川崎 1-2 G大阪
久しぶりに誤審が原因の敗戦を見ました。いい試合をしていただけに残念です。前回はいつだったかな。数年前の埼玉スタジアムにおける浦和戦だったかしら。まあ誤審はつきものだし、シーズンを通してみれば、あるいはチームの歴史を通してみると損得は同じようになるので文句をつけるのは野暮なのですが、ちょっとなと思います。特にガンバの得点が両方とも誤審がらみだったと思うとしんどいですね。
ガンバの最初の一点目。川崎のキーパー相澤とガンバの中沢が交錯してボールはゴールライン越え(上記写真参照)、得点が認められたわけですが、キーパーは額を割って出血しました。ポストにぶつけたのならばともかく、キーパーが額を割るほどの怪我をしてどうして得点が認められるのか理解できません。どう見てもキーパーチャージだと思いますが。
次に2点目。ガンバの選手に当たった後、ボールはゴールラインを割りましたが、コーナーキックではなくてガンバのゴールキックとなりました。これに抗議をしている間に試合は再開し、ガンバのルーカスが一人抜けだして打ったロングシュートがゴールとなりました。敵としてみても見事なゴールでしたね。そこから打つのか、と言うシュートでした。
試合全体を見た感想ですが、主審も副審も選手に全くついて行けていませんでした。今日の試合は川崎の黒津、ガンバの宇佐美、交代して入った佐々木とスピードが速く、裏に抜け出す選手が多かったために審判は判定に苦労したと思います。ですから表だって個人攻撃はしたくないのですが、チームも選手もサポーターすらも、今日の試合にシーズンの勝負をかけていたのですから、その無念さは計りしれません。試合内容はお互いの攻撃と守備がガッツリと絡み合ったすばらしいものだけにそこが残念でした。
ただそういうことも差し置いて川崎の選手に言うのならば、ゲームはすべて主審が握っていて、笛が吹かれなければそれはインプレーであることを常に意識していなければならなかったと思います。今日の主審(本当はホームエンド側の副審)は怪しいと感じれば判定はつらいものと言う覚悟すら必要だったのでしょう。・・・・ただ、審判も人間なら選手も人間、サポも人間。そういう不完全なロジックをどこまで受け入れることができるかというと、難しいと思います。正直私自身が割り切れていませんから。
今日の敗戦で、どこまでタイトルの目がなくなったのかはわかりませんし、考えたくもありません。ただ、それでも次の試合はあるしシーズンはまだ残っています。こういうこともあると受け入れて切り替えて、次の神戸戦を戦ってほしいと思います。
等々力陸上競技場 観衆:20,837人
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私は審判のジャッジのせいで負けたとは思いません。
昨日、等々力に行く前、味スタで大宮vs東京を観戦しました。
後半、大宮のシュートが明らかにゴールに入っていたのですが、主審、副審の見ている位置が致命的に悪く、ノーゴールと判定されてしまいました。
それでも大宮は攻め続け、2回ほど惜しいシーンを作った後、決勝点を奪いました。川崎の選手は、昨日も2点目を奪われた後、主審に抗議を続けました。残り5分しかないのですから、切り替えてすぐに始めるべきでした。メンタルの弱さを修正する必要があります。
私は、昨日の一番の敗因は、不用意なパスミスのせいだと思います。
ガンバの選手はパスが正確です。一方、川崎には、ゴール付近で、シュートするか、パスするか、判断がつたない選手がいます。代表クラスの選手ならしないような、相手にパスをしてしまうミスが、致命的なピンチを作ります。優勝を狙うためには選手層を引き上げ、スタメンの中で能力的に危険な選手を無くすことが今後の課題でしょう。
投稿: 鶴見区民 | 2010/09/26 08:19
こんにちは。
いつも拝見させていただいています。
この試合についてですがあきらかにフロンターレの
不用意さが招いた敗北だと思います。
以前、さいたまスタジアムのガンバレッズ戦で暴動の
一因となった試合もスローインをめぐって抗議している間に浦和は失点しました。
ガンバはそのあたりの経験をもっており、そこをついてきます。
