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2004/11/13

天皇杯4回戦 柏レイソル 0-1 群馬FCホリコシ







































1113

 去年までの天皇杯J1緒戦は1日間で16試合すべて同時に行なっていたのだが、今年から2日間に分散された。これはお気に入りのチームのほかにもう1試合見れるということで、JFAにしてはナイスな決定である。川崎と横浜が分かれていればもちろんこの2つであるが今年は残念ながら同日開催。他のカードは・・と探してみると群馬ホリコシが柏と対戦することが分かった。群馬ホリコシには私の大好きな奈良がいる。ということで彼を追いかけて柏に行くことに決定。(少し気持ち悪い)。ちなみに翌日は横浜-広島に決定。横浜を選んだ理由はもちろん横浜がJ1と対戦する機会は天皇杯しかないからである。川崎は来年、J1全チームとホームアウェイで戦えるのだからここは横浜を選んでもよいだろう。

 私は普段バックスタンドで観戦しているが、奈良のプレーを間近に見たいのでゴール裏席を購入。柏のゴール裏は基本的に立ち見であるが、アウェイ側、前の数列は椅子がある。日本では数少ないサッカー専用球技場なので、今回はゴール裏にする。

 試合開始1時間前にスタジアムに到着。ホームゴール裏は柏サポで一杯だが、アウェイ側は余裕がある。それはともかくホリコシにサポーター集団ができているのに驚く。いままでもいるにはいたのだが、学徒動員のような感じであまりサポという感じがしなかった。今日の集団は年季の入ったオジサンが多く、Jリーグのサポーター集団と比べても全く遜色はない。こういうサポを見るとホリコシが本気でJ2入りを狙っている事に気づく。なかなかよろしい。

 さて試合であるが1-0でホリコシの勝ち。ホリコシのアップセット達成。いやすごい。2階級下のクラブがJ1を倒すというのは滅多に見られるものではない。しかも決めたのは奈良である。この試合を少し掘り下げて見たい。

 点を取ったのは奈良であるが、ホリコシが勝ちを得るために精力的に動いたのは#27チュウミという外国人と#14羽山の2人であった。この2人は基本的には後ろよりのポジション(3列目)にいたのだが、積極的に前に上がり柏ゴールを脅かしていた。そのため柏は彼らにマークをつけざるをえず、結果として奈良をフリーにしてしまった。奈良は運動量こそ多いものの、あまりボールタッチがない。ポジションも左ウィングであり、これが良いのかどうか・・私は最前線がいいと思うのだが、結果としてみれば、これでよかった。。別のフォワード、または先の2人がシュートを打ちまくった結果、奈良はシャドーストライカーとしてフリーでシュートを打てた。

 で、奈良である。今日の試合はもちろん彼がどこまでJ1として通用するか、確かめるために来たのだが、結果はもちろんJ1で充分通用する。断言できる。日本代表でも通用する。少なくてもJFLでプレーをする選手ではない。

 プレースタイルが根本的に一般的な日本のフォワードとは違うのだ。スピードとテクニックと視野の広さを持つ日本人はそうはいない。自分でボールを持っていけるフォワードは私が知る限り日本人では奈良しかいない。以下、例えば下記のプレー↓を説明してみる。写真はデジタル一眼レフを使ったオートドライブ撮影で撮影間隔は0.5コマ/秒である。

1113a
 ホリコシ#25奈良が柏#23、#4に囲まれる。写真には写っていないが右ライン上にホリコシ#14がいて、柏#4は奈良から#14へのパスを消そうとしている。
1114b
柏#23と#4との間が少し広がる。この瞬間(わずか1秒程度)を逃さず、奈良はターンをする。右手のバランス感覚が絶妙。この時点で奈良の周りには柏の選手が4人もいる。
1114c
柏#23は完全に振り切られた。そのため柏#4は奈良とホリコシ#14の2人をマークしなければならない。この場面、フィールドプレーヤーの数は柏4人、ホリコシ2人だが実際に生きているプレーヤーは柏は#4の一人、ホリコシは奈良と#14の2人で事実上2-1でホリコシが優位に立っている。ボールの位置に注目。軸足の外側にある。上記の写真と足・ボールの位置関係を見比べて欲しい。上記の写真は左足インサイドにボールがあるが、この写真では右足アウトサイドにある。
1114d
奈良はなんと軸足でボールを前に蹴り出す。左足で蹴れば柏#4に潰されていた。奈良の周囲には柏の選手が集中しており、奈良の前方はスペースが空き放題である。どうすれば効率的に選手が抜 けるか、そしてパスが出せるか彼は本能的に知っている。


 こういうキープができる選手が凄いのは、マークをひきつけることができるため、他の選手はプレーしやすいのである。だから奈良がボールを持てばホリコシの外人チュウミがフリーになる。逆もまた真で、周りにマークがつけば奈良は生きる。

 この試合、柏は取り組み方が難しかったと思う。なにしろリーグのカテゴリが2つも下である。想像だが柏はホリコシのことをあまり研究していなかったのではないか。柏の23番、26番はプレーが緩慢過ぎて怖さを全く感じさせない。柏でやる気を見せていたのは薩川だけで、この試合に限って言えば玉田も消えていた。

 試合は総じてホリコシが押していたのは当然のナリユキだろう。ホリコシだって元Jリーガーが何人もいる。チームのレベルは柏が上でもモチベーションの高さはホリコシの方が明らかに高く、その違いがプレーのいたるところで見られた。正直、JFLの選手に1対1で抜かれる柏#26のような選手を見ると彼らはJ1にいる意味が分かっているのだろうかとすら感じてしまう。

 柏は点を取ることなく負けた。ハーフタイムのブーイング、試合終了後の罵声は当然だろう。J1にいることの意味をサポーターに提示できなければ批難されても仕方が無い。

 試合が終わり、少し圧片づけをしてスタジアムを出る。2000人程度しかいない観衆は殆ど退出しており私とダンマク片付け係しかいなかった。柏スタジアムは風通しが良く、首筋が冷える。サッカー場の前にバイクを止めているのですぐに横浜に帰る。明日は三ツ沢で横浜FC戦である。


日立柏サッカー場 晴れ時々曇り 観衆2,531人(公式発表)

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