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2004年4月

2004/04/29

横浜FC 0-2 川崎

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 横浜サポの視点でこの試合を見れば非常に悔しい試合だったと言える。しかしどちらの側でもない、一般的なサポーターの目で見れば普通に強いチームと普通に普通のチームが試合をして、ごく普通の結果が出た、ということになるだろう。残念ながら両チームの差は大きいと思うし、その戦力の差が大きかった割には横浜FCは崩れることなく90分間をやりぬいたと思う。少なくともブーイングを受けるほどのものではなかった。

 横浜FCの敗因は前節までの負けないサッカーから抜け出れなかったこと。ジェフェルソンの閉塞ポイントを4日間で改善できなかったことだろう。それを選手に要求するのであれば厳しすぎる。強いて横浜FCを責めるのであれば戦略的に川崎を研究し、崩せなかったリトバルスキーにあると思う。

 去年と今年で川崎は何が変わったのか?マルクスが加入した・・相馬が加入した・・。それは本質を突いていない。去年と変わった点一番目に付くのは我那覇の台頭、アウグストの凋落である。アウグストのパフォーマンスが低下した。ここに目をつけるべきだった。アウグストのポジションである左サイド(横浜から見て右サイド)を上手く就いて裏を取れば勝機はあった。この日の気温は非常に高かった。高齢のアウグストは足が止まり、特に後半は殆ど肩で息をしていた。攻め込む隙は充分あった。しかし横浜FCは左サイド(川崎から見て右サイド)ばかり攻撃を仕掛け、それはすべて久野、長橋に止められてしまう。無理に抜けても川崎ディフェンス陣を突破できない。突破するだけの手ごまが足りなすぎる。逆サイドが空いているのにと思うと残念だ。

 左サイドからの攻撃も同様である。小野智吉と横山は仲が悪いのだろうかと勘ぐりたくなるほど合っていない。小野がオーバーラップをする。横山を追い越していくのは全く問題無いけれど、抜かれた横山がフリーランニングで小野を追い越そうとしたときにパスを全く出さない。結果横山はフリーランニングをしただけで終わってしまう。このケースでは小野は横山にボールを預け、自らはゴール前に走りセンタリングを受けるかもしくはバックスに戻るべきだった。タダでさえ充分とはいえない戦力をボールと関係ないところで被らせてどうするんだ、そう嘆きたくなる。同じケースとして下がり目のポジションにいる城とディフェンスの山尾の2人が被りやすいことにもいえる。

 今後、横浜FCが再び勝ち点を積み上げていくためには乗り越えなければいけない壁がある。それは「安定したディフェンス」の副作用である。何故ジェフェルソンが閉塞するか、それはラインが低すぎるから。結局ペナルティエリアの少し前に横浜FCのディフェンダー4人をフラットぎみにに並べているためどうしても前線までの距離が伸びてしまう。

 このディフェンスの安定感を保つためには両バックを少し上げるか、あるいはフラット4でラインを上げ下げするしかないのだが、前者は信藤監督が失敗したし後者はとても恐ろしくてできるわけがない。両サイドバックのオーバーラップと両センターバックの前方へのプレスを交互に繰り替えしていくのが唯一の解だと思うけれど、この試合に限って言えばそれは無理だ。ジュニーニョ相手にディフェンスラインを上げることはできるわけが無い。それは次回、鳥栖戦以降挑戦するしかないだろう。総括するのであればこの試合、横浜FCのペースで試合をすること自体がそもそも無茶だったのだ。

 ランチェスター戦略というのをご存知だろうか。経営戦略の基礎だが元々は戦争における戦術法則である。つまりサッカーににも応用できる。ランチェスター戦略とは何か?非常に大雑把に言えば次の一言だ。「戦術、環境が同じであれば戦力の強いものが勝つ」 当たり前だと言わないで欲しい。この当たり前の法則が全く意識されない試合など普通に転がっている。この試合もそうだったと言えるだろう。

 力の弱いものが強いものに勝つためにはどうしたらいいか?それは力の強いものの弱点を調べ上げ、その弱点めがけて一点突破を図るしかない。先に述べた川崎の弱点-アウグストの裏を突けばよかった。それは今期開幕から前節までの川崎を見ていれば読めていたはずだった。4バックでジュニーニョを押さえつつ、ツゥィード、マシュー、ジェフェルソンの背骨ラインでやるべきではなかった。その戦術は読まれている。次回改善しなければ鳥栖にもやられるだろう。鳥栖の松本育夫監督は相手を分析する能力については非常に高いものを持っている。

 その川崎のもう一つの去年との違い-我那覇の成長は川崎フロンターレにとって大きな財産だと思う。私は今まで我那覇を全く評価していなかった。フォワードにとって必要な能力である一対一の弱さが外国人フォワードと比べて見劣りしており、外人フォワードを好む川崎フロンターレにはなじめないものがあったからだ。それは今でも感じるけれども別の能力が開花したことが大きい。その能力とは、こぼれ球への反応力である。

