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2004年12月

2004/12/29

雪の西が丘

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西が丘サッカー場に全日本女子選手権準決勝を見てきました。自宅を出てしばらくすると雪がぱらつき、第三京浜では本降りに。西が丘サッカー場では雪のピッチでした。バイクは雪に弱いです。路面がスリッピーというのもありますが、雪がヘルメットのシールドにこびりつくと前が見えないのです。シールドをぬぐうと常に片手運転を迫られます。これがなかなか辛いのです。

2004/12/05

横浜F・マリノス 1-0 浦和レッドダイヤモンズ

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 いい試合だった。ファールが多くカードもたくさん出て、試合がブツブツ途切れたけれど、絶対に負けられない戦いというのはえてしてそういうものだ。選手からタマシイを感じることのできる試合というのは優勝がかかったときと入替戦くらいだと思う。試合の随所で見られた選手同士の揉め事を見ると選手に気合が入っているのが遠くからでも良くわかる。いいのだ。揉めても。サッカーとはそういうものなのだから。

 今まで何度も書いてきたけれど、私はマリノスは決して嫌いなほうではない。少なくとも浦和なんかよりは数倍マシで、その意味ではマリノスサイドでマリノスの試合を観ることには抵抗はない。勘違いして欲しくないのだが、別に応援しているわけではない。観戦エリアはマリノスサイドでも別にかまわないという意味のことである。

 ただこの試合、マリノスは不利だろうと予想していた。マリノスは久保もアンジョンファンもユサンチョルも欠場という飛車角金落ちの状態で、対する浦和は山瀬と坪井がいないとはいえ攻撃陣が絶好調であるから。

 結果は予想に反して1-0でマリノスの勝ち。河合の先制点をそのまま守りきるといった展開で、浦和を完全に封じ込めたことは純粋にすごいと思う。私はこの試合でマリノスが点を取るとは思っていなかった。フォワードが坂田と清水では点を取れる可能性がかなり低い。その予感は概ね当たった。坂田は確かに成長している。しかしJ1におけるエースストライカーとしては今一つらかった。

 岡田監督もその点は分かっているのだろう。攻撃に入っているときでも奥大介をセンターサークルのあたりに配置している。普段はもっと高い位置でボールを供給しているのにこの位置だと点には絡めないだろう。

 だからただでさえ弱い攻撃陣がますます弱くなってしまう。奥から坂田にパスが出て、坂田がとんでもなく長いドリブルで駆け上っていく姿を見ると、これはちょっとなあ・・とファンでなくても苦笑してしまう。

 奥がこんなにディフェンシブな位置にいるのはもちろんエメルソンを殺すためで、そういう意味では作戦はしっかり当たった。エメルソンに対して有効なパスは少なかった。このエメ対策のフォーメーションは少し興味深い。

 エメルソンを完全に封じきった試合を私は今年見ている。味の素スタジアムでのFC東京-浦和戦。この試合、FC東京はセンターバックの茂庭をエメルソンのマンマークにあて、エメルソンに対してボールを持たせないようにしていた。この試合をみれば、エメルソンのケアをキチンとすれば、浦和といえど決してすき放題攻撃できるわけではない、ということがわかる。ストライカーにボールに触らせないこと。FC東京サポには失礼な話だが、エメルソンと比較して個人能力が見劣りする茂庭ですらこれがちゃんとできるということは、私にとって大きな衝撃であった。

 サッカーとは同じ能力を持った人間同士が攻撃側と守備側にわかれてボールの取り合いをすれば守備側が勝つというのは分かっていたけれど、能力差があっても守備側のほうが
有利であるというのはにわかには信じられなかった。

 だから結局サッカーとは守備からはじめるのであり、それを端的に現わしているのが昨今のJ2なのだろう。

 では、マリノス-浦和において岡田監督はどのような体制をとったのか?基本的には同じである。ただ、FC東京は4バックなので、茂庭一人でOK、マリノスは3バックなので中澤-中西-松田でエメをケアしあったという違いがある。でも考え方は同じなのだ。


 エメルソンが封じられると浦和は点を取れないのか?浦和には非常に酷な言い方だが、一言で言えばそうだ、としか言いようが無い。エメルソンと比べると田中達也も平林も長谷部も、三都主も、今日は出なかったけど多分山瀬も、エメルソンと比べると能力的には相当の差がある。

