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2012年10月

2012/10/31

009 RE:CYBORG

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【注意】このエントリーはストーリーの核心に触れる箇所があります。まだ見ていない方は注意してください。

 最近はやりのリバイバル作品。昔懐かしいイメージを最新のアニメーション技術で再現するとこうなるという感じでした。技術的には文句はないし、上海やドバイ、六本木の町が爆破されていく様子は見応えがあったと思います。戦闘機や爆撃機、イージス艦や各種ミサイルも考証を重ねて作られており、その点は特に不満はありませんでした。しかし、それだけだったと思います。

 ストーリー的に見ると「よくわからなかった」というのが本音です。敵は誰なのか?何と戦ったのか?戦い続けて問題は解決したのか?そういうものが全くわかりませんでした。話全体が政治と宗教、哲学との混合で、これを理解しようとなるとそれぞれの面でそれなりの知識が必要になります。言い方は悪いのですが、アニメを見るのにそういう理解力を必要とするのか、と憤りすら感じました。

 話を読んでいると、「神の声」を聞いた政治家や軍人達がトランス状態に入り、暴走を始める。サイボーグ達はそれを止めるというのが本筋なんだということはわかりました。ただ、その「神の声」とは難なのか、それが最後まで見えず、不満が残ります。見えない敵と戦い続ける映画というのはストレスがたまります。

 神と戦うという設定は実写・アニメにかかわらず酷い設定だと思います。昔の格闘漫画で最初は近所のいじめっ子達と戦う話だったのに、強くなり続けた結果、宇宙を支配している✕✕と戦うという強さのインフレになる作品が結構ありましたが、それを思い出させます。実態が全くないわけですから始まりも終わりも好きに作れます。そういう雑さ、安直さが全面に出ていました。

 結末もお粗末で、主人公は宇宙で死んだと思わせておいて、最後は全く違う世界の中で全員再会するというものでした。敵は死んだのか?人類は救われたのか?町が爆破されることはもうないのか?それが見えません。今も爆破を続けているのなら主人公はなんで頑張って戦ったのだろう、そういう不条理さが??????と疑問だらけのまま完結しました。

 正直、こういう哲学的要素を含ませるのではなく、純粋に巨大な敵との戦いでよかったんじゃないかと思います。その中で戦闘機やイージス艦など実在の兵器をアクセントで登場させればそれで十分ですよ。この009は30年前以上のこども達が夢中になって見たアニメだったんですから。

 10月31日 TOHOシネマズららぽーと横浜

2012/10/28

魔法少女まどか☆マギカ【前編】【後編】

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【注意】このエントリーはストーリーの核心に触れる部分があります。まだ見ていない方は注意してください。

 私はこの作品をテレビでは見ていませんし、内容も知りませんでした。ただ、ロリコンチックな絵とは裏腹にとても怖い話だというのは聞いていました。最初の方で主人公が食われて死んでしまうという話も知っていたので、見る前はプリキュアのような変身少女物に対するアンチテーゼなのかなとも思っていました。

 で、見た感想ですが・・・凄いわこれ。恐ろしく話が練り込まれていて戦慄すら覚えました。あのかわいい少女を取り巻くおぞましい出来事の数々、それらを見る側に恐怖心を抱かせることなく戦慄のみを与えるやり方は凄いなと思います。随所に流れるオーケストラが見る者をスクリーンに引きつけます。かわいそうというよりは、ここまで救われない話を引っ張っていくのかという気持ちが強かったです。

 救われないと感じるのは、話の主題が「恨み」と「嫉み」がベースになっているからだと思います。魔法少女は魔女を倒すことで大切な人を、そして自分の住んでいる町の人々を救うと信じていること。そしてその信じてる人から見捨てられ、社会からは裏切られ、救われなくなるその「恨み」や「嫉み」が魔法少女を魔女に変えていくこと。その輪廻に自らが気づき絶望の縁に叩き込まれること。そして「まどか」以外の主人公達がかかえている心の闇。いくつもの「闇」の部分が楽しい絵柄の真逆を突いているので目が離せなくなります。本当の悪者はだれなのか、救われない魔法少女達がどう救われていくのか、そう不安にさせながら前編が終わります。そして後編はその謎解きとなり、話が終わりました。前編後編合計4時間。アニメ12話分の総集編とはいえ、いろいろな意味で疲れを感じました。いい意味でも悪い意味でもそうです。

 私はいままで何本も映画を見てきましたが、妬みや恨みをベースとしたアニメというのは初めてだと思います。これが絶望からの挑戦とかならたくさんありますけどね。この映画を構成している一つ一つの材料は他の作品にも見つけることができます。たとえば心に陰を持つ少女だからこそ戦うことができるという設定はエヴァンゲリオンがそうです。この映画の監督は仮面ライダーからヒントを得たそうですが、他にもあるかもしれません。私はさやかの発狂するシーンは森鴎外の「舞姫」を連想しましたが。

 一つ残念だったのは後編の終わり方です。様々に絡み合った話を解決させるために、主人公は宇宙を変えるための存在に昇華させて完結させます。それ以外やりようがなかったのかもしれませんが、この方法は20年前の漫画作品で散々とられた方法で、ちょっと安直だったなと思います。難しいかもしれませんが、生き残った主人公達でなんとか解決させてほしかったです。

 ジブリ作品や「おおかみこどもの雨と雪」のような作品を正当派と呼ぶのなら、この作品は異色なのかもしれません。ただ、私の中に印象として強くのこったのはこの作品でした。

 10月24日 横浜ブルク13

2012/10/14

横浜FC 1-2 ギラヴァンツ北九州

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 この時期になると仕方がない部分もあるのですが、この試合の横浜FCは昇格プレッシャーにかかってしまい、思った通りのプレーができていませんでした。得点はセットプレーのみ、PKは失敗し、失点したら足が止まって逆転を許すなど、サッカーのだめな部分を集めて佃煮にしたような試合でした。さらにギラヴァンツ北九州の戦術が相手にボールを預けてカウンター一本というものでしたので、見ている方にとってはかなりイライラした展開でした。北九州サポーターにしてみれば勝てばOKですので気持ちよくお帰りになられたと思いますけどね。

 横浜FCはいつもの速攻が全く見ることができませんでした。北九州の守備的な戦術が理由でもあるのですが、リスクを負って攻めようという姿勢がなかったと思います。2006年の昇格時にも書いたのですが、J1で通用する戦い方をしなければ、たとえJ2を勝ち抜けたとしてもその先はありません。もちろん昇格することが最優先で、その先のことはその時に考えればよいと考えているのかもしれませんが、それは2007年の繰り返しになりますし、今年の札幌をトレースするだけだと思います。それでもいいという人もいるかもしれませんが、私は反対です。

 ただそれは上から目線でリーグを語るとそうなるということで、当のサポーターからしてみればチャンスがあればぼた餅だろうが固い餅だろうが喜んで食うでしょう。J1の中位で降格も優勝も関係ないチームのサポーターから見れば自分たちの置かれている立場の温さに感謝しなければいけないのかもしれません。実際にプレーオフを勝ち抜くことだけ見てもかなり難しい条件です。でもJ1昇格戦線の、この厳しい辛さが応援している身からすれば何よりも楽しく、そして充実しているのでしょう。たとえその勝ち抜いた先にある天国が、実はもっとひどい地獄だったとしてもです。

 ニッパツ三ツ沢球技場 観衆:5,543人

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