 なんだ、ゴッツァンゴールかと馬鹿にしてはいけない。華麗なミドルシュートもゴール前での混戦での押し込みも同じ1点である。であれば決めるべきこぼれ球を確実に決める能力と言うのは必要なものだと私は考える。特にジュニーニョのような強引な突破をするフォワードが居た場合、フォローをするフォワードの存在は大きい。今、考えてみると我那覇は川崎の節目節目でバタ臭い得点をとっていた。そういう能力は昔からもっていたのかも知れない。

 横浜はこの敗戦は切り替えるべきだろう。いつかは負ける。これは仕方が無い。大切なことは連敗しないことだ。それができないところが横浜のダメダメなところなのだが今年はどうだろう。次の鳥栖戦はある意味今年の成績を占う試合になる。 

三ツ沢球技場 観衆:6,313人

2004/04/24

日本女子代表 3-0 北朝鮮女子代表

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 3-0。北朝鮮圧倒的優位の前評判にもかかわらず日本が快勝することができたのは国立を埋めたサポーターの力だと思っている。試合が終わって4日が過ぎようとしているけれど、その点を述べたサイトは何故か少ない。私としては意外な気がする。

 観客の力が試合の勝敗を決定付けることがあるか?といえば普通にありえる。それはワールドカップの韓国、Jリーグのアルビレックスを見ればわかる。まあ浦和のような例外もあるが、えてしてサッカーの勝敗において観客の影響は大きい。

 私はこの試合を見るのであれば、普段彼女達がどういう環境でプレーをしているのか知っておかなければならないと思う。○○運動公園多目的広場のような、観客席もない、ただの原っぱ(例えばここ)でLリーグの公式戦を行なっているのだ。

 観客は選手の家族と友人、サポーターは2人、アルバイトに精を出しながら日曜日に原っぱで試合をする。そういう日常をすごしている彼女達が国立競技場で3万人もの観衆をバックにして男子A代表と同じ歌声を受けて試合をすることが、どれほど意義深いことであるか想像できるだろうか。私はできない。今までにみたLリーグの試合とのギャップが激しいだけ、少なくとも彼女達のこの試合にかける意気込みは男子A代表とは全く比較にならないくらい大きいだろうとは感じる。

 それは北朝鮮代表の選手達にとっても同じだろうと思う。北朝鮮と言う国の特異さ、そして女子というカテゴリーから考えると彼女達は3万人の敵意というものを感じた経験は無かったのではないかと思う。テレビで女子ワールドカップを見たけれど、かなりノンビリした雰囲気であった。怖さを感じたこと、そして国のために勝たなければいけないというプレッシャーを感じたことは非常に強かったことだろう。日本が挙げた3得点のうち2得点は北朝鮮のミスによるものであったが、それは間違いなく国立を埋めたサポーターの影響だろう。

 この日の、試合の運び方、個々の力、すべてにおいて北朝鮮の方が数段上だった。中立地において10回対戦すれば10回とも北朝鮮が勝っていたに違いない。北朝鮮の選手達はさぞかし悔しかっただろう。もしホームアンドアウェイで対戦していれば、もし中立地で開催していれば、勝っていたのは自分達だろうに。試合が終わったあとの挨拶を北朝鮮の選手達は行なわなかった。非常に無礼だと思うけれど私は彼女達の気持ちが良くわかる。

 逆に日本の出来は今までのLリーグのレベルからは想像できないほどレベルは上がっていた。もちろんレベルが上がっていたと言ってもそれは女子としての範疇であるけれども、今まで女子サッカーで見せつけられていた視野の狭さというのがかなり解消されていたと思う。

 普通にLリーグを見ていて思うのがサイドチェンジの少なさである。上下の動きはよくできているのだが、片一方のサイドに追い詰められたときにパスの出しどころが無くなってしまう。そして無理に前方突破を試みボールを奪われてしまう。または相手選手が向かってきたときに横パスを出さずにボールをキープしてそのまま相手選手と衝突してしまう。だからLリーグの選手達は足に怪我を負っている人が非常に多い。こういう視野の狭さがこの日の準決勝戦ではなくなっていた。

 日本女子代表は進歩している。それははっきりわかる。しかしそれが世界標準と比べればまだまだ力が足りないのは明らかだ。それは「男子のレベルと比較してはいけない」と常に但し書きをされることが証明している。それではいけないのだ。男子と比較していいのだ。男子と女子が試合をすればフィジカルコンタクトやボールのキック力の差で勝負にならないというだけのことであり、女子同士で試合をしたときのプレーのクオリティにおいては男子同士で試合をしたときと本来差はないはずなのだ。私はドイツ国内でドイツ女子代表の試合をテレビで見たことがあるけれどプレーレベル自体は男子と差はなかった。

