取る。神奈川県茅ヶ崎市のチームだから結構な遠征隊だ。まあ選手の家族・友達がほとんどだと思うけど。 韮崎アストロズサポーターはバックスタンド芝生席に一人で陣取る。彼のチーム名は「アストロボーイズ」という名で、恐らく全世界の中で現在一番「旬」なチーム名だと思うが一人だとつらい。複数形にする必要ないじゃんと突っ込むのは言いすぎか。しかし私は強いものに与することなく己の信念で行動できる人間を心から尊敬する。道のりは厳しいだろうが頑張って欲しい。少なくとも2003年に限っては君の時代だ。

 12時試合開始だが11時57分までアップ時間が取られる。時間が来ると審判は両チームマネージャーに声を駆け、選手を呼び寄せる。地域リーグにはスタメンの紹介もスタジアムDJも入場行進曲もない。ついでにスコアボードもない。だから途中から来ると何対何でどちらが勝っているかわからない。私は試合中何度も「今、点数はどうなっていますか?」と声をかけられた。 試合開始。試合のレベルは高くはないが低くもない。少なくとも基本はきっちり身についている。アマチュアとは言え彼らは県代表だ。JFLを観ていると「ヘタなプロ」という気がするが地域リーグを見ていると「うまいアマチュア」と感じる。どこが違うのだと言われても困るが生活とかの足かせがない分だけのびのびやっているように思える。

 こういう試合でフォーメーションとか戦術とかを論じても意味がないだろう。一ついえるのは、両チームとも100%、自分達のサッカーをやっているということ。Jリーグのように「相手を潰すサッカー」というゲームではない。基本に忠実なサッカーと言うのも観ていて楽しい。例えばワンツーパスが綺麗に通って相手を抜けば拍手をしたくなる。しばらくJリーグでは見ていない光景だ。Jリーグは常にスペースの見つけあいだ。個人技というのが見られなくなったJではなつかしさを感じる。抜けた先はゴールキーパーと一対一。これを外してしまう。あああ・・・とため息が出る。そういうプレーの連続だった。

 試合はアストロズが2-0で勝った。前半を0-0で終わった両チームは後半お互いに攻めあった。プレスというものは無いので一旦攻撃に移ると相手のゴール前までボールが運ばれる。これをクリアするか奪うかしてカウンターに入り、そのまま逆のゴール前まで行く。その繰り返し。ファールも少ないのでゲームが止まらない。

 直射日光がサンサンと降り注ぐ。「灼熱の韮崎」を選手は身をもって感じる。こうなると不利なのは東邦の方だ。アウェイで慣れない環境が効いてくる。しかも彼らの大半は長袖でプレーしており疲労度の増し方は韮崎より大きいだろうと思う。

 韮崎の得点はこうした後半の疲労で動きがとまりつつある中で生まれた。チーム力は両チームとも互角で目立った差はないが、体力を保持して押していた韮崎のほうに分があった試合だった。先制された東邦は押し返す気力が無かったように思える。試合終了近くに選手交代を行い、パワープレイに持ち込む形をとったが功はなさず、追加点をとられて試合は終了した。

 試合終了後、パンフレットを貰いに運営スタッフ室に行く。試合管理責任者に聞くと選手ロッカーの方に案内され、汗臭い選手達の横を通って入手する。韮崎の選手達は礼儀がよく、私と目を合わせると「ありがとうございました」と挨拶する。こういう態度を横浜FCの選手に見せてやりたいと思う。謙虚さと礼儀を本当に必要とするのはプロなのかアマチュアなのか、聞いてみたい。

