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2003年10月

2003/10/26

ジヤトコ 1-0 FC京都1993

1026


 試合会場では特に変わった様子は何も無かった。数名のサポーターが入口で署名活動をしていること位で
他は数ヶ月前に見た愛鷹の試合と同じ雰囲気だった。ボランティアの人たちは愛想よくチケットを売り、モギリをしてくれた。ただ、「こんにちは、ありがとうございます」その挨拶に心なしか思いつめたような、あきらめのような口調は感じられた。一体何の関係あるのかわからないが入口で熊のプーさん膝掛けタオルを貰いスタンドに入る。今日を入れて残り2試合のジヤトコのホームは格別に人が多いわけでもない。閑散としたスタンドに腰掛ける。何もかもが普段どおりだった。ピッチではジヤトコのユニフォームを着た子供達がフェアプレーフラッグを掲げて行進の練習をしている。スピーカーからはJFLの競技方法、順位の計算方法の説明がいつものように流される。しかし降格や入替戦についての説明はなかった。よく晴れた富士総合運動公園陸上競技場はのどかな雰囲気に包まれていた。すぐ近くに富士山が見えるのどかな日曜日だった。

 私はメインスタンドアウェイ側、ちょうどFC京都のサポーター席の後ろに座った。別にジヤトコが嫌いなわけではなく、アウェイ側に座れば順光で見やすいからである。アウェイサイドなので人は少なく落ち着いて見れる。

 選手入場。試合に先立ちジヤトコ新村選手のJFL100試合出場の表彰がされる。初出場は第1回JFL第1節のソニー仙台戦。初得点は同じく第2節、横浜国際総合競技場での横浜FC戦。もうあれから5年が経ったのだ。表彰後、リードキッズと一緒に記念撮影。ジヤトコの選手はみんなにこやかに笑っている。もうすぐチームがなくなるのにみんな笑っている。子供達も嬉しそうに笑っている。6年前、怒りに満ちた三ツ沢球技場のあの光景とは全く対照的すぎる光景だった。

 試合が始まる。前半は京都が攻める。ジヤトコはディフェンスがしっかりしていて破綻することもなくきちんと守る。そしてジヤトコのカウンター。攻めは両サイドに散らしたごくオーソドックスな攻撃で、ミスもなくボールはつながる。しかし京都のディフェンスラインはしっかりしていてシュートまでもちこめない。京都はディフェンスを非常に高い位置につけている。それもセンターラインまで上げている。そこでオフサイドトラップをかけるというリスクの高い守備でこれが機能してしまうのだから恐れ入る。ジヤトコは攻める手立てを失い、こう着状態のまま0-0で前半が終了する。

 後半、今度はジヤトコが攻める。ジヤトコ新村が京都のオフサイドトラップをどう破るかがポイントとなる。何度も何度もいい攻めを繰り返し、66分、新村がゴール。1-0となりジヤトコが圧倒的に有利となった。FC京都の欠点、それはスタミナのなさ。横浜FCにも言えることであるが、体や精神力が持たないのだ。負け負け負けの試合を続けていることも原因であろうが、勝ち越されるとそこで戦闘意欲が失われてしまう。時間もあと15分以上あるのに攻めが淡白になり、続かない。ジヤトコもさらに攻めるが追加点は奪えず、そして試合終了。


 試合が終わった。選手は挨拶をして引き上げる。観客も引き上げ始める。そこでアナウンスが流れる。次の試合の日時、場所、対戦相手。そして次のホームゲームの日程。今日の試合の放送を一貫して担当した女性が落ち着いて話し始めた。「ジヤトコサッカー部は今年度をもって活動を終了します。次のホームゲームがジヤトコ最後のホームゲームとなります。先着順ではありますがプレゼントを用意してお待ちしております。皆さん、是非お誘い併せの上、いらしてください。ありがとうございました。」