 日本女子代表がその世界標準に追いつくにはどのくらいかかるかはわからない。中国や北朝鮮という、男子では日本よりも弱い国が女子だと強い、ということからも日本女子代表はまだ実力不足なのだろう。これから先、北朝鮮や中国と中立地で、そしてアウェーでやって勝てなければ実力の評価はできない。そのアジアの先に世界最強のアメリカ、カナダ、ドイツ代表がいる。その差は男子A代表とブラジル、フランス、アルゼンチンなどのA代表の差よりもずっと大きい。

 一歩ずつ、一歩ずつ進歩していけばいいのかも知れない。今年からLリーグは2部制になった。毎年1、2試合はLリーグの試合を見に行くけれど、今年もまた行こうと思う。澤、酒井、山郷の日常のプレーが見れる。それは今日、国立で見たプレーとはまた違う一面を見せてくれるに違いない。その違う一面を知らなければ女子サッカーは語れないと思う。

 試合が終わり国立を出て、バイクを止めてある日本青年館のほうに向かっていく。途中、北朝鮮のサポーター達の一群に混じってしまう。ブラスバンドを吹いていた彼、彼女達はおそらく朝鮮高校の生徒達だと思う。3人、4人が横一列になって両腕をしっかりと組みながら言葉少なげに歩いているのを見ると、やはりこの試合は彼らにとってアウェイだったのだ。私は北朝鮮国内でこの予選を開催できなかったことについて少しかわいそうに感じた。

国立霞ヶ丘競技場 観衆:31,324人

横浜FC 0-0 京都

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 スコアレスドロー。京都相手に引分け、現在負けが無いというのは評価していいと思う。横浜の方が形を作ることができ、また現在の京都が完全にフィットしていない点を見ると勝ちたかったという気持ちが強いが仕方が無い。去年はこういう試合はロスタイムに失点して負けることが多かった。今年は最低でも引分けている。進歩している点は認めるべきだ。

 引分けの原因は京都の攻撃力の無さに救われたことと、ジェフェルソンの突破力が前節と比べて見劣りしてきたこと、城のポジションが引き下がりぎみで前線から消えていたこと、横浜FCのディフェンスが強固とはいえないまでも破綻していないことが挙げられると思う。

 順を追って書いてみる。京都の誤算は原竜太が全く使えなかったことだ。私は名古屋にいるときの彼を見て、もう少しタイミングなどが計れればいいフォワードになるのになあと思っていたけれど京都に移っても伸びずじまい、将来の代表候補からは程遠い状態となっている。フォワードというのは結果がハッキリしているだけに彼を見ていると切なくなる。佐藤正美と被るものがある。原と代わった田原豊にしても同じこと。所詮松井・黒部の代役にもなりえなかった。トップ下の中山がいい動きをしていただけにチェヨンスがいれば京都は得点を入れることは充分出来ていただろう。横浜は救われたといえる。

 ジェフェルソンは決して悪くはないのだが、前方のパスを受けるスペースを詰められると何もできない。トゥイード、マシューという横浜FC背骨ラインのトップにいるだけにこの詰めを突破できないと得点は難しい。彼を除いた攻撃、例えば大友、臼井から内田、城という攻撃もアリであるが、それはジェフェルソンが攻撃の重鎮-メインルートが確立しているからこそオプションとして有効になるのだと思う。ジェフェルソンのワントップ状態ではだめだ。城を前線に上げてツートップとするか、城をトップ下にして大久保、ジェフェルソンの2トップとするかという検討をしてもいい。大久保とジェフェルソンはタイプが同じであるが、2人を左右のポストにして中央から2列目が切れ込みを入れるというやり方も面白いと思う。
 
 横浜のディフェンスは安心してみていられるとはとてもいえないが、結果として機能している。この辺の言い方は難しいが、切れてばかりのタイトロープディフェンスが、今年は切れていないでいると言えばいいのだろうか。トゥィードがセンターバックにいることが大きいが、山尾とのカバーリングのし合いがうまいとも言える。これがいつまで機能するのかが今後の課題といえそうだ。さしあたっての関門は次回の川崎戦か。 この試合の観戦記はこんなこところ。スコアレスドローは書き方が難しい。この後は国立に移動、五輪予選、女子日本代表対北朝鮮を観戦する予定である。

三ツ沢球技場 観衆:3371人

2004/04/17

ザスパ草津 1-0 横河武蔵野

0417

 1-0でザスパの勝ち。得点者は佐藤正美。こう書くとザスパは強いな、佐藤も結果を出したのか、横河も1失点に抑えたのならいいじゃないかと見られがちだが実際は違う。 この試合の構図を簡単に言うと、突破力の全くないザスパの佐藤とディフェンス力が脆すぎる横河武蔵野の戦いだったということだと思う。

 佐藤の突破力の無さについては横浜FC時代にも、そして横河にレンタルで行ったときにも指摘したのだがそれが直っていない。1対1の局面で抜けない、奪われる、後方にパスを出す。そのため横河のディフェンダー陣はもう一人のザスパフォワード、フラビオだけ気をつけていればよく見た目上接戦になってしまっている。

