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2005/03/12

川崎 3-3 浦和

0312


 あと5秒だったのになあ・・・今まで何度も何度も体感した「This is Football」。絶望からの生還も、夢の実現からの挫折も、いろんなことを経験したけれど、なかなか慣れない。先週に引き続きロスタイムからの同点劇。先週は追いつき、今週は追いつかれた。一年で見ればおあいこなのかも知れない。でも・・もう少しで勝てたのに。悔しい。

 試合開始直前に等々力競技場に入る。川崎史上初の前売り券完売、当日券なし。

等々力の空気はJ2時代とは全く違っていた。スタジアム全体に漂う相手チームへの敵意。今まで、どうしてもほのぼのファミリー的なイメージのあったホームゲームであったが、この日はゴール裏も2階席も、みんな浦和に勝ちたいという気持ちで一致していた。J1に上がれて嬉しいという浮かれた気持ちはなかった。メインもバックスタンドもみんな一緒に歌を歌ったし手拍子を叩いた。コーナーキックを蹴るマルクスが観客席をあおり、観客は答える。私はそれがまず嬉しかった。

 スタジアムカラーは青が6、赤が4と言ったところだろうか。周到に準備を重ねて川崎限定で売り出した前売り券は幸いにして敵に買い占められることはなかった。5年前、磐田と清水にホームをジャックされ、試合もスタンドも敵に蹂躙されたことを思えば大きな進歩であったと思う。選手だけでなくクラブもチームもサポーターもみんな進歩していた。

 浦和は普通に対戦して勝てる相手ではないと思う。チャンピオンシップを見ればよくわかる。すべてのポジションにおいて浦和が上だ。もし川崎が勝つならば、セットプレーからの得点を守りきるしかない。茂庭ですらエメを止められたのだから箕輪だってやってくれるかも知れない。でも守りきれないだろうなあ。不謹慎ではあるが、そう考えていた。

 この予想はいい意味で裏切られた。全体を通して川崎の動きのほうがよかったと思う。この理由として浦和はエメルソンがイマイチ、田中達也が今二つだったのにもかかわらず、ボールはこの二人に集めていたこと、逆に川崎は3トップが実に機能していて、特にジュニーニョのスピードに浦和のディフェンスがついていけていないということが上げられるだろう。得点経過でみれば前半のPKはラッキー、失点はまあ仕方がない。勝負は後半だった。

 意外にも後半の川崎で一番機能していたのはアウグストだった。もちろん前の3人も前半同様動きはよかったのだが浦和の攻撃、特に三都主や長谷部がフォワードを追い越して攻めてくる動きに川崎は対応しきれていなかった。浦和は前半の戦いを反省したのだろう。

 フォワードに頼る動きをしなくなってきた。川崎のディフェンスは彼らに引き連られ、フォワードまでボールが回る機会が減っていた。

 アウグストはディフェンスからボールを受け取ると久野や山根を使いながら前線まで上がる。そしてゴールまで切り込む。浦和のディフェンスは前3人にかかりきりなので手が回らない面もあったのだが、この動きのよさはアウグストの経験の賜物であろう。2年前、J2で見た驚異的な動きというのはもう見られなかった。そういうものではない。老練といったほうがよいかも知れない。頭を使ったサッカー、そんな感じだった。後半の2得点はいずれもアウグストが攻撃の基点となったものだった。

 この試合、どうしてもジュニーニョ対エメルソンという位置づけで見てしまうが、試合の鍵を握ったのはアウグスト、山根、三都主、長谷部、酒井といった中盤であったと思う。両チームともトータルフットボールそのものの試合をし、打ち合いになった。打ち合いをそして制したのは川崎。それがあと少し。本当にあと少し。追いつかれたのは経験の差だったと思う。


 試合終了直前、闘莉王の同点ゴールで浦和サポは当然喜んだ。しかし試合終了直後、両チームの選手はお互いにガッカリしたような精気のない表情で整列したのが印象的だった。この試合、勝てなかった川崎、負けなかった浦和という図式で間違いはないと思う。けれど、優勝候補なのにいまだに勝てない浦和、昇格チームに3点も取られた浦和、エメルソンよりジュニーニョの方がはるかに出来がよかった事実、そういう点で考えると浦和はとても安堵に浸れる状況ではないだろう。むしろ浦和相手にここまで戦えたという自信を得た川崎のほうがずっと引き分けの価値があったはずだ。J1でやれる、選手もサポーターもそう感じることができた試合だった。

 勝てなかったけれど今日の試合は楽しかった。2万人以上の川崎サポーターは満足していたのではないだろうか。試合が終わり外に出たとき大勢の浦和サポーターとすれ違ったけれど、みんな例外なくうかない表情をしていた。それはそうだろう。今日の試合は絶対に勝たなければならなかったのだから。

 次節、川崎はナビスコカップでヴェルディと対戦する。驚異的な突破力をもつワシントンをどう抑えるかがひとつのポイントになるだろう。楽しみなカードである。 


等々力陸上競技場 曇り 観衆24332人(公式発表-チケット完売)

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