川崎フロンターレ 2-1 大宮アルディージャ
前半9分で3点はいるという凄い試合でした。しかし、フォワード登録が大久保の他には登里と森谷ってなんなんですか。あんなに沢山いたフォワードはどこに行ってしまったのかと思います。登里もフォワードをやったりディフェンダーをやったり大変だなあと思います。器用貧乏なのが不幸なのか幸いなのか。小宮山が戻って左サイドバックが埋まってしまったので、変に使い回しをされいます。フロンターレクラスのチームで複数のポジションでスタメン張れるというのは凄いことなのですが・・なにかこう・・このポジションは登里におまかせ!という気持ちになれないんですよね。
試合の見所は結構あって、まずは憲剛の飛び出し先制弾。憲剛が飛び出してキーパーと一対一でゴールを決めたシーンって初めて見たような気がします。ゴール前でパスを受けて得点は時々ありますけどね。そして大久保の振れまくったミドルシュート。あれはキーパーはとれないと感じさせるスーパーゴールでした。その後小宮山が立て続けにポストを叩くシュートを決めていたので、追加点を取っていれば気楽に見れたのですが、そうはいかないのがフロンターレです。あとの80分はひやひやのしっぱなしでした。
試合は全体的に概ね互角で、フロンターレがやや押されているかなといった状況。レナトの負傷は結構痛く、小宮山のオーバーラップが効いている程度。やっぱりレギュラーフォワードが欠けていると痛いですね。といっても大久保の一人で敵のディフェンダー2人をつり出していますけど。
そういうなかで追加点が取れれば楽な展開でした。前半無得点だったことが後半の守備固めにつながったのだと思います。
後半は鬼の守備固めでひやひや物でした。フロンターレの交代が登里→實藤、森谷→福森で1トップ6バックに。大宮が渡邉→鈴木で3トップに。しかもスロベニア代表のズラタンは出てくるしで嫌な予感ばかりしていました。
そこを持ちこたえて2-1のまま試合を終わらせたのは見事だと思います。苦しい中で守り切ったのは価値があります。まあ相変わらず無失点で終わらせることができないのが難点ですが、今回はPKによる失点であって流れからの失点ではないのでよしとしましょう。
フロンターレの順位は4位のセレッソまで勝ち点3差、12位のFC東京までも勝ち点3差とかなりおっかない順位です。中位は興味がなくなる順位と言われていますが、私はそうは思いません。そして現在の川崎のチーム力はそれほど悲観にならなくてもいいというのが嬉しいことだと思います。
等々力陸上競技場 観衆:14,026人(公式発表)