 ザスパに関して言えばつくづく奈良をホリコシに放出してしまったことが悔やまれる。私は桐蔭時代から奈良を追っているけれど彼は日本では珍しい「一人でなんでもしてしまうフォワード」である。彼がいるからフラビオが生きるのであり、彼の持ち味によってザスパは関東2部を優勝できたのだと思っている。放出の経緯はいろいろあったのだろうけれど、つくづく惜しいことをした。

 こういう「エゴイスト」を嫌う監督は多い。最も代表的なのはフィリップ・トルシエだけど、エゴイストに対するマークの集中化で他の選手が生きるという側面があるのはもっと強く認識していいと思う。川崎のマルクスが怪我で欠場したとたんチームが生き生きしてきたのはエゴイストジュニーニョの存在とそのエゴイストを生かせるトップ下の今野のコンビがあるからだ。我那覇が点を取れるようになったのもジュニーニョニ対するマーク
のきつさが彼に幸いしているからだと思う。去年のザスパにはそれがあった。今年はしんどい。

 ではその佐藤を横河のディフェンスが抑えていたのかというと実はそうでもない。これがこのゲームの面白さををスポイルしてしまう(JFLの試合の大半がそうなのだけど)一員になっている。ザスパの、それほど早いとは言えない攻めに対し横河は安定した守備を見せることができない。非常に簡単にウラを取られてしまう。仕方がないのでファールで止める。そしてイエローカード、レッドカードを貰う。ディフェンダーがイエローカードを貰うのは宿命のように思っている人が多いけれどそれは違う。カードを貰いやすいのは単にヘタだからだ。敵の攻撃パターンが読めていないからアタフタしてフィジカルコンタクトに走ってしまう。

 横河のディフェンダーがイエロー2枚を貰って退場したことにより横河のディフェンスが安定しだしたのは一種の皮肉であろう。マークの受け渡しなどに難があるから裏をとられるわけで、この辺が改善点として認識できればいいのだけれど、今の横河にソレを望むのは苦しいか。

 ザスパはその安定しているとは言えない横河のディフェンスを突破してもなお横河のゴールを破ることはできなかった。ザスパが得点できたのはゴール前での混戦から佐藤の前に転がったボールを蹴りこんだもの。もちろんその得点には彼の能力の賜物といってもいいと思うけれど、佐藤に期待されているものはそこではない。

 この試合がスコア上、接戦のように見えたのは上記の通り相手にチャンスを作らせてしまう横河ともらったチャンスをモノに出来なかった草津の拙攻拙守の応酬だったからだと思う。この辺がイマイチ勝ち切れない草津と勝利をつかめない横河の成績に現れているのではないだろうか。

 辛口な評価をしてしまったけれど、そういうレベル的な面を除けば、見ていて楽しめた。それはお互いが自分の特徴を生かして攻めていたから。中央突破を計る草津とサイドからサイドチェンジを繰り返して攻める横河。横河の場合、左サイドの金選手の突破力は他の横河の選手よりも一回り上である。そういうボールを持つと期待できる選手がいるチームというのは良い。惜しむらくはそれを生かせる選手がいないのが残念だ。数年前まで在籍
した登内がフォワードとしていたのなら、金からのクロスを受けてチャンスを作れるのになあ、と思う。

 ザスパにしても横河にしてもチームの真価はもう少し見極めないとわからない。他のJFLチームと比べて決してダメなわけではないから何とかなると思うけれど、ザスパはフォワードのコンビネーションの向上、横河はディフェンダーの安定化、これができるかどうか、この辺はまた見に来たときに注目してみようと思う

群馬県敷島サッカー場 観衆:1,842人

2004/04/10

川崎 5-0 湘南

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< 疲れが全く抜けなくて自宅を出たのが試合開始1時間前。週半ばにサッカーを見ると週末までからだが持ちません。歳を取っているのかなあ。 さて今日の湘南戦、楽しみにしていたのはもちろんアマラオである。この老獪なフォワードがJ2の中でどこまで頑張れるのか興味深々だったのだが、彼はウォーミングアップに顔を見せない。なんだ出ないのか、がっかりする。どうもケガらしいのだが、城といいアマラオといい、過去の名選手を雇うのであればケガによる欠場を常に意識しなければならない。であれば最初からいらない、という選択をしたほうがいいかも知れぬ。アマラオの再雇用に手を上げたのは湘南だけ、というのはそれが現実なのだろう。

 川崎はマルクスが怪我。ついでに相馬も怪我。フォーメーションはトップ下のジュニーニョを最前列に入れ、代わりに今野がトップ下に。今野は今までベンチにも入っていなかったのにいきなりスタメン。これは去年のフォーメーションそのままで、正直複雑な気持ちがある。

