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2010年11月

2010/11/29

横浜FC 0-1 草津

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 毎日毎日観戦記を書いているとさすがに飽きますね。と言うか、読んでいる方は飽きないのかなと不思議に思うのですが、毎日書いているとアクセス数が上がって来ました。戦評を書いているわけでもなく、試合を見てああ思った、こう思ったと垂れ流しで書いているだけなので、サッカーを知っている人やチーム事情を知っている人から見れば的外れな書き込みなのですが、たとえ書き殴りの駄文でも、読みに来てもらえるのはありがたいことです。モチベーション維持につながります。

 さて試合の話。前回の札幌戦と違って楽しめました。理由はよくわかりません。多分戦い方は同じだと思うのですが。前回は試合終了間際の得点で勝ち、今回は試合終了間際の失点で負けと、どちらかというと楽しめる要素は逆なのですが、満足度は今回の方が高かったです。

 その差は・・やっぱりスタジアムの差なのかもしれません。横浜FCが絶対的なアドバンテージを持っているのが三ツ沢をホームとしていることで、これはフロンターレからみても相当うらやましいです。もっとも収容人数が圧倒的に少ないので、J1に昇格すると入場料収入がネックになるのですが、J2で、観衆6000人程度だとこのスタジアムで十分です。試合の迫力が全く違います。

 試合ですが、敗因は前半のうちに得点できなかったからです。試合の流れは前半は 「圧倒的] に横浜側、後半は 「結構」 草津側でした。「圧倒的」と「結構」の差に違いはありますが、自分たちの時間帯で得点できた草津の勝ちなのは納得ですね。横浜としては悔しい話ですが、サッカーに限らず勝負事は自分たちの時間帯で勝負を決めることが肝心なのです。

 横浜FCを見ていて楽しめるのは柳沢のオーバーラップですね。彼はシーズン当初は全く使えなく、上がらないは受けられないわ、上がりっぱなしだわで、「こいつはダメ」と言うのが私の評価だったのですが、後半戦が始まったあたりからものすごく生き生きとしました。柳沢は最終ラインの位置でボールを受け、そのまま前にはたいて上がります。そしてボールを貰って中央に入り、パスを出す、あるいはセンタリングをあげる。そういう攻撃の肝となる部分をディフェンダーが担っているので前線の選手たちは相当動きやすかったと思います。だからこそ、そういう時間帯で点を取るべきだったのですが、フォワードがボールを受け取れなかったのが残念でした。

 ここから先の話は痛い部分なのですが、このチームがJ1に昇格するのならば、こういう積極性のある部分をキッチリと詰めるだけの力がないと通用しないでしょう。一年を通してみると、後半戦は確かに勝ちが増えていましたが、J2だから勝てたと言う部分がかなり多いと思います。特にマークのずれが多く、結果として敵のフォワードがそのずれを生かし切れていない、もう少し言うとペナルティエリアの中に入ってくる敵の選手が少ないので結果的に助かっている部分があります。山形はそういうところをキッチリと守っているので今年も残留できているのですが、横浜FCはどうでしょうか。横浜FCもキッチリと守りますよ、と言えるのならば、それでいいです。でもそのとき、柳沢はオーバーラップができるのかな?守備にかかりっきりになるのではないかな?オーバーラップができなければ前線だけでボールを組み立てられるのかな?そう考えると今年J1に上がらず、もっと戦力や戦術を詰めてから上がった方が良かったのではないか、そう考えました。

 ニッパツ三ツ沢球技場 観衆:6,677人 

2010/11/28

川崎 1-1 浦和

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 今期ホーム最終戦。今年の川崎を象徴する内容でした。あれだけ選手を欠けたら今の浦和相手に勝ちきるのは難しいと思うので、仕方ないかなあと思います。開始45秒で先制したときは、このまま終わるはずがないと思っていましたが、その通りになりましたね。

 ただ、前節のセレッソ戦もそうなのですが、客観的に試合を見た場合、J1レベルを満喫できる良い試合だったと思います。スピード感や攻守の切り替えにも早さがあり、アマチュアサッカーをやっている人にとっては結構勉強になるゲームだったと思います。全体を通してみればレベルの高い試合でした。

 しかし、だからこそ、そのレベルに達していない選手がいると、そこを集中して狙われて失点する、勝てる試合が勝てなくなるのかなと思います。川崎は前半早々点をとった後、追加点が取れなかったのが後半響きましたし、後半のキープ力のなさが失点を生みました。浦和は宇賀神、高橋のキープ力が弱く、川崎はそこをつけ込んでボールを奪って行きました。そこから追加点に結びつけたかったのですが、無得点に終わっています。逆に後半、楠神に代わって入った小林が全くキープできない、つながらない、戻れない、取られると言う穴を作ってしまったため、ポンテに川崎側左サイドを再三狙われてしまいました。川崎の失点はここから取られています。

 浦和の宇賀神、高橋、川崎の楠神、小林。そういう若い選手が出てくるのは良いのですが、よりレベルの高いプレーヤーと対峙すると抜かれると言うのは本人の問題なのかクラブの問題なのか難しいです。楠神にしても出だしは良いのですがスタミナが全くなく、90分持たないと言うのは致命的とも言えます。川崎のそういう部分が今年はつけ込まれ、先制しても追いつかれる、逆転されると言う結果になっていると思います。完封されるケースは少ないので、問題なのは攻撃から守備への切り替え、あるいはボールを失わないことだと思います。川崎も浦和も攻撃時は前線に総掛かりで突っ込んで来ますので、サイドハーフがボールを取られるとバックがガラガラになる、マークがつききれないと言う結果になります。

