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2012/11/26

川崎フロンターレ 2-1 清水エスパルス

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 3連勝。その原因はレナト覚醒にあり。それが全てだったのかなと思います。この試合に限らず今シーズンの総括として。まだ一試合残っていますけどね。いい意味でも悪い意味でもフォワードの決定力不足に泣かされていたここ数シーズン。負ける理由を探したあげく、相馬監督の守備的戦術が悪いのか、自分の息子をスタメンに据える風間監督の戦術が悪いのか、いろいろ考えてもいましたが、結局はそこだったのかと思い知らされました。安定したディフェンダーと展開力のあるボランチと決定力のあるフォワードがいれば勝てるという、考えてみれば当たり前な結論でした。

 もちろん安定した守備を作るのは大変だし、覚醒したのではなく覚醒させたのかもしれませんので、そういう成果は全て風間監督が得た果実にしていいと思います。サポーターの立場から見れば勝てばいいんですよ。結局のところは。欲を言うのならばあと5試合ほど早く覚醒していれば今頃はACL圏内が狙えていたのにとかあるのですが、まあこういう「たられば」はどのチームもそう思っているに違いありませんから、今は自分たちの立ち位置を受け入れるしかないですね。概ね来シーズンも希望が見えたからいいのかなと思います。来年もレナトが契約してくれるのなら、ですけどね。川崎というチームは所々で「なぜ?」ということをやらかすので来シーズンが始まるまでは楽観的になるのは禁物なのです。まあ絶望的になることもありませんが。

 さて試合の話。清水の敗因はフォワードの決定力不足でした。なにかこう・・・先月までの川崎を相手に戦っているような感じがして複雑な気持ちだったのですが、戦術として徹底したのは清水の方でした。清水は川崎のイージーパスを全て読み切ってインターセプトしました。清水のあげた得点は、こういう川崎のパスをカットしたところから挙げた物でしたし、このパターンで何本もシュートを打たれました。それがことごとくバーやポストに嫌われ、西部のスーパーセーブもあって1点のみで終わったのが敗因なのかなと思います。川崎の勝因は負けて当然のイージーミスを連発したにもかかわらず、キーパーを含めたディフェンス陣が頑張り、中村憲剛の展開力、そしてレナトの決定力がもたらしたものだったと思います。決勝点となった矢島のシュートは中村のセットプレーからでしたよね。そういう今までに駄目駄目だった川崎の弱点がここに来て結果を出すようになった、それがミスの連発による致命的ピンチを救ってくれたのだと思います。

 逆に言うと、これが連続でできないと意味がないんすけどね。矢島にしても小林にしてもまだ怖さが感じられません。レナトにマークがついているうちにもう少し点を取ってほしいです。

 まあ全体的に見て好ゲームだったと思います。この試合に限った話ではなく今シーズンの試合は大抵そうです。、川崎に対しては戦術や戦力とは関係ない部分でおもしろくない気持ちもありましたが、あと一息の試合が多く、それ故に負けたゲームでも試合内容は決して低い物ではなかったと思います。相馬監督時代とは異なり、打ち合いの姿勢を出したことは結果的にはよかったのかもしれません。ジュニーニョ以後という空白の期間をどう戦うのかという、監督にとっても選手にとってもサポーターにとっても難しい時期でした。それがレナト覚醒という希望が来シーズンも見ることができるのなら、まあいいシーズンだったといえるのではないでしょうか。

 等々力陸上競技場 観衆:19,916人

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