 試合は5-0で川崎の勝ち。湘南は何一ついいところはなく、未勝利記録を伸ばし4分1負けとなった。サポーターはつらいだろうなあ。特にJ1時代の平塚のユニフォームを着ている人を見るとそう思う。 試合の感想を書いてみる。結論から言えば、この形が一番いいと。開幕戦から前節まで、いままでしっくり行っていなかった「カタチ」がぴったりとはまった、そんな試合だった。 ハッキリ言おう。マルクスはいらない。もちろん雇っていてまずいことはなく、ジュニーニョの控えとしてベンチに置いておいてもいいのだが、そういう選手でないのは確かだ。ストライカーは足りているのにストライカーを獲ってきても機能しない。リーグ1の総得点数を得たチームがさらにストライカーをとっても仕方が無い。むしろ同じタイプのフォワードを何人も入れたために個々の選手の役割があいまいになったと言っていいと思う。

 ジュニーニョの魅力は一対一の圧倒的な強さであり、この選手に対峙するにはまず一人では無理だ。当初、関塚監督はジュニーニョをトップ下に入れてまず中央突破、その後、前の2人(我那覇、マルクス)にパスを出してゴールを狙おうと考えていたのだと思う。その考えは悪くない。しかし、実際はジュニーニョがトップ下でボールを受けてもパスを出せる相手はすでにマークがついており、ジュニーニョは単なるクロスを上げるだけの選手の意味合いが強くなってしまっていた。それでも勝ち続けてしまうところに川崎の強さがあるが、総じて去年の「怖さ」というものはなくなってしまった。ジュニーニョはやはり生粋のフォワードなのだと思う。まあ、我那覇がもう少し一対一に強く、また遠目からのシュートを決められるだけのモノがあればこの事情も違ってくると思うのだが現実は甘くない。

 そこで今野が生きてくる。私は今野がスタメンをはれる選手だと思っていたが、外れても特に気にしてはいなかった。川崎の攻撃はサイド、特に左サイドに集中しており、中央から右に位置する今野や塩川、長橋はそれほど重視していなかった。(正確に言えば、私は川崎の左側偏重は苦々しく思っていたのだが、アウグストの能力が際立っていたために問題にしていなかった)しかし、今年はアウグストの調子が今ひとつ良くないため、中央からのパス配給が重要になってくる。となれば、今野が生きてくる。今野はそれほど際立った能力を持っているわけではない。

 しかし、ジュニーニョをいかに生かすか、彼がどこでマークを外せるかというタイミングを把握しており、オフサイドラインギリギリにいるジュニーニョへのパス出しがうまい。また、今野、アウグスト、木村、我那覇でショートパスを組み立てながら中盤のラインを押し上げているため湘南はオフサイドを取れるまもなくディフェンスがずるず
ると下がってしまう。こうなると攻撃も守備も苦しい。

 湘南は、前半は守備に徹すれば、このような苦しい展開にならずに済んでいたのではないか。ここまで全て「分け」という現実に湘南は勝利に飢えていたのかもしれない。キックオフから数分の間積極的に見せた攻勢は私にはそう見える。その積極性が却って自らの焦りを生み、川崎のインターセプトを許してしまった。川崎はえげつない。戦力的に上回りながらも縦ポンサッカーをする。

 一般に縦ポンサッカーは嫌われる。何故いけないのかといえば、試合がつまらなくなることもあるが、ボールの落下点における奪取率は敵味方とも半々であり、敵に取られればカウンターを喰らってピンチを招きやすいからだ。だからまずキーパーからディフェンス、ボランチへボールをつなぐサッカーが好まれるわけ。

 しかし川崎は違う。なにしろジュニーニョめがけてボールが飛んでくれば、ジュニーニョは負けない。そのまま奪って一人でゴールに運んでしまう。これでは相手チームは苦しい。なまじ色気を出してせめて言ったばっかりに少しの少しの機の緩みが失点してしまう。前半8分の川崎の先制点はこうして生まれた。

 ハッキリ言ってこの試合、この先制点で試合は決まったといっていいと思う。湘南のフォワード、高田は結構いいと思うけれど、いかんせん全体の駒がそろっていなさすぎる。結局パラシオス一人で成り立っているチームで湘南が今年のJ2を戦うのはつらいのではないか。パラシオスと同じ能力を持ったフォワードが湘南にいればいいのだが、アマラオにそれを期待するのは苦しいか。熊林は好きなプレーヤーなのだがチームの中に埋没してしまっている。もったいない。

 前半8分の先制点の後の得点はもはや余興にすぎないと言っていい。ハッキリ言って見るポイントはなかった。弱い相手を狩り続けるショーであり、駆られる側には惨めさがあった。私はメインスタンド中央、ややアウェー側に座っていて、湘南の凡プレーに辛らつな声を上げていたのだが周りに居た湘南サポーターはさぞかし不愉快な思いをしたかもしれない。反省。しかし、正直に言ってプレーの質を伴っていなければ罵倒されるのはやむを得ないであろう。所詮その程度の内容だったのだ。