 小林に対してきついことを言ってしまいましたが、彼の側に立ってみれば、この試合両サイドハーフがいずれもフォワードという所に無理があったとも言えます。黒津にしろ小林にしろ、ボールを取られてディフェンスに回り、そこでボールを奪って攻撃をしろと言っても彼らがボールを受ける場所はそこではない、もっと敵ペナルティエリアの近くのはず。それをセンターライン近辺の端っこでボールを貰ってもどうにもならないだろう、と可哀想に思えます。ヴィトールがいればなあ、せめて田坂がいればなあ、稲本がいればなあ・・とレバレバずくしで悲しくなりますが、仕方がありませんでした。今の川崎の悲劇って、選手一人一人が本来のポジションでプレーをしていない所にもあると思います。菊池だって本来はボランチの選手です。でもセンターバックで頑張っています。憲剛はできればトップ下で使いたいです。しかし今の川崎は4-2-2-2なので、どうしてもサイドかボランチになります。サイドならともかく、ボランチだとどうしてもフォワードにボールが届かない。田坂かヴィトールに預けることになる。そこにジレンマが出ます。

 今年は怪我人の多発から始まって移籍づくしと厳しいシーズンでした。選手層の薄さを露呈したようなものですが、裏を返せばこれだけ選手を欠いても順位は半分より上、と言うのは良しというべきものなのかもしれません。課題はある程度見えましたので、そういう部分を解消して行けたらいいのではないでしょうか。選手層の厚みというのならば、園田、實藤、安藤らの成長も鍵になりますね。川崎はまだ1試合残していますが、ホーム最終戦を見た限りではそんな印象を持ちました。

 等々力陸上競技場 観衆:19,411人(チケット完売)

2010/11/27

川崎 1-2 C大阪

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 アジア大会の結果を見ている限り、フロンターレの未来は明るいんだけどなあ・・・・。少なくとも川崎のスカウトは目が確かなのは間違いないと思います。現レギュラーとどうやって使い分けるのかが難しい。それとやっぱりアジア大会に出たU21とJ1ではレベルの差が歴然としているのですよね。

 さて試合の話。試合自体は見応えがあったと思います。相変わらず逃げ切ることができないフロンターレですが、やっている試合の内容は結構いいと思うのですけどね。観客数が逓減しているのは勝てないからなのでしょうけど、もう少し試合自体を楽しんでもいいのになあと、思います。

 この試合は川崎のヴィトールとセレッソのアドリアーノとの競演でした。サイドでゲームを作り、強行していく、そういう個人技の醍醐味を見ることができたと思います。ただ、決勝点を取ったアドリアーノが1枚ずばぬけていて、ここが勝者セレッソと敗者川崎との違いになったのではないでしょうか。まあ川崎のディフェンスがもう少し止めてくれればとも思いますが。

 試合に臨む選手たちの気持ちにも違いがあったかもしれません。セレッソは今年昇格したので、今年度は優勝なんて考えていなかったと思います。ですから4位というポジションはある意味成功で、もう少し頑張ってACLへ、と言う一つ上の目標をつかみに等々力に来たのでしょう。逆に川崎は目標としていた優勝の目が無くなったため、
せめてACLへ、と言う一歩落とした目標をにしがみつきにかかって来ています。モチベーションが下がり掛かっているのを自分たち自身で引き留めようとしている状態ですので、両者のメンタルバランスには差が出たのかなと感じます。繰り返して言いますが、川崎のゲーム運びは良かったです。ただ、アドリアーノのあの突破だけが悔やまれるものでした。

 田坂が戦線を離脱して代わりに楠神が入りました。彼はゲームセンスは良いのですが、スタミナが無く、後半の終わり頃にばててしまったのが残念なところです。そういう部分をアドリアーノは見逃しませんでした。川崎がベストメンバーだったら・・・タラレバは禁句ですが、怪我と移籍につきまとわれた川崎の不遇さが出ていました。仕方がないかなと思います。

 まだ試合は残っています。来年もまだあります。選手一人一人が自分の弱点に気づいて克服してくれればサポーター的には次の試合、そして来年に期待することはできます。

 等々力陸上競技場 観衆:16,194人

横浜FM 1-4 浦和

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 マリノスサポーターの人と試合を見る予定があり、等々力の試合の前に日産スタジアムに向かったのですが、彼が熱を出してダウンしたとメールがあって一人で見る羽目になりました。このまま入場しても良かったのですが、ちょっと考えがあってアウェイ側に回ります。モギリの人に事情を話すと入れてくれました。人生初の浦和ゴール裏での観戦です。

