横浜F・マリノス 2-0 川崎フロンターレ
以前からずっとここで書いていることなんですが、フロンターレって本当にスタジアムの雰囲気に飲まれやすいチームだなと思います。清水戦や新潟戦はアウェイでも勝てるようになりましたが、三ツ沢や日立柏では勝てません。それも惜敗なんてものではなく、まさに惨敗で、こういうスタジアムで勝てないようじゃリーグ優勝なんて無理なんですよ。まあそれは逆もまた真なりで、等々力の雰囲気は陸上競技場としては最高で、そこが高勝率に繋がっているのかとも言えるのですが。
この試合はチケットが前売り発売開始後、即完売で、スタジアムのほぼ全周がマリノスサポーターで占められました。川崎サポーターのゴール裏エリアはほんのわずかで、ひいき目に見ても少ないなと感じました。スタジアムの雰囲気はいつもの見慣れた三ツ沢ではありませんでした。そういう完全アウェイの雰囲気が審判を神経質にし、試合開始早々ハンドのPKを取られ、登里を退場に追い込んだのかなと思います。
試合の感想ですが、マリノスのマンマークが非常に厳しくて、川崎の攻撃をちぐはぐにしてしまいました。守備という面ではマリノスはうまいなと思いました。逆に攻撃はそれほど怖くはなく、中村俊輔に気をつけていればしのげた試合でした。マルキーニョスの穴が大きすぎるのと、ラフィーニャがまだ完全にフィットしていないように思えたので、川崎にも勝ち目はあったんですよ。まあレナトのシュートがバーを叩くなど、惜しい場面がいくつかあって、あれが入っていればなあと不運さもあったのですが、運の善し悪しはシーズンを通せば平等になりますのでこれを言ってはいけないのですけどね。
マリノスにホームアェイをダブル負けというのはかなり痛かったと思います。首位の浦和が引き分けでしたので、挽回は可能なのですが、鳥栖が勝ち、鹿島も勝ったので首位争いは混戦となっています。そういう中で勝ち切るにはアウェイの雰囲気に負けない精神力が必要になるのですが、川崎はこの点が絶望的に弱いので、例年通り不安の種となっています。
ニッパツ三ツ沢球技場 観衆:14,014人(公式発表 チケット完売)
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