 湘南がどこまで踏ん張れるのかはわからない。逆に川崎はマルクスの不在が功を奏したという笑っていいのか悪いのか、こちらもなんともいえない状況にある。現在の戦力を見る限り川崎がリーグの中で頭一つぬけている状況に変わりは無いが、スタメンの組み方は結構シビアになってきていると思う。次の水戸戦は大丈夫だろう。ポイントはディフェンスに好調さが出てきた横浜FC戦か。三ツ沢の神奈川ダービーは一つのターニングポイントだと思う。もっともチームは既にゴールデンウィーク明けの京都戦に動員イベントを展開してしまっているが。 次の観戦予定は4月17日、群馬県サッカー場で行なわれるJFL第4節、ザスパ草津-横河武蔵野FC戦である。自転車レースに参加するため、Jリーグ観戦はお休み。

 等々力陸上競技場 観衆:6381人

2004/04/07

横浜F・マリノス 1-2 城南一和

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 水曜夜の三ツ沢球技場でやる試合に来るのは、よっぽどサッカーが好きな人たちと相場が決まっている。ましてや相手が韓国のクラブチームであれば、普通はアウェイサポーターなどこない。普通はね。しかしこの日、三ツ沢球技場に来た人たちを唖然とさせたのは、のアウェイ側のバックスタンド、アウェイ側のゴール裏をギッシリ埋めた城南一和サポーターであった。

 J2開幕戦の横浜-仙台戦もアウェイゴール裏を仙台サポーターが埋めたが今日は密度が違う。そして異様な雰囲気・・・殺気だったホーム側とのどかに談笑するアウェイ側、そしてアウェイ側の殆どが日本人という事実。今までに経験したこともない臭い空気が場を包む。バックスタンドに緩衝地帯を設けて正装で警備をする清水スポーツの警備員のものものしさ、その警備員の緊張した顔つきとその顔のあどけなさ、そのアンバランス。本来殺気を放つ側と迎え撃つ側が逆になるシチュエーションに私は戸惑っていた。

 その理由は私はよく理解している。このクラブの実態を私はソウルで充分に体験してきたから。ようは統一教会が三ツ沢に襲来したのだ。

 「城南一和」韓国名ソンナムイルファ。「城南」とはソウル近郊の地名。一和は韓国で朝鮮人参や清涼飲料水を販売する企業名である。母体は統一財団。私は学生時代、統一教会に嵌ってしまった友人と大喧嘩をしたことがあるのでこの一和という企業もなじみが深い。もっともサッカーで再びかかわるとは思っても見なかったが。

 城南一和の試合を見るのはこれで4試合目。国立のA3カップ、ピースカップが2試合、そしてこのACLである。正直言って勘弁して欲しいのだが、それなりに見所があるため、会社を退社してすぐに三ツ沢に直行する。


 見所とはもちろんマリノスの安貞桓と柳想鐵の2人が韓国チーム相手にどこまで本気を出してくれるのか、ということである。韓国人のスタミナの豊富さは日本人のそれを大きく引き離しており、この蒸し暑い環境下でマトモに動けるのマリノスの選手は同じ韓国人の安貞桓と柳想鐵のしかいない。本気を出してくれればよい。そうでないときは・・・11対11になるのか11対9になるのかそれとも13対9になるのか。マリノスのサポでない私としても興味のあるカードである。

 私はバックスタンドセンターライン上、ちょうど緩衝地帯ホーム際のところで席をおろした。緩衝地帯を隔てて座る黄色いシャツを着たオバサンの声が耳に届く。コドモの話、姑の話。サッカーの話とは全く関係のない、「アウェイ」の話し声に背筋が疼く。この人たちは何者なのか、意を決してアウェイ側に潜入する。幸い背広姿なので「向こう側」に容易に入れる。そこで見たものはハングル読みの応援歌をカタカナで書いた歌詞カードを配る韓国人と一生懸命に読んで歌う日本人の集団であった。心の中で軽い怒りがわいてくる。

 私はマリノスのサポーターではないが、嫌いというわけでもない。少なくともすべての日本のクラブ>すべての外国のクラブというスタンスをとっている。こんなインチキ宗教チームと売国奴の日本人など蹴散らしてやれマリノス、そういう思いはあった。

 現実はなかなか思い通りにはならない。フットボールは特にそうである。この程度の相手、なんで勝てないのだろうなあ・・・・・・・・・・・・・・鬱屈、卑屈、挫折。マイチームでもないのに悔しい思いをするということはなかなかない。