 マリノスの試合では、日産スタジアムはアウェイ2階席を閉鎖している場合が多いのですが、浦和戦は入場客が見込めるため、開放します。私はゆっくり座ってみたかったので2階に行きましたが、スタンドに入ってみると予想以上に浦和サポが少ないのに驚きました。2階席の中央にコアサポーターが陣取り、1階席はパラパラと人が座っている感じ。何というか・・・減ったなあと言う印象を受けました。勝てないから見に行かないと言うのは正直というか何というか・・。苦しいところを支えるから「サポーター」と言うのだろうに・・と思います。今更サポーター論など言うつもりはありませんけどね。こういう人たちを「サポーター」というのならば、勝とうが負けようが他のチームも一緒に応援しようがスタジアムに通って座って観戦する人たちの方が、よっぽどサポーターだと思いますよ。

 さて試合の話。マリノスにとって中澤がいかに大切な人材であったか、つくづく感じさせられました。センターバックというのは不遇なポジションで、敵フォワードの決定的チャンスをつぶせばフォワードの決定力不足になります。またゴールを決めるとセンターバックの責任になるか、フォワードの実力になります。いずれにしても褒めてもらえません。ですから今まで失点を防いできた中心選手を怪我で書いたとたん、ボコボコ点を取られるようになって初めてそのありがたみがわかるようになります。本当は中澤は凄い選手だというのは最初からわかっているのですが、何かこう・・・あらためて偉大さを感じます。 

 ゲームの話ですが、この試合の立役者は浦和のサヌだったと思います。サヌに限らずサイドハーフに外国人をおいているチームは、その選手を中心にゲームが進むような気がします。一番いい例が川崎のヴィトール・ジュニオール。普通、外国人プレーヤーはフォワードのポジションにいるのですが、ここにストライカーを置くとマークでつぶされます。ジュニーニョがいい例ですね。そこで、サイドハーフにゲームメークのできる外国人を置くことによってマークが分散され、ゲームが作れるようになっていくのではないでしょうか。ヴィトールにしろ、サヌにしろ、自身が点を取っているところを見てもそう思います。

 今日の試合を見ている限りでは、何故浦和がここまで苦しんでいるのかがよくわかりません。それほどまでに機能していました。マリノスに中澤がいなかったので勝てたんだと言ってしまえばそれまでなのですが、それだけではないと思います。次の川崎戦で結果が見えるのでしょう。

 日産スタジアム 観衆:29.691人

2010/11/24

山口 0-3 Y.S.C.C

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 この文章を書いているときは、決勝一次リーグの結果が出ているので後追いの感が強いのですが、気にせず書きます。

 私は試合前、このカードはスコアレスか1-1になるのではないかと思っていました。理由は単純で、4チームのリーグ戦で1位のみが決勝に進出となると、一敗の重みというのがとてつもなく大きくなるからです。勝利が勝ち点3、引分PK勝ちが2、引分PK負けが1、敗戦が0点となると、参加チームの腹算用は最低でも引き分けを考えます。ですから慎重に進めるだろうなと考えていました。それが3-0でYSCCの勝利というのは予想外でした。

 試合を見た感想ですが、もし山口がベストメンバー、ベストコンディションで試合に臨んでいたのならば、YSCCとの能力差はかなりあるなと感じました。と同時に、今まで何度も地域決勝に上がって来て、しかも来年は山口国体なのにどうして戦力を充実させて勝負しなかったのだろうか。もしかして緒戦の入り方を間違えたのかなと、いろいろ考えながら家に帰りました。

 で、3日間の試合が終わって今現在の所感ですが、やはり緒戦の入り方だったんだなと。最終日に山口は相模原に勝ったのだから、緒戦の敗戦はメンタル的にあがってしまったんだろうなと、改めて感じました。YSCCが3-0で山口に勝ち、相模原が3-0でYSCCに勝ち、山口は相模原に勝つと言うジャンケン状態でしたね。これにHOYOも加えた各チームの戦力差はほとんど無かったと言うのが現実だと思います。

 先日の天皇杯でYSCCが鹿屋体育大に負けたときもそうなのですが、サッカーはメンタルがかなり大きく左右します。自分を制する者が敵を制するとも言えます。緒戦だけでなく、勝ち抜きにリーチが掛かったときもそうですね。あと一勝すれば決勝進出という状態できちんと勝つのは本当に難しいです。今大会のひたちなか会場は4チームすべてがそういう状態だったのではないでしょうか。

 たとえばYSCC。前日3-0で山口に勝ったのですから二日目の相模原戦に勝てば決勝リーグ進出に大きく前進します。対して相模原は勝ち点でYSCCに負けていますのでここで、YSCCに負けると一位抜けが消滅します。だから死にものぐるいで来た。その迫力に勝てなかったのではないかなと。試合を見ていませんので想像ですが、そう感じます。次に相模原。初日がPK勝ち、二日目が3-0で勝ちですので最終日に山口に勝てば無条件で一位抜けが決まります。しかし負けた。それは前日のYSCCと同じ立場に置かれたからではないかなと。死にものぐるいで来る山口をいなせなかった。

 HOYOも同じ。初日がPK負け、二日目が90分勝ちですので最終日は相模原の結果次第ですが、YSCCに勝てば1位抜けが見えてきます。第二試合の相模原が勝って1位を譲っても勝ち点7あれば2位でのワイルドカードがつかめます。その有利な状況が見えたことで腹算用が出て、プレッシャーに負けた。死にものぐるいで来る山口に勝てなかった。

