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2012/05/11

キリン (映画)

0511

 池袋駅東口のシネマサンシャインでストライク・ウィッチーズを観た後、西口に移動して、第二弾の映画を観ます。この映画を観るために池袋にきました。21時開始なので終わりは終電を気にしなければなりません。翌日は会社ですよ。まったく。

 この映画の原作は25年前に発表されました。当時の私は20歳になったばかり。でも今でも原作を読んだ当時のことを覚えています。この映画の内容をひと言で言ってしまうと、バイクと車が浜松まで競争すると、どちらが速いかと言うモノです。もちろんこの話にはそれだけではなく、深い背景があります。多分バイク乗りの人以外には理解できないかもしれませんが、まあ付き合ってください。ちなみにここで言う「バイク」とは、スクーターではなくスポーツタイプのものを指します。車とはスポーツカーを指します。

 私を含むバイク乗りの多くが少なからず持っているコンプレックスというものがあります。それは、バイクは危ない乗り物で、(車からみて)邪魔な乗り物で、ガキの乗り物と思われていることです。そしてトドメとして「車よりも遅い乗り物」ということです。そのコンプレックスをバイク乗りは「あっち側の人」「こっち側の人」とに切り分け、あっち側のクルマ乗りを軽蔑します。「こっち側」のバイク乗りが「あっち側」のポルシェ乗りにどうカタをつけるのか、そういう映画だと思ってもらえればよいと思います。

 この映画のあらすじは、若い頃、ポルシェに挑んだものの転倒した過去それを引きづりながら生きてきた主人公。忘れようと「大人のバイク」に乗るものの忘れられない現在。そして偶然会った女から言われたひと言、「おじさん、ポルシェ好きなんだ」・・・もう若くはない、あの頃に戻りたい。そして仕事場で偶然会ったポルシェ乗り、バイク仲間の若者。それらを巻き込んで浜松まで競争となります。38歳、自分の過去に対して最後の戦いが始まります。

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 この話の流れがバイクに乗ったことが無い人に、どこまで理解してもらえるのかなと改めて感じます。私自身はバイク乗りで、程度の大小はあってもこの映画の価値観は理解できます。

 バイクはカッコイイ乗り物で、気持ちいい乗り物で、一生乗る乗り物で、そして車よりも速い乗り物だということ。そしてその「速さ」とは絶対的なスピードではない、自分の中にあるものだということ。その中にあるものを車乗りと共有することは難しいと思います。単純な速さでみれば、バイクも車も最高速度は300キロを超えていて、既に人間が公道で扱えるモノではなくなっています。しかし、この話に出て来るカタナも空冷ポルシェも30年前のもので、限界域での性能は人間の手にゆだねられています。その限界域をどう制するのか、期せずしてカタナとポルシェはその限界域の共有を得ることができました。その「共有感」をこの作品はうまく引き出していました。おそらく最高速度は220キロ前後だと思います。現実的にみれば、最新型のバイクでも怖さを感じるスピードです。30年前のバイクだと・・・相当怖いだろうなあ・・・。そういう感覚は多分バイク乗りでない人たちは理解できないでしょうね。

 今、私は理解できないでしょうね、と書きました。それは私自身が車に乗っている人を「あっち側の人」と切り分けている証拠でもあります。実際、多くのバイク乗りは普通自動車免許を持っていて、バイク乗り自身もまた「あっち側の人」でもあるわけです。でもバイク乗りは、そうであっても「こっち側の人」でいたいわけです。もちろん私も。

 そういうバイク乗り達が持っている「こっち側」にいる気持ちを引き出している部分を感じられたことは、この映画を観る甲斐があったかなと思います。

 5月1日 池袋:シネマ・ロサ

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