 1-2、マリノスの負け。試合内容はマリノスの自滅だった。前半8分、安貞桓がこぼれ球をミドルで叩き込んだときには、今までの彼に対する恨みをすべて洗い流そうと思っていたのだが、彼が仕事をしたのはそこまで。残りの80分はずっと消えていた。柳想鐵は決して悪くはなかったが、それでも城南の2人のブラジル人フォワードに負ける場面が多かった。 マリノスのオーソドックスな3-5-2という布陣に対し、城南は4-2-4という未知のフォーメーションで挑む。実際はフォーワード2人、ウィングが左右に各2人づつ、ディフェンスが4人の4-4-2なのであるが、バックスタンドから見ていると、サイドライン
に沢山選手が並んでいて選手が走る様は壮観である。このサイドラインに選手を並べるという城南の戦略が当たったと思う。

 マリノスの試合をよく見る人はわかると思うけれど、マリノスは奥を中心としたチームである。松田、中西からセンターにボールを通し、奥から2トップにボールを供給するのがマリノスの戦術である。このマリノスに対し、サイドから攻める、サイドから潰す城南はしたたかだと思う。お互いに研究をしたのであれば、城南のほうがよりマリノスを研究している。奥さえ潰せばボールはフォワードに行かない。そしてサイドは城南のウィングが固めている。

 この状態で最前列の安貞桓にボールをつなぐのは難しいだろうな、私にはそう見えた。城南の攻撃はシンプルである。要は守ってカウンターであるが、左右からの攻撃に徹しているので手数が少なく、かつ早い。城南の最前列を張る12番のブラジル人は足も技も上手く、マリノスの両サイドバックは彼を捉えられない。

 個々の能力で押すマリノス、シンプルなカウンターで攻める城南。退屈さとスリリングさが同居した前半は1-0のまま終了するかに見えた・・・・が・・・・・・・。 前半終了間際、キーパー榎本がボールをペナルティエリアに入ってきた選手を深追いしすぎ、ゴールを無人にしてそこに放り込まれるという失態を演じる。1-1の同点。このシーンを見せ付けられたとき、私はめまいがした。沸くサポーター、その割には対して喜ばない彼、彼女ら。薄気味悪さの中でハーフタイムを過ごす。

 この同点のまま、試合が終われば何も問題はなかった。勝ち点は同じであるが得失点差はマリノスがリードしているから。 しかし状況はマリノスに悪い。スタミナが落ちてくる後半、そしてマリノスは向かい風となる。予想は当たり、後半は城南の一方的な展開となった。 後半20分すぎ、金度勲と対峙した柳想鐵があろうことか、ボケーっとして彼をスルー。ボールはそのまま横浜サイドにあがり、城南はあっさりと決めて逆転。韓国人同士の八百
長ということは絶対にないだろうが、集中力不足にも限度がある。こういう展開を見せつけられるから彼らは信用できないのだ。

 もっとも展開事態はすでにマリノスの負けで、柳想鐵がちゃんと押さえても城南は点を
入れてただろう。後半のマリノスのパフォーマンスはとても見ていられるものではなかった。

 城南はそのまま逃げ切り1-2で勝利。三ツ沢に大きな失望の空気が漂う。もし、横浜FCサポーターがこの試合の結果だけを聞いたのなら、ヨシと喜ぶかもしれない。しかし、実際、この現場で試合を見たものの感想としてはこれはサッカーの冒涜、三ツ沢球技場への陵辱といってもいいと思う。もちろん城南一和の選手達に罪はない。ひとえにマリノスの選手達の勝利にかける意気込みが足りなかったのであり城南の選手の勝つ気持ちが実を結んだだけだと言える。

 しかし、韓国チームの勝ち、と言う結果に対し、ガヤガヤ笑いながらスタジアムを後にする城南一和の日本人サポーターたちはどうしても許せない。私は金を払ってスタジアムに来るのであればどのような見かたをしようが本人の自由だと思っているが、チームが勝ったにもかかわらず、サッカーの話をしないで世間話をしながらスタジアムを後にするオバサンたちをみると、やはり怒りしかわいてこない。この辺の感情は制御しがたい。

 まあ、あまりカッカせずに前を向こう。マリノスにはアウェイできっちり落とし前をつけよう。まだ終わってはいないのだから。このアジアチャンピオンズリーグに限定して私は横浜F・マリノスを応援する。

三ツ沢公園球技場 観衆:9,605人

2004/04/03

横浜FC 2-2 水戸

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 宇都宮市内で餃子を食べていたためスタジアムに着くのが予定より遅くなってしまった。水戸対横浜の試合を栃木でやれば客なんてこないだろうとタカをくくっていたら意外や意外、観衆2000人強。3年前の同じ時期、水戸とやったときは1550人だったのだから、水戸も着実に客を増やしていると言える。横浜は大丈夫かと思う。月末は川崎戦なのになんの集客イベントも企画していない。テンプレ化された神奈川ダービーなんて無意味なのに。危機意識がないと思うのは私だけか。

 天気は快晴。そしてバックスタンドは芝生席。同乗者3人を乗せて車を運転してきた身になってみると寝ていたいね。これが栃木SC戦だったら寝ていたかもしれない。そのく
らい晴れた日の芝生席は気持ちいい。