 そして山口。緒戦の入り方を間違え、二日目も引きずってしまった。3日目は勝てた。しかし遅かった。客観的に見ている人にとっては、あるいはYSCCのサポーターにしてみるとこの3日間はドラマの連続、天国から地獄へ、そして地獄から天国へ。そういう3日間だったと思います。しかし実際はどうでしょうか。

 無粋な言い方ですが、良くも悪くもアマチュアリズムが前面に出てしまったのではないか。そして結果として勝ちを拾ったのがYSCCだった、それが現実ではないかと思います。2日目と3日目を見ていませんので実際の所はわかりませんけどね。各チームが死にものぐるいで戦って得た勝ち点3は、対戦相手が対戦相手自身のプレッシャーに負けたのが最大の原因であって、必ずしも自分自身の強さが発揮できたからではないと思います。

 勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし、と言います。一見すると矛盾したたとえなのですが、この3日間を見るとまさにそれではないでしょうか。負けたのはメンタルが弱いからであり、必然的な負けなのです。勝ちは有利な条件にある相手が勝負強さを発揮できなかったからであり、不思議な勝ちを得たと言えます。それぞれがお互いにそういう試合だったのではないでしょうか。

 強いチームは結局の所メンタルマネージメントのうまさにあるような気がします。全く関係無い話ですが、川崎フロンターレを見ていると本当にそう思います。何故鹿島アントラーズが3連覇をするのか、何故川崎はあれほど充実した戦力なのに優勝できないのか、勝てないスタジアムが何故あるのか。そういう原因を考えてみると、結局はメンタルマネージメントの差なのでしょう。このひたちなか会場に出た4チームはそれぞれがその点を考える必要があるのではないでしょうか。選手もサポーターも。選手が全力でプレーしたから、サポーターが全力で応援したから最終トーナメントに進めるんだと考えてそれで終わりだと足下をすくわれるような気がします。

ひたちなか市総合運動公園陸上競技場 観衆:578人(公式発表)

2010/11/23

横浜FC 1-0 札幌

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 FC東京戦の試合が終わるとダッシュでバイクに飛び乗り、日産スタジアムに向かいます。甲州街道から多摩川沿線道路に抜け、第三京浜に出たら右折、川崎インターから乗って港北インターで降り、日産スタジアムへ。所要40分。試合開始20分前にはスタジアムに到着しました。いいペースです。

 日産スタジアムでの横浜FC戦は何度も見ているのですが、妙なうら寂しさが気になりました。大々的な招待券の配布は行っていないようで、8000人程度の入り。それでも私の前後左右の観客はみんな招待券でした。なんだかな。ホーム側ビジョンは消灯しているし、2階席は閉鎖しているしで、ちょっと辛い。横浜市との約束事でこのスタジアムを使わざるを得ないのかもしれませんが、ホームスタジアムでないスタジアムを使うのは横浜FCにとっても日産スタジアムにとっても幸せなことではないと思いますけどね。

 試合は退屈そのもので、早く終わってくれないかなとずっと思っていました。これが三ツ沢球技場だったらもっと臨場感があって楽しめたのかもしれませんが、緩い傾斜の観客席から陸上トラックを挟んで遠いピッチに繰り広げられる戦いは、ただのボールの蹴り合いとしか言いようがありませんでした。

 両チームとも優勝の可能性はなくなり、降格の可能性もないのですから、もっとリスクを持って仕掛けていけばいいのに札幌はディフェンスラインを崩さずガッチリと守ります。横浜FCも無理に中央突破は狙わずにショートパスをつなぎながら仕掛けどころを探します。まったく動きようのない展開にイライラしっぱなしでした。もし横浜FCがこの試合で引き分ければJ1昇格というのなら「まだ」わかりますが、この順位でこの展開はないだろうと感じました。前半終了後、横浜FCサポーターからブーイングが飛びます。まだ試合が終わってるわけではないのでブーイングは早いだろうと思いますが、まあ気持ちはわかります。

 後半も特に展開のないまま試合は続きます。札幌の西嶋って、川崎戦でも横浜FC戦でも結構カモにしていたように思えたのですが、今日の試合は結構頑張っているなと感じますが、サポでないチームのディフェンダーの頑張っている試合を面白いと感じるまでの観戦力は私にはないのでイライラしっぱなしでした。

 こりゃ引き分けかなと思った瞬間、札幌にとどめを刺したのが久木野で、裏に抜けてヘディングという、ピンポイントゴールを決めてくれました。良かった。とりあえずこれがみれただけでも良かった。久木野は横浜FCにレンタル移籍してからずっと控え要員で、しかも交代するのは試合が終わり掛かった頃です。しかし川崎戦でも岐阜戦でも札幌戦でもゴールを決めています。これは凄い。何故、岸野監督はスタメンで使わないのか理解できません。スタミナの問題かなと思いますが、もっと使ってほしいなと思います。来年は川崎に戻るのか、横浜FCが正式に買い取るのかわかりませんが、川崎時代の苦労を見ているだけにそう感じます。

 日産スタジアム 観衆:8,433人

2010/11/22

FC東京 1-2 川崎

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 FC東京のサポーターがさかんにトイレットペーパーを投げるのを見て、ずいぶん安っぽい応援の仕方だなと思っていたのですが、あれはウンコターレ(川崎の蔑称。使っているのはほとんどがFC東京サポ)に対するアンチテーゼだったのね。まあいいけど。

