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2012年5月

2012/05/29

◆韓国遠征記4 仁川の夜

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◆韓国遠征記3の続き

 時計は午後5時を回ったが、今晩の宿はまだ決めていない。昼ご飯も食べていないのでお腹が空いている。さて、どうしようか・・・・・。 悩んでいてもしょうがないので仁川市内に行くことにする。仁川市中心部に行くには電車で一駅乗り、東仁川駅で降りればよい。東仁川駅前は結構ゴミゴミしていて一昔前のソウル東大門付近の感じがした。ここで少し観光する。

 東仁川駅前を斜めに通る細い道路があり、丘を目指して登るようになっている。お腹が空いているが、頑張って歩く。左右に日式の「おでん」とか「やきとり」とか「居酒屋」とか書かれたお店が連なっていて、それがまた煙をぷんぷん漂わせて来る。何度も入りそうになりかけるが、その都度我慢我慢と前を向いて歩く。ハングルばかりの町の中で、こういう漢字の看板を出されると我慢をするのは難しい。

 丘のてっぺんにマッカーサー像があった。少し眺める。今の授業は知らないが、私の中学・高校時代は近代・現代史を徹底的にスルーしたような所があって、こういう戦争物はほんのサワりだけしか教えなかった。マッカーサーと朝鮮戦争はどういう関係があるのかわからない、という人も結構いるのかもしれない。仁川という土地が朝鮮戦争において劣勢だった戦況を一変させた上陸作戦の地であることはもっと知っておいても良いと思う。

 丘のてっぺんからさらに港の方に向かって降りる。ここが中華街で、中華料理店が多い。ここで夕ご飯を取ることにする。ジャジャンミョンという黒い肉味噌麺が韓国にあって、これは盛岡名物のジャジャ麺とほぼ同じものだが、発祥の地が仁川の中華街とされる。韓国が自称する発祥の地というのはあらゆる意味で眉唾ものなのだが、とにかく発祥の地だそうなのでそれを食べる。他にも食べたいモノがあるが、まずはそれを食べる。紫禁城というお店が伝承の地だそうなので、そこに入って注文する。

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 味は結構美味しかった。積極的に勧めるほどのモノではないが、手軽に腹持ちさせたいときにはちょうど良いのではないか。料金は5000ウォン(350円)。いわゆるB級グルメの類で、これだけだと少し寂しいかもしれない。

しばらく中華街をうろついてみる。横浜の中華街のような大規模なモノではなく、2本程度の通りに立ち並ぶだけのモノだが、やはり漢字があるとありがたい。ハングルだらけだと時々イライラしてくる。ハングルもある程度覚えてしまえば簡単なのはわかるけれど、年に1回いくかどうかのためだけに覚えるというのは結構きつい。

 時計は7時を回った。宿を探さなければならない。スマホのGPSで現在地を表示し、「MOTEL」と打ち込んでモーテル郡を探す。この近辺にはないようだ。私は中華街を下って仁川駅前に出て、線路沿いに2キロほど歩いた。東仁川駅に通じる繁華街で小綺麗なホテルを見つけたので交渉して泊まる。一泊4万ウォンで話がついた。
荷物を放り出して繁華街を歩く。ここから東仁川駅前にかけては飲み屋街とショッピングモールになっていて、人通りが多い。私は一軒の店に入って適当に注文しながらビールを飲んだ。明日は水原に移動する。

◆韓国遠征記5に続く

2012/05/26

◆韓国遠征記3 新スタジアム

◆韓国遠征記2 の続き

5月19日午前6時。サンサンと差し込む陽の光で目が覚める。今日も快晴で大変気分がよい。早めにチェックアウトしてベーカリーショップで朝食を取る。どうでもいい話だけど、韓国ではちょっとオシャレなお店で食事を取ると料金が跳ね上がると言うことが多く、今回も焼きたてパンとアイスコーヒーレギュラーで6000ウォン(約450円)だった。今は円高だから少し高いかなと思う程度だが、例年なら600円~700円クラスである。

 今日はソウルまで戻る。タクシーでバスターミナルに行き、市外バスで釜山へ、そしてKTXでソウルへと昨日の逆を取る。KTXは午前中全てが満車なので、立ち席にした。KTXは客室のデッキに跳ね上げ式の簡易椅子があって、そこに座る。これでソウルまでの2時間40分を過ごした。

