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サッカー

2014/09/14

川崎フロンターレ 4-0 徳島ヴォルティス

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 徳島戦だからそれ程混まないだろう、試合開始1時間前につけば余裕かと思ったら甘かったです。まさかのチケット完売。川崎まで来た徳島サポーターはさすがに少なかったので、等々力競技場はほぼ一周川崎サポーターで埋まりました。今までチケット完売は何度もありましたが、それは相手サポーターが大挙してきたから結果的に完売になったわけで、川崎側のチケット販売だけで完売というのは今回が初めてだと思います。これならメインスタンドができて収容人数が増えても席は埋まるかもしれません。

 さて試合の話。

 ものすごい上から目線になってしまいますが、徳島は良く戦ったなと思います。川崎相手に4-3-3ですよ。アドリアーノと高崎が突っ込んで来て、川崎の守備陣の穴をこじ開けようとする姿勢は見ていて感心していました。そういう意味では見ていて楽しい試合でした。ただそれは、上から目線というよりも嫌味とい言ったほうが正しいかもしれません。徳島は守備ブロックを中央に寄せてレナトをきっちりマークしていましたが、それは結局小林と安の二人をフリーにしてしまいました。安の初ゴールはともかく、小林の角度のない(だいたい20度位か?)ところから決めたシュートは小林の得意とする角度で、それはもう研究済みなのではないのか?なぜあの角度から打たせるのだろう?徳島はライン上げすぎだろう、もっとフォワード3人にマンマークをつけるべきではないかと思いました。

 レナト→小林、あるいは(今日は出場していませんでしたが)大久保へのパスは川崎の得点パターンです。ならばレナトを徹底的に封じようと思っていたのかもしれません。でもそれなら中村からパスがダイレクトに小林や安に行くのですよ。それが面白いように通ってしまうから徳島は3失点(もう1点はセットプレーから)してしまったと、そういう感想を持ちました。川崎サポから見ると、あれだけパスが通って4得点って少なすぎないかと感じたかもしれません。

 攻撃的にいくのはいいことだと思います。でもそれは選手の能力差をきちんと見極めないとバンザイアタックになってしまいます。

 どんな試合も勝たなければ意味がありません。川崎としては優勝を狙うためにはこの試合は絶対に落とせないし、4点差で勝ったことにより得失点差も詰めることができました。その意味ではまったく文句のない試合です。でもイーブンな立場で試合を楽しみたいと見た場合、徳島の戦い方には疑問を持ちました。

 川崎側の立場でこう書けば嫌味に感じるかもしれません。でもこの試合を見ていろいろ思うことがあります。それはJ2を2位以内で勝ち抜けなかったチームがプレオーオフを制してJ1に昇格した場合、多少の戦力を上積みしてもこれが限界なのかということです。札幌、大分ときて、徳島もこれだと今、J2でプレーオフ進出をを夢見て戦っている中位チームのサポーターは夢の先にある絶望を今、感じてしまうような気がします。徳島はプレーオフ勝ち抜きチームの代表として、残留するための工夫とか、そういうものが見たかったなと、残念に思いました。

 等々力陸上競技場 観衆:18,444人(公式発表 チケット完売)

2014/09/02

横浜FC 2-0 アビスパ福岡

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 前回の讃岐戦に引き続き快勝。しかも今回は無失点。内容もパーフェクトでした。本当に強いチームになったなと思います。こういう試合を何故開幕からできなかったのか、まだプレーオフ進出の望みがあるとしても、その辺が残念ですね。

 前回の讃岐戦もそうなのですが、試合の組み立てが圧倒的に早くなっています。何が違うのか?それはボールを奪ってからの攻撃開始地点をボランチの松下から、サイドバックの中島に変えたことが大きいと思います。つまり、今までのパスの出し手だった松下が、もっと前の位置で受け手に回ったので前線へのフィードが早くなったのだと思います。松下が前でボールをもらったことで、サイドハーフの小池、あるいは寺田も呼応するように前に行くことができました。結果、相手ゴール前までラッシュでボールを運ぶことが出来、ゴールを奪うことができたのだと思います。