 多分、私がジヤトコの試合を見るのは今日が最後だろう。来年、ジヤトコの後を受け継いだ市民クラブが誕生できるのかは私にはわからない。署名運動で用意された紙にはJFLより下のリーグからはじめるということらしいから、誕生したとしてもジヤトコとは何の関係もないクラブなのだろう。少なくともベルマーレ平塚を支えたフジタが撤退して市民チームとなった湘南ベルマーレとは全く状況が異なる。そういう意味ではジヤトコサポーターが声を上げて主張する「ジヤトコ存続運動」というものには強い違和感を覚える。この落としどころをどう考えるのか、私には見えない。ただ頑張って欲しいとは思う。他人事ではあるが、具体的な行動を起こすのであれば、ホームページにバナーを張って終わりとするのではなく、募金をするなりグッズを購入するなりのことはしてあげたい。

 今月の観戦は今日で終わり。来月は1日からスペイン・ポルトガルに遠征である。

富士総合運動公園陸上競技場 快晴 485人

2003/10/25

横浜FC 0-1 福岡

1025


 同時開催される三ツ沢陸上競技場の東海大学対日本大学の試合に心が惹かれるが、そこは我慢して球技場へ。相手は好調アビスパ。私は来週からスペインポルトガルに行くので今日が横浜FCリーグ戦最後のホームゲーム。出国準備に忙殺されて球技場に着いたのは試合開始15分前。何とか間に合った。

 アビスパサポはアウェイゴール裏に一塊になって四方を弾幕で囲み城を作っている。恐らく九州から来たのだろうが気合は入っている。レプリカも全てアウェイ用に統一してかっこいい。チームもサポも何かと問題を起こしているが、頑張って欲しいものだ。もっとも私は98年福岡対川崎、俗に言う博多の森の悲劇を現場で見ているので、このチームに対しては蹴りを入れたくなるぐらい憎いのだが。今のチームに当時の面影はなし。時は流れる。

 試合はどういうわけか、横浜の圧倒的なペースで進む。ボールポゼッションは70-30で横浜。これは前回の川崎-札幌戦と同じ。前半から快調に飛ばす横浜を見てお気楽ムードで試合を見る。 が、なかなか点が入らない。福岡も守ってばかりいるわけではなくてベンチーニョと宮崎、そして川島のオーバーラップといい攻めを見せてはいるのだが、クリアボールを殆ど横浜に拾われるので怖くはない。 今日、横浜FCで一番目立ったのは増田。試合中絶好機をふかすシーンが多かったので、評価しない人も多いかも知れないが、サイドを何度も駆け上がり、きちんとセンタリングを上げチャンスメークをする姿は好ましく見えた。このため今まで逆サイドの横山も普段よりもマークが減り、城や小野、内田に多くつながったわけだが・・・頼むから決めて欲しかった。それにしてもこの程度のチームが何故いままで好調なのか、私にはわからない。少なくとも試合内容は横浜の方が圧倒的に良い。どのくらい一方的かというと・・以下、アビスパの公式サイトから引用。













前半 後半

00分 0-0 試合開始
01分 0-0 宮崎のシュートでCK
04分 0-0 アレックスにイエローカード
09分 0-0 林のシュートはずれる
13分 0-0 横浜FC・横山のシュートでCK
16分 0-0 横浜FC・内田のシュートはずれる
25分 0-0 横浜FC・山尾のシュートはずれる
28分 0-0 林のシュートはずれる
30分 0-0 横浜FC・城のシュートはずれる
38分 0-0 横浜FC・早川のシュートはずれる
41分 0-0 ベンチーニョにイエローカード
43分 0-0 宮崎のシュートはずれる
44分 0-0 横浜FC・城のシュートはずれる
44分 0-0 前半終了


45分 0-0 後半開始
46分 0-0 横浜FC・北村のシュートはずれる
52分 0-0 福岡交代 古賀OUT・大塚IN
54分 0-0 横浜FC・横山のシュートはずれる
54分 0-0 横浜FC・城のシュートはずれる
58分 0-0 横浜FC・増田にイエローカード
60分 0-0 横浜FC・城のシュートはずれる
63分 0-0 横浜FC・横山のシュートはずれる
66分 0-0 福岡交代 ベンチーニョOUT・福嶋IN
68分 0-0 横浜FC・北村のシュートはずれる
72分 0-0 林のシュートはずれる
73分 0-0 横浜FC・城のシュートはずれる
80分 0-0 横浜FC・城のシュートはずれる
82分 0-0 福岡交代 原田OUT・宮原IN
82分 0-0 横浜FC交代 北村OUT・大久保IN
85分 0-0 横浜FC・河野のシュートはずれる
85分 0-0 横浜FC・内田のシュートはずれる
88分 0-0 横浜FC・城のシュートはずれる
88分 0-0 福嶋のシュートはずれる
89分 0-0 横浜FC・大久保のシュートはずれる
89分 0-0 横浜FC・河野にイエローカード
89分 1-0 川島のシュートが決まり決勝点
89分 1-0 試合終了