12時40分龍山着。ここから地下鉄1号線でソウル駅に出て地下鉄4号線に乗換え、仁川市に向かう。今日の試合は仁川ユナイテッド対釜山アイパーク。Kリーグの試合です。カード自体は中位下位対決でどうでも良いのだけど、今年完成した仁川のスタジアム、仁川サッカー競技場を是非とも見たかった。Kリーグの日程でこのスタジアムと明日の水原ワールドカップスタジアムを観戦できるのはこの節しかなかったので、わざわざ休みを取ったのだ。仁川のスタジアムは仁川市街地中心部の東仁川から一駅のところにある。ソウルから延々と地下鉄に乗り、いい加減飽きた頃、桃源(ドゥオン)駅に到着した。試合開始15分前だが一緒に降りたサポーターの数は少なかった。ユニホームを着た仁川サポが二人、釜山サポは一人だけだった。微妙な気分で改札を抜けた。

 仁川サッカー競技場は駅の目の前にあった。元々この立地は陸上競技場と野球場、個人商店が併設していたのだがそれを全部更地にして2万人収容のサッカー場だけを作った。だから敷地には余裕がある。駅前の道路を横断するとそこはもう広大なスタジアム広場で、チケット売り場もそこにある。当日券売場には人が並んでいて、ダフ屋も何人かいる。とりあえずメインスタンド側のチケットを入手してスタジアムに入った。

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 仁川サッカー競技場はイングランドスタイルの4面独立式の観客席で、まさにサッカーをするためだけのスタジアムだった。日本の日立台や三ツ沢と比べるとピッチから観客席までは少し距離があるが、この距離のおかげで最前列に座っていてもピッチ全体がよく見える。バックスタンド側の「INCHEON UNITED」の椅子文字が美しい。青地に黄色、黒の影付きの文字を見るとイングランドに来たのではないかと錯覚させる。実際、観客席に食い込ませたように作られた所にある選手ベンチなどを見ると、相当研究したのだろう。

 観客席は4面独立式だが屋根は3辺がU字状に湾曲してつながっていて、観客席の大半は屋根の恩恵を受けている。雨はもちろん、日差しの強いときでもありがたいと思うだろう。屋根のデザインも美しく、2010年代のデザインだなと思わせる。日韓ワールドカップの時に建設されたスタジアムもできたときは最新式だと思っていたが、今のスタジアムをみると、あれから10年立ってしまったことを感じさせる。 


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デザインはすばらしいと思う。問題は観客で、がっかりするほど人がいなかった。競技場に張り出したガラス張りのスカイボックスは無人で荷物置き場のようになっている。2階席に上がってみると座席全体が誇りをかぶっている。以前から気になっているのだが、韓国って美化という概念がないのだろうか。日本の清潔さの方が異常という声もあるが、そういうモノでもないだろう。仁川ユナイテッドは昨今韓国で騒がれた八百長問題の当事者チームで、その影響もあるのかもしれない。サッカーに限らず国家代表チームだけを応援する傾向があるのは日本も同じだけど、ここまで良いスタジアムができたのなら市民全体で応援してあげればいいのにと残念に思う。

 土曜午後3時、快晴という、観戦者にとってはこれ以上ない条件で試合は始まった。ポゼッションを取っているけれど展開力が全く無い仁川と、そもそもボールがとれない釜山との戦いという、かなり微妙な試合展開で、こういう試合が毎節続いたらなあお客さんを呼ぶのは難しいかもしれない。

 試合はどちらも決定的なチャンスに持ち込めるような場面もなく、スコアレスドローで終了した。みんなそそくさと帰る。私も引き上げる。スタジアムを見に来ただけで満足という得るような試合だった。

 仁川サッカー競技場 観衆:2,361人


◆韓国遠征記4に続く
 

2012/05/24

◆韓国遠征記2 Nリーグ

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◆韓国遠征記1 の続き

 「Nリーグ」とは韓国ナショナル・リーグのことを指す。韓国アマチュアサッカーの最高峰リーグで、日本で言うとJFLに相当する。試合は全試合無料。そのため試合会場は補助競技場や人工芝ピッチが割り当てられることが多い。無料なのでチームの手出し金はバカにならないはずだが、韓国は国土が狭い割にはバス路線が異常に発達しているので、移動費は日本よりもずっと安く、スポンサーを確保してしまえばなんとかなるのかもしれない。