 試合が終了しても特にイベントがあるわけではなく直ぐに第二試合、FCコマコマ対YSCCの試合が始まる。私は急いで観客席に戻り、試合開始を待った。

韮崎中央公園陸上競技場  晴れ 観衆 40人位

2003/04/12

横浜FC 1-5 甲府

0412

 アウェイ2連戦を1敗1分けで戻ってきた横浜FC。期待していた結果とは違っていたけれども内容を見ている限りは悪くはなかった。少なくとも手も足も出なかった昨年とは違う。山形戦は先制したし福岡戦は追いついた。それは選手の層が向上したこともあるが選手一人一人に精神的な安定感ができたからだと思う。例えばマチューがディフェンスに入るから守備は安心、ルディがいるから中盤は安心、城がいるから攻撃は安心、そういう自分とは違うポジションの選手に信頼をおけるから選手一人一人が自分のポジションに専念できる環境ができ、それが強さの理由につながったのだと思う。

 逆に言うと、この「安心」が崩れたとき、チームの信頼関係に脆さが生じることになる。考えても見て欲しい。弱いディフェンスでフォワードは前線に張り続けられるだろうか?決定力のないフォワードでディフェンダーはラインを上げられるだろうか?そういうお互いの信頼関係がなくなれば選手は自分の能力を発揮できないだろう。

 山形戦、横浜FCのスターティングメンバーからマシューブーツがいなくなった。子供の出産のための一時帰国。仕方がないと思ったが重要な役割と能力を負った選手が欠けて機能するか、不安ではあった。変わってスタメンに入ったのは眞中と山尾。サブに早川。マチューがスタメンの時は3人のうちの一人がスタメン、一人がサブ、一人がメンバー外だったため、それぞれがトップに「昇格」した格好だ。 他に変わっているのは大柴が2列目、神野がスタメンに。リティは結構いじってきた。逆に言うと札幌戦の勝ったフォーメーションが既に通用しなくなっているということでもあるのだが。

 試合開始早々、早くもディフェンスに脆さが露呈する。眞中の動きがおかしい。なんというか他のディフェンスとの横の連携、向かってくる選手との間合いがかなりずれている。詰めるべきところで空け、あけるべき所で詰めているので抜かれやすくなり、結果的にペナルティエリア近くでファールで止めてしまう。このフリーキックが眞中の横を抜けいきなり失点。前半2分。水原が眞中に何か文句?をいいはじめたのでこの信頼関係にヒビが入ってしまったかもしれぬ。

 前半はおかしかった。甲府のプレスがきちんと行き届いた面も大きいのだがフリーの状態で満足なパスが出ない、というのが奇妙ではあった。何がいけないのかそれはわからない。審判の不安定なジャッジがそれに輪をかけていて、妥当性でないイエローカードが飛び交う。

 展開力も集中力もなく、あるのはイラついた横浜FCの選手達。イラつきが一番目立つのが#4眞中。自分のミスで失点してしまった以上気持ちが不安定になるのはやむを得ない面があるが、ファールからのリスタートでボールボーイがピッチにボールを2個出てしまった時などは看板に蹴り付けるなどプロらしからぬ行為をしたりしていただけない。

 こんな調子でマトモな試合など出来るわけがない。私は早く前半が終わることを期待した。後半、選手を入れ替えれば立て直せるだろう。そう考えた。しかし前半終了直前、甲府が追加点。マーカーを振り切られ、一対一を抜かれ失点。最悪のケースとなった。そして大柴が負傷、早川投入。厳しくなった。

 後半、全然動けなかった眞中に変えて横山投入。これが効果的に決まって開始直後から横浜FCのペースとなる。押せ押せのラッシュで59分、臼井が得点。1-2。前半終了時の失点がなければこれで持ち直せた筈だった。・・・が・・・・。 68分、城が相手を倒しイエローカード。そして一分後、逆に倒された城が相手をつっかかり(私からは見えなかったが)、報復行為として2枚目のイエローカード、退場。場内は騒然となった。リティも必死で抗議をするが判定は覆る筈もなく城は退場。退場時にドリンクボトルを蹴っ飛ばし、イラつきがピークに達しているのが伺える。