 別会場で行われている名古屋の試合が優勝決定の可能性があったためか、記者の数がかなり少なかったのが気になりました。一応「クラシコ」なのになあ。ひょっとしたら来年は行われなくなるのかもしれないのに・・・。あんまり川崎を煽るようなイベントが無かったのがちょっと残念。ああトイレットペーパーがそうだったのか。

 試合開始2時間前にスタジアム入りしたときはバックスタンドはガラガラで、調子の悪いチームはやっぱり観客が減るのかなとも思いましたが、キックオフ時にはかなり埋まりました。よかった。やっぱりプロサッカーは観客が多い方が燃えます。

 さて試合の話。調子の上がらないチーム同士の対戦だとこうなるのかなと思いました。FC東京は梶山の動きが悪く、平山にも大黒にもボールが渡りませんでした。中盤、特に梶山と米本を押さえつけてしまえばFC東京は怖くはないと言うのはわかっていましたので、あとはどうやって点を取るかです。中盤の悪い東京に比べて川崎はヴィトールジュニオールの調子が良く、そこからのボールの出方に差がありました。矢島にしてもジュニーニョにしてもプレーはしやすかったと思います。ただ、川崎もスタメンをかなり欠いている面があって、ボールを失うとかなりピンチになります。ディフェンスで奪ってからの速攻、と言う形が綺麗に行かないので、ロングで前線に放り投げてセカンドボールの取り合いの形が多かったです。ここで結構勝てたのは勝因になったのではないでしょうか。川崎はフォワードが動けていましたから、見ていてイライラすることはありませんでした。矢島が点を取った形は強いときのフロンターレの形です。

 ただ、そこで逃げ切れないのが今年の川崎で、コーナーキックから同点にされます。何度目だよと思いつつ、同点、逆転されないことを祈りました。後半、ジュニーニョが点を取り、勝負はあったと思います。ジュニーニョが点を取ったときは私がトイレに行っていましたので詳細はわからないのですが、FC東京の連携ミスとのことでした。そうだとすると、そこがFC東京の弱さなのかもしれませんが、ジュニーニョの得点の嗅覚が並外れているとも言えます。衰えつつあるとは言っても、こういうところで点を取れるのはさすがだなと思います。シーズン前半戦の大半を休んでいるのにもかかわらず得点王争いにも加わりつつありますしね。

 2-1で勝ったときはさすがにほっとしました。優勝の可能性はなくなりましたが、ACL争いはまだ残っています。残り3試合で上位と勝ち点4差というのは厳しいのですが、この試合に勝ったことで消化試合はまだ先になりました。残りはセレッソ、浦和、仙台戦です。頑張ってほしいです。

 味の素スタジアム 観衆:28,480人

2010/11/20

川崎 3-3 山形 (PK 4-5)

1117


 3回戦の横浜FC戦をそのまま繰り返したようなないようでした。前回との違いは、横浜FCは試合終了前のゴールがオフサイドでしたが、山形は決めたところでしたね。正直、雨の中で120分見て、結果がこれ、と言うのは結構きついです。武蔵小杉駅の横須賀線乗換通路が長く感じられました。

 負けパターンもだいたい同じで、まず先制する、あるいは逆転する。いずれにしろ試合中、川崎がリードしている場面が必ずあって、それが逃げ切れない。それも残り10分とかでパワープレーを仕掛けられて追いつかれてしまう。そういう情けなさが今の川崎にはあります。

 今日の試合を見ていて一番辛いのは、戦力を見比べてみると川崎の方が上にもかかわらず、戦い方は山形の方が上だったと言うことです。技術も戦術も、そして闘志も。失礼な話ですが、今日の山形のメンバーで、私が知っている選手は増田と田代、控えの北村くらいです。それで圧倒されてしまう。足が止まってしまう。何故なんだろうなと思います。

 山形の戦い方はシンプルです。ディフェンダーからフォワードまでの距離を密にして、連動してラインを上げ下げしています。川崎が攻撃を仕掛けるときはその密になった山形の選手たちを抜けていかなければなりません。シーズン序盤のように、テセとレナチーニョがいれば重戦車とミサイルの組み合わせのように簡単に突破できると思うのですが、今のジュニーニョには一人で相手選手を抜くだけの力はなく、ヴィトールや楠神の力を借りることになります。こういう戦い方ならブラジル人フォワードはいりません。日本チームがブラジル人に期待したいのは相手を抜くこと、裏に飛び出すこと、この二つです。川崎は攻撃的に来ますので、当然山形はディフェンシブな戦いになるのですが、川崎にはミスが多く、山形にボールを渡してしまうパターンがかなりありました。そこを増田や田代が狙います。先制点も2点目のフリーキックもそんなかんじでした。

 山形は個人の能力が劣る分だけミスは非常に少ないと感じました。川崎は個人技で山形からボールを奪います。山形は川崎のミスを狙ってボールを奪います。その奪い方の良さ、奪われ方の雑さ、その二つを同時に見せつけられてかなりイライラしていました。ミスを少なくする・・・山形はどれだけ地味な練習をしたことか。小林監督は持てる選手の能力を最大限に使って来ます。小林監督からすると川崎の選手層はうらやましく感じるのではないでしょうか。これほどの選手がそろっていれば、もっとやりようがあるのになあ、と感じているかもしれません。それ故に今日の試合は悔しかったです。

