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2004/03/22

神戸製鋼 10-22 東芝

0322


 天気のいい日曜日、バイクを飛ばしてツーリング。目的地は国立競技場。まだ3月であるが、私が国立霞ヶ丘競技場で観戦するのも今年でもう8回目。隣の秩父宮は4回行ってるので今年の国立・秩父宮の観戦予定数は三ツ沢球技場の横浜FC戦を上回るかも知れない。少し飽きた感がある。

 信濃町のローソン四谷左門町店でアテネ女子五輪のチケットを買う。22日(木)のタイ対日本の試合を買う予定だっただが、間違えてベトナム対タイのチケットを買ってしまう。お金を払ってチケットを確認すると間違えたことに気づく。店員に交渉してみるが、一度発券して清算してしまったらもうダメとのこと。仕方がないので買いなおす。非常に鬱である。

 気を取り直して国立へ。木曜日にUAE戦を見たばっかりなので今日の国立を見ると、その対比が著しくて戸惑ってしまう。両ゴール裏は完全封鎖。ニコニコホンワカムードの家族連れが国立のスタンドに長閑さをかもし出す。そこにはUAE戦で見た殺気はない。天気のいい昼下がり。お昼寝するにはちょうどいい。少し違うか。


UAE戦の直後なのでサッカーの白線がクッキリ残っている。心もち黄色い線で上書きしているのが返って苦笑してしまう。23日のU19戦に使うのであろう。スカパーなどでラグビーを見るとこういうサッカー兼用ピッチをよく見る。これがU19戦の時になれば、ラグビーの試合など無かったことのように徹底的に緑色の線で消されるのだからラグビーも可哀想だと思う。

 ラグビーを見るときの違和感というのは、このノンビリムードだろうか。ゴール裏サポというのがいないので、緊張感がない。にもかかわらず試合展開はフィジカルコンタクトの応酬なのだから凄いスポーツだと思う。イベントとしてのエンターティメント性が薄いので見る側に高尚さを要求する。分かる人だけが見ればよい。そういう孤高の趣味なのかもしれない。だからこそサッカーに水を空けられっぱなしなのだと思うが。

 日本の社会人ラグビーは3つのタイトルがある。トップリーグ、マイクロソフトカップ、日本選手権である。サッカーで言うところのチャンピオンシップ、ナビスコカップ、天皇杯と思えばよい。 ただ、サッカーと違い、すべてが短期決戦の連続なので、それぞれの大会の特徴が今ひとつつかめない。トップリーグ優勝が神戸製鋼、2位が東芝、MSカップが優勝がNECで2位が東芝。そして今日の日本選手権が神戸製鋼対東芝なのだから、各タイトルの重みというのがよくわからない。

 メインスタンドとバックスタンドに観衆が埋まりかけた頃、代表選手の表彰があり、選手入場、試合開始。マイクロソフトカップ決勝時のアメリカナイズされたスタジアムDJもなく、淡々と始まる感じである。同じ競技場の同じ競技なだけに日本協会の意気込みのなさが際立つ。他にもある。今日のユニフォームは東芝が赤、神戸が青である。両方ともセカンドジャージで、本来なら東芝が青、神戸が赤のはず。応援している人たちは青が東芝、赤が神戸なので試合展開の優劣と応援する旗の色が逆になっている。(3/22訂正:赤色が東芝のファーストジャージなのだそうだ。だとするとブレイブルーパスという名前や青色のチームフラッグはいったいなんなのだと言う疑問がある。) こういう些細な所にもファン無視が感じられる。神戸製鋼は普段花園で試合をしていて、関東のファンはなかなか見る機会が少ない。であれば神戸はファンがイメージするファーストジャージの赤で試合をしてもいいのではないか。今日のユニフォームを青にする理由がわからない。もっともトップリーグ入替戦、九州電力対近鉄を見に行ったときはもっとひどく、赤色の九州電力、エンジ色に紺のストライプの近鉄と、両チームの見分けがつかなかった。