※この城の退場を巡ってはサポーターサイトの中でも意見が分かれた。審判に対する批判が目立ち、城を擁護する発言が多かったと思う。酷いのになると城の行為を賛美するものまであったが、これは論外としても私はすこし意見が異なる。問題となったのは1枚目のイエローカードを提示された時。この時、城は審判の前で唾をピッチに吐き捨てた。顔を横に向けて吐いたのだが審判の印象は相当悪化したと思う。退場になったのは一分後のことである。甲府の選手に小突いた行為は確かにイエローとしては厳しかった。これでイエローなら試合はできない。しかし伏線をたどって見ればその原因は城自身にある。今日の審判は確かにレベルが低い。

(主審の蒲沢淳一はJFLや大学サッカーの主審としてしばしば登場する。JFLを見ていると彼が主審となるゲームにしばしば出くわし、悪評が高い。以前栃木SCのサイトで「この審判を吊るせ」とトップページに実名を晒されたこともある。)

しかし、J2である以上審判のレベルに期待できないのはやむを得ぬ行為なのだ。少なくとも彼は横浜FCに意図的に厳しくしているということは絶対にない。代表をこなし、スペインリーグまで経験している城にとって報復行為や侮辱行為がイエローにつながりやすいことは知らぬはずはあるまい。そういう意味では全く愚かなことをしたと思う。ただ、そういう人間的欠点をトレードオフすることにより安い年棒で彼を獲得したのであれば数試合の欠場はたいしたことはないのかも知れない。

 この城の退場でこの試合は終わった。リティーは山尾を下げ大久保を投入。登録上3-4-3の形となるが、全く効果がないばかりか3バックの連携不測をつかれて次々と失点。最終的に1-5で終了した。 試合終了後、選手がバックスタンドとゴール裏に挨拶に行く。大きなブーイングが飛ぶ。厳しいと思うがやむを得ないだろう。試合終了時に残った選手達は連携不足に引きずられた格好だとしても最後の10分は集中力が完全に途切れてい。ブーイングの合間には励ましの言葉と次への期待の言葉が発せられた。この気持ちを謙虚に受け止め次につなげて欲しい。城のいない広島戦は確かに厳しいが、控えのFWにとってはチャンスでもあるのだから。

 三ツ沢球技場 観衆:2,780人

2003/04/09

川崎 5-1 山形

0409

 前回とは打って変わって晴天の朝に気分をよくし、今日は大丈夫だろうとバイクで会社にでかける。が・・・定時に退社して速攻で外に出るとドンヨリドヨドヨ厚い雲が・・・・憂鬱。来ちゃったものはしかたがないのでそのまま等々力に向かうが、結局天気は裏目に出てしまった。どうしてこう・・・・(嘆息)

 さて、今日のフロンターレ。前回の甲府戦はロスタイム最後の最後にコーナーキックで同点にされたため、今日はどのように修正してきたのかが観戦のポイントだろう。雨こそ降らないが、ホームからアウェイ方向に非常に強い風が吹いており、ピッチ環境は前節がそのまま再現されている。

 アウェイのモンテディオは、柱谷幸一監督の奮闘も果たせず毎年貴重な主戦力を売り払って翌年を迎えるのでチーム力が全く向上しない。今年スタメンで出場しているFW松田正俊もFC東京からのレンタルとはいえ一昨年は甲府で交代要員だった選手である。根本亮祐と比べると残念ながら苦しいといわざるを得ない。

 さて試合開始。ボールをキープした川崎はいったん戻して左サイドのアウグストを中心にゲームを組み立てる。これに対し山形は4バックにボランチを2人加え、6人で守備を固める。この6人で川崎のアウグストと2列目の今野を山形陣内で潰す作戦をとるつもりなのだろう。

 このように(川崎から見て)左サイドに選手が集中して固まっておりボールがなかなか前に出ない。反対に山形はボールを奪って早めに前線の1トップ松田にボールを送り込むため、見た目は山形の方が機能しているように見える。但し機能していたのは前半5分まで。

