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2004年11月

2004/11/23

横浜FC 3-2 湘南

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 今期ホーム最終節。試合開始30分前に会場に入るとスタジアムは既に大入りで、座る場所を確保するのも大変な状況だった。推定で6000人位か。第3クール、第4クールに入ってから観客数が飛躍的に伸びている。この試合で言うと招待券を結構撒いていることは事前に聞いていたので、半分予想できたことなのだが、それでもスタジアムに来てくれたというのはすばらしいことである。今年後半から売り出したファミリーチケットや学割の効果もあるだろう。チケットの価格については私は以前から再三再四批判してきたのでやっとマシになったか、という気持ちが強い。あとはゴール裏を値下げすることだ。まあゴール裏に来る人たちはそれ相応の気持ちがある人たちなので、彼らにしてみればいまさら主張するものではないのかもしれない。

 試合は3-2で横浜FCの逆転勝ち。横浜FCサポ的には劇的な逆転勝利と言えるのだろうが、客観的にみれば正直ほめることができない。

 一言で言うと横浜の勝因も湘南の敗因も、戦力的な面よりもメンタル面の強さ弱さによって決まったものだからだ。J1クラス、またはJ2上位の試合を見れば、まずフォーメーションがあって、「この選手を前に押し上げたことにより○○が機能して、結果的に得点を得た」というような評価ができるのだが、この試合で言うとそのようなものがない。

(湘南は)先制点を取ったらイケイケで追加点が取れた。横浜は焦って追加失点をしてしまった。後半は横浜が1点を取り返した。すると湘南は焦って同点を許してしまった。この流れを両者とも変えることができずに試合終了間際に横浜が逆転した。

 この試合だけではないし、これは湘南や横浜だけでもない。メンタル面で試合を決めてしまうのはJ2下位チーム共通の特徴である。川崎対J2下位チームの試合を見るといつも同じ感想を持つ。

 試合開始から数十分はキチンと試合ができる。オフサイドトラップもかけられるしカウンターも狙えるし、相手のストライカーにはマークもちゃんとつけられる。しかし、前半終了まであと10分、あと5分、そういうタイミングでいつも失点する。そしてこの失点を後半取り返すことができずに敗戦する。横浜FCだけでなく湘南も札幌も鳥栖もみんな同じだ。

 J2なんてそんなものだよ、と吐き捨ててしまうのは容易い。でも基本戦術がちゃんとできて、いいサッカーをしているのならば、そのいいサッカーを90分見せられないのかと思う。もちろん相手が牙をむくタイミングがその残り10分というのもあるだろうが、失点してしまうと立て直せないというのがメンタル面によるものであるなら非常に勿体無い。

 横浜FCは今シーズン、過去最高の8位が確定した。それは素直に評価すべきことだと思う。失点が少なくなった、サポーターが一つにまとまった。スタジアムの観客が増えた。三ッ沢の雰囲気が良くなった。ひとつひとつ良くなっている。でも、最後まで残ったチームの壁・・弱者のメンタリティが最後まで払拭できなかったのが非常に悔やまれる。

 強者のメンタリティを得るには・・それは地獄をみるしかない。選手もサポも泣いて泣いて泣きまくって、もう少しで・・という状態を何度も経験して得るものだと思う。J2下位チームはそれをどうやって得るか、踏み越えるか、考えるしかない。

 来年、横浜FCがどうなるかはわからない。伝え来る情報ではネガティブなものしかないけれど、来シーズンは成長したこと、得られたことを失うことなく課題が克服できることを心から強く願う。 


三ツ沢公園球技場 晴れ 観衆6,287人(公式発表)

2004/11/14

横浜FC 1-0 広島

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 またまた久しぶりとなる横浜FC戦。違うカテゴリーと対戦できる天皇杯はいつも楽しみである。三ツ沢球技場には試合開始1時間前に到着。チケットをもぎり、中に入るといきなりゴール裏歌詞カードを渡される。・・なにか空気が変わっているのは気のせいか。席についてそれが気のせいではないことに気づく。ゴール裏コアメンバーが一生懸命応援協力のお願いをしに回っている。良い意味でも悪い意味でも孤高を保っていた彼らに何かあったのだろうか。もっともその態度は非常に良し。チームが勝つためにはスタジアムが一体にならなければならないし、一体となるためにはコアグループは嫌われた存在ではダメなのよ。それに気づければチームはもっといい雰囲気になると思う。

 結果は1-0で横浜FCの勝ち。典型的なアップセット。この試合以外にも天皇杯J1
チームが緒戦でポコポコ負けた。その理由としてモチベーションの違いを上げているケースが多い。たしかにそういう面はある。ただここでいうモチベーションが当日現場における選手間のやる気の有無を上げるのであればそれは間違いだと思う。実際はJ2チームはJ1を倒すべく対戦が決まったときから当日に向け戦術を練り上げ、当日に向けて勝つための練習を行い、当日は勝つための意気込みを見せているわけである。