 強力なストライカー、というのはそれだけでは武器にならない。その選手をマークされればそこで終わりだから。エメルソンのような選手が生きるのは、田中や山瀬がエメ抜きに自分達だけで点を取ることができることが条件だと思う。マークが彼らにつくからエメルソンがフリーで生きるのではないか。この試合とは関係ないが、川崎とジュニーニョの関係だって同じである。ジュニーニョも凄いが我那覇やマルクスがストライカーとしてなりえるからジュニーニョが生きるのだと思う。

 ただ、誤解して欲しくないのは田中達也だって普通のJリーグレベルとしては充分に及第点がやれる。坂田や清水だってそれなりに能力をもっていると思う。しかし、この大舞台でガッチガチのぶつかり合いとなると、オレ様にボールをよこせと主張できないフォワードはやはり弱い。浦和やマリノスだけの問題ではなく、日本人フォワード全体の問題だろう。

 この試合、カードがたくさん出たけれど、退場者は出さなかった。イエローカードを貰った選手はそれ以降ラフプレーがなくなった。みんなわかっているのだ。チャンピオンシップは90分ハーフの試合であることを。累積二枚目で退場することは、通常の試合で前半の内に退場することとなんら変わらないということだ。そういう計算もきちんと試合から感じられる。見に来てよかったと思う。

 今日の試合は1-0でマリノスが勝ったけれど、2試合目も浦和を零封できるとはとても思えない。その意味ではやはり2戦目も見なければならぬ。チケット確保が難しそうだ


横浜国際総合競技場 晴れ 観衆64,899人(公式発表-チケット完売)

HondaFC 3-0 ザスパ草津

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 午前5時。雨戸を叩く音で目が覚める。この瞬間、浜松遠征は中止と決定。午前6時。今度は吹き付ける風の音で目が覚める。雨音は止んだようだがこの風ではバイクは出せないのでやっぱり遠征は中止。暖かい布団の中でぬくぬくと寝込むことにする。 午前9時00分。起床。雨は止んだ。風も止んだ。空は晴れている。バイクは出せる。ただし試合開始まであと4時間。 ・・・・・・うーむ。

 仕方が無いので浜松に行くことにする。好きでサッカーを見るのに仕方がないもヘッタクリも無いのだが、中止と決めた決意を翻すのには根性を必要とする。さっさと着替えて準備して出発する。

 東名高速に乗って10分で後悔する。風が強くてまともに走れない。一般の人にはわからりづらいかも知れないが、バイクという乗り物は風に弱い。高速道路で転倒する事は死を意味する。後続車両に惹かれたくないのでハザードをつけて路側帯を走る。由比の海岸では高波が、牧の原の台地では突風が吹きつけ、文字通り地獄を見る思いで走る。危険だと思うのなら中止して引き返せばいいのだが、中止するのは行くと決めることよりも非常に多くの根性を必要とする。もうここまで走っちゃったのでサービスエリアのたびに止まりながら浜松西インターを目指す。長いことバイクに乗っていると10年に1回くらい死にそうな思いをするが、今日は正にそれであった。次は死ぬかも知れぬ。

 都田サッカー場に着いたのは1時15分であった。もう開始15分を経過している。本
当は試合開始30分前には着いているはずだったのだがまあ止むを得まい。来る途中で買った前売り券を見せてバックスタンドに入る。

 着席後、スコアボードを見ると既にホンダが2点入れている。信じられぬ光景に我が目を疑ってしまう。まだ開始20分である。ザスパはどうしちゃったんだろう。

 試合を見る。ザスパは落ち着かない。ボールホルダーが次のパスの出し手を探し、パスの受け手はフォローにも回れない。フォローするかフリーなポジションに出るか、その判断ができていないようだ。これではボールを奪うことはできないし、奪ってもパスが出せずに取られてしまう。

 私がこの試合を見に来た動機はザスパの2位昇格確定を見届けたいというのももちろんあるが、横浜FCに在籍していた佐藤正美の成長ぶりも確かめたい、ということの方が大きい。

 で、その佐藤だが、ワントップで使われている所を見ると、監督から信用されているのだろう。その意味では安心した。横浜FC時代の、あの無駄な筋肉の塊のような体も少し絞られたようだ。が、気負いしすぎるのか、なかなか攻められない。ボールは散々来るのだが、前を向いて仕事ができない。これは痛い。