 もうね、バカかアホかと。問い詰めたい。小一時間問い詰めたい。と言うのはどうでもいいけれど、要するに一方的に攻め続けて全く点が取れず、後半ロスタイム、フリーキックの一発で負けたわけだ。

 今期の横浜FCの試合はこういうケースが非常に多い。前半開始早々、もしくは試合終了直前。等々力の川崎戦、三ツ沢の広島戦、水戸戦。何度押していながら勝てる試合を引分け、引き分けられる試合を落としたのか。横浜FCの
戦力は他チームと比べても劣っていないのだ。勝てないのは・・何度も書いているのだが、横浜のセットプレーの精度が弱く、逆に相手チームのセットプレーは決まってしまう、このハンデがあまりにも大きいのだ。

 とはいえ前々節からすこしずつ強くなってきている。次の試合は見れないが、ホームで山形が相手だ。決して勝てない相手ではないだけにものにして欲しい。私の次の予定は明日のジヤトコ-FC京都戦である。

横浜FC 0-1 アビスパ福岡 三ツ沢球技場 曇/晴 2655人


2003/10/19

関東学院大学 87-10 大東文化大学

1019


 久しぶりのラグビー観戦。前回見たのは7月6日のイングランド戦以来か。ラグビーは点がボコボコ入るので見ていて楽しい。ルールや戦術、基本フォーメーションがいまひとつわからないので見た目の面白さから先に進めないのが惜しい。やはり計画的に勉強する必要があるな。しかしラグビーを見るのが好きと言ったって大きな壁があるのだからイチゲンの客を増やすのは難しいだろうな。ちなみに現在、私がわからないのは以下の通り。

  ①各ポジションの役割。(これがわからないのにラグビーを見ているのだからすごい)
  ②スクラムを組むのはどういう時なのか、どちら側(オフェンスかディフェンスか)が意図的にしているのか。
  ③基本戦術。

②だけ具体的だけれど見ていて不思議なので。このレベルがわからないとラグビーを語るのは難しい。たとえばこのサイト http://www.taiiku.tsukuba.ac.jp/sc/1_1/03/ (ラグビーにおけるラインアウトの防御戦術における研究)を見ても、何が書かれているのかさっぱりわからない。どなたか解説を求む。

 それはさておき、本日の三ツ沢球技場、観衆は約1000人。料金はメインスタンド中央が2000円、それ以外は1000円と横浜FCと比べて大変お買い得。大学ラグビーとプロサッカーを同時に比べてはいけないのだが、休日の余暇の過ごし方を考えた場合、見るレベルはどっちもどっちという気がする。

 客層はワンカップを持ったオヤジと女子大生という異色の組み合わせが多く見られる。オヤジは女子大生に簡単なルールを説明している。今までもそうだったのだがラグビーの試合にはワンカップのオヤジがよく似合う。ビールはダメだ。ワンカップに限る。なぜビールではなくワンカップなのか。推測するに、ラグビーの試合ではスタジアムDJというものがないので、一人物思いに耽りながら試合を見るのはワンカップのほうがいいのだろう。サッカーではビールが好まれる理由は気分を高揚させながら飲むのはビールのほうがいいからではないか。考えてみれば90年初頭のサッカーJSLだってワンカップオヤジをよく見かけた。イベントが何もない、試合開始を静かに待つ三ツ沢球技場はかって見た日産対古河のサッカーの試合を思い出す。