 Nリーグは蔚山美浦や韓国水力原子力などの企業チームもあるが、市庁チームも多い。今日のカードは昌原市庁対龍仁市庁と、市役所対決となっている。こういう自治体がリーグに参加してくるあたりがJFLとは少し違う。もっともJFLだって藤枝市役所や秋田市役所が参入を企てたこともあるのでやろうと思えばできないことはない。関東サッカーリーグには海上自衛隊が参加してJFLへの昇格意志もある。

 昌原サッカーセンターに到着し、スタジアム脇の階段を駆け上がってみると、既に試合が行われていた。と言っても開始10分程度なのでそれほど問題ではない。夜7時過ぎとはいえ周囲は充分に明るく、夕方と言った感じである。薄簿の中、ガラガラのスタジアムで行われている試合はまさにアマチュアサッカーのそれであった。

 何枚かスタジアムの写真をとり、バックスタンドに座る。その瞬間、強烈な既視感が襲ってきた。この光景、この空気、どこかで感じたことがある。それはまさに三ツ沢球技場そのものだった。

 収容人数1万5千人という点で昌原サッカーセンターと三ツ沢球技場は似たような規模と言える。それに加え、飾り気のない、サッカーを見るだけの設備、スタンドの角度、メインスタンドにしか屋根のない観客席、そういう空気が通い慣れた三ツ沢を思い出させてくれた。でもそれがいい。このクラスのスタジアムはこの形が完成形なのだなと思う。

 私が到着したとき、試合は既に0-1だった。アウェイチームが点を取っている。ゴールを見逃したのでちょっと残念。サッカーファンがよく体験することの一つに「トイレに行っている時に点は入る」というのがあるが、それと同じような気分になる。

 試合はまあ、取り立てて戦評を書くほどのものでもなかったが、決してレベルの低いものでもなかった。異なるリーグ同士を比べてどちらがレベルが高いかを論じるのは非常に難しいけれど、基準の一つにミスが多いか少ないかというのはあると思う。日本の場合、Jリーグから始まってJFL、地域リーグ、県リーグとカテゴリーを落とすにしたがってミスも比例して増えていると思う。もちろんチャレンジングな戦術をとっているからミスも多くなるというのもあって、必ずしも一概には言えないのだが、そういう傾向はある。

 そういう観点で見るとこの試合は殆どミスはなかった。もっともパスは足下が多いし、お互いの戦術もゾーンディフェンスなので中盤でボールを回している限りではそれほど取られる場面は少ないのだけれど、ちゃんと練習していなければこういう試合はできない。面白い試合ではないが、つまらなくもない。典型的なアマチュアの試合だった。試合は前半終了間際のラストプレーでホーム昌原がコーナーから押し込み同点に。ハーフタイムとなった。機内食から何も食べていなかったのでお腹が大変空いている。私は売店に行き、カップ麺を買った。パッケージが全部ハングルで書かれているので作り方がわからないが、適当に待って食べる。口の中がやけどをするかのような激辛が襲ってきて、かなりきつかった。

 お客さんは殆どが選手の家族又は友人、地元の少年サッカーチームで、いわゆるサポーター団体はいなかった。それでもスタジアムDJが存在していて、ハーフタイム抽選会までやっている。観客はおおよそ200人程度だろうか。空席感がバッチリ漂うスタジアムの中で行うハーフタイム抽選会は恐ろしくシュールな光景だった。背中に少し寒いものを感じた。

 後半はメインスタンドに移って引き続き観戦する。段々飽きてくるが頑張ってみる。修行のようなものを感じたあたりで試合は終わった。後半はスコアレス。前半の1-1がトータルスコアだった。私はすぐにスタジアムを出たが、出る直前で照明が8割ほど消え、スタジアムは暗くなった。まるで今日は試合が無かったような、そんな感じだった。

