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2005/11/15

川崎3-1神戸

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 3-1で勝ちましたが、ゲームの内容は非常に寒いものでした。得点自体はフリーキックが2本、カウンターが1本と効率的に取ったといえますが、両チームの動きが悪く、見ていてストレスがたまりました。
 川崎フロンターレは積極的に攻めてくるチーム(要は強豪チーム)には強く、様子を伺いながら攻めるチームには弱いという特徴があります。これは川崎がカウンターから速攻を得意としているためある程度はやむをえないものがありますが、膠着するとフォワード陣の動きが極端に遅くなるので見ていてつまらないのです。本人たちは全力でやっているのでしょうが、2階席から見ているとサボっているようにしかみえません。攻める手立てがないのであれば、ダミーランを繰り返すとか、ラインをもっと上げて敵を誘い込むようにするとか、やりようはいくらでもあるではないか、そう思います。

 試合がマッタリした最大の理由は川崎が比較的早い時間に先制点を奪ったこと、神戸は降格のピンチに立たされながらも試合に積極性が感じられず、攻撃があまりにも薄すぎたため、両チームともボールを奪われない戦いをしたからでしょう。神戸の淡々とした試合振りを見ていると川崎ばかりを責めるわけにもいかないかなと思います。

 神戸は試合に勝つというチーム状態ではありませんでした。残留云々を語る以前に試合にかける意気込みがなく、ボールが来る場面場面で一生懸命やっているそぶりを見せているだけでした。フォワード平瀬はフィジカルが弱く、せっかくボールが来ても川崎のディフェンスにあっさりとカットされるシーンが目立ちました。このフォワードを1トップにすえている限りは点を取るのは無理でしょう。和多田を投入したあたりから神戸がボールを支配する時間が増えましたが戦局をひっくり返すほどのものはなかったと思います。

 神戸のサポーターには失礼な話ですが、この試合で見たかったのは神戸の死に物狂いさや必死さでした。川崎が勝つこと自体はもちろんいいことですが、それ以前に「いい試合」を見たい。それは川崎も横浜も同じで、時として勝敗よりも優先します。例えば・・ジュニーニョが痛んでタッチライン付近で治療を受けている時間がありました。当然試合は止まりますが、この時、神戸の選手達は各々のポジション付近で立ちすくんでいるだけでした。本当に試合に勝ちたいのであれば、こういう時間はみんなで集まってああしよう、こうしようと話し合うべきなのです。サッカーにタイムアウトはありません。試合が始まればみんなで打ち合わせをする時間はありません。だからこそ試合が止まった時間は貴重なのにそれを生かそうとしない。このシーンを見て私は神戸は終わったなと思いました。

 神戸はすでにJ1残留を語るレベルではなく、来年1年でJ1に戻ってこれるのか、というレベルだと思います。
私は今日の試合を見ている限りではそれも厳しいのではないか、横浜FCと長いお友達になるのではいかと思いますが実際はどうでしょう。

 川崎は、内容が悪いなりに勝ったのは最大の収穫だと思います。世間一般は川崎の今シーズンは終わった(優勝も降格も関係ない)と見ているようですが、私はそう思っていません。まだあきらめていない。今はどのチームが相手でも負ける気がしません。まあ実際は厳しいのでしょうが、そういう信じられるものを今の川崎は持っていると思います。来週は長居まで遠征する予定です。

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コメント

はじめまして。
いろんな試合のレビューが冷静に書かれていること,自転車もやられていることから楽しく拝見しております。いちおうワタシも自転車乗りの端くれなので・・・
川崎が強いと言われるチームに強く,弱いと言われるチームに弱いのは浦和と一緒ですね。前線の個人技に依存するスタイルは往年の浦和を見るようです。
また遊びにきます。では。

コメントありがとうございます。確かに川崎のフォワードの個人技は好調さの一つの理由だと思います。でも今の川崎はディフェンス、ボランチ、トップ下と各ポジションで結構穴を開けることもなくいい試合をしていると思いますよ。
また遊びに来てくださいませ。

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