 ここまでが山形の限界なのだろう。残念ながら川崎と山形では実力が全く違う。川崎はJ1昇格後もそのまま通用するサッカーを目指しているようで、よく言われるGKからの縦ポンサッカーをしない。アウグスト、今野、山根が中盤をお互いにケアをしながらボールを前へ前へと進めていく。前線には我那覇とジュニーニョがいてこの中盤3人からボールが出るのを待っている。

 このようにゲームは大半が左サイドで展開されているため、右サイドの塩川は実にヒマである。彼は彼なりにダミーで走り回ったりして頑張っているのだがボールがこない。展開に変化がなくなりちょっと飽きかけた時、彼が受けたボールは敵のディフェンスに当たりコーナーキックを得た。このコーナーキックを耐えしのめば山形にもチャンスはあったかもしれない。しかし無常にも混戦の中、箕輪が押し込み川崎先制。前節と全く同じ展開になった。

 山形はこれで非常に不利になってしまったと思う。今の川崎相手に逆転するのは難しい。私は前半はこの点数差をキープして後半の風上にたった状態で逆襲をしかければいいのではないかと考えたのだが実際は違った。柱谷監督の指示か選手が焦ったのかわからないが、山形はラインを上げ前がかりに行ってしまった。この状態は川崎の思うツボで川崎もラインを上げて徹底的に山形ディフェンス陣の裏を取る。 前半の残りが近くなると川崎は右サイドにも展開を始め、山形のマンマークがかなり怪しくなってきた。 川崎は攻める。容赦なく攻める。記録を見ると前半放ったシュートは16本。普通、試合を通して16本も打てば結構攻めたほうである。これを45分間で打ったことはワンサイドゲームであったことを意味する。対する山形は1本。この試合、川崎は前半に2点、後半に3点とったが事実上前半で勝負は終わっていた。 38分にジュニーニョが追加、2-0。山形に疲労の色が見え始め前半終了。

 後半開始、いきなり雨が降り出す。風が非常に強くなり風下にたった川崎は非常に辛い立場になる。ボールがマトモに飛ばないのでグラウンダーでパスだしをするしかないのだがこれだとパスコースが相手に読まれやすい。逆に山形は強い追い風で試合ができるのでボール運びはかなり楽だ。ちょんと打ったシュートが妙な曲線を描いて川崎ゴールに向かっていく。これを川崎キーパー吉原があわててはじく。

 これれがせめて1-0であればなあ・・川崎は守備に専念せざるを得なかったのだが2点もリードしているのでかまわずガンガン攻める。ジュニーニョが3点目を入れて試合は決まった。

 この後追い風に乗って山形が1点を返すのだがもはや対した意味を持たなくなってしまった。この得点は松田がディフェンスを抜いてキーパーの脇を通す難しいシュートだったのだが・・・・。時既に遅し。川崎は岡山、中村と選手を変えて守備固めに入ったのだが、これらの選手がコーナーキックで続々追加点を入れるので川崎サポにとってはさぞかし痛快だったのではないか。私の感想としては・・まあこんなものかと。
 
 試合終了直前、雨が激しくなってきたので試合終了を待たずに引き上げる。同じことを考えている人が何人もいるようで続々とスタジアムを後にする人が出てくる。私はバイクを等々力競技場に残し、バスと電車で帰った。かなりしんどいが翌朝早く等々力に戻りバイクを引き上げる予定。

 次回の試合は12日土曜日の横浜FC対ヴァンフォーレ甲府@三ツ沢。アウェイ2連戦を1分け1敗で帰ってきた横浜がどう立て直すかが見ものである。天気予報は・・・・雨だ。(再度嘆息

等々力陸上競技場 観衆:3,568人

2003/04/06

さいたまレイナス 1-0 エルフェン狭山

0406

 Jリーグから遅れること約1ヶ月、Lリーグ開幕。去年なかなか良い試合振りを見せてくれたASエルフェン狭山がどのくらい戦力アップしたかを確かめるために埼玉スタジアム2002へ。相手はさいたまレイナス。つまり埼玉ダービー。だからであろうか、ずいぶん気前のいいスタジアムを用意したものだ。ちなみに同時刻、駒場で浦和対名古屋の試合が行われている。もうちょっと日程に配慮してもいいと思うのだが・・・