 昌原サッカーセンターは市街地から2キロほど離れている。以前ならタクシーでホテルに向かうところだが、今回はスマホを頼りに歩いてみる。スマホにグーグルマップを表示させ、「MOTEL」と打ち込んで検索すると、ドカドカっと繁華街のあたりに表示されてきた。これは凄い便利。スタジアム周辺は何もなくて寂しい風景だったが、歩いて行くうちに開けてきた。繁華街のネオンが眩しい。きれいめのモーテルを選んでフロントに行き、泊まれるか尋ねてみる。一泊4万ウォン(約2800円)とのこと。去年より1万ウォン値上がっているが、まあいい。丸いベッドの上に荷物を放りだし、二つあるガウンのうち一つを放りだして上着を掛け、二つある枕のうち一つを外に出し、少し寝転がる。どっと疲れが出た。疲れが出たが、お腹も空いたので外に出る。外は焼肉屋が林立している。そのうちの一つに入った。ホルモンとカルビ、ビールを頼む。店のテレビでは韓国プロ野球の試合を写していた。満員のスタジアムで行われる野球の風景と、今日観たサッカーの風景があまりにも違い過ぎて、少し寂しくなった。

 明日はソウルに戻り、Kリーグを観戦する。

 昌原サッカーセンター 観衆:約200人(目測)

 (韓国遠征記3へ続く)

2012/05/23

◆韓国遠征記1 昌原(チャンウォン)へ

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到着からしてツいていなかった。成田空港10時発の日本航空951便は到着が約1時間遅れて韓国仁川空港に着陸した。、時間はもう13時30分。さらに着陸時が他の路線とかち合ったらしく入国カウンターは混雑し、入国手続きに30分以上かかってしまった。今日はこのあと釜山に出て、市外バスに乗って昌原市に行く。昌原サッカーセンターで行うナショナルリーグ(Nリーグ)の試合は19時開始。ギリギリ、いやどうみてもアウトの状況であった。悲しい気持ちで仁川空港鉄道に乗り、ソウル駅に向かう。ガラガラの車内がむなしさを加速させる。もうマイレージ切ってまでこういう旅行をするものでもないなと感じてしまう。

 マイレージによる特典航空券はどこに行くのが一番トクなのか、というのがあって、最近までは韓国だった。閑散期に1万2千マイルで羽田-ソウル金浦空港往復、それも朝1番の便で飛び、最終便で帰るとマルマル3日間現地で過ごすことができる。まともにチケットを買うと5万円超。燃油代もたいしたことは無いので、毎年このパターンで韓国に行っていた。

 それが羽田国際ターミナルが新築オープンし、さらに日本航空がB747ジャンボジェットを引退させて一回り小型のB767に変更したあたりからチケットが取りにくくなってきた。金曜朝羽田を出発、日曜夜羽田帰国はほぼ不可能となり、時間が掛かる成田-仁川便を使わざるをえなくなった。必要マイルも1万5千になった。午前5時におきて成田空港に出かけ、午後1時にソウルについて鉄道で釜山に向かうくらいなら格安チケットを買って最初から釜山空港に行った方がましなのかもしれない。時代は変わる。LCC全盛の現在、マイルをためるという行為自体、古くなりつつあるのかもしれない。

 幸い、鉄道の乗り継ぎはうまくいき、予定より1時間早いKTX釜山行きに乗ることができた。とりあえず出かけよう。試合開始には間に合わないかもしれないが、試合終了までには着くだろう。3年前に完成した専用スタジアムである昌原サッカーセンターは是非とも観たかった。

 KTXは韓国が誇る高速鉄道ではあるが、在来線を通る箇所もあるので時間が掛かる。今年になって蔚山や慶州のあたりが新線開通したけれど、それでもソウル-釜山間420キロが2時間40分である。(ちなみに日本の新幹線は東京-新大阪間510キロを2時間30分で走る。)しかもこのKTXは定時運転は絶望的、車両故障も多いとあって、よくこういうものを輸出しようと思うな、と時間が遅れているせいもあって一人で憤っていた。定刻より5分遅れて17時45分、釜山駅到着。昌原方面に出発する釜山西部バスターミナルは地下鉄で行くのが普通だが、乗換があるのでタクシーで行く。釜山駅前で客待ちをしているタクシーに飛び乗り、西部バスターミナルまでと告げたのだが、このタクシーが酷かった。

 先月、私はスマートフォンに買い換えたこともあって、今回の旅行は海外パケホーダイに加入した。最大のメリットはGPS連携による地図の表示で、今どこにいるかがリアルタイムでわかる優れものである。スマホよりもガラケー(従来タイプの携帯電話)の方が便利という人も多いけれど、少なくとも海外で地図が確認できるメリットは計り知れない。しかもGPS連携である。ようは世界規模のカーナビを手に入れたようなものだ。