 それでも少しは気遣ったのだろうか。ファールなどのアナウンスに簡単な解説が入る。「味方の選手が前にボールをパスしてしまったためスローフォワードとなりました」とか。こういう気遣いは嬉しい。欲を言えば決勝戦に限らず当面の公式戦はすべて解説をいれてほしい。何故ならラグビーを見に来る客の3割は実はルールがよくわかっていないと思われるから。ラグビーを見ると私の前後左右で、知っている人が知らない人に対するルール解説がよく聞こえる。本来こういうのはちゃんと分かりやすく解説するゲームスチュワードがスタジアムにいてもいいのだ。でなければサッカーから客は奪えない。

 スローフォワードの説明アナウンスが出ると後ろの女の子が「スローフォワードのスローって投げるという意味なんだ。私、遅いって言う意味だと思っていた」と感心する。それを聞いて私は少し凍りつく。オフサイドを知らなくてもサッカーは楽しめると思うが、スローフォワードを知らなくてラグビーを楽しむのは難しい。


 でも気にすることはない。私は2年前にアメフトを見に行ったことがある。私はラグビーをショーアップさせたものがアメフトであると思いこんでいたのだ。東京ドームに着き、そこで全く違うゲームが繰り広げられているのを見て混乱し、そばにいたゲームスチュワードに「これはどういうルールなのですか」と聞いて唖然とさせたことがある。自分で気づく分だけ彼女はまだ偉い。

 この試合は日本選手権の決勝である。非常に伝統ある戦いでNHKが生放送している。本来なら・・・イチゲンの客に魅せる試合でなければいけない。しかし・・・今日の試合はどんなに贔屓目に見てもつまらなかった。ロクにルールが分かっていない私が言うのもなんだが、本当につまらなかった。

 なにしろ点が入らない。点が入らないこと自体は別におかしくは無い。スコアレスでも面白い試合はたくさんある。しかしそういう試合はインターセプトの応酬で、ボールを取ったり取られたりするから面白いのだ。では今日の試合はと言うと、根本的にパスが出来ていない。試合の進め方はキックだけでランがない。サッカーじゃないんだ、自分でボールもってパス回して進めて見ろと怒鳴りたくなる。ではそのパスはどうかと言うと、これが
またなんでもないイージーパスをファンブルしてしまう。それがノックオンになる。あるいはボールがラインの外に出てしまう。ラグビーはサッカーと違って一度試合が止まるとスクラムを組んだりするので流れが変わってしまう。停滞する時間が増えると緊張感がなくなる。応援歌の聞こえないスタジアムでピッチだけを凝視するのは忍耐を要する。

 前半戦が終わる。東芝は1トライ1ゴールの7点。神戸は1ペナルティゴールのみの3点。7-3の低スコア。永遠に続くかと思われた40分であった。 後半開始。東芝の人気者ナンバー8バツベイが電池切れでベンチへ。この辺りで試合が動き出す。東芝側にボールが回りだす。元々東芝のほうが攻撃力があるらしい。多分前半はバツベイで点を取って逃げ切る予定だったのが取れなかったので選手を入れ替えたというのが理由なのだろうか。よくわからないが、試合に動きが出てきた。 

 具体的には神戸のマークがずれてきた。東芝がフリーでボールを持つ場面が多い。神戸は焦ってきたようだ。タックルしようとしてもかわされてしまう。ラグビーは潰すべきところで潰さないとエンドラインまで独走を許してしまう。東芝はWTB森が50メートル近くを走りきり、トライ。ゴールも決めて突き放す。

 この後、スコアは接戦を続けるも情勢はあらかた決まり、東芝が終始優位に試合をすすめ、追加点を入れて逃げ切った。最後はお互いに駆け引き有りのがっぷり四つの試合となりそれなりに見所が出てきたのがよかった。東芝はトップリーグ2位、マイクロソフトカップ2位で最後に優勝が転がり込んだ。これで2位なら清水エスパルスやレバークーゼンのごとくシルバーコレクターの不名誉を頂戴しなければならなかったところだろうから関係者はホッとしただろう。観客からすればもっと分かりやすいタイトル構成にしてほしいのだが。今日の試合でラグビーシーズンは終了。選手も疲れていたのかもしれない。優勝した東芝にしてもそれほどおおっぴらに喜んでいたりはしない。最後にやっと取れた、そんな気持ちなのだろう。

 表彰式が続く中、私は競技場の外に出た。午後4時を回っていたがまだ日は充分に高い。そういえば今日は春分の日。もう春である。明日は雪だそうだがね。

国立競技場 晴 19,500人(公式発表)

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