 それにしてもラグビーの試合を見る客は凄い。何が凄いかと言うと、企業、大学、高校、試合のレベルが全く違うにもかかわらずどのカテゴリーもそこそこの客が入り、しかも客層が全く同じである。サッカーは、Jリーグこそ沢山の客が入るけれど、大学サッカーなんぞ今日の試合の10分の1程度しか入らない。今日の試合はテレビ中継付き。なんだかなあ、と。

 試合は関東学院の横綱相撲で87対10の圧勝。関東学院のトライ数は13。80分で13トライだから平均すると6分に1トライしたことになる。

 ただ、そうは言っても大東文化大も頑張った。少なくともいつぞやの試合のように100点ゲームにはならなかった。大東文化大も果敢に関東学院のエンドを攻め、もう少しでトライという場面も少なくなかった。ただ、絶対的な体力(正確に言うと気力か)に加え、正確性がなかったのが惜しかった。例えば試合開始数分が経過した時に最初にチャンスを作ったのは大東文化だった。トライではないがいい位置でのペナルティゴールが狙えた。これが入っていればその後の展開もある程度変わったかもしれぬ。いずれにしても実力の差は一方的だった。

 そう考えると昨日のワールドカップ、フランス対日本の試合では日本は頑張ったのだろう。フランスに勝つまでにはあとどのくらい頑張る必要があるのか分からないけれど、2011年のワールドカップでは日本は招致を狙っているそうなのでそれまでには強くなって欲しい。こう書くと「芝生の練習場をよこせ」とラグビークラブからクレームがつくかもしれないが。

 いろいろ注文がついたけれど、サッカー好きにとってもラグビーの試合は楽しめる。次のラグビーの観戦予定は12月6日、秩父宮でトップリーグ観戦である。

三ツ沢球技場 晴 約1000人

2003/10/18

川崎 1-0 札幌

1018


 1-0で川崎の勝ち。久しぶりにバックスタンドコーナー側で観戦。いわゆる「Gスポット」の真上。応援歌のレパートリーも増えたし二階席の観客も拍手をするしホームの雰囲気がかなり強くなってきた。もしこのままスタジアム全体で歌を歌うようなことがあれば、浦和レッズに匹敵する雰囲気を作れるよ。いや本当に。

 試合は引いて守る札幌をいかに川崎がいかに崩すかというもの。ボールポゼッションで言えば70-30で川崎という一方的な展開。そのため川崎は点はとれないが、失点をする気配もなく、このままいけばそのうち誰かが入れるだろうと思っていた。札幌サポはかなりいらついいているんじゃないかな。今日の札幌は私としては最低のフォーメーション。完全なフラット4のバックスにボランチが2枚くっついて事実上6バック。5年前に見た横浜FC対FC-KYOKENの試合を思い出す。

 こういう試合ではフリーキックやコーナーキックがものを言う。クロスバーやポストに当たる場面がかなりあるのでお気楽極楽な展開。結果として1-0と最小得失点差であったが、札幌の攻めは貧弱なのでこれでよし。

 広島、新潟が負け、川崎は2位浮上。勝ち点差2で非常に面白くなってきた。アウグストはこの試合イエローカードをもらい、通算8枚で2試合出場停止。痛いが考えようによってはこの次の2試合をしのげば残り試合は累積を気にしなくてもいいのでタイミングとしてはいいかも。ところでホベルチはどうしたんだろう。

等々力陸上競技場 曇/雨 7719人

2003/10/11

横浜FC 2-1 水戸

1011


◆応援の統一について・・観戦記に代えて。

 この試合で実現した応援について、自分なりに書こうとしたけれど、なかなかアップできなかった。普段、バックスタンドで観戦しているがゆえ、どうしても当事者になりきれない点があること、普段自分が話している仲間達がいわゆる「サンバ隊」側についていて、そのつらさや不満を聞いているとどうしても心から賛同しきれない面があるからだ。

 ただ、サンバ隊(以下EL CIELO)のホームページにおいて、横浜FCサポーターの皆さんからの意見募集、話し合いたい旨の告知がなされ、自分自身も試合当日の朝の集会に参加して意見を述べたので、その延長で考えれば自分の考えをここにアップしてもいいだろう。

