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2010/11/08

京都 3-4 川崎

1106


 大宮と磐田に引き分けた後から順位などはもうどうでもいい気持ちでいたのですが、ふと順位表を見ると川崎は一つ上に上がって4位になっていました。2連続引き分けでも順位は上がるというのがよくわからないのですが、2位鹿島との差が勝ち点3、得失点差も3なので、次の京都戦が結構重要になってきました。当初、私は宮城県の船岡と言う町に自衛隊ラグビーの試合を見に行く予定だったのですが、急遽予定を変更して京都に遠征に行きます。宮城日帰りはずが、京都一泊になったので月間予算がかなりオーバーしましたがやむを得ません。京都は格下だから勝つだろう、次の鹿島戦が勝負などと考えるとその京都戦でキッチリと負けるのが川崎なので、気合いを入れて遠征に行きます。午前5時起床。6時自宅発。バイクに乗って東名高速をひた走ります。途中、鈴鹿で女子サッカーを観戦して西京極陸上競技場に入りました。3か月前の大阪遠征の時は暑さで参りましたが、今回は寒くて震えました。今年は春と秋が来ずに冬から夏へ、そして冬へと言う季節だったと思います。

 で、試合の方ですが、まあ何というか・・・・勝って良かったねとしか言いようのない試合でした。後半41分まで2-2の同点。そこからロスタイムにかけて川崎が2点入れて4対2に。これで勝てるだろうと思って友人に勝利報告のメールを打っていると一点返されて、さらに追い立てられたあげくコーナーからクロスを入れられて一打同点のピンチに。外れたからいいようなものの、決まってたら私は選手バスを囲いに行っていたかもしれません。一人でどうやって囲うのかと言うのもありますが、それほど酷い試合でした。

 一般に早い時間に先制すれば、あとは安心して見ていられるものですが、フロンターレの場合、特に今年に限っては試合開始から時間が経つにつれグダグダになって行きます。以前は調子にのってたたみかけて大量点というのがおきまりのパターンでしたが、今年は守備が持ちこたえられなくて逆襲にあえぐ展開が多くなりました。

 理由は攻撃と守備のバランスが悪く、中盤の組み立てが悪すぎるからです。中村憲剛に依存する場面が非常に多く、彼の負担が大きすぎて持ちこたえられないように感じます。本当は稲本から田坂へ、あるいはヴィトールへと彼を経由しないで前線に運べると良いのですが、そのラインが信用できないので、結局憲剛が汗をかくことになります。さらに前線への攻撃偏重が目にあまり、ボランチから後ろがスカスカになってカウンターを食らったときに戻り切れず、サイドからクロスが上がってゴール前混戦、マークがずれて失点という展開になります。

 田坂に代えて黒津まではわかるのですが、勝っている場面で谷口投入は理解できません。谷口は負けている時のパワープレー要員であって、勝っている時の逃げ切り要員ではないと思うのですが。5点目を狙いに行ったのなら馬鹿としか言いようがありません。(選手コメントを見るとそうらしいですが)

 正直な話、11月に入った時点でナビスコ、ACLともに決勝まで進んでいたらどうなっていたことかとゾッとします。選手は疲労でボロボロになり、リーグ戦はJ2落ちもあり得たかなと思います。(正直に言うと、それでタイトルがとれるのならJ2に落ちたっていいとも思っていますが)。まあ選手層は決して厚くないと言うのはわかりました。

 ただ、勝ったことは十分に評価して良いと思います。今までに何度も言っていますが、内容の良い負けよりも内容の悪い勝ちの方が何百倍も何千倍も上なのです。勝って次につながる。リーグ終盤はそういう時期です。ですからこの試合は褒めるべきなのでしょう。心情的には怒り心頭でとてもそういう気になれないのですが。

 試合が終わってスタジアムを出たとき、地元の高校生たちが、「凄い試合だったなあ、鳥肌立っちゃったよ」と言っていたのを聞いて複雑な気持ちになりました。勝って不満に思うサポーター。負けて満足する地元の観客。興業として試合を見たときにお金を取るに値したチームはどっちだったのか・・・そう思いながらホテルに帰りました。

 とりあえず次は大勝負の鹿島戦です。鹿島戦に限らず残り試合はすべて大勝負なのですが、来年をかけたサバイバルゲームの幕開けです。

 西京極陸上競技場 観衆:11,924人

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