 現戦力を考えるとこれが最適解なのでしょう。本当はもっとフォワードにボールを当てて、フォワードが点を取れればそれがいいのですが、今の横浜FCにはそれが難しい現実があります。なので中盤からの押し上げを早くする、つまりゼロトップの状態にすることが今の横浜FCにとって一番効果的なやり方になっているのです。

 しかし、それがいいかどうかは別の問題です。この攻め方だと、相手が網を張ってカウンターを仕掛けてくると結構危ないと思います。実際、横浜FCが相手ペナルティエリア内に攻め入っている時点で、福岡のフォワードと横浜FCのディフェンスの距離はあまりありませんでした。結果的に横浜FCの攻め方が激しく効果的で、ゴールを奪う、あるいはコーナーキックを奪うことができたから問題が起きなかっただけで、これが相手ペナルティエリア前でボールを取られて速攻をかけられると失点に繋がるような気がしました。このままプレーオフに進出したときの相手の出方がどうなるのか?今日の試合は、横浜FCの貫禄勝ちのように見えましたので、その弱点は出なかったのですが、この先、研究されたときの対応力が不安材料ではあります。

 ただ、戦力の底上げができない今のチームで勝つにはどのようにすれば良いのか、それを考えるとこの現時点ではこのやり方をするしかないのです。ですからこの先のプレーオフ云々の事は考えず、目の前の試合を勝つための最適解ができた現在のチームをまずは喜ぶべきだと思います。

 ニッパツ三ツ沢球技場 観衆:3,709人(公式発表)

2014/08/25

横浜F・マリノス 2-0 川崎フロンターレ

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 以前からずっとここで書いていることなんですが、フロンターレって本当にスタジアムの雰囲気に飲まれやすいチームだなと思います。清水戦や新潟戦はアウェイでも勝てるようになりましたが、三ツ沢や日立柏では勝てません。それも惜敗なんてものではなく、まさに惨敗で、こういうスタジアムで勝てないようじゃリーグ優勝なんて無理なんですよ。まあそれは逆もまた真なりで、等々力の雰囲気は陸上競技場としては最高で、そこが高勝率に繋がっているのかとも言えるのですが。

 この試合はチケットが前売り発売開始後、即完売で、スタジアムのほぼ全周がマリノスサポーターで占められました。川崎サポーターのゴール裏エリアはほんのわずかで、ひいき目に見ても少ないなと感じました。スタジアムの雰囲気はいつもの見慣れた三ツ沢ではありませんでした。そういう完全アウェイの雰囲気が審判を神経質にし、試合開始早々ハンドのPKを取られ、登里を退場に追い込んだのかなと思います。

 試合の感想ですが、マリノスのマンマークが非常に厳しくて、川崎の攻撃をちぐはぐにしてしまいました。守備という面ではマリノスはうまいなと思いました。逆に攻撃はそれほど怖くはなく、中村俊輔に気をつけていればしのげた試合でした。マルキーニョスの穴が大きすぎるのと、ラフィーニャがまだ完全にフィットしていないように思えたので、川崎にも勝ち目はあったんですよ。まあレナトのシュートがバーを叩くなど、惜しい場面がいくつかあって、あれが入っていればなあと不運さもあったのですが、運の善し悪しはシーズンを通せば平等になりますのでこれを言ってはいけないのですけどね。

 マリノスにホームアェイをダブル負けというのはかなり痛かったと思います。首位の浦和が引き分けでしたので、挽回は可能なのですが、鳥栖が勝ち、鹿島も勝ったので首位争いは混戦となっています。そういう中で勝ち切るにはアウェイの雰囲気に負けない精神力が必要になるのですが、川崎はこの点が絶望的に弱いので、例年通り不安の種となっています。

 ニッパツ三ツ沢球技場 観衆:14,014人(公式発表 チケット完売)

2014/08/21

川崎フロンターレ 0-1 愛媛FC

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 中二日でマリノス戦が控えているのでスタメン総取っ替えなのは理解できますが、愛媛のサブに負けたというのはどうなんだろうと思います。まあJ3の下位にも負けそうになるくらいですから、こういうスタメンの選び方をすると、どのカテゴリーのどのチームのどの選手が相手であっても同じ結果になったと思います。

