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2013年9月

2013/09/16

川崎フロンターレ 2-0 サンフレッチェ広島 

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 満点の出来。贅沢を言うのならば、PK失敗がもったいなかった所ですね。PKが決まって3-0になれば、セーフティリードをバックにして広島の守備陣を蹂躙できただろうに・・惜しいなあと。そして川崎のPK失敗率はかなり高くて、こういうところが後々致命傷になるんだよ、とかそう思う部分もあるのですが、試合運びが完璧でしたので、今回はそこは問いません。

 この試合で一番嬉しかったのは守備を完璧にこなしたところでしょう。高萩と佐藤寿人を完全に分断して、佐藤に仕事をさせませんでした。川崎は寿人を苦手にしていて、今まで大事な試合で必ず決められています。ですから大量点よりも無失点で抑えたことが何よりも嬉しかったです。これにジェシ、森谷、登里が積極的に上がっていって攻撃参加します。登里は1対1に弱いところがあって、何度か抜かれましたが組織的に守り切りました。守備が固まれば攻撃もしやすいというサッカーのお手本のような試合だったと思います。

 もっとも川崎のディフェンダーが積極的に攻め上がっていっても、効果的にシュートまで打てる場面はそれほど多くなく、全体的なポゼッションは広島に握られました。見た目の支配率は45-55で広島かなと思います。しかしそれは佐藤寿人をとにかく押さえるということを念頭においていますので、それほど気にしていません。早い時間帯で先制し、2-0で前半を終えましたから、後半の戦術は守備優先になるのは当然だと思います。

 川崎の特長は大久保とレナト、憲剛のトライアングル攻撃にありました。その代償として守備の脆さがあったわけですが、長居のセレッソ戦あたりから劇的に改善したと思います。勝ちきれない試合を勝ちきれるようになったのは大きな成長だと思いますし、これは今後に繋がります。勝って成長するという好循環を見ることができたのは何よりも嬉しい事でした。

 等々力陸上競技場 観衆:17,390人(公式発表)

2013/09/08

川崎フロンターレ 3-2 浦和レッズ

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 アウェイゴールのことを考えると最良の勝ちというわけではありません。しかし、あの浦和相手に2点差をひっくり返して勝つということがどれだけ凄いことか、正直いくらほめようとも褒める言葉は見つかりません。もちろんいつものレナトと大久保のおかげですが。

 この試合で川崎が失敗したことは失点を恐れるあまり慎重に入りすぎたことです。実際、前半は0-0で終わりかけていました。ホーム&アウェイの戦いではホームでの失点は致命的ですし、なによりも川崎は失点が多いという弱点があります。だから慎重な試合運びになるだろうとは事前に予想していました。

 それが結局裏目に出て、前半終了直前と後半開始直後に興梠に点を取られます。逆転できたのは相手のディフェンダーが相次いで負傷退場したことが大きいと思いましたが、実際はマンツーマンの守備が浦和の選手には負担に感じたようです。まああの3人(レナト、大久保、憲剛)が揃って攻めてきたらそういう守備にならざるを得ないのでしょうが、であれば最初から打ち合っても良かったと思います。タラレバですけど、普段と違う試合運びは意図しない結果になることが多いと思っていますので、引いて入るやり方は失敗でした。

 まあ相手の試合運びが良くなかったところが川崎を勝利に運んでくれたと言えます。最近浦和に勝ち続けているのはそういう攻める姿勢が浦和との相性の良さに繋がっているからかなと感じます。槙野が代表に取られたところはほとんど関係ないと思いますが、浦和のディフェンスラインが結構緩かったですね。1点返した時、あの守備の緩さなら逆転できるはず、と信念に似た気持ちが沸いてきました。

 2-0となったときは絶望感しか感じず、これは修行しに埼玉まで行くのか・・と暗々たる気持ちだったのですが、一転して引き分けでも勝ち抜ける状態となりました。実際は1-2でも準決勝敗退になるので今回の勝敗はほとんどないに等しいのですが、ハンデを背負って戦いに行くのとハンデを貰って戦いに行くのとでは全く違うので今回の逆転勝ちは非常におおきなものでした。またまたタラレバですが、試合終了直前の憲剛のシュートが決まっていれば浦和の息の根を止められたのになあ・・・そういう贅沢さすら感じて試合終了を迎えられたのは嬉しかったと思います。

 現国立競技場でやる最後のナビスコ決勝戦には絶対勝ち抜きたいな、そう思っています。前々回の決勝戦で使う予定だった紙テープはまだ自宅に保管しているんですよ。

 等々力陸上競技場 観衆:19,193人(公式発表)

2013/09/04

【映画】 謎解きはディナーのあとで

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 「ユーモアミステリー」というカテゴリーの作品。そういうカテゴリーがあったとは知りませんでした。まあいいけど。毎年夏休みになると、中学生くらいの子供を対象としたギャグ系の物語を1本程度上映されます。ちなみに去年は「放課後ミッドナイターズ」でした。

 設定はギャグだけどそれなりにシリアスという、突っ込んだら負けという感じの作品で、見に行く前に原作本を1冊買って読みました。

 ストーリーは豪華客船内で発生する連続殺人事件をトンデモ刑事と一緒に解いていくというもので、舞台設定はよくあるものです。でも、一つ一つの場面がライトギャグで進行しているので構えずに見ていられます。見ていて確かに中学生向きだなと思いました。

 じゃあ大人が見てつまらなかったのかというと、これが結構面白かったです。伏線が沢山あって、それを丁寧に回収していくので、常に「ああなるほど」と理解しながら見ていられます。ギャグの設定にしなければ普通のミステリードラマとしても通用しますね。そういうところが面白かったかなと。殺人のトリックも「ああなるほど」と納得させるもので、少なくともコナンに出てくるピタゴラスイッチのような殺人装置よりはずっと現実的です。犯罪が二重三重に同時進行しているので、常に考えながら見る楽しさがありますね。まあ実際は「あんな貧弱なセキュリティはないよ」とか、心の中で突っ込んでしまうのですが。

 意外だったのは、この一連のシリーズの「肝」である執事がお嬢様を馬鹿にする場面がほとんどなかったことです。この執事の小馬鹿台詞を聞きたくて見に行くようなところがあったのですが、推理を元に犯人に迫る部分がかなりシリアスで、スクリーンに注目しっぱなしでした。裏切りのような部分を織り込んでいるのでちょっと感情移入してしまいますね。この部分はよい意味での想定外でした。

 北川景子も櫻井翔も演技は結構ベタベタなので、そういうところも承知の上でみなければいけないのかなと思います。ハリウッド物とは比べるまでもなく、夏の終わりのちょっとした気分転換に見るような作品です。ストーリーに全く関与していない伊東四朗の演技にクスっときてしまいました。なんだかんだ言っても彼は長い間業界で飯を食べているだけのことはあります。

 9月3日(火) 藤沢市辻堂:109シネマズ湘南

 

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