 川崎も3点取ったのですから得点力はあるのだと思います。ただ、試合を最後まで守りきるだけの力がない。118分リードしていてあと3分が守れなかった。川崎の選手は全員足が止まっていました。山形の選手も疲れていましたが、動ける範囲が川崎よりも少しだけ多かった。勝敗はその差でつきました。まあセットプレーの差とかPKの勝負強さ弱さもありますけどね。

 今年は怪我人が多く、そして移籍もあり、厳しいシーズンでした。結果は仕方がないと思います。この2試合の経過、結果を見て来シーズンのシーズンチケットを買うのを止めてしまったひとも出てきています。負けが込んでくるとどうしてもそうなりますが、私はそれもまたサッカーだと思っています。長い間見ていればどんなチームもガタガタグダグダな時期が来ます。それに付き合うのもまた人生だと思いますね。週末はFC東京戦です。勝てる要素がありませんが、頑張ってほしいです。

 等々力陸上競技場 観衆:4780人

 
 

2010/11/18

ちょっと多忙

観戦記は少し待っててください。
あまり書く気が起きませんが。

2010/11/14

川崎 1−2 鹿島

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 すべてにおいて「差」を感じた試合でした。選手の気持ちの入り方、サポーターの気持ちの入り方、そして勢い。もちろんその「サポーター」の中には私も入りますけどね。勝ちたい、勝たせたい、そういう気持ちの違いが勝敗の差に出たのかなと思います。ナビスコホーム磐田戦の敗戦と根は同じだと思います。逆転負けとか追いつかれて引き分けと言うのががここのところ目立つのは、がむしゃらに刃向かってくる相手チームをいなすだけの力がないのでしょう。悔しいのですが、90分間試合を見ていてそう感じます。今日の試合で言えば、鹿島と川崎の選手を総取っ替えしても鹿島が勝つのではないかと感じます。

 私は精神論を語るのは大嫌いなのですが、お互いにやることをやり尽くせば勝敗を分けるのは気持ちとか気迫とかの世界になります。どこまで死にものぐるいでできるのか、できた方が勝つと言うのはあると思います。川崎の選手を見ていてつくづく思うのは、綺麗にやろう、格好よくやろう、そういうシーンが目立つのです。例えばヒールパスの多用とか。この試合では出ませんでしたが、サッカーはインステップとインサイドで蹴ると言うのが基本です。これができない人間がノールックでヒールパスを出したって成功するわけがないじゃんと思います。相手のファールを貰った直後、速攻をかける場面も多いのですが、つながりませんよね。そういうのってどうなのか。あんなに沢山コーナーキックを貰っているのに何故1点も入らないのか。そういう場面場面の「差」が目立つのですよ。戦術とが技術とかを語る前に。鹿島が同点に追いついたシーンはフリーキックからでした。そして逆点の場面。川崎にしてみれば不運だったかもしれませんが、全力の先にあるものの結果だと思います。

 全力のシーンとはどういうものなのか。例えば去年、台風で中止になった後の鹿島戦のやりなおしの試合。あのときの鹿島は選手全員とボールボーイが一丸になって川崎に襲いかかりました。結果的に1点とられて、さらにもう1点取られてもおかしくない状況でなんとか逃げ切っています。そういう、徹底的なプレスとか、ルーズボールを追う真剣さがスタンドからは見えて来ない、そういう部分での悲しさがありました。

 選手から見れば、あるいは客観的にみれば、これもサッカーなのですが、お金を払って応援している身にとってはなんとも悲しい試合でした。

 等々力陸上競技場 観衆:19,693人(チケット完売)

2010/11/12

MIO草津 5-0 鳥取

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 泊まったホテルが比叡山の麓で、かなり寒かったのですが、なんとか一夜を過ごすことができました。今日は東近江市に移動し、JFLの試合を観戦します。布引グリーンスタジアムという、先月完成したばかりのスタジアムで、スタンドは真新しくピカピカです。チケットを買って中に入ると関西弁丸出しのスタジアムDJが音楽と一緒に元気に煽っています。子供たちも続々と入場し、メイン中央は賑やかになってきました。スタンドの両翼は両チームのサポーター。鳥取が多いのは当然ですが、草津の方にも結構コアができてきました。私の前の人たちもレプリカを着ている人が多く、草津がJFLに根付いていることを伺わせます。

 実は草津のホームゲームを見るのは初めてなので、ちゃんと運営できているのか穿っていた部分がありました。私は2007年、地域リーグ決勝大会でMIO草津の試合を見ましたが、当時、草津には声だしサポーターが全くおらず、対戦相手のファジアーノ岡山の方が一方的に盛り上がっていました。晴れの舞台なのに、サポのいないチームがJFLに行くなんてなあ・・・そういうネガティブな印象が今日まで残っていて、私のその部分とどう折り合いをつけていこうか、そう考えていました。

 でも実際に来てみれば盛り上がっています。正直、関西弁でキンキンに声を上げているスタジアムDJは「やかましい」と感じますが、それだって頑張っている証拠とも言えます。晴れた日の小さな運動公園は、紛れもなく誰もが楽しめた興業の場でした。来て良かった。