 タクシーの車内でスマホを広げ、GPSで地図を確認していると、どうも行き先がおかしい。明らかに近い道があるのに遠回りをしている。あるいは細い道路を通っている。タクシーのメーター料金はカタカタと跳ね上がっている。私のイライラは頂点に達した。

 運転手を怒鳴りつけても良かったのだが、議論をする時間は全く無いので、信号待ちをしている時を見計らってタクシー運転手にGPSスマホを見せつけてやった。以後、タクシーは大通りを快走し、30分程度でバスターミナルに着いた。料金は1万1千ウォン。日本円にして800円程度だからどうでもイイと言えばいいのかもしれないが、韓国のタクシーで1万ウォンもだせば結構長距離を走ることができるはずだ。日本でこういうセコイことをするタクシーはめっきりと少なくなった。こういう部分があるから、「所詮は韓国」なのだと思う。

 釜山-昌原間のバスは頻発していて、チケットを買って発着場に行くと既に発車直前だった。慌てて飛び乗る。バスはすぐに発車し、高速道路をひた走った。1時間くらいはかかるかなと思っていたが、高速直通のせいか、案外速く走り、30分程度でついた。私はGPSで現在のバスの走行位置とスタジアムの場所を見比べて、ギリギリ近いバス停で降りた。こういうことができるのもスマホのおかげである。これは今後の海外旅行の仕方が一変するかもしれない。スタジアムまでは約1キロちょっと。歩こうと思えば歩ける距離だが、時計は7時ちょうど。たった今試合が始まったところだ。迷わずタクシーで行くことにする。幸いにも容易に捕まえることができた。スタジアムまで飛ばす。目の前に煌々と光る照明塔が現れた。いろいろあったけれど19時10分、スタジアム着。

 ◆韓国遠征記2へ続く)

 昌原サッカーセンター↓


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2012/05/15

横浜FC 3-0 カターレ富山

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 文句のつけようがない完璧な試合でした。これほどまで美しく、かつ無駄のない試合というのは総観られるモノではありません。実力差があればこうなる、というものでもありません。相手の試合の取り組み方と、それを制圧するだけの実力差が必要です。横浜FC戦で他にあったかというと、ちょっと記憶にありません。例えば以前の京都戦も完勝と言えるのかもしれませんが、あの試合は京都の必要以上にパス回しを行ったことが、横浜FCのゴールを奪えなかったと思っています。

 このすばらしいのはミッドフィルダーのシュートを狙う意識で、シュートコースが見えたら打とう、と積極的に狙ったことでした。これが相手を必要以上に警戒させ、ラインを上げさせなかったと思います。富山のフォワードである黒部・苔口の両名ともこの試合では存在感はありませんでした。中里のループシュートは試合を決定づける1点だったと思います。またこの試合、点を取ったのは全てミッドフィルダーでした。それは大久保や田原が前からプレッシャーをかけ続けた効果でしょう。ディフェンスにしてもフォワードにしてもこの試合は各ポジションの選手が自分の役割以上に仕事をしました。

 その後も横浜FCはポゼッションを握り続けました。後半ロスタイムに入っても攻め立てるのは、逃げ切る必要のない点差なのもありますが、今までの鬱憤ばらしや失った得失点差を少しでも取り戻そうとしたためでもあります。その意欲は惚れるに値するモノです。こういう試合を、招待デーの時にできるのならば、今回招待で来たお客さんはまた来てくれると思いますし、サポーターになってくれると思います。

 ニッパツ三ツ沢球技場 観衆:5,259人

2012/05/14

川崎フロンターレ 0-2 柏レイソル

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 まあ結局サポーターというのはチームがどうであっても応援していくしかないんだよな、ということを改めて感じました。一つ一つの試合を泣いて笑って怒っていくしかないんでしょう。

 監督交代後の3試合は4失点、3失点、2失点と来ていたのでこの試合は1失点だろうと予想して、だったら2点取れば勝てるかと考えていたのですが、実際は2失点でした。くれぐれもロスタイムの失点が悔やまれます。いろいろな意味で。本当はどうでもいいんですけどね。

