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2003/05/11

ザスパ草津 5-0 FCコマコマ

0511


 マイナーリーグを見るときのお約束事。「あそこのスタジアムは不便なところにあるから行くのは大変」というのはバイク乗りにとっては逆でむしろ楽しいことではある。交通不便な場所。つまり田舎。ツーリングプランを練るのは楽しい。鉄道マニアが時刻表を眺めるのが一番楽しみであるようにバイクのりにとっては地図を見るのが一番楽しいときではある。

 コニファー岩櫃サッカー場。草津のふもとの吾妻町のリゾートホテル所有のグラウンドで関東リーグの公式戦が行われる。早めに家を出て草津温泉で一風呂浴びた私は試合開始1時間ほど前にグラウンドについた。ピッチは本当に唯の私有地で芝のグラウンドとはいっても枯れ草の中に所々緑色の草が生えているだけ。当然スタンドなどというのは存在せず、グラウンドを作るときに削り取ったであろう斜面に腰をおろして座る。斜面は傾斜が急で寝転がろうものならズリズリと下に落ちる。落ちた先はピッチの上。座る行為一つとっても気が抜けない。試合とは全く関係ない所で緊張感を強いられる。座った箇所はバックスタンドに相当し、反対側のメインにあたるところはザスパとコマコマのチームテントが張られる。


 多目的グラウンドであるから常設のトイレなどというものは存在しない。チームテントの横に仮設トイレが一箇所あり、観客席側からはピッチを横切って用を足しに行くことになる。ただの原っぱに石灰で線を引いただけとはいえ「ピッチ」には気軽に入れない独特の雰囲気がある。私はゴール裏のわずかな通り道を這うように抜け、反対側のトイレに到着。トイレは選手も共同で使う。私の後ろに綺麗なお姉さんが並びその後ろに奥野亮祐が並ぶと結構びびる。緊張してしまって出るものもなかなかでない。


 観客はそれなりに来た、という感じ。推定で100人弱と言ったところであろうか。ザスパ草津のサポーターも多くは無く、前回の保土ヶ谷のほうが多く来たように思える。せっかくのホームなのだから応援してあげればいいのにといいたくなるが、私有の交通手段がないと非常に来にくい場所であるのは確かだ。


 さて試合開始。キックオフの笛がなったと同時に試合の決着はついてしまった。ザスパのキックオフだったのだが、ポンポンとコマコマ陣内をもてあそぶ様にパスをつなげ、あっさり先取点をとってしまった。前半2分の出来事。その後、コマコマは一生懸命けなげにボールを奪おうとするが実力の差が圧倒的に大きくもはやどうにもならない。開幕して4節を終え、首位のザスパとビリのコマコマではこうも違うのか、いろいろな意味で考えさせられる。


 実力差がどのくらい違うのか、というのを考えるのは全く無意味であろう。サラリーマンが趣味でやっているサッカーとホームタウンを設定し、J経験者をセミプロとして雇っているサッカーではチームのベクトルが全く違う。J参入のためには下部リーグで好成績を収めなければならないというためだけに試合をすると内容は冗談でしかならない。ザスパの選手にとってこの試合が意味を持つのか、コマコマの選手にとって完全アウェーの中ボロクソにされることが自分の為になるのかは私にはわからないが、見てる側からすると時間の無駄としか思えない。


 結局この試合は5-0でザスパが勝つのだが試合の内容は15対0と言ってよかった。悲しい話であるが、コマコマの放ったシュートは0本だった。(何を持ってシュートとするかは私の主観による) 少し細かく言うと、ボール支配率は前半がザスパ70%、コマコマ30%、得点は4-0。後半はザスパ95%、コマコマ5%、得点は1-0。つまり後半はほとんどザスパがボールを持っているにもかかわらず得点できなかったのがザスパの問題点なのだろう。草津サポも得点の入らない後半には怒りだし、自チームの選手に対して辛らつな野次が飛び始める。しまいには審判にもはけ口が向けられる。こういうのはリーグのカテゴリというものは関係ない。


 後半1点しか取れなかったのはフォワード陣を控えにしたのが影響していると思う。実績を残している奈良を下げ、サブメンバーを入れた。彼は緊張しているのかゲーム間がつかめていないのか詰めが甘くゴール前の最終パスをいい体制でもらえない。慣れの問題だとは思うのだが少し気になる。


 コマコマもまた問題で、これだけ実力差がはっきり出ているのだから玉砕的にボールを奪うことはせずにディフェンシブにいけばいいのにと思うがそうはならない。下部リーグのチームには対戦チームごとに戦術を変えるというのは難しいことなのか。この辺は私にはわからない。


 後半も半ばに入る頃、雨が降り出してきた。点が入らないザスパの選手は個人プレーやトリックプレイに凝り始め、試合の体をなさなくなってきた。私はチーム戦術のかけらも無いその光景に嫌気が差し、帰りたくなってきた。しかし我慢してみる。くだらないお遊びが・・それでも通じてしまうのは両チームにとって不幸なことなのかもしれない。ザスパの選手はプロをクビになった、正真正銘もう後がない人たちのはずなのだが。意識的な問題とはいえザスパは関東1部で早くも限界が出るのではないかと思う。


 試合が終わると同時に引き上げる。雨はますます強くなり、風も吹き始める。私は麓のコンビニで荷物を宅急便で自宅へ送るようにして手ぶらで帰った。こんな山の中でがけ崩れでもあったら目もあてられぬ。休憩を取らずに高速に乗り、自宅を目指す。練馬を過ぎた辺りで雨はやみ、第三京浜に乗ったあたりで夕暮れとなった。夢幻のようなゲームであったがこういう試合もあるという経験ができたのは収穫だったかも知れない。明日は月曜日。水曜日は早くも次の試合が始まる。横浜FC対コンサドーレ札幌。19時キックオフ。当然見に行くつもりである。


19:00~群馬県吾妻郡吾妻町 コニファー岩櫃サッカー場  曇りのち雨 観衆 900人(公式発表)

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