 横浜FC時代からそうなのだが、佐藤はゴールに背を向けてプレーをすることが多い。例えばキーパーが佐藤めがけてパントキックをする。佐藤は、それを後方の味方に向けてヘディングで落とす。つまりザスパゴール側に向かってボールを落とすわけで、このボールはホンダに易々と渡ってしまう。まるでホンダの選手にパスを出しているように見える。

 佐藤だけではない。ザスパは一生懸命やっている。それはわかる。しかし気負いがそのまま連携したプレーとなって現れないところに今日のザスパのダメダメさが現れている。 佐藤が寺田に対してパスを出す。このパスをホンダので川島がチェックに行きワンツーパスを消そうとしている。この状況でザスパの鳥居塚は佐藤のすぐ近くにいるにも関わらずフォローをするわけでもなくスペースに走るわけでもなく。ただ単にゴールの方を眺めている。

 後方の選手も同じ。バックスにいたっては完全に足を止めている。これでいいのか?そうじゃないだろう。この場面、ザスパは攻撃をしているのだから、全員ラッシュで走るなりカウンターに備えるべきだろう。パスを出せば自分の役割は終わりか?違うだろう。走ってくれよ90分間ずっと。集中力を切らさないでくれ。今日は最終節なんだ。

こういう場面におけるホンダの選手、ザスパの選手の意識の違いが結局3-0のスコアとなった原因だと思う。一生懸命やっていることはわかる。けれど最終節に昇格をかけた戦いは死にもの狂いでやってほしいのだ。90分走るのが無理なら、せめて体重をどちらかに傾けてすぐに動き出せる体勢を取って欲しい。得点できるかできないか、失点するかしないかはその、ほんの僅かな意識の違いのような気がする。

 逆にホンダの攻めは美しかった。技術的な巧さではなく、意識の巧さと言ってもいいと思う。守りから攻めへの切り替えは決して早くない。むしろボールを奪っても後ろで回すようなところがある。(リードしているのだから当然だ) しかし、ザスパのディフェンスにほんの少しでも穴(スペース)があると、その穴に向けて一斉に襲い掛かる。フォワードだけでなく、ディフェンスの#2川崎まで上がる。この「タメ」を作るところから「攻め」の切り替えの早さが絶妙で、その点を私はずっと見とれていた。

 結局3-0で試合が終わりザスパは2位の座を確保することはできなかった。試合が終わり、芝に倒れこむことなくうなだれるだけのザスパ選手の姿を見ると全力を出し切ったのかな、と疑問に思う。もっとできたはずではないか、という自責の気持ちが強かったのではないだろうか。

 でもその気持ちを忘れずに持ち続けることができるのならザスパはJ2に上がってもそれなりにやれると思う。ザスパは他のJFLチームに比べて恵まれすぎてている、というのがJFL通のおおよその共通した見解だけれども私はそうは思わない。恵まれていないチームとの比較に意味は無い。それはめぐまれていないとされるチームの問題だ。ザスパ自体が目の前の直面した問題をどう捉え、どう解決していくかというだけの事で、その点で見ればザスパは良くやっている。ひとつひとつの試合自体にプレッシャーがかかっているのは試合を見なくても良くわかるし、やっかみに耐えているのもわかる。そういう中で試合をすることは恵まれているとか、いや大変だ、とかいう問題ではない。純粋にひたむきさが要求されるだけのことだ。私はただ、がんばれとだけ言いたい。

 ザスパは自分達でビジネスプランを作り、正攻法でチームを作った。何もやっかむことはないし人の目を気にすることもない。利用できるものは利用すればいいと思う。

 正念場は来年。負けが込んできたときにどこまで気持ちを維持できるか、という点だろう。その時に今日の挫折が生きるのであれば、今日負けたことは決して無駄にはならないはずだ。もちろんサポーターにとっても。


 試合が終わったのですぐにスタジアムを後にする。帰りは風の心配もない。(飛行機と同じで西から東に移動する場合、風は追い風となり走りやすい)東名高速を人に言えないスピードで飛ばして18時前には横浜国際競技場に到着。1時間後にJリーグチャンピオンシップが始まる。自由席は殆ど埋まっていたが2階席にいくつか空きがあり、余裕で座ることができた。 

都田サッカー場 曇り後晴れ一時雨 観衆1,578人(公式発表)

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