 横浜FCの試合は開幕戦以来で今日が2試合目。開幕戦勝利の後2戦連続で引分けだったので今日は勝ちたい。しかし、今年の水戸の3試合連続引分け、そしてここ数年の横浜と水戸との相性を考えるとスコアレスドローか、と予想する。両チームの得点はせいぜい1点。0-0、1-0、0-1、1-1のどれか。フォワードに的を絞った放り込みサッカーの予感がプンプン匂う。水戸の、相手にボールを持たせてわざと自陣内まで攻めさせる、という試合を見ているとイライラする。その戦術が的を得ているのだからなおのこと性質が悪い。

 試合結果はいい意味でも悪い意味でも裏切られた。2-2の引分け。横浜FCが水戸から2点も取ったことは驚いた。追いつかれてかなり凹んではいるけれども。

 何故2点とれたのか、そして何故追いつかれたのか、その理由を考えてみる。2点とれた理由はサイドの大友のビルドアップが功を奏したこと。それが逆サイドの臼井、中央のジェフェルソンと効果的に相まってうまくマークを外すことができたことが理由だと思う。

 以前の横浜FCはサイドから上がろうとしても、敵はあらかじめ両サイドにディフェンダーを配置し、そこで止めてしまった。横浜FCはそこからボールを前に運べず後ろに下げたり横に出したりしてボールを奪われ、高い位置からカウンターを喰らってしまった。

 今日の横浜FCは自ペナルティエリア前でタメをつくり、センターライン近くまでボールを運んだ後、そこから両サイド、特に大友の側にパスを出した。ツィードのディフェンス力、マシューのキープ力、そして大友のサイド突破力、そして最終パサーとしてジェフェルソンがいる。こぼれだまを小野智吉、小野信義が拾える。その組み合わせの妙が2得点に結びついたのではないか。少なくとも今年のリトバルスキーの試合の組み立ては大いに成功している。

 大友だけではない。サイドへのパス出しが効いているのは中央を組む内田の展開力だって見逃せない。この内田は、横浜FCがやっと自前で育てたと言っていいほどの成長を見せていると思う。何故、彼をもっと評価できないのかと思う。

 ジェフェルソンばかりが評価されている気がするが、決してそんなことはないと思う。どうやってフォワードまでつなげられたのか、その過程を見てもいいのではないか。 

 ではなぜ2失点を喫したのか。それはその効いていた選手-大友、ツゥイードを変えてしまったから。中盤のタメが張れなくなり、中央から、あるいはコーナーからセンタリングが上がったときにマンマークが甘くなってしまったから。それが原因だと思う。もちろんその失点の原因はまだやれるにもかかわらず勝手に選手を交代させた監督代行にあるのだが(ツィードは怪我が原因だと思うけど、ドクターも見せずによくわかったと思う。できは悪くなかった)。

 2-0で後半20分すぎまでリードし、そこから追いつかれるとしんどい。でも、これは守りきれなかったのではなく、負けていた水戸がパワープレーに出たときにはじめて中央から攻撃したのが功を奏しただけともいえるのではないか。ツィードは前半で交代したのだ。ツィードが交代した直後から中盤を攻めていたら横浜はもっと早く失点していただろう。前半から後半始まってすぐの間は水戸の攻撃はサイドオンリーでツィードが交代してもその影響は出なかった。その意味で考えればなるべくしてなった引分けだと思う。悔しいけどね。

 試合後の夜から現在にかけて横浜FCサポーターがいかに落胆しているかは各サイトを見るとよくわかる。リティの正念場、瀬戸際と言う人もいる。しかし私はそんなに落胆することはないと思う。試合の一場面、一場面はきちんと組み立てられているのだ。試合をよく見て欲しい。ボールは前へ前へと動いているではないか。ディフェンスだって機能しているではないか。強くなっているのだ。

 試合が苦しいのはそれだけ相手との実力差がつきにくくなったということだろう。J2の標準の戦い方というのは進歩しつつ、かつ確立している。守って守って縦一本というバレーボールサッカーから、相手のスペースを消して奪ってカウンターという世界標準とも言える戦術に切り替えてきている。大宮も湘南も山形も水戸も。だからチャンスなんてあまりない。少ないチャンスをキチンと決められるフォワードを持っているか-横浜で言えばジェフェルソンか-。そのフォワードにパスを出すルートを複数確立できているか。そういう些細な一歩が相手より上回ったとき初めて勝てるのではないかと思う。今年のJ2で引分けが多いのはそれが原因だと思う。技術的な巧拙は別として戦術的な面白さ面白さというのが今年のJ2にはある。それを面白いと感じるのには少し年季がいるけれど。


 もう少し落ち着いて気長に見よう。サポーターが苛立っていては選手のモチベーションを落とすだけだと思う。よくなっている、その事実をもって次の試合に臨めばよいのではないか。

栃木グリーンスタジアム 観衆:2019人

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