 どうでもいいけれど他のLリーグ会場はジェフ対ベレーザが館山市出野尾多目的広場、大原学園対清水第八が松本のアルウィン。アルウィンはいいとして館山っていうのも・・会場のランクに差がありすぎて、ついていけない点がある。狭山も次回のホームゲームは秩父だし。場末のキャバレーめぐりをしているような気になる。

 バイクでのんびり一般国道を走り、試合開始1時間前にスタジアム正面玄関前駐車場に到着。堂々と正門から入ると偉くなったような錯覚に陥る。浦和御園駅から延々1キロを歩いて裏口からバックスタンドに入るのとは全く違う。もっとも開幕イベントもBGMも全くないのでオーロラビジョン上にLリーグの旗がはためいているのに気づかなければ今日は定期点検日かと間違えても不思議はない。

 開放されている席はメインスタンド1階のみ。レイナスや狭山のジャージを着ている関係者らしき人を除けば観客は50人くらいか。うち大多数は選手の家族と友人だろうから実質の観客って両チームのコアサポ数名と私しかいないかも知れない。収容人員6万人強のスタジアムに入場者が50人だとかなりシュールな光景に見える。

 例によってセンターライン付近に席を確保しスタジアム見学をする。入り口にはW杯の出場選手のサインとユニホーム、写真が飾られていて反対側に浦和と大宮の選手のユニホームが展示されている。レイナスも狭山のユニホームが飾られるようになるのはいつの日か。スタジアム使用料をケチっているのか照明が薄暗く、すぐ立ち入り禁止となる。その先の通路は闇でよく見えない。その闇の先から強い風が吹き抜けてきて立っているとわびしくなる。

 せめてプログラムでも買おうと思ったが発売は5月になってから。なんだかなあ・・・・。開幕だと言うのに盛り上げもなく淡々と選手の練習を見るほかはない。試合開始は14時なのだが13時50分まではこの様子だった。そしてなんの紹介もないまま選手入場。さすがにこれはないだろうと思っていると、入場行進の途中から音楽がなりだし、いきなりスタメンの発表に入る。そしてスタメンの紹介が途中にもかかわらず、どこかで見た爺さんが選手と一人づつ握手をする。この爺さんが誰かの紹介もない。私はしばらくしてJFAの長沼元会長と気づいたが、はっきり言って手際が悪すぎる。

 Lリーグを見るのはこれで3試合目だが、どうも客を呼ぼうという意識にかけているのではないか。せめてマッチデープログラムでも作れないのかと思う。別に製本したものでなくてもよい。コピー用紙に選手各一人一人の紹介と抱負、自チームと相手チームの紹介程度でかまわない。もちろん運営だけで手一杯という状況はわかるが、このやり方で一見客を増やそうというのはとても無理だ。選手紹介が終わらないうちにキックオフ。オーロラビジョンに選手名がでているからもういい。私の斜め後ろの席に長沼元会長が座るので恐縮してしまうが気をとりなおして試合に集中することにする。

 試合はレイナスの圧倒的ペースで進められる。狭山は登録上4バックだが#14前田がひとつ前のポジションにいるので3バックとなる。レイナスは一般的な4-4-2で#4赤星が左サイド全般、#22片桐が右サイド全般を一気に請け負う。彼女達はウィングハーフのような位置づけでリトバルスキの横浜FCを思いださせる。