審判だって微妙なジャッジをします。そんな時こそ集中していかないと同じ事を繰り返してしまいます。
日本を除くアジアの審判なんてもっといい加減ですし。
昨日のフクアリでも千葉がシュートにいったボールに栃木の選手がブロックに行き足にあたってゴールの上を通過しましたがゴールキックの判定でした。
千葉のサポーターはブーイングでしたが選手はすぐに次の攻撃に備えました。
正直そういったところがまだまだ川崎の足りないところだと思います。
投稿: やま | 2010/09/27 12:28
G大阪サポです。いつも楽しく読ませていただいてます。
審判が試合のスピードについていけなかったことは紛れも無い事実です。
川崎F側からしたらそれが敗因と言う方もいるかと思います。
ですが、元日本代表GK小島伸幸氏が以前Jリーグタイムの番組内で川島永嗣選手にこんなインタビューをしていたのを思い出しました。
小島氏が取り上げたのは、川島選手が相手のシュートコースをわずかに変えてコーナーキックかと思いきや、判定はゴールキックとなったシーン。小島氏の質問は
「こういう判定ってGKにとっては複雑ですよね?せっかくのファインセーブが無かったみたいな感じになりますから。」
みたいなことを川島選手に聞いたのですが、川島選手は迷わずこう返しました。
「チームの勝利が最優先なので、すぐに切り替えてプレーを再開します。」
ルーカスの得点シーンに関しては、この言葉に尽きると思います。ラインの外にボールが出たら審判の判定に準じた次のプレーに素早く切り替える。この試合に関しては川崎Fの敗因はここにあるかと思います。
05年の浦和-川崎F戦に関しては完璧に審判が原因ですけどね。
人間のジャッジにミスがあるのは仕方ないことです。G大阪も敵地・仙台戦で明らかにオフサイドである失点を喫しています。ですが、瞬く間に勝ち越し点を奪っています。F東京-大宮戦でも疑惑のノーゴールの後、大宮が決勝点を奪っています。
このように誤審を引きずらず目の前のプレーに集中することの出来るチームが試合を制するのではないでしょうか?
投稿: にひりずむ | 2010/09/27 17:02
みなさんコメントありがとうございます。
敗因の原因はみなさんがおっしゃる通りです。それはきちんと究明しなければいけません。組織は失敗を常に研究しなければ発展しない、と言うのはサッカーも一般の会社も同じです。
ただ、同じ人間として、客の目線でみたら、あれは・・と思います。試合のレベルは私が見た中でも最高のものでした。あのレベルのガンバ相手に誤審が続けば勝つのは難しいと思います。
投稿: わか | 2010/09/27 23:00
関東単身赴任在住のガンバサポです。
いつもアウェイの観戦に行くたびにスタジアムガイドを拝見しています。本当に他の追随を許さない充実ぶり、写真も素晴らしい。このガイドを見て行きたくなったスタジアムも数多いです。万博の評価が辛口なのはやむをえませんが、いずれ(いつになるか・・・)新スタジアムが出来たら、その時もぜひいらしてください。
先日は、あの優勝の日以来、久々に等々力で勝てましたが、確かに2点目は「誤審」絡みだったですね。そしてフロンターレのナイーブさをガンバが突いた感じでした。確かにあれもフットボール、でしょう。最近ではガンバもナビスコ準々決勝で加地の「それはないやろレッド」でしてやられましたから。
でも1点目、怪我をしたGKは気の毒ですが、あの場面はガンバ左サイドからのクロスを折り返されて、カブってしまった相澤が、その場で飛び上がった中澤に遅れて当たっていったようにも見えました。確かに肘は入っていたのでしょうが。
いずれにしても、フロンターレとの試合はいつも大抵はスリリングな打ち合いになるし、楽しんでいます。
今年こそ、ナビスコカップを獲得されますように。決勝には国立へ応援に行きますよ。
投稿: 用賀在住の吹田市民 | 2010/09/27 23:47
>用賀在住の吹田市民さん
コメントありがとうございます。メンタルがナイーブすぎるのはまさにおっしゃる通りで、そこが誤審に対応できなかったところでもあります。いい加減に直ってほしいのですが。川崎が決勝に進出したら是非応援に来てください。私もガンバの新スタジアムを楽しみにしています。
投稿: わか | 2010/09/30 23:07