 残留に追われてそれどころではないJ1チームにそれができるか、といえば当然出来るわけもなく、それが勝敗を分けたのではないかと思う。横浜FCだけでなく、他の試合における格下勝利チーム全体としての印象としてである。

 この試合、横浜FCが勝った最大の要因は中央からワイドオープンに攻めた展開の広さと速さにあると思う。従来からサイドを使った攻撃をしていることをワイドオープンと呼ぶのであればそれは間違い。中央を北村が単独で攻め上がり、城がそれをフォローしつつ両サイドにパスを出すという点がワイドオープンなのである。従来はサイドしかなかった。これでは敵は両サイドを構えていれば攻撃の目は潰せる。この試合は中央から攻めてくるから敵も中央に張り付かなければならなくなり(中央は城もいる)、敵のサイドが手薄になったことで両サイドにオープンスペースができたのである。両サイドを広く使えること、それがワイドオープンなのだ。その、中央を突いた北村の度胸はたいしたものだと思う。

 おそらくリティが本当にやりたかった戦術というのは今日のようなものではなかったのではなかろうか。ところがやりたくても中央を突破できるフォワードがいない。ジュニー
ニョでもいればともかく、期待の眞中もダメとなっては横浜FCのフォワードの人材不足さが際立ってしまっている。だから横パスの多様などボールを奪われない戦術が第一にきているので尚の事点が取れないのだ。

 横浜FCは前半、凄まじいペースで広島ゴールを攻め立てた。攻守の切り替えも早く、その点だけ見るのであれば試合のクオリティはJ1と同じである。個人的には後半ペースが落ちないか配していたし、事実後半は広島にペースを握られた。しかしそれはあくまでもペースが落ちていただけであり、集中力は最後まで落ちなかった。菅野のファインセーブに助けられた面があるにせよ、横浜FCは最初から最後まで自分達のサッカーを貫き通せた。いい試合だったと思う。ただ、惜しむらくは北村の中央突破がゴールペナルティエリア前で止められてしまったのが非常に悔やまれる。城も同じ。前半点を取れていれば、後半はもっと有利な展開になっていたかもしれない。もっとも横浜FCはメンタル面が弱いので早い時間帯でのリードはそれはそれで怖いけれど。

 焦る広島。横浜FCの先制点はそんな中で生まれた。混戦の中の山尾の得点で、結局フォワードが点を取れないところは従来と変わらないのであるが、この展開は必ずリーグ戦でも生かせる。中央から突破しようという気持ち、それを実行する勇気は紛れも無い財産だから。

 前日の柏戦、そしてこの試合。日本サッカー協会はJ1チーム敗退の多さに頭を抱えているだろうが、普段対戦していない組み合わせが多くできるのはいいことである。

 私は満足した気持ちで帰途についた。帰ったら録画したほかの試合を観戦する予定である。


三ツ沢公園球技場 晴れ時々曇り 観衆2,316人(公式発表)

2004/11/13

天皇杯4回戦 柏レイソル 0-1 群馬FCホリコシ







































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 去年までの天皇杯J1緒戦は1日間で16試合すべて同時に行なっていたのだが、今年から2日間に分散された。これはお気に入りのチームのほかにもう1試合見れるということで、JFAにしてはナイスな決定である。川崎と横浜が分かれていればもちろんこの2つであるが今年は残念ながら同日開催。他のカードは・・と探してみると群馬ホリコシが柏と対戦することが分かった。群馬ホリコシには私の大好きな奈良がいる。ということで彼を追いかけて柏に行くことに決定。(少し気持ち悪い)。ちなみに翌日は横浜-広島に決定。横浜を選んだ理由はもちろん横浜がJ1と対戦する機会は天皇杯しかないからである。川崎は来年、J1全チームとホームアウェイで戦えるのだからここは横浜を選んでもよいだろう。

 私は普段バックスタンドで観戦しているが、奈良のプレーを間近に見たいのでゴール裏席を購入。柏のゴール裏は基本的に立ち見であるが、アウェイ側、前の数列は椅子がある。日本では数少ないサッカー専用球技場なので、今回はゴール裏にする。

 試合開始1時間前にスタジアムに到着。ホームゴール裏は柏サポで一杯だが、アウェイ側は余裕がある。それはともかくホリコシにサポーター集団ができているのに驚く。いままでもいるにはいたのだが、学徒動員のような感じであまりサポという感じがしなかった。今日の集団は年季の入ったオジサンが多く、Jリーグのサポーター集団と比べても全く遜色はない。こういうサポを見るとホリコシが本気でJ2入りを狙っている事に気づく。なかなかよろしい。

