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2004/03/27

川崎 1-0 大宮

0327


 先週、前々日、前日、と雨風が続き、今日も雨だったら本当に欠席しようと思っていたのだが幸いにして晴れ。気温も一気に高くなり等々力公園は花見をする家族連れが多数。花見もいいと思うけれど、隣の陸上競技場でサッカーを見ませんか?とガラガラの2階席を見ながらフト考える。

 今日は川崎の今シーズン初観戦。入場ゲートの位置も変わり、年間チケット購入者を対象とした専用ゲートが設けられる。専用ゲートを通ったからと言って別に特別なサービスを受けるわけではない。でも、少しばかりの優越感を感じることができる。こういう大金をかけなくてもできる少しの努力が着実にサポーターを増やし、リピーターを増やせるのだと思う。入場ゲートを登ると「OFFICIAL」のネックピースを下げた背広姿のオジサンが頭を垂れて出迎える。チームによって会社の姿勢というのが如実に現れて興味深い。

 今日の相手は大宮。組織立った守備と速攻が売りのチームである。もし川崎のサポーターがサッカーに興味の無い誰かを誘って川崎の試合を見るのであれば対戦相手は吟味したほうがよい。そして、少なくとも大宮はやめたほうがよい。何故なら点が取れないから。一般にJ2は守備重視の縦ポンサッカーをしかける場合が多いが、大宮のそれは徹底している。しかも監督は今年から元祖組織プレーを標榜する三浦俊也に代わっており、正直言って点の取れる試合ではないだろうなと思っていた。

 試合が始まる。スタメンはほぼ予想通りであるが、右サイドの木村と言う選手は私は知らない。開幕戦から続けて先発したのだから使える選手なのだろう。これはまあいい。私が気になったのは今野がスタメンどころかベンチにも入っていなかった点である。この理由がわからない。川崎と言うと、ジュニーニョ、アウグスト、我那覇の3人の破壊力だけがクローズアップされがちであるが、私は彼らが好きなようにプレーできるのは今野と長橋が前線にボールを供給したからだと思う。今日は久野が入っているけれど正直言って、アウグストと被るような気がしてならない。

 川崎の怪我人状況はよくわからないが、相馬は怪我、町田はスーパーサブ的な要員なのは分かる。うーん・・今野・・少し悩みつつ試合を見る。

 大宮は案の定引いて守ってきた。4バックのすぐ前にボランチが2人。普通ボランチと言うのは攻撃に参加するからこそボランチと呼ぶのであるが、彼ら2人は本当にディフェンスの前に居座るだけ、つまり4-4-2とは名ばかりで、実際は6-1-2-1と呼ぶようなフォーメーションである。

 対する川崎は去年とは打って変わって攻めない。なんとジュニーニョがパス回しをしている。そのため最前線の我那覇とマルクスはフリーランニングのし放題である。うーん、いいのか悪いのか。

 まあ、決して悪くは無い。ボール支配については大多数のを川崎が握り、大宮ゴールを攻めているわけだから悪くは無い。しかし、この厚い大宮ディフェンス陣をボールのこねくり回しで点が取れるかというとそれは無理だ。安易なパス回しが大宮にボールを奪われて大宮のフォワードにダイレクトに送り込まれる。大宮のカットマンは決まって安藤、送り先はもちろんバレーである。

 正直見ていて・・まあ・・これでいいのかな、と何とも表現しがたい試合展開である。私の感想を言わせて貰うなら、こういう厚いディフェンスに対しては逆にカウンター速攻の方がいいと思うのだが。少なくともアウグスト-マルクス、我那覇ラインはその攻めができる人材である。こういうボールを寄せながら攻めるやり方は、中盤でミスをすると致命傷になりかねないような手数の薄いチームがやることであり、ボールキープができる人材がそろった川崎がやることではないと思う。

 川崎はオプションが多く使えるのにそれが見えないのが勿体無い。アウグストも去年のようなキレがないのが気になる。戦術的に足かせでもかけられているのだろうか、この辺の事情はよくわからない。アウグストへのマークがよりいっそう厳しくなっているのは分かるのだが左サイドで膠着すれば右サイドの木村を使えばよい。ただこの木村、ボールを奪われる点が目に付き、あんまり頼りなさそうであるが、大丈夫なのだろうか。

