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2004/08/08

仙台 2-2 川崎

0809


 ロスタイムで2点入れられる、というのはそれほど珍しいことではない。年間100試合位観戦していると、年に1、2度は見る。だからサッカーはリーグのディビジョンを問わず面白いのであり、現場に見に行くのである。テレビではその面白さはわからない。

 ロスタイムに2失点、というのは別として、フロンターレにはこういう緊張感の切れた失点がしばしばある。その理由はいろいろあると思うけれど、私は絶対に勝つという気持ちが川崎よりも対戦相手の方が上回っているときに、こういう逆転劇が起こりやすいのではないか。

 川崎の強さとは何かと言えば、強力なフォワードと強力なディフェンス、という非常に分かりやすい結論に落ち着く。もちろん今野やアウグストと言った中盤の働きもおおきいのだが、ジュニーニョや我那覇といったストライカーの決定力、箕輪や伊藤の一対一の強さと言った個人の能力に負うところが大きい。だからその個人を生かしきれないフォーメーション(例えばジュニーニョとマルクスの組み合わせとか)だと川崎は攻撃の稚拙さが目立つ。人頼みの戦力と言っていいと思う。

 それゆえに、2-0で勝ちが見えたとき、試合を終わらせることが難しくなってくる。例えば等々力での水戸戦のように4点差、5点差がつけば相手の戦力をそぎ落とすことができるのだが、今回のように圧倒的アウェイとなると「勝つ」というモチベーションを維持して試合を終わらせることができなくなる。組織として絶対に勝つんだという気持ちが見えない。今節の仙台は終盤のモチベーションが非常に高かった。噂によるとジュニーニョが仙台サポを挑発したらしいが、真偽は別として試合終了間際では川崎は完全に気持ちが負けていたのは確かだろう。

 結局今年の川崎の「弱さ」というのはそこに尽きる。天童での山形戦に勝てないのも、鳥栖スタジアムでの鳥栖戦でも、相手ホームで相手サポータの後押しを受けて戦うとなると組織としての強みが無くなり個人個人の技能だけが頼りの試合になるのではないだろうか。それらの試合は見ていないので断言はできないが、そう感じる。

 絶対に負けないという気持ち。これがあるからサッカーに絶対はないのだ。J2の中で川崎が一番戦力が厚いのは確かだけれども、敵の、勝利にこだわる熱意を上回れるほどの戦力差はない。ジュニーニョにしても我那覇にしても囲んでしまえばボールは奪える。 今回、川崎が勝てなかったもうひとつの要因はパターン化されたロングボールにあるだろう。強力な戦力を持っていても川崎はキーパーからフォワードめがけてボールを放りこんでくる。これはフォワード(あるいは2列目)が敵と競り合える自信があるからできるのだろうけれど、これが敵に拾われるとカウンターを喰らいやすい。ロスタイム残り数分、川崎はボール回しだけしていればよかった。無理に攻める必要なんてなかった。1点は速攻で決められたから仕方が無かったとしても、何故リスタートでボールをフォワードに送
るのか。そういう詰めの甘さが今回の引分けを招いてしまった。

 はっきり言って川崎がJ1に昇格するのは確実だろう。しかし昇格してもこういうサッカーをするのであれば、それは必ず破綻する。我那覇やジュニーニョはJ1でも通用すると思うが、ロングボールの競り合いに勝てるほどのチームではない。J2とJ1とのギャップを関塚監督はどう埋めていくのだろうか。今は見えない。

 今節の引分けはそれほど痛くはない。ただ、明らかになった川崎の脆を修正するのは非常に難しい。私は第3クール内で川崎の昇格があると予想していたがわからなくなった。逆に2位以下が激戦となっている。2位大宮が勝点42、7位仙台が勝点38だからかなりもつれてきている。仙台としては、昇格レース第一集団最下位につけているわけで、今後の展開次第によっては混戦が続くだろう。おそらく仙台は昇格レースに最後までしがみついてくる。その結果が判明するのは最終節の横浜FC戦になるだろう。もちろん私は見に行く予定である。

仙台スタジアム 晴 観衆18,751人(公式発表)

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