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2012/10/28

魔法少女まどか☆マギカ【前編】【後編】

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【注意】このエントリーはストーリーの核心に触れる部分があります。まだ見ていない方は注意してください。

 私はこの作品をテレビでは見ていませんし、内容も知りませんでした。ただ、ロリコンチックな絵とは裏腹にとても怖い話だというのは聞いていました。最初の方で主人公が食われて死んでしまうという話も知っていたので、見る前はプリキュアのような変身少女物に対するアンチテーゼなのかなとも思っていました。

 で、見た感想ですが・・・凄いわこれ。恐ろしく話が練り込まれていて戦慄すら覚えました。あのかわいい少女を取り巻くおぞましい出来事の数々、それらを見る側に恐怖心を抱かせることなく戦慄のみを与えるやり方は凄いなと思います。随所に流れるオーケストラが見る者をスクリーンに引きつけます。かわいそうというよりは、ここまで救われない話を引っ張っていくのかという気持ちが強かったです。

 救われないと感じるのは、話の主題が「恨み」と「嫉み」がベースになっているからだと思います。魔法少女は魔女を倒すことで大切な人を、そして自分の住んでいる町の人々を救うと信じていること。そしてその信じてる人から見捨てられ、社会からは裏切られ、救われなくなるその「恨み」や「嫉み」が魔法少女を魔女に変えていくこと。その輪廻に自らが気づき絶望の縁に叩き込まれること。そして「まどか」以外の主人公達がかかえている心の闇。いくつもの「闇」の部分が楽しい絵柄の真逆を突いているので目が離せなくなります。本当の悪者はだれなのか、救われない魔法少女達がどう救われていくのか、そう不安にさせながら前編が終わります。そして後編はその謎解きとなり、話が終わりました。前編後編合計4時間。アニメ12話分の総集編とはいえ、いろいろな意味で疲れを感じました。いい意味でも悪い意味でもそうです。

 私はいままで何本も映画を見てきましたが、妬みや恨みをベースとしたアニメというのは初めてだと思います。これが絶望からの挑戦とかならたくさんありますけどね。この映画を構成している一つ一つの材料は他の作品にも見つけることができます。たとえば心に陰を持つ少女だからこそ戦うことができるという設定はエヴァンゲリオンがそうです。この映画の監督は仮面ライダーからヒントを得たそうですが、他にもあるかもしれません。私はさやかの発狂するシーンは森鴎外の「舞姫」を連想しましたが。

 一つ残念だったのは後編の終わり方です。様々に絡み合った話を解決させるために、主人公は宇宙を変えるための存在に昇華させて完結させます。それ以外やりようがなかったのかもしれませんが、この方法は20年前の漫画作品で散々とられた方法で、ちょっと安直だったなと思います。難しいかもしれませんが、生き残った主人公達でなんとか解決させてほしかったです。

 ジブリ作品や「おおかみこどもの雨と雪」のような作品を正当派と呼ぶのなら、この作品は異色なのかもしれません。ただ、私の中に印象として強くのこったのはこの作品でした。

 10月24日 横浜ブルク13

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