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2004/04/29

横浜FC 0-2 川崎

0427

 横浜サポの視点でこの試合を見れば非常に悔しい試合だったと言える。しかしどちらの側でもない、一般的なサポーターの目で見れば普通に強いチームと普通に普通のチームが試合をして、ごく普通の結果が出た、ということになるだろう。残念ながら両チームの差は大きいと思うし、その戦力の差が大きかった割には横浜FCは崩れることなく90分間をやりぬいたと思う。少なくともブーイングを受けるほどのものではなかった。

 横浜FCの敗因は前節までの負けないサッカーから抜け出れなかったこと。ジェフェルソンの閉塞ポイントを4日間で改善できなかったことだろう。それを選手に要求するのであれば厳しすぎる。強いて横浜FCを責めるのであれば戦略的に川崎を研究し、崩せなかったリトバルスキーにあると思う。

 去年と今年で川崎は何が変わったのか?マルクスが加入した・・相馬が加入した・・。それは本質を突いていない。去年と変わった点一番目に付くのは我那覇の台頭、アウグストの凋落である。アウグストのパフォーマンスが低下した。ここに目をつけるべきだった。アウグストのポジションである左サイド(横浜から見て右サイド)を上手く就いて裏を取れば勝機はあった。この日の気温は非常に高かった。高齢のアウグストは足が止まり、特に後半は殆ど肩で息をしていた。攻め込む隙は充分あった。しかし横浜FCは左サイド(川崎から見て右サイド)ばかり攻撃を仕掛け、それはすべて久野、長橋に止められてしまう。無理に抜けても川崎ディフェンス陣を突破できない。突破するだけの手ごまが足りなすぎる。逆サイドが空いているのにと思うと残念だ。

 左サイドからの攻撃も同様である。小野智吉と横山は仲が悪いのだろうかと勘ぐりたくなるほど合っていない。小野がオーバーラップをする。横山を追い越していくのは全く問題無いけれど、抜かれた横山がフリーランニングで小野を追い越そうとしたときにパスを全く出さない。結果横山はフリーランニングをしただけで終わってしまう。このケースでは小野は横山にボールを預け、自らはゴール前に走りセンタリングを受けるかもしくはバックスに戻るべきだった。タダでさえ充分とはいえない戦力をボールと関係ないところで被らせてどうするんだ、そう嘆きたくなる。同じケースとして下がり目のポジションにいる城とディフェンスの山尾の2人が被りやすいことにもいえる。

 今後、横浜FCが再び勝ち点を積み上げていくためには乗り越えなければいけない壁がある。それは「安定したディフェンス」の副作用である。何故ジェフェルソンが閉塞するか、それはラインが低すぎるから。結局ペナルティエリアの少し前に横浜FCのディフェンダー4人をフラットぎみにに並べているためどうしても前線までの距離が伸びてしまう。

 このディフェンスの安定感を保つためには両バックを少し上げるか、あるいはフラット4でラインを上げ下げするしかないのだが、前者は信藤監督が失敗したし後者はとても恐ろしくてできるわけがない。両サイドバックのオーバーラップと両センターバックの前方へのプレスを交互に繰り替えしていくのが唯一の解だと思うけれど、この試合に限って言えばそれは無理だ。ジュニーニョ相手にディフェンスラインを上げることはできるわけが無い。それは次回、鳥栖戦以降挑戦するしかないだろう。総括するのであればこの試合、横浜FCのペースで試合をすること自体がそもそも無茶だったのだ。

 ランチェスター戦略というのをご存知だろうか。経営戦略の基礎だが元々は戦争における戦術法則である。つまりサッカーににも応用できる。ランチェスター戦略とは何か?非常に大雑把に言えば次の一言だ。「戦術、環境が同じであれば戦力の強いものが勝つ」 当たり前だと言わないで欲しい。この当たり前の法則が全く意識されない試合など普通に転がっている。この試合もそうだったと言えるだろう。

 力の弱いものが強いものに勝つためにはどうしたらいいか?それは力の強いものの弱点を調べ上げ、その弱点めがけて一点突破を図るしかない。先に述べた川崎の弱点-アウグストの裏を突けばよかった。それは今期開幕から前節までの川崎を見ていれば読めていたはずだった。4バックでジュニーニョを押さえつつ、ツゥィード、マシュー、ジェフェルソンの背骨ラインでやるべきではなかった。その戦術は読まれている。次回改善しなければ鳥栖にもやられるだろう。鳥栖の松本育夫監督は相手を分析する能力については非常に高いものを持っている。

 その川崎のもう一つの去年との違い-我那覇の成長は川崎フロンターレにとって大きな財産だと思う。私は今まで我那覇を全く評価していなかった。フォワードにとって必要な能力である一対一の弱さが外国人フォワードと比べて見劣りしており、外人フォワードを好む川崎フロンターレにはなじめないものがあったからだ。それは今でも感じるけれども別の能力が開花したことが大きい。その能力とは、こぼれ球への反応力である。

 なんだ、ゴッツァンゴールかと馬鹿にしてはいけない。華麗なミドルシュートもゴール前での混戦での押し込みも同じ1点である。であれば決めるべきこぼれ球を確実に決める能力と言うのは必要なものだと私は考える。特にジュニーニョのような強引な突破をするフォワードが居た場合、フォローをするフォワードの存在は大きい。今、考えてみると我那覇は川崎の節目節目でバタ臭い得点をとっていた。そういう能力は昔からもっていたのかも知れない。

 横浜はこの敗戦は切り替えるべきだろう。いつかは負ける。これは仕方が無い。大切なことは連敗しないことだ。それができないところが横浜のダメダメなところなのだが今年はどうだろう。次の鳥栖戦はある意味今年の成績を占う試合になる。 

三ツ沢球技場 観衆:6,313人

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