 点は入らないだろう、ときっぱり予想したとおり、本当に入らなかった。前節の甲府戦もテレビで見ている限りではこの大宮戦と同じで、まずバックラインの統率、徹底的なスペースの消しこみを主として向かってくるからちょっとやそっとじゃ点が入らない。これは仕方がないだろう。

 他会場の前半戦の途中経過がでてスタンドから軽いどよめきが上がる。明日開催の鳥栖
-甲府戦を除き、J2の5会場すべてが0-0である。どのスタジアムも1点も入っていない。個々から読み取れるのはどのチームも戦術的には完成されてきたと言うことだ。今年のJ2はディフェンスラインがカギを握ると言ってもいい。ここが破綻したチーム・・例えば仙台とか・・からJ2戦線は下に落ちていくのだろう。厳しいリーグとなってきた。個人的には面白くないが。

 後半開始。大宮が勝負をかけてきた。それはそうだろう。いくら大宮だって全試合引分けでヨシとするわけがない。どっかで攻めに転じるとしたら後半開始早々というのは当然だと思う。ここで川崎のディフェンス力が試される。去年、何故昇格を逃したのかと言えば、ディフェンスのわずかな連携ミス、集中力不足が要因だからだ。その欠点がどこまで直ったのか、そこは見たい。

 箕輪の替わりに佐原が入ったディフェンスは思いのほか安定していた。去年の箕輪もよかったとは思うけれど、今の川崎は誰が出ても一定水準のゲームができる力があるのだろう。それが・・ああなるほどと感じさせられるケースがよく見えた。例えばマークの受け渡し。オフサイド・トラップなど。もともと川崎はオフサイドトラップを多用するようなチームではない。ディフェンスラインが高く敵が攻め込めないと言うのもあるがボールを奪うことが最大の防御であると考えてきたフシがあり、それはそれで川崎の一つの特徴だと思っていた。

 それが、ラインを統率してピシッと取る。「守備」を意識したチームがなせるわざだと思うし、ディフェンダー一人一人がどのポジションに入ってもできる練習を積んできたということなのだろう。私は試合開始前にタレントが多いのだから攻めなきゃダメだろうと思っていたけれど、後半開始20分もした頃には、なんとなく今年の川崎の目指すものというのが見えてきたような気がした。あくまでも「気がした」というレベルであるが。

 川崎が鬼木に代わって寺田を入れたため、展開は大宮よりになってきている。特に中盤(確認したら久永らしい)が交代した後は中盤から前が安定してきた。ただ、私はあまり心配していなかった。バレーのヘッドがあわなければ大丈夫だろうと。

 試合は大宮のその一瞬の隙をついて川崎が速攻をかけ、マルクスが押し込み川崎先制。まあ、こんなものだろう。あと30分。落ち着いて試合をするだけだ。

 大宮は狂ったような猛攻をかける。川崎は圧倒される。この展開をもっと早くからすればいいのにと思うがそれが今の大宮なのだろう。慣れない攻めは脆さを伴う。川崎がカウンターで脅す。ただ得点には至らず試合終了。川崎3連勝。

 試合全体の感想を言えば、川崎にいやらしさが出たというところなのだろうか。正直、いまだにこれでいいのか、という疑問は残っている。しかし結果として手堅い試合運びで3連勝をしたということは評価していいと思う。私は試合の結果はあくまでも結果としてしか見ない。勝てばエライ。それしかない。

 川崎は第一クールは何敗かするだろうが、このまま行くだろう。手の読まれた第二クールをいかに乗り切るかが昇格戦線のカギを握ると思う。あとは怪我人の復帰。選手層が厚いチームはこういうときはお得である。川崎はこれでいい。今度は横浜FCだ。こっちが心配である。

 次回のJ2観戦は4月3日、栃木グリーンスタジアムで行なわれる水戸-横浜戦である。

等々力陸上競技場 6,541人(公式発表)

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