 試合前からわかっていたことですが、柏のような圧倒的な攻撃力は守備を助けるという良い見本のような試合でした。川崎の中盤をディフェンス側に張り付かせればカウンターすらままならなくなります。全盛期の川崎が散々やった手で、それを今になってされるとは悔しいモノがあります。こういうチームは引いて守ってカウンターが有効なのですが、それをしなかったのは良しとします。私はそういう試合は大嫌いなので。

 敗因は柏の攻撃にやられたことよりも、柏の守備を突破できなかったのが痛かったと思います。#3近藤がゴール前の川崎のチャンスを全て摘んだので、川崎は点を取るために総攻撃状態となり、結果柏のゴール前が大混雑になりました。そこをカウンターで食らうとやはり苦しくなります。仕方が無いとは言え、もう少しなんとかならなかったのかと思います。特に田坂。あれだけサイドを走ってきてセンタリングの一つもあげられないようだと、試合に勝てないのは当然だと思います。

 川崎は変革中のようなので、今しばらくは見守りなのでしょう。これだけ毎節スタメンをいじくり回して本当に大丈夫なのかと思いますが、今は黙っていようと思います。

 等々力陸上競技場 観衆:16,054人(公式発表)

2012/05/11

キリン (映画)

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 池袋駅東口のシネマサンシャインでストライク・ウィッチーズを観た後、西口に移動して、第二弾の映画を観ます。この映画を観るために池袋にきました。21時開始なので終わりは終電を気にしなければなりません。翌日は会社ですよ。まったく。

 この映画の原作は25年前に発表されました。当時の私は20歳になったばかり。でも今でも原作を読んだ当時のことを覚えています。この映画の内容をひと言で言ってしまうと、バイクと車が浜松まで競争すると、どちらが速いかと言うモノです。もちろんこの話にはそれだけではなく、深い背景があります。多分バイク乗りの人以外には理解できないかもしれませんが、まあ付き合ってください。ちなみにここで言う「バイク」とは、スクーターではなくスポーツタイプのものを指します。車とはスポーツカーを指します。

 私を含むバイク乗りの多くが少なからず持っているコンプレックスというものがあります。それは、バイクは危ない乗り物で、(車からみて)邪魔な乗り物で、ガキの乗り物と思われていることです。そしてトドメとして「車よりも遅い乗り物」ということです。そのコンプレックスをバイク乗りは「あっち側の人」「こっち側の人」とに切り分け、あっち側のクルマ乗りを軽蔑します。「こっち側」のバイク乗りが「あっち側」のポルシェ乗りにどうカタをつけるのか、そういう映画だと思ってもらえればよいと思います。

 この映画のあらすじは、若い頃、ポルシェに挑んだものの転倒した過去それを引きづりながら生きてきた主人公。忘れようと「大人のバイク」に乗るものの忘れられない現在。そして偶然会った女から言われたひと言、「おじさん、ポルシェ好きなんだ」・・・もう若くはない、あの頃に戻りたい。そして仕事場で偶然会ったポルシェ乗り、バイク仲間の若者。それらを巻き込んで浜松まで競争となります。38歳、自分の過去に対して最後の戦いが始まります。

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 この話の流れがバイクに乗ったことが無い人に、どこまで理解してもらえるのかなと改めて感じます。私自身はバイク乗りで、程度の大小はあってもこの映画の価値観は理解できます。

 バイクはカッコイイ乗り物で、気持ちいい乗り物で、一生乗る乗り物で、そして車よりも速い乗り物だということ。そしてその「速さ」とは絶対的なスピードではない、自分の中にあるものだということ。その中にあるものを車乗りと共有することは難しいと思います。単純な速さでみれば、バイクも車も最高速度は300キロを超えていて、既に人間が公道で扱えるモノではなくなっています。しかし、この話に出て来るカタナも空冷ポルシェも30年前のもので、限界域での性能は人間の手にゆだねられています。その限界域をどう制するのか、期せずしてカタナとポルシェはその限界域の共有を得ることができました。その「共有感」をこの作品はうまく引き出していました。おそらく最高速度は220キロ前後だと思います。現実的にみれば、最新型のバイクでも怖さを感じるスピードです。30年前のバイクだと・・・相当怖いだろうなあ・・・。そういう感覚は多分バイク乗りでない人たちは理解できないでしょうね。

 今、私は理解できないでしょうね、と書きました。それは私自身が車に乗っている人を「あっち側の人」と切り分けている証拠でもあります。実際、多くのバイク乗りは普通自動車免許を持っていて、バイク乗り自身もまた「あっち側の人」でもあるわけです。でもバイク乗りは、そうであっても「こっち側の人」でいたいわけです。もちろん私も。