 まあなんというか、わざと負けたということはないと思いたいのですが、今日のスタメンの選手だってリーグ戦でそれなりに活躍できる実力をもっているはずです。それでこの内容だとひょっとしたらと思わざるをえません。

 例えば中村も大久保もベンチにすらいないとか、負けているのに3人目の交代がディフェンダーだっとか、後半ロスタイムの最後のセットプレーで西部が上がらなかったとか、突っ込みどころが沢山ありすぎます。選手一人一人は一生懸命戦ったと思いたいのですが、なにかこう・・・絶対勝ってやるぞという気持ちが見えませんでした。パスミスも多すぎましたよね。まあそれでも簡単に取り返しちゃうあたりが愛媛と川崎の差でもあるのですが。

 司令塔に中村憲剛一人いれば、あるいは大島がスタメンで入っていればもう少しチーム全体で動けたのではないかなと思いました。司令塔のいない烏合の衆といった感じが今日の試合からみてとれました。

 別の目で見ると、試合に出続けることというのがいかに大切かというのもわかりました。今日、フル出場したジェシにしても、あるいは可児にしても森島にしても本来はもっとやれたはずです。それぞれの選手同士のマッチアップは負けていませんでしたから、純粋に連携の問題だとわかりました。

 前回のYSCC戦とほとんど同じ内容の試合でしたので、仮にこの試合に勝ったとしても次の大宮戦では惨敗するような気がします。今年は本気でリーグ優勝を狙える位置にいるので、リーグ戦に集中できる環境を作ることは、サポーター側もある程度理解しなければならないのかなと思いました。それは今日敗戦した浦和やマリノス、あるいは前回負けた鹿島も同じなのでしょう。

 ただ、一つだけチームや選手にわかってほしいのは、普段見に来ないけれど、今日が平日だからチケットを買って見に来た人がいるということです。私は平日の試合は会社の人を誘って見に来ます。そういう人は週末のリーグ戦は見ませんし、逆に見に来る場合はそれなりに上のカテゴリーのチケットを買います。それで今日のような試合をすると、その人にとって川崎はどう見えるのか、考えてほしいと思います。有料試合をするのならばそれなりのクオリティの試合をしてほしいです。まあそれは過密日程を組んだJFAやJリーグに対しても同じ事が言えるんですけどね。

 それとリーグ戦の上位チームがバタバタ敗退すると決勝戦のカードが中下位チーム同士の組み合わせにもなり得ます。それはいいのですが、そうなると来季のACLの参加チームがリーグの中下位チームが出ることになって、それは中・韓チームのカモになりかねません。私はクラブ戦であれ、代表戦であれ、日本のチームは外国、特に中国韓国には絶対に負けてほしくないと思っています。それらのチームと戦えるクラブが天皇杯を勝ち抜ければそれでいいのですが、今日の試合を見ている限りでは何か不安なものを感じます。

 等々力陸上競技場 観衆:5,104人(公式発表)
 

横浜FC 4-2 カマタマーレ讃岐

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 横浜FCの試合を見るのは久しぶりなのですが、戦い方が以前と変わったように思えました。以前はディフェンダーがボランチの松下にボールを預けると、その先が停滞してしまい、横パスやバックパスで時間のロスになっていたのですが、今は素早く前線にボールを出すようになりました。その大半は相手に取られてしまうのですが、そのうちの何回かはチャンスに繋がりゴールに結びつけることができます。横浜FCがシュートを打つときは2列目もかなり詰めるので「これは入るかも!」と思えるような場面が多かったですね。これができるなら最初からやれよと思うのですが、まあ形になってきたのはいいことです。

 この試合に限って言えば、勝敗の差は純粋に戦力の差で、讃岐はどうしようもなかったと思います。もっと我那覇を友好的に使えれば違う展開になったかもしれませんが、我那覇自身、讃岐の中でポジションが取れていないのでチームの中に埋没してしまうのは仕方がないのかもしれません。

