2015年7月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ

アクセスパーツ

  • アクセスパーツ

    ジオターゲティング

« 無事完走 | トップページ | 楽しいロンドン »

2004/10/02

川崎 4-0 横浜FC

1002


 試合自体は特に目新しいものは無かった。ラインディフェンスを引いてオフサイドをとる姿勢を見せる横浜FCと、それをどう崩していくかボールを回しながら考える川崎との試合という感じだった。前半40分まで0-0であったが、川崎は攻めてがないのではなく、アタックをしながら徐々にプレッシャーをかけ続けていたが、思いの他手間取り先制点を取るのが長引いてしまったためと言ってよいだろう。

 前半終了まで後5分、横浜が耐え切れれば後半の展開は違ったものになったかもしれない。しかしそれは4-0という試合結果が1-0か2-0になった程度の違いしかなくて、結局川崎が勝つという結果に変わりは無かっただろう。

 前節、前々節に川崎が負けた相手・・大宮や山形と横浜FCとの差とは何か。それはモチベーションの違い。昇格というこのチャンスを逃したら次はいつ巡ってくるかわからないご馳走。大宮、山形にはそれがあり、横浜にはない。その差は限りなく大きい。

 等々力で試合を見るのは3戦連続だけれど、選手の目の色や奪われたボールへの噛み付き方が大宮・山形と横浜FCとは全く違う。大宮・山形の選手が渡しに見せる恥も外聞も無くボールを追いかけるそのサマは敵ながら美しいものがあった。それが横浜にあったのかといえば、断言して言うが、全くない。モチベーションが切れてしまったのだろう。

 一つだけ横浜を弁護すると、モチベーションとは動機付けのことで、昇格の可能性が事実上なくなった横浜FCにそれを求めるのは厳しすぎる。よくサッカーでは「やる気あるのか!」と罵声が飛ぶが、「昇格するための方策」あるいは「目の前の試合に勝つための方策」が尽きてしまうとモチベーションを維持することはできなくなる。それはプロでも同じことで、この辺を理解していないと罵倒するたびに選手のモチベーションを下げさせてしまうだけという結果になりかねない。横浜FCの選手とサポの係わり合いを見ていると常にそれを感じる。

 この試合は前半の30分くらいまでに横浜が堅い守備からのカウンターで中島が川崎ゴール裏に切り込んで行くのが見れたのだけが収穫だった。守って守って、守りきれなかった。後半は失った先制点を取り返すためにラインを上げたらサンドバッグにされたようなものでフォーメーションがどうといえるものではなかったと思う。横浜は川崎と10回やって1回勝てるかどうか、というくらいの実力差があるので先制点を取られた時点で事実上試合は終わったと思う。

 私にとってこの川崎優勝という結果は特に感動するほどのものでもなかった。おそらく川崎のコアゾーン(Gスポット)で毎試合応援していれば感慨極まりないものがあったかもしれない。しかし富士通川崎時代から10年間、ほぼ一貫してバック・メイン中央で見て来た見にとって見れば、やっとあたりまえの場所に戻ってきたという気持ちしかない。

 それは奢りといわれても仕方がないかもしれない。しかし私にとっての正直な気持ちはそこにある。96年末にチームを結成して毎年毎年Jリーグ昇格と言われ続けられ、最終節に勝点1の差、得失点1の差で昇格を逃し続ければ感慨もへったくれもない。Jリーグ昇格という感動は99年最終戦の鳥栖戦で終わっている。十両落ちした力士が幕内に帰り咲いても初めて幕内に上がった時の感動以上のものは得られないだろう。同時期に昇進したFC東京が既に関脇小結まで上がっている。川崎はこれから追いつかなければいけない。その現実を考えると今日の試合は川崎が優勝したという結果だけしか受け止められなかった。

 ただ、少なくとも辛酸をなめながらJ1復帰を信じ続けてきたサポーター、選手、スタッフはその喜びを得る権利は当然の事ながらある。そしてその彼らの努力についてこれ以上書く権利は私にはない。私はただ、サッカーを見るのが好きなだけだ。そのベクトル上でしか川崎を(そして横浜を)見ることしかできない。そういう視点で見てきたツケはこういうハレの日に払うことになる。

 もし、横浜FCがJ1昇格を果たしたならば、その気持ちのツケはもっと大きくなっているだろう。ただ私はそれはそれでかまわないと思う。今日はサッカーの試合がある、だからスタジアムに行こう、その1点だけでサッカー文化を語れるのであれば、それはそれで一つの観戦スタイルではないか。その見る試合が1部であろうと2部であろうと私は気にしないだろう。

 来年、川崎はJ1に上がる。その時私は鹿島、磐田、清水、FC東京の試合についてはホーム・アウェイとも極力見に行くつもりである。4年前、川崎のホームでコケにしてくれたこのチーム達にはキッチリと仕返しをするところを見届けたい。まあ返り討ちにあうかもしれないがそれはそれだ。楽しみなことではある。


等々力陸上競技場 晴 観衆10,656人(公式発表)

« 無事完走 | トップページ | 楽しいロンドン »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 無事完走 | トップページ | 楽しいロンドン »