 技術的な評価は無し。はっきり言って両チームとも評価に値するレベルではない。一対一に圧倒的に弱い狭山。ゴール前のツメが全くヘタクソなレイナスと見ていてつらいものはある。つくづく思うのだが女子サッカーにフルコートは広すぎるのではないかと思う。国際基準がそうである以上やむを得ないものはあるが背丈が160センチ代でキック力も弱いのでコートの端から端まで駆けていってシュートを打つというのが難しいような感がある。もちろん基本的な技術力はある。ボールを蹴る、止める、相手を抜くといった本当のサッカーの基礎のレベルは一般サラリーマンよりはうまい。しかし一見客が見て満足できるレベルかというとそうではない。気力とか気迫とかそのような面が見られるとよいのだが今のままでは難しいか。全日本女子の準決勝、決勝は結構見ごたえはあったのだけれど。

 レイナスが10点くらいとってもいいような展開にもかかわらず0-0で前半終了。後半に期待する。後半は・・・狭山の選手の足が止まりだしてきてレイナスの一人舞台となった。 私は狭山側の視点で試合を見ているのだが、狭山はレイナスを研究してきたのか?(開幕だから無理かもしれんが)もしくはハーフタイムで監督から修正の指示がでなかったのか?と問い詰めたくなる。とにかくレイナスをフリーにしすぎる。特に右サイドの#4赤星は全くマークが付くことなく中盤で楽々とパスを受けドリブルで狭山ペナルティエリアまでもって行きセンタリングを上げる。ここまでしてもレイナスは得点できないのだからそれはそれで問題ではあるのだが見ていてつらい。

 何回目かのレイナスのフリーのクロスがぴったりセンターに入りそのままシュート、ゴールでレイナス先制。後半30分すぎぐらい。その後狭山は怒涛の攻めに入るものレイナスはらりくらりとかわし試合終了。1-0でレイナスの勝ちとなる。試合終了直前のレイナスはスローインやコーナーキックをゆっくりゆっくりとセットする。こういう時間稼ぎはJリーグを真似るのかと思うと少しあきれる。もう少し技術的な面を真似て欲しいのだが・・・・・。

 なんだかなあ、という気持ちでスタジアムを出る。日はまだ高いが少しわびしくなり高速に乗って帰る。埼玉スタジアムは東北道浦和ICのすぐ近くにある。1時間ほどで帰った。次回のサッカー観戦はは4月9日、川崎フロンターレ対モンテディオ山形の試合である。

 埼玉スタジアム2002 観衆:50にんくらい(関係者除く)

2003/04/05

川崎 1-1 甲府

0405


 ガラスを雨がバンバン叩く音で目が覚める。まあ前日の天気予報で覚悟をしていたが、あまりにも激しい雨と冷え込んだ気温に布団から出るのが非常に憂鬱になる。今日はサッカー見るのをやめようか、真剣に考える。年間チケットを買っているから別にホームゲームの一試合くらいパスしたって・・と暖かい布団が誘惑する。その仕業に負けることなく布団から抜け出し一気に着替えて防寒装備を整えて出発。サッカー見るのも根性が必要だ。JFLを見たり新潟や山形に行ったりすると「好きだねえ」と呆れた顔で言われることが多いが本当に好きなのは大雨の中ずぶ濡れになりながらスタジアムでサッカー見る奴だ。本心からそう思う。

 試合開始1時間前に等々力競技場に到着。今日は雨なので通常閉鎖しているバックスタンド2階席を開放している。ありがたくホームコーナーよりに座る。ここに座るのも久しぶり。1998年から2000年にかけてはここが私の指定席であったが横浜FCを見るようになってからご無沙汰になってしまった。階下はフロンターレのコアサポ「川崎華族」が威勢を上げている。私が見たときの集団「AVANTE川崎」のメンツがどうなったのかしらないが、メンバーは変わったようだ。太鼓の類は少なくなり声出しが中心となる。メンバーが変わるのはある意味正常だと思う。いわゆるゴール裏は若い世代が中心となってやるべきだ。長い間同じメンバーがやると高齢化が避けられなくなり、誰かが抜けたら集団の求心力がなくなってしまう。雨が降っているためかスタジアムの入りは惨たるもので恐らく2000人前後か。観客の殆どは屋根の付け根付近まで引っ込んでしまっているため見た目は無人のようだ。 