 横浜FCは戦力自体はJ2の中でも5番手~8番手くらいなので、実力自体はプレーオフに進めるだけのものはあると思います。今から怒濤の追い上げをして間に合うのか、と思うかも知れませんが、一つひとつの試合を勝ち進んでいくことがまずは大切なことです。その結果、プレーオフにいけるならそれはそれで良し、だと思います。この戦力でJ1を戦ったら・・というのは今は考えてはいけません。それは今日の入場者数を含めたもっと大きな問題です。

 ニッパツ三ツ沢球技場 観衆:3,912人(公式発表)

2014/08/18

川崎フロンターレ 5-4 セレッソ大阪

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 2試合続けてチケット完売。通路前の席を確保するためには開門1時間前にはスタジアムにつく必要が出てきました。観衆が多いのは大歓迎ですが、試合以外の用事がつぶれてしまうので、少し困ります。早くスタンドができてほしいなと思います。フォルラン効果もあるのでしょうが、今日の試合を見ている限り、フォルランがそこにいる意味というのは見えなかったですね。ああいうスペシャルな選手を入れるのならば、その人を王様にして試合を組み立てるしかないと思うのですが、南野等の若い選手を生かしたいせいか、チームに埋没していました。フォルランはこの試合で点を取ったけどあれもどうなんだろう?と思います。

 それにしてもよくわからない試合でした。前半と後半の出来が全く違うというのはフロンターレの試合ではしばしばあるのですが、それにしても酷いなと思います。勝ったから良かったものの、これでいいのか?と不安に思える試合でした。
 前半飛ばしすぎて後半ばててしまったのかなとも思いましたが、交代がかなり遅かったのでそれはないでしょう。試合後のコメントを見ると、点が入って安心してしまったためとか選手が言っていたようですが、だとしたら馬鹿じゃないかと思います。かって前半3-0で終わらせて後半4点取られて負けたことを覚えていないのかと、問い詰めたい気持ちになります。一見さんには9点も入って面白い試合だったかもしれませんが、サポーターから見れば勘弁してほしいです。セレッソのサポーターだって、4点とれたから満足とは思っていないでしょう。試合運びとかリスクマネジメントとか、そういう観点で見れば最低の試合でした。もちろん勝ったこと自体は満足ですけどね。

 フロンターレの試合をずっと見ていて思うのは、その時その時のメンタルが試合結果に影響を及ぼすことが多すぎるということです。勝てないスタジアムがある、というのはだいぶ解消されてきましたが、ここぞという時に勝てないのは相変わらずです。こういうところが鹿島や浦和との差なのですが、なんでわからないのでしょうか?

 試合自体、まず先制されるところから始まるのもよくわからないし、柏戦で4失点、この試合も4失点というディフェンスの酷さもよくわからない。大量失点しているにもかかわらずキーパーもディフェンスラインも同じというのもわかりません。

 勝っているから問題が表に見えないだけで、実際はヤバイのかなと感じます。3試合で9失点はいくらなんでも多すぎます。

 等々力陸上競技場 観衆:18,124人(公式発表:チケット完売)

2014/08/11

川崎フロンターレ 2-1 浦和レッドダイヤモンズ

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 ピーカブーの新キャラ名が「カブレラ」というのはちょっと。それもよりによって浦和戦の時に発表って。そりゃ浦和サポーターからブーイングも出るでしょうね。ハーフタイムのレーシングバイクによるトラック走行は楽しかったです。白バイのサプライズ取り締まりもまた良し。川崎はこういうイベントを組むのがうまいですよね。

 浦和のサポーターが大挙してきたのはいいのですが、横断幕も手製フラッグも無しというのは敵から見ても寂しかったです。浦和戦はあの殺気漂うアウェイゴール裏との戦いが楽しいのですから。

 さて、試合の話。レナトの復活が決め手となった勝利でした。前節の柏戦では左サイドハーフからの攻め上がりが弱く、大久保が中で受けることができずに左側に寄せられる場面が目立ちました。今節では左にレナト、中央に小林、右サイドに森谷とボールを受ける事ができる選手が揃っていたので大久保のマークもずらすことができました。そして登里も中へボールを出すことができるようになったので、左サイドのレナトもゴール前に突っ込めるようになりました。同店で迎えた後半、これなら勝てるのではないか、と思えるようになり、あとはいつゴールを決めるようになるか見守るだけでした。