(注)基本的に「だ、である」調で書いていますので偉そうに見えますがご容赦ください。またこの考えは納得できないという人は掲示板にご意見をアップしてください。メールでもかまいませんが、複数の人に個別でメールを返すのは負担が大きいのでご協力をお願いします)

 結論から言えば、応援の統一にかかわった人すべてに「ありがとう」と言いたい。それは普通に観戦する一見の客にとって、また選手にとっては統一した応援のほうが気持ちよくプレーが見れる、行えるからだ。サンバがいいか、声中心がいいかは方法論でしかなく、お金を払ってサッカーを見る、お金を貰ってサッカーをするという立場で見ればどちらでもよい。ただ、これを実現するために少なくない数のサポーター(主にEL CIELO)が痛みを受け、ゴール裏を離れた。その人たちの気持ちを考えていきたい。


 試合前の集会は、いかにして二つのグループの分裂をなくして応援するかという面で話合われた。話の大筋はサンバをやめることを前提にしてどういう形で応援するのかというものだったと思う。サンバをやめることありきがTIFOSIの要望であったので、当然の事ながら意見がまとまる筈はなく、堂々巡りがあり、応援論となった。そしてその場にいた各々が自分の意見を述べた。私も言った。私の意見は下記の通り。

話し合いをするのであれば、お互いが同じ位の痛みを持ち、血を見せることで相手を納得させるべきだと思う。例えば・・極論であるが・・EL CIELOがサンバを捨てるのであればTIFOSIは解散してEL CIELOのメンバーとして応援する。あるいはその逆でもよい。そのぐらいのことをしてもよいのではないか。どちらかが一方的に痛みをもって妥協するのは不公平だと思う。(他にもいくつか言ったが、あとは省略)

 かなりの反発を受けることを覚悟していたが、意外と静かであった。賛成されたわけではないだろうが、イチ意見としてはアリとしてもらえたのかもしれない。今後は両方のグループが新しい応援パターンを作って行こうということになるのだろうが、もう太鼓以外の楽器を持ち込んで演奏するようなことはないだろう。その意味で言えば現段階ではELCIELO側のほうに痛みを伴った状況だと思う。

 (注)この状況を見ている限りではサンバを捨てる(正しくはひとまず置くか)結論をだしたEL CIELOは大人の判断をしたと思う。特にリーダーは相当苦渋の決断をしたのではないか。もっとも今までの提案の大半がTIFOSIから出されたことを思うと、TIFOSIのほうが交渉上手だといえるが。・・そう考えた場合、EL CIELO側にもう少し交渉力があれば、と残念に思う。話合いというのは国同士でも会社同士でも所詮はカードの出し合いで、相手の要求を得るためには自分のどのカードを切るかという形で行われる。EL CIELOがサンバをやめるというのは非常に大きなカードを切ったということだ。であればTIFOSIからも
それなりの受け入れを引き出して欲しかった。

 話し合いの結論は先送りされ、まずはゴール裏中央にまとまって応援しようという結果となった。まとまることが目的だったのでそこから先の話は私は知らない。しかしバックスタンドから見た、聞いた応援は統一された美しいものであったと思う。それは確かに選手に伝わり試合に勝った大きな要因だと思う。

 試合が終わり、再度両グループの話し合いが始まった。私はその場にはいなかった。帰り際、少し挨拶をし、一言だけ、「応援は良かった、バックスタンドからは綺麗にきこえた」と返事をした。

 応援は統一されたが少なくない人がグループから離れた。結果としてはこれでよかったのかもしれないが、数そのものは1+1=1.5位の感じになったと思う。これから先は新サポーターズグループとして増えていくのかもしれない・・・が・・。 その納得できない人たちに対しては今現在フォローはない。言い分があるのなら話し合いに参加するべきだとも言い切れるが、ひとそれぞれ性格があり大勢の面前で意見を述べるのはかなり勇気がいる。それを求めるのは無理だろう。少なくとも、今まで一緒に応援していた仲間に対してはEL CIELOのメンバーは一人一人に対して最大限の話し合いをしてほしい。義務だと言ってもいい。