 さて試合開始。予想通りというべきか川崎の圧倒的なペースでゲームは進んでいく。去年の川崎はボールを相手に預け、敵が攻めてきたときに奪ってカウンターというパターンが多かった。しかし今年は自らがボールホルダーとなって敵ゴールまで攻め込んでいく。ロングパスを使わずショート、ショートで確実に攻める姿勢が見て取れる。川崎のキーパーソンは2列目の今野だが、彼は右サイドに貼り、彼がサイドからの攻めでクロスを上げ、我那覇やジュニーニョが併せる戦術を取っている。去年の川崎だと例えば大宮のような典型的なJ2チームと試合をした場合、お互いがボールを譲り合ってしまって無駄に時間が過ごしてしまうケースが多かったが今回は違う。ディフェンスからフォワードにいたるまで点を取る姿勢が見れて楽しい。甲府も押されてはいるが、川崎のボールホルダーにマークはきちんとつけており、決して崩されてはいない。ファンタジーフットボールとは程遠いゲームではあるが確実性という意味では通好みの展開である。

 均衡は18分に早くも破れる。甲府の3バックにほんのわずかの連携ミスがあり、その一点を塩川に崩されゴール前にスルーパスが通った。これをジュニーニョがなんなく決めて川崎先制。まあ予想どおりか。今日の等々力はホームからアウェイ側に非常に強い風が吹いており、風上の川崎にとっては前半のうちに先制点を挙げておきたいところだった。これで非常に楽になった。

 先制点を奪った川崎は攻撃のペースを落とし、バックパスを多用する。まだ時間はあるが甲府との実力差は顕著にあるのでそれほど無理はしない。といいつつも攻撃もそれなりに見せておりシュートも打つ。川崎が余裕の展開で前半終了。

 後半、風下に回った川崎は少しずつリズムが崩れていく。甲府がフォワードとディフェンスのライン間をコンパクトにして川崎を追い詰める。川崎はパス出しを早くするがミスを誘ってしまう。甲府のプレスに焦っているのではなく風が非常に強くボールが進まないからだろう。そのこぼれだまを甲府が拾ってしまう。甲府がコーナーキックを得る場面がだんだん増えてきた。

 川崎は耐える。しかし守備側で耐えるのではなく甲府エリアで耐える。無理に攻撃にはいかずセンターラインの少し甲府側でパス交換をする。これは攻撃こそが最大の防御であり、甲府側でボールをキープして時間を稼ぐ作戦なのかもしれない。甲府は後半30分、国士舘期待の新星、白尾を投入。パワープレイに出た。これは少し遅い。

 後半40分を持って私は席を立った。雨が強くなり、なおかつ傘が壊れてしまっているため試合終了後のバスの乗り込みを待ち時間なしで済ませたかったから。バックスタンドからメインスタンドに移り、出入り口のところで試合終了を待った。この辺りから甲府が怒涛の攻めを見せ始める。川崎は精一杯耐える場面が続く。ロスタイム2分も終わる頃、甲府が最後のコーナーキックを得てけりこむ。これをクリアすれば恐らく試合終了。しかしこれが入ってしまった。場面は遠目なのでわからないが外池が決めたらしい。一気に静まり返るスタンド。唖然とする私。サッカーってこんなものだが・・・・・

 ホイッスルと同時にスタンドを後にする。馬鹿馬鹿しさが募る。目の前の勝ち点3が逃げてしまった。もし川崎が昇格を狙っているのであればこのようなロスタイムの失点は絶対にしてはいけなかった。ここで失った勝ち点2が最終節に昇格できるかどうかのカギとなることを川崎サポーターは他チームの誰よりも身をもって感じている。幸いなのはまだ始まったばかりであること。これから修正が効く分、いいクスリと思えばまだいいのかもしれない。
 雨はまだ降り続いている。明日はLリーグ開幕。さいたまスタジアムに行く予定

等々力陸上競技場 観衆:2,438人

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