 さて、試合の話。鳥取の駄目さ加減に驚きました。まさか新スタジアム開店のご祝儀をあげている訳ではないと思うのですが、なんとまあ、フロンターレを上回るザルっぷりで、これでよく優勝できたなという物でした。すでに優勝しているのでモチベーションのもって行き方が難しかったのだと思いますが、スタメンのタレントぶりからは想像もできないほどのひどさでした。ちなみに話が外れますが、今日の主審は「日高晴樹」と言う方です。ほとんどのひとにはなじみが無いと思いますが、一部の横浜FCサポーターには印象深い審判ですね。

 この試合が始まるまで、私が知っている鳥取の選手は吉野(元横浜FC)と岡野(元浦和-日本代表)くらいだったのですが、実際は他にも、服部(元磐田-日本代表)、小針(元ヴェルディ、仙台)、阿部祐大朗(元マリノス)、など、Jリーグでも知られている選手が多く、よくここまで集めたなと感じます。岡野はともかく服部ほどの選手がJFLでやるのか・・と時代の残酷さを感じます。阿部祐太朗はなあ・・・桐蔭の先輩である奈良ともども活躍できなかったことを悔やみます。まあここまでの選手を集めてこれたからこそJFLで優勝できたのでしょうし、これだけのメンツを今のうちに集めておかなければとてもJ2では戦えないと言うのも頷ける話です。

 閑話休題、試合の話に戻ります。鳥取の敗因は戦術や戦力とは違う部分にあると思うので、どうしてこうなったのか、書くのは難しいのですが、吉野が何故か相手のディフェンダーにパスを出してしまう部分が目立ち、それでカウンターを食らっているところがあったと思います。さらに鳥取は右サイドバックがまさにザルで、草津の選手を全く止められないと来ています。そりゃ5点も取られるわな・・・。

 まあ優勝したんだからご愛敬と言えばそれまでだし、残留と存続をかけて死にものぐるいの草津にしてみればありがたかったのかもしれませんが、端から見てる限り、あの戦力でこれかよ、と言う気持ちの方が強いです。純粋に興業としては、面白いモノが見れたとも言えますけどね。来年は鳥取バードに行って横浜FC戦をみたいです。吉野もきっと横浜FCとの対戦をを望んでいると思いますから。
 
 スタジアムを出ると選手のサイン会に多くの子供たちが列を作っていました。なにかこう、すごくチームとしてマトモ、と思います。JFL時代の横浜FCはどうだったかなと振り返ります。あのときは存続命でそんなことを考える余裕はなかったなと。草津だってきっと存続命なんでしょうけれど、行政の理解と地元スポンサーの理解に救われていると思います。横浜FCはアメリカのプロモーターが連れてきたスポンサーで戦っていましたから。

 帰りは永源寺という町から鈴鹿山脈を越えて桑名に出ようとしたのですが、三重県側で土砂崩れがあったらしく通行止めの表示が。気にせずどんどん進むと、「絶対に抜けることは不可能」と脅しを入れた看板も出てきましたのであきらめました。往復で50キロくらい無駄にしたと思います。結局東近江市に戻り、八日市インターから名神高速に入って家に帰りました。八日市インターから自宅まで5時間ほど。自宅には22時前につきました。

 来週はいよいよ鹿島戦です。

 東近江市布引グリーンスタジアム 観衆:1441人。

2010/11/10

風邪引きました

頭痛と吐き気も凄いので、草津-鳥取戦の観戦記はもうちょっと待っててください

2010/11/08

京都 3-4 川崎

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 大宮と磐田に引き分けた後から順位などはもうどうでもいい気持ちでいたのですが、ふと順位表を見ると川崎は一つ上に上がって4位になっていました。2連続引き分けでも順位は上がるというのがよくわからないのですが、2位鹿島との差が勝ち点3、得失点差も3なので、次の京都戦が結構重要になってきました。当初、私は宮城県の船岡と言う町に自衛隊ラグビーの試合を見に行く予定だったのですが、急遽予定を変更して京都に遠征に行きます。宮城日帰りはずが、京都一泊になったので月間予算がかなりオーバーしましたがやむを得ません。京都は格下だから勝つだろう、次の鹿島戦が勝負などと考えるとその京都戦でキッチリと負けるのが川崎なので、気合いを入れて遠征に行きます。午前5時起床。6時自宅発。バイクに乗って東名高速をひた走ります。途中、鈴鹿で女子サッカーを観戦して西京極陸上競技場に入りました。3か月前の大阪遠征の時は暑さで参りましたが、今回は寒くて震えました。今年は春と秋が来ずに冬から夏へ、そして冬へと言う季節だったと思います。

 で、試合の方ですが、まあ何というか・・・・勝って良かったねとしか言いようのない試合でした。後半41分まで2-2の同点。そこからロスタイムにかけて川崎が2点入れて4対2に。これで勝てるだろうと思って友人に勝利報告のメールを打っていると一点返されて、さらに追い立てられたあげくコーナーからクロスを入れられて一打同点のピンチに。外れたからいいようなものの、決まってたら私は選手バスを囲いに行っていたかもしれません。一人でどうやって囲うのかと言うのもありますが、それほど酷い試合でした。