 それは何故か。横浜FCの歴史は意見を異なるものに対して切り捨てを行ってきた歴史だからだ。それが昨今の観客数の減少に如実に現れてきている。多数決を取れば6対4で勝ち続けたのかもしれないが、今となっては残っているメンバーの方がずっと少なくなってきている。少なくなった観客同士でさらに分裂を起こすようなことはできる限りなくすべきだろう。今後新しい歴史を作っていくのであれば、今までに去っていった人たちに対してもう一度呼びかけて欲しい。そこまでしてなお、見解の不一致がでるようなら今までに応援してくれたことに対して感謝をし、袂を分かつべきだと思う。

サンバの好きな人たちに対して、TIFOSIが嫌いな人たちに対して


 いろいろと不満があると思うし好きな応援を奪われた辛さはあると思う。正直に言えば私だってTIFOSIに対して不愉快な思いをしたこともある。ただ、一つだけ考えていただきたいのは何のために応援しているのか、ということ。「選手を勝たせるために応援しているんだ」というのが目的であれば統一した応援こそが最大の手段であるということ。どちらかが妥協せざるを得ないのであればひとつ協力してあげて欲しい。そのつらさが私は・・・他人事とはいえ、身に染みているがゆえに非常に言いづらいものがあるのだが。

 一部噂であるが、以前のサンバ隊(ASA ASUL)のが復活するという話がある。もしそうならば、この統一した応援に賛同できない人はこのサンバ隊に合流するかもしれない。しかし私はこの点についてはあまり問題視していない。恐らく彼らは支持を受けられない。 観客の多くは統一した応援に対して賛同している。それを害するものは悪でしかない。サンバは多くのサポーターの歌があって成立している。賛同者が出ても数は多くない筈でそれほど目立つことはないだろう。

 未来を見る。その一点において現体制を理解してあげて欲しい。この続きはもう少し書きます。 

14:00~横浜市神奈川区 三ツ沢公園球技場 晴 観衆 2,278人(公式発表)

2003/10/05

川崎 3-0 新潟

1005


 バイクで等々力競技場に向かう。途中、第三京浜の渋滞表示ボードに見慣れない情報が出る。「小杉十字路渋滞中」。第三京浜なんて20年近く毎週のように走っているけれどこのボードははじめてみた。今日の試合の観客数が目に浮かぶ。

 J1昇格戦線に喰らい突いている川崎はここ数週間キャンペーンを張っている。特定の、絶対勝たなければならない重要な試合をピックアップし、その試合を目標に観客の大幅増員を狙うものである。去年はセレッソ戦で「等々力満員大作戦」今年はアルビレックス戦で「等々力超満員大作戦」サブタイトルは「青色統一」。露骨と言えば露骨だし、一途ともいえるしいえるしけなげとも言える。ただ、私はサポーターに向かってなりふりかまわず直球を投げてくるこの姿勢は大好きだ。

 アルビレックスは強敵である。相性、とでも言うのだろうか、戦力的に劣っているわけでもないのに何故か勝てない。石崎監督と反町監督だけではない、松本監督と永井監督のときもそうだった。しかし私はこの試合、恐らく川崎が勝つだろうと思っていた。川崎は
こういうキャンペーンを張った試合は絶対に負けない。FC東京にも、札幌にも、セレッソにすべて完勝した。普段5千人前後しか入らないスタジアムに何倍もの観客が来る。スタジアムの空気が一変する。選手の気持ちの入り方も変わるのは当然のことだろう。

 試合開始1時間20分前に到着。スタンドはガラガラ。でもこれは予想通り。川崎サポは試合開始直前にならないとこない。アウェイ側ゴール裏は新潟サポーターでビッシリ埋まり、数の上ではホームのフロンターレを圧倒している。バスの数は20台。大一番であることは当の新潟サポーターもよくわかっている。私はメインスタンドに着席。Aチケットでメインスタンドに座れるわけだからかなり安い。J1に昇格したらこの席はいくらになるのだろうかと思う。

 試合前のセレモニーがいろいろ始まる。大人数の子供サッカー、正装したファンファーレ吹奏団、フェアプレーフラッグのもち手の一人はアウグストの子供。場内を煽るスタジアムDJ、1階席を埋め尽くした2500本の青い旗。大々的に売り出された青心統一Tシャツと昇格弁当。チームスタッフの目に見える努力がこの日になって実を結んでいる。スタジアムに緊張が走り選手入場、そしてキックオフ。