 そういうバイク乗り達が持っている「こっち側」にいる気持ちを引き出している部分を感じられたことは、この映画を観る甲斐があったかなと思います。

 5月1日 池袋:シネマ・ロサ

2012/05/09

ストライク・ウィッチーズ2

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 知っている人の方が多いと思いますが、痛車と呼ばれる自動車があります。かわいい女の子の絵をボンネットや左右のドアに大きく貼り付けて、見た目ちょっと痛いな、と呼ばれる車です。今までこういう自動車(やバイク)を見るたびにバカじゃないのかと思っていたのですが、最近はこういうのも有りだなと考えるようになってきました。

 経済がかなり厳しくなって、震災の影響もあって、自分も会社も日本の国自体も将来の見通しが厳しくなってきました。観戦記がグチめいてきているのもそういう影響もあるのかもしれません。そういう中で楽しく過ごすにはサッカーを見るよりも、バカになってしまうのが一番いいのかもしれません。そう考えると、先ほどの痛車はアリですよね。本人が楽しくて、まわりも楽しくて、お互いバカになれるのは逆に観ると頭のいいやり方です。だいたいアニメキャラを車に貼るのと、トラックに八代亜紀の肖像画を描くのは何が違うのか、とも思うようになってきました。実は私の家の近くに月極駐車場に痛車が停まっているのですが、そこのオーナーと話をする機会がありました。やっぱりバカになって目立つのが目的だそうです。いいんじゃないでしょうか。もっとも私はやる気はありませんが。

 その痛車に貼ってあるキャラクターが「ストライクウィッチーズ」で、現在映画をやっているとのこと。「イイですよー」と力説するので観てみることにしました。毎月1日は映画の日なので1000円で観れます。本当は別の映画を観るついでなのですが、ちゃんと観ます。午後になって池袋にGO。

 前振りがながくなりました。映画の話ですが、ひと言で言うと、「戦うパンツ」ですね。パンツのドアップから入るという画面構成はかなり斬新で(当たり前だ)、苦笑するしかないのですが、すみません、白状します。結構面白かったです。少なくともよくわからないサッカーを見るよりはマシかなとそのときは思いました。

 魔道エンジンと呼ばれる飛行パーツを足にはめる必要があるので、下半身はパンツしか履くことができないという着想の元に作られているのですが、よくできていますわこれ。基本的に第二次世界大戦中の軍用機を擬人化しているので、大戦中の機材に興味がある人はそちらのほうも充分に楽しめます。

 話の内容は魔法が解けた少女が、住民や仲間を守りたいという気持ちが武器を取り、敵と戦い、そして魔法を得て復活するという話です。一つ一つの場面が丁寧に作ってあって、無理なく観ることができました。特に軍隊の命令は絶対という中で、その命令を無視して仲間を見捨てるか助けるかという選択をすること、そして仲間を助けた後の葛藤などはよくできていました。

 戦闘シーンはギャグを織り交ぜていて、ある程度は開き直っているなと思いつつも、そう来るのかと笑わせてくれます。例えば戦艦大和(に似た船)にフロートをかませてライン川(に準じた川)を遡上し、敵を攻撃するシーンなどは、兵器の描き込みが丁寧であるがゆえにパンツの設定を無意味して、妙に説得力がありました。

 震電やゼロ戦、メッサーシュミットやスピットファイアなど、実機の特徴を知っている人にとっては楽しめる映画だと思います。あれだけパンツをめいっぱい出して、よく文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品になったなと思いますが、なんとなーくわかります。敵キャラの設定はエヴァンンゲリオンの影響がみてとれますが、逆を言えば現代的な戦闘アニメということなんでしょう。

 5月1日:池袋シネマサンシャイン

2012/05/03

栃木ウーヴァ 3-3 HondaFC

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 ゴールデンウィークはどこか遠征しようと思っていたのですが、自宅の耐久消費財が次から次へと壊れ始めて多額の出費がかかったので今年は自重することにしました。今月中旬は韓国遠征に行く予定なので、そちらで楽しみます。といってもどこも行かないのはつまらないので栃木県にJFLの試合を見に行きます。栃木ウーヴァFCは普段は栃木市陸上競技場で試合をしているのですが、去年あたりから小山でも1試合程度行うようになりました。小山陸上競技場は改築したようで、私のスタジアムガイドを更新することを兼ねて観戦に行こうと思います。