 一般に早い時間に先制すれば、あとは安心して見ていられるものですが、フロンターレの場合、特に今年に限っては試合開始から時間が経つにつれグダグダになって行きます。以前は調子にのってたたみかけて大量点というのがおきまりのパターンでしたが、今年は守備が持ちこたえられなくて逆襲にあえぐ展開が多くなりました。

 理由は攻撃と守備のバランスが悪く、中盤の組み立てが悪すぎるからです。中村憲剛に依存する場面が非常に多く、彼の負担が大きすぎて持ちこたえられないように感じます。本当は稲本から田坂へ、あるいはヴィトールへと彼を経由しないで前線に運べると良いのですが、そのラインが信用できないので、結局憲剛が汗をかくことになります。さらに前線への攻撃偏重が目にあまり、ボランチから後ろがスカスカになってカウンターを食らったときに戻り切れず、サイドからクロスが上がってゴール前混戦、マークがずれて失点という展開になります。

 田坂に代えて黒津まではわかるのですが、勝っている場面で谷口投入は理解できません。谷口は負けている時のパワープレー要員であって、勝っている時の逃げ切り要員ではないと思うのですが。5点目を狙いに行ったのなら馬鹿としか言いようがありません。(選手コメントを見るとそうらしいですが)

 正直な話、11月に入った時点でナビスコ、ACLともに決勝まで進んでいたらどうなっていたことかとゾッとします。選手は疲労でボロボロになり、リーグ戦はJ2落ちもあり得たかなと思います。(正直に言うと、それでタイトルがとれるのならJ2に落ちたっていいとも思っていますが)。まあ選手層は決して厚くないと言うのはわかりました。

 ただ、勝ったことは十分に評価して良いと思います。今までに何度も言っていますが、内容の良い負けよりも内容の悪い勝ちの方が何百倍も何千倍も上なのです。勝って次につながる。リーグ終盤はそういう時期です。ですからこの試合は褒めるべきなのでしょう。心情的には怒り心頭でとてもそういう気になれないのですが。

 試合が終わってスタジアムを出たとき、地元の高校生たちが、「凄い試合だったなあ、鳥肌立っちゃったよ」と言っていたのを聞いて複雑な気持ちになりました。勝って不満に思うサポーター。負けて満足する地元の観客。興業として試合を見たときにお金を取るに値したチームはどっちだったのか・・・そう思いながらホテルに帰りました。

 とりあえず次は大勝負の鹿島戦です。鹿島戦に限らず残り試合はすべて大勝負なのですが、来年をかけたサバイバルゲームの幕開けです。

 西京極陸上競技場 観衆:11,924人

2010/11/03

磐田 5-3 広島

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 去年も、その2年前もそうなのですが、負けて悔しい思いをしてスタジアムを出ると決勝戦には出ない方が良かったんじゃないか、第三者目線で観た方が良かったんじゃないかと思う時があります。でも今年もそうなのですが、ただの観戦目的で試合を見ると、やっぱり当事者として出たかったなと思います。それがたとえ敗者になったととしても。悔しい思いをすることができる権利という物もあります。準決勝前で負けてしまったチームのサポーターは、悔しい思いをすることもできないのですから勝ってこの場に立たなければ駄目なのだなと思います。ナビスコカップは国内サッカーのタイトルとしては一番価値が低い物なのかもしれませんが、それでも決勝の場に立てた磐田と広島のサポーターはうらやましく思います。勝たなければいけないんだと改めて感じました。

 試合は点の取り合いの末、延長まで行ったので、第三者視点で見ても思白かったです。勝敗を分けたのは、残り5分を耐えきれなかった広島の弱さ、磐田の執念さだと思います。延長に入って磐田は2点を立て続けに入れましたが、そこも相手の気持ちが折れたことにつけ込んだことにあります。これは準決勝の川崎戦にも言えます。あと10分耐えれば川崎の勝ちだった、そこにあきらめない執念さを見せつけた、そして逆転し、川崎の心が折れた所を見逃さずに追加点を取った、そういう執念の部分で磐田の強さを見せつけられたと思います。川崎がもし決勝戦で磐田と当たっても、今の川崎では勝てないな、そう感じます。

 磐田は去年のオフ、予算削減からくるゴタゴタがあり、シーズンが始まれば大幅な観客動員数の減少がありました。そういう逆境を克服した強さがあったのかなと思います。そう考えれば磐田の優勝は妥当でした。あと5分をきっちり守る強さがなければ、そして残り5分をあきらめない強さが無ければタイトルってとれないんだなと感じました。あのスタジアムでは勝てないとか、そんなジンクスを持ち続けるチームがタイトル云々を語るのはまだ早いのかなとすら思います。それでも目の前の勝利を信じてスタジアムに通うのですけどね。

 戦術で言えば、李忠成を最後まで引っ張らざるをえなかった広島に限界があったかなと思います。私はJリーグの各チームに精通していませんので、キーになる選手しかわからないのですが、槇野から前線につながる部分で磐田に取られる場面が多く、そこを修正し切れていなかったのが大きかったと思います。逆に磐田はコーナーキックから点につなげるなど、強いチームの鉄則がありました。広島も直接フリーキックを決めましたが、そういう部分で点が取れなければ、リーグ戦をコンスタントに勝ち抜くのは難しいと思います。

 国立霞ヶ丘競技場 観衆:39,767人(チケット完売)

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