 さて試合であるが1-0でホリコシの勝ち。ホリコシのアップセット達成。いやすごい。2階級下のクラブがJ1を倒すというのは滅多に見られるものではない。しかも決めたのは奈良である。この試合を少し掘り下げて見たい。

 点を取ったのは奈良であるが、ホリコシが勝ちを得るために精力的に動いたのは#27チュウミという外国人と#14羽山の2人であった。この2人は基本的には後ろよりのポジション(3列目)にいたのだが、積極的に前に上がり柏ゴールを脅かしていた。そのため柏は彼らにマークをつけざるをえず、結果として奈良をフリーにしてしまった。奈良は運動量こそ多いものの、あまりボールタッチがない。ポジションも左ウィングであり、これが良いのかどうか・・私は最前線がいいと思うのだが、結果としてみれば、これでよかった。。別のフォワード、または先の2人がシュートを打ちまくった結果、奈良はシャドーストライカーとしてフリーでシュートを打てた。

 で、奈良である。今日の試合はもちろん彼がどこまでJ1として通用するか、確かめるために来たのだが、結果はもちろんJ1で充分通用する。断言できる。日本代表でも通用する。少なくてもJFLでプレーをする選手ではない。

 プレースタイルが根本的に一般的な日本のフォワードとは違うのだ。スピードとテクニックと視野の広さを持つ日本人はそうはいない。自分でボールを持っていけるフォワードは私が知る限り日本人では奈良しかいない。以下、例えば下記のプレー↓を説明してみる。写真はデジタル一眼レフを使ったオートドライブ撮影で撮影間隔は0.5コマ/秒である。

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 ホリコシ#25奈良が柏#23、#4に囲まれる。写真には写っていないが右ライン上にホリコシ#14がいて、柏#4は奈良から#14へのパスを消そうとしている。
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柏#23と#4との間が少し広がる。この瞬間(わずか1秒程度)を逃さず、奈良はターンをする。右手のバランス感覚が絶妙。この時点で奈良の周りには柏の選手が4人もいる。
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柏#23は完全に振り切られた。そのため柏#4は奈良とホリコシ#14の2人をマークしなければならない。この場面、フィールドプレーヤーの数は柏4人、ホリコシ2人だが実際に生きているプレーヤーは柏は#4の一人、ホリコシは奈良と#14の2人で事実上2-1でホリコシが優位に立っている。ボールの位置に注目。軸足の外側にある。上記の写真と足・ボールの位置関係を見比べて欲しい。上記の写真は左足インサイドにボールがあるが、この写真では右足アウトサイドにある。
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奈良はなんと軸足でボールを前に蹴り出す。左足で蹴れば柏#4に潰されていた。奈良の周囲には柏の選手が集中しており、奈良の前方はスペースが空き放題である。どうすれば効率的に選手が抜 けるか、そしてパスが出せるか彼は本能的に知っている。


 こういうキープができる選手が凄いのは、マークをひきつけることができるため、他の選手はプレーしやすいのである。だから奈良がボールを持てばホリコシの外人チュウミがフリーになる。逆もまた真で、周りにマークがつけば奈良は生きる。

 この試合、柏は取り組み方が難しかったと思う。なにしろリーグのカテゴリが2つも下である。想像だが柏はホリコシのことをあまり研究していなかったのではないか。柏の23番、26番はプレーが緩慢過ぎて怖さを全く感じさせない。柏でやる気を見せていたのは薩川だけで、この試合に限って言えば玉田も消えていた。

 試合は総じてホリコシが押していたのは当然のナリユキだろう。ホリコシだって元Jリーガーが何人もいる。チームのレベルは柏が上でもモチベーションの高さはホリコシの方が明らかに高く、その違いがプレーのいたるところで見られた。正直、JFLの選手に1対1で抜かれる柏#26のような選手を見ると彼らはJ1にいる意味が分かっているのだろうかとすら感じてしまう。

 柏は点を取ることなく負けた。ハーフタイムのブーイング、試合終了後の罵声は当然だろう。J1にいることの意味をサポーターに提示できなければ批難されても仕方が無い。

 試合が終わり、少し圧片づけをしてスタジアムを出る。2000人程度しかいない観衆は殆ど退出しており私とダンマク片付け係しかいなかった。柏スタジアムは風通しが良く、首筋が冷える。サッカー場の前にバイクを止めているのですぐに横浜に帰る。明日は三ツ沢で横浜FC戦である。


日立柏サッカー場 晴れ時々曇り 観衆2,531人(公式発表)

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