 前半1分、アウグストからパスを受けたジュニーニョが新潟のディフェンダー2人を振り切ってセンタリングを上げ、ホベルチがワンタッチでゴール。ジュニーニョの突破も見事であったが、新潟の足が完全に止まっていた。第4クール特有の昇格プレッシャーが新潟を襲う。このプレッシャーと戦う姿がJ2の醍醐味。J1しか見ないサポーター、特に鹿島や磐田のサポーターにとっては絶対にわからない面白さだろう。

 試合はその後、こう着状態に入る。と言ってもイーブンに戦っているわけではない。圧倒的に攻める川崎に対し、必死で守る新潟といった構図が続く。新潟はチャンスがない。川崎のパスミスを拾って攻め込むも、最後のセンタリングが見当違いの方向にとび、川崎に拾われてアウト。新潟は殆どがノーチャンスで、私の隣に座っている新潟サポはシュー
トミスが出るたびに大きく嘆く。

 新潟の弱点、それはアウェイにおけるプレッシャーの弱さだ。この致命的とも言える弱点で去年はJ1昇格を落とした。今年も最終節に入り、広島に負け、鳥栖に苦戦し、そして川崎に先制された。川崎も1点先制しているが追加点は奪えていない。時間は徐々にではあるが新潟のペースになっていく。

 前半も終わりにかかる頃、川崎の選手に疲労が色濃く出てきた。少しずつ足が止まりはじめる。川崎自身もプレッシャーを感じているに違いないだろうし、前半の運動量はかなり多かった。そして前半終了。はっきり言って試合のクオリティはJ1に比べると低い。特に川崎は攻撃を外国人3人に頼りきりで攻撃パターンが左しかないので読まれやすくなっている。新潟も山口の運動量が殆ど無く、前線の上野や鈴木が孤立しかかっているので、クリエイティブなサッカーという面ではほめられたものではなかった。

 しかし、この試合においてはクリエイティブ云々などどうでも良い。気持ち対気持ちの勝負が露骨に出ている試合などそう滅多にお目にかかれない。プライドをかけて全力で向かうサッカーの魅力にかなうものはないと思う。年に何試合もない、そういう試合がここにある。

 後半、疲れの酷かった茂原に変えて鬼木を投入。そしてアウグストをディフェンスに下
げて4バックにする。後半から守りに入るのはあまりにもリスクが大きいと思うのだが、さてどうだろうか。

 新潟は山口の調子が今ひとつ。フリューゲルスの頃は圧倒的な存在感があったのだがもう年なのか。その分鈴木健太郎が川崎のディフェンスを突破して冷や冷やさせるのだが、吉原の好セーブも手伝って、点は入らない。でも相変わらず新潟が優勢。当然か。

 正直言ってこの時間帯はかなり辛かった。前半1分で先制して追加点を奪えず後半は守ってばかりなのだから。しかもアウグストはディフェンスにまわり4バックへ。・・・・そしてジュニーニョのイエローカード。・・・どこまで持つか・・・。残り時間はあと5分。ここで新潟にミスが生まれる。新潟のディフェンダーがジュニーニョのマークを外してしまい、川崎に追加点が入る。(打ったのは我那覇)。これで試合は決まった。気落ちした新潟はロスタイムにさらに失点し、3-0で川崎の勝ち。これで3位の状態は変わらないが、首位新潟、2位広島と勝ち点4位差。あと7試合。いよいよ面白くなってきた。

 この後、必ず行うであろう岡山のパフォーマンスは見たかった。が私は席を立ち横浜国際総合競技場に向かう。スタンドを降りようとしたところでタイムアップ。川崎サポーターは抱きついて喜び、新潟サポーターは俯いて落胆する。この対比はいつみても美しい。ホーム川崎の選手のパフォーマンスが新潟の落胆に追い討ちをかける。このまま最終節にもつれ込んだら・・どうなんだろう。最終節の川崎の相手は広島である。


14:00~川崎市中原区 等々力緑地公園陸上競技場 晴 観衆 21,393人(公式発表)

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