 試合の感想ですが、ホンダも弱くなったなあ、と感傷にふけました。JFLの門番と恐れられ、横浜FCがJFL時代に唯一まともに対戦できた、あの強いホンダの面影はありませんでした。栃木は元栃木の若林が健在で、彼がキーとなってゲームを作っていましたね。フォワードがゲームを作ることができるチームは見ていて楽しかったです。

基本的に栃木のゲームで、栃木は勝たなければいけない試合でした。引き分けてしまった原因は試合終了間際の微妙な審判の判定(ホンダの得点だったが、栃木から見ると不満があった)でしたが、その前の2失点目が、攻めるのか守るのか、選手間で意志の統一ができていなかったことにあったと思います。栃木の右サイドバックがボールを持った時、彼は攻めたがっていました。しかしフリーとなっていた左サイドハーフはあまり上がることをせずにセンターライン付近で立ち止まっていて、そこにパスを出そうとした瞬間にホンダにさらわれ失点しました。フロンターレでもよくある失点ですが、守るか攻めるか、監督が指示を出すべきだったと思います。

 栃木からすると格上のホンダに引き分けたことは一つの結果だと思いますが、その上を目指すのであれば、この試合は十分な反省点となるでしょう。審判の判定に不満があったでおわらせると次はないと思います。

 小山運動公園陸上競技場兼サッカー場 観衆:570人(公式発表)

2012/05/02

川崎フロンターレ 1-4 サンフレッチェ広島

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 いまさらですが、まず監督解任の話から。川崎フロンターレの最大の問題点は、ひとつひとつの出来事に対して「なぜ?」という疑問が出てきて、それを後付けの理由で納得せざるを得ない、と言うところにあります。ひとつひとつは、「ああそういう理由か」と納得できても全体を通してみれば「じゃああの時はどうしてそうしたのか?」という部分がまったくわからないのです。横浜FCもそういうところがありますが、フロンターレの場合はなまじ予算があるだけになおのこと性質が悪いと思います。

 監督の問題でいえば、私は去年8連敗した時点で解任すべきだったと思っています。それをなぜ引っ張ったのか。2年契約だから、と言うのならばJリーグで実績のない監督をなぜ2年契約するのか、そういうところからしてわかりませんでした。シーズン終了後も契約を継続したのはクラブの判断でまあいいとしても、それならなぜ勝っているのに解任なのか、よくわかりません。

 今シーズンが始まって、1-0で勝ったとき、私は概ね満足していました。それは昨年までの底の抜けたビール瓶のようなサッカーで裏を取れまくってずぶずぶ敗戦、という馬鹿としか言いようのない試合から見れば劇的に改善したように見えたからです。もちろん得点は少なくなりました。でもそれは川崎の攻撃力をもってすれば改善できます。実際、得点できないのは両サイドハーフがボールを持たされたまま最前線に上がるからで、そこを改善すれば、たとえば1ボランチに1トップ下のようなフォーメーションを組むなど工夫の余地は十分にありました。そこを十分に考えないまま「攻撃的なサッカーができないから」と言う理由で解任してしまったことが残念でした。

 攻撃的なサッカーを掲げるのならば、なぜ一度に高卒の選手をたくさんとるのか?なぜ日本人だけで体制を組むのか?外国人を採るのならばなぜアタッカーを採らないのか?そういうわからないことがたくさんあって、それを後付けで理解しなければいけないから怒っています。選手の信頼をなくしたから、というのもおかしな話、さらに新監督は選手たちの要望で決めたというのもさらにおかしな話です。責任と権限が乖離しています。それで勝てるのかと思います。勝てたとしてそれでいいのかとも思います。

 監督の話はそのくらいにして試合の話をします。稲本のセンターバックとか田中祐介のボランチとか、うけを狙っているとしか思えないフォーメーションに大丈夫か?と思っていたのですが、まあ案の定ボロボロに失点していきました。実質的に4日目だそうなので、今後に期待でしょうか。もう少し書こうかと思っていたのですが、日にちがたっていることもあって、ばかばかしくなったので今日はこれで終わります。

 等々力陸上競技場 観衆:19,895人

 

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