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2003/10/05

川崎 3-0 新潟

1005


 バイクで等々力競技場に向かう。途中、第三京浜の渋滞表示ボードに見慣れない情報が出る。「小杉十字路渋滞中」。第三京浜なんて20年近く毎週のように走っているけれどこのボードははじめてみた。今日の試合の観客数が目に浮かぶ。

 J1昇格戦線に喰らい突いている川崎はここ数週間キャンペーンを張っている。特定の、絶対勝たなければならない重要な試合をピックアップし、その試合を目標に観客の大幅増員を狙うものである。去年はセレッソ戦で「等々力満員大作戦」今年はアルビレックス戦で「等々力超満員大作戦」サブタイトルは「青色統一」。露骨と言えば露骨だし、一途ともいえるしいえるしけなげとも言える。ただ、私はサポーターに向かってなりふりかまわず直球を投げてくるこの姿勢は大好きだ。

 アルビレックスは強敵である。相性、とでも言うのだろうか、戦力的に劣っているわけでもないのに何故か勝てない。石崎監督と反町監督だけではない、松本監督と永井監督のときもそうだった。しかし私はこの試合、恐らく川崎が勝つだろうと思っていた。川崎は
こういうキャンペーンを張った試合は絶対に負けない。FC東京にも、札幌にも、セレッソにすべて完勝した。普段5千人前後しか入らないスタジアムに何倍もの観客が来る。スタジアムの空気が一変する。選手の気持ちの入り方も変わるのは当然のことだろう。

 試合開始1時間20分前に到着。スタンドはガラガラ。でもこれは予想通り。川崎サポは試合開始直前にならないとこない。アウェイ側ゴール裏は新潟サポーターでビッシリ埋まり、数の上ではホームのフロンターレを圧倒している。バスの数は20台。大一番であることは当の新潟サポーターもよくわかっている。私はメインスタンドに着席。Aチケットでメインスタンドに座れるわけだからかなり安い。J1に昇格したらこの席はいくらになるのだろうかと思う。

 試合前のセレモニーがいろいろ始まる。大人数の子供サッカー、正装したファンファーレ吹奏団、フェアプレーフラッグのもち手の一人はアウグストの子供。場内を煽るスタジアムDJ、1階席を埋め尽くした2500本の青い旗。大々的に売り出された青心統一Tシャツと昇格弁当。チームスタッフの目に見える努力がこの日になって実を結んでいる。スタジアムに緊張が走り選手入場、そしてキックオフ。

 前半1分、アウグストからパスを受けたジュニーニョが新潟のディフェンダー2人を振り切ってセンタリングを上げ、ホベルチがワンタッチでゴール。ジュニーニョの突破も見事であったが、新潟の足が完全に止まっていた。第4クール特有の昇格プレッシャーが新潟を襲う。このプレッシャーと戦う姿がJ2の醍醐味。J1しか見ないサポーター、特に鹿島や磐田のサポーターにとっては絶対にわからない面白さだろう。

 試合はその後、こう着状態に入る。と言ってもイーブンに戦っているわけではない。圧倒的に攻める川崎に対し、必死で守る新潟といった構図が続く。新潟はチャンスがない。川崎のパスミスを拾って攻め込むも、最後のセンタリングが見当違いの方向にとび、川崎に拾われてアウト。新潟は殆どがノーチャンスで、私の隣に座っている新潟サポはシュー
トミスが出るたびに大きく嘆く。

 新潟の弱点、それはアウェイにおけるプレッシャーの弱さだ。この致命的とも言える弱点で去年はJ1昇格を落とした。今年も最終節に入り、広島に負け、鳥栖に苦戦し、そして川崎に先制された。川崎も1点先制しているが追加点は奪えていない。時間は徐々にではあるが新潟のペースになっていく。

 前半も終わりにかかる頃、川崎の選手に疲労が色濃く出てきた。少しずつ足が止まりはじめる。川崎自身もプレッシャーを感じているに違いないだろうし、前半の運動量はかなり多かった。そして前半終了。はっきり言って試合のクオリティはJ1に比べると低い。特に川崎は攻撃を外国人3人に頼りきりで攻撃パターンが左しかないので読まれやすくなっている。新潟も山口の運動量が殆ど無く、前線の上野や鈴木が孤立しかかっているので、クリエイティブなサッカーという面ではほめられたものではなかった。

 しかし、この試合においてはクリエイティブ云々などどうでも良い。気持ち対気持ちの勝負が露骨に出ている試合などそう滅多にお目にかかれない。プライドをかけて全力で向かうサッカーの魅力にかなうものはないと思う。年に何試合もない、そういう試合がここにある。

 後半、疲れの酷かった茂原に変えて鬼木を投入。そしてアウグストをディフェンスに下
げて4バックにする。後半から守りに入るのはあまりにもリスクが大きいと思うのだが、さてどうだろうか。

 新潟は山口の調子が今ひとつ。フリューゲルスの頃は圧倒的な存在感があったのだがもう年なのか。その分鈴木健太郎が川崎のディフェンスを突破して冷や冷やさせるのだが、吉原の好セーブも手伝って、点は入らない。でも相変わらず新潟が優勢。当然か。

 正直言ってこの時間帯はかなり辛かった。前半1分で先制して追加点を奪えず後半は守ってばかりなのだから。しかもアウグストはディフェンスにまわり4バックへ。・・・・そしてジュニーニョのイエローカード。・・・どこまで持つか・・・。残り時間はあと5分。ここで新潟にミスが生まれる。新潟のディフェンダーがジュニーニョのマークを外してしまい、川崎に追加点が入る。(打ったのは我那覇)。これで試合は決まった。気落ちした新潟はロスタイムにさらに失点し、3-0で川崎の勝ち。これで3位の状態は変わらないが、首位新潟、2位広島と勝ち点4位差。あと7試合。いよいよ面白くなってきた。

 この後、必ず行うであろう岡山のパフォーマンスは見たかった。が私は席を立ち横浜国際総合競技場に向かう。スタンドを降りようとしたところでタイムアップ。川崎サポーターは抱きついて喜び、新潟サポーターは俯いて落胆する。この対比はいつみても美しい。ホーム川崎の選手のパフォーマンスが新潟の落胆に追い討ちをかける。このまま最終節にもつれ込んだら・・どうなんだろう。最終節の川崎の相手は広島である。


14:00~川崎市中原区 等々力緑地公園陸上競技場 晴 観衆 21,393人(公式発表)

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