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2012/05/24

◆韓国遠征記2 Nリーグ

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◆韓国遠征記1 の続き

 「Nリーグ」とは韓国ナショナル・リーグのことを指す。韓国アマチュアサッカーの最高峰リーグで、日本で言うとJFLに相当する。試合は全試合無料。そのため試合会場は補助競技場や人工芝ピッチが割り当てられることが多い。無料なのでチームの手出し金はバカにならないはずだが、韓国は国土が狭い割にはバス路線が異常に発達しているので、移動費は日本よりもずっと安く、スポンサーを確保してしまえばなんとかなるのかもしれない。

 Nリーグは蔚山美浦や韓国水力原子力などの企業チームもあるが、市庁チームも多い。今日のカードは昌原市庁対龍仁市庁と、市役所対決となっている。こういう自治体がリーグに参加してくるあたりがJFLとは少し違う。もっともJFLだって藤枝市役所や秋田市役所が参入を企てたこともあるのでやろうと思えばできないことはない。関東サッカーリーグには海上自衛隊が参加してJFLへの昇格意志もある。

 昌原サッカーセンターに到着し、スタジアム脇の階段を駆け上がってみると、既に試合が行われていた。と言っても開始10分程度なのでそれほど問題ではない。夜7時過ぎとはいえ周囲は充分に明るく、夕方と言った感じである。薄簿の中、ガラガラのスタジアムで行われている試合はまさにアマチュアサッカーのそれであった。

 何枚かスタジアムの写真をとり、バックスタンドに座る。その瞬間、強烈な既視感が襲ってきた。この光景、この空気、どこかで感じたことがある。それはまさに三ツ沢球技場そのものだった。

 収容人数1万5千人という点で昌原サッカーセンターと三ツ沢球技場は似たような規模と言える。それに加え、飾り気のない、サッカーを見るだけの設備、スタンドの角度、メインスタンドにしか屋根のない観客席、そういう空気が通い慣れた三ツ沢を思い出させてくれた。でもそれがいい。このクラスのスタジアムはこの形が完成形なのだなと思う。

 私が到着したとき、試合は既に0-1だった。アウェイチームが点を取っている。ゴールを見逃したのでちょっと残念。サッカーファンがよく体験することの一つに「トイレに行っている時に点は入る」というのがあるが、それと同じような気分になる。

 試合はまあ、取り立てて戦評を書くほどのものでもなかったが、決してレベルの低いものでもなかった。異なるリーグ同士を比べてどちらがレベルが高いかを論じるのは非常に難しいけれど、基準の一つにミスが多いか少ないかというのはあると思う。日本の場合、Jリーグから始まってJFL、地域リーグ、県リーグとカテゴリーを落とすにしたがってミスも比例して増えていると思う。もちろんチャレンジングな戦術をとっているからミスも多くなるというのもあって、必ずしも一概には言えないのだが、そういう傾向はある。

 そういう観点で見るとこの試合は殆どミスはなかった。もっともパスは足下が多いし、お互いの戦術もゾーンディフェンスなので中盤でボールを回している限りではそれほど取られる場面は少ないのだけれど、ちゃんと練習していなければこういう試合はできない。面白い試合ではないが、つまらなくもない。典型的なアマチュアの試合だった。試合は前半終了間際のラストプレーでホーム昌原がコーナーから押し込み同点に。ハーフタイムとなった。機内食から何も食べていなかったのでお腹が大変空いている。私は売店に行き、カップ麺を買った。パッケージが全部ハングルで書かれているので作り方がわからないが、適当に待って食べる。口の中がやけどをするかのような激辛が襲ってきて、かなりきつかった。

 お客さんは殆どが選手の家族又は友人、地元の少年サッカーチームで、いわゆるサポーター団体はいなかった。それでもスタジアムDJが存在していて、ハーフタイム抽選会までやっている。観客はおおよそ200人程度だろうか。空席感がバッチリ漂うスタジアムの中で行うハーフタイム抽選会は恐ろしくシュールな光景だった。背中に少し寒いものを感じた。

 後半はメインスタンドに移って引き続き観戦する。段々飽きてくるが頑張ってみる。修行のようなものを感じたあたりで試合は終わった。後半はスコアレス。前半の1-1がトータルスコアだった。私はすぐにスタジアムを出たが、出る直前で照明が8割ほど消え、スタジアムは暗くなった。まるで今日は試合が無かったような、そんな感じだった。

 昌原サッカーセンターは市街地から2キロほど離れている。以前ならタクシーでホテルに向かうところだが、今回はスマホを頼りに歩いてみる。スマホにグーグルマップを表示させ、「MOTEL」と打ち込んで検索すると、ドカドカっと繁華街のあたりに表示されてきた。これは凄い便利。スタジアム周辺は何もなくて寂しい風景だったが、歩いて行くうちに開けてきた。繁華街のネオンが眩しい。きれいめのモーテルを選んでフロントに行き、泊まれるか尋ねてみる。一泊4万ウォン(約2800円)とのこと。去年より1万ウォン値上がっているが、まあいい。丸いベッドの上に荷物を放りだし、二つあるガウンのうち一つを放りだして上着を掛け、二つある枕のうち一つを外に出し、少し寝転がる。どっと疲れが出た。疲れが出たが、お腹も空いたので外に出る。外は焼肉屋が林立している。そのうちの一つに入った。ホルモンとカルビ、ビールを頼む。店のテレビでは韓国プロ野球の試合を写していた。満員のスタジアムで行われる野球の風景と、今日観たサッカーの風景があまりにも違い過ぎて、少し寂しくなった。

 明日はソウルに戻り、Kリーグを観戦する。

 昌原サッカーセンター 観衆:約200人(目測)

 (韓国遠征記3へ続く)

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コメント

こんばんは。
私は石川県在住で、サッカーにあまり興味は持ってなかったのですが、こちらの観戦日記等を見掛けて関心を持ち、昨日初観戦となりました。
(地元開催の天皇杯石川県予選、トーナメント1回戦でした。ちなみに、会場は貴サイトのスタジアムガイドに載ってない場所でしたが、観光地の近くです)

さて、こちらの記事の試合ですが、韓国Nリーグのサイトでは300人となっておりました。
実数発表かは不明ですが、一応URLを載せておきます。
ttp://knldata.cafe24.com/_data_bak/Review_view.asp?M_code=33&M_Year=2012&MS_code=1504

海外旅行は色々な苦労があるんでしょうけど、死ぬまでに1度行ってみたいなぁ。

浅田さんこんにちは。この試合は無料試合でしたので概算なのでしょうが、私から見てもそれほど外れてはいないと思います。このくらいになると関係者をどこまで含めるかにもよりますからね。スタジアムガイドは拡充する予定です。また見に来てください。

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