 こういう心理状態でサッカーを見るのは楽しいです。結果として引き分けだったとしても、次の試合を見ることが楽しみになります。風間監督にはいろいろ思うこともありましたが、現状、問題はないでしょう。大島、登里、谷口と若手もそろってきて、ディフェンスラインも落ち着いてきています。シーズン当初はジェシが怪我したらどうしようと不安だったのですが、谷口と實藤がその穴を埋めてくれました。今節も井川とジェシはいませんでしたが(後半ロスタイムにジェシは交代で出場しましたが)、ディフェンスは問題ありませんでした。ただ、課題もありますけどね。自陣ゴール直前での細かいパス回しは見ていて怖いですし、ゴールキックも相変わらず精度が悪い、コーナーキックやフリーキックももう少し決めてほしいなと思います。

 でも柏戦の敗戦を払拭できたことを喜びたいと思います。3位ですが、首位の鳥栖、2位の浦和とは勝ち点1差。いい位置です。

 観衆:18,378人(公式発表 チケット完売)

2014/03/16

川崎フロンターレ 3-4 大宮アルディージャ

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 開幕戦の神戸戦が1-0でリードした後半45分+1分、松村に決められて1-1で引き分け終了。第二節の広島戦が、1-1の同点で迎えた後半45分+5分、塩谷に決められて1-2で負け。この第三節は3-2でリードした後半45分、菊地に決められて3-3に。そして後半45分+3分、チョ・ヨンチョルに決められて3-4で負け。これをどう見るか・・・・。

 どの試合も試合終了直前までリードしていた、少なくとも負けていなかったわけですから戦術の問題ではないと思います。また試合時間残り数分での失点と言うことは、ACLの影響というものでもなく、純粋に気持ちの問題なのでしょう。プロとしてそれはどうなのか、と思うのですが、こういう出来事は今に始まったわけではないので今更文句付けても仕方がないのでしょう。

 スタメンに工夫はあって、登座との代わりに福森、ボランチは中村憲剛、トップ下に大島と、前節までの攻撃陣糞詰まり状態を打破しようという試みはある程度成功しました。前半は中盤と攻撃陣とのバランスが全く合わず、ひたすらカウンターを受けまくっている状態で、これは今年も厳しい1年になるのかと覚悟しましたが、後半開始早々、武岡を入れたところ、スムーズにボールが回るようになりました。後半開始から後半40分までの間に限ってみれば川崎のボールポゼッションは70%を超えていたと思います。

 とにかく後半はラッシュ、ラッシュの連続で大宮から点を取るのは時間の問題のように見えましたし、事実逆転したので攻撃が売りのフロンターレの面目は立ちました。結果的に負けたにせよ、中立視点で試合を見に来たお客さんは楽しめたのではないでしょうか。

 ただサポーターの立場で見れば、3点取ったら4点取り返えされるチームであるのはもう何年も前から変わっていません。、特に過去の大宮戦などは天皇杯で3-0から3-4にひっくり返されたこともあります。もう本当に何点リードしても試合終了まで安心できない、無失点試合など望むべくもない、そういう不安をかかえたまま90分を過ごすのは勘弁してほしいと思います。

 救いなのは点は取れている、という所でしょうか。この試合ではレナトと大久保に点が入りました。去年も序盤はなかなか勝てませんでしたが、去年との違いは攻撃の形は作れていて、実際に得点もしていることだと思います。同じ勝てないチームとの比較でも、点が取れないことが原因のチームと失点をしてしまうことが原因のチームでは後者の方が対策を立てやすいので、望みがあると思います。

 等々力陸上競技場 観衆:13,498人(公式発表)

2014/03/02

川崎フロンターレ 2-2 ヴィッセル神戸

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 これだけ良いゲームをしているのだから勝たせてやりたかったなあと思います。あと5分でしたよ。

 良いゲームと言っても勝たなかった試合は勝てなかっただけの理由はあります。そこを理解しないと同じ事を何度も繰り返してしまいます。

 最後の最後に失点してしまったのは、連戦による疲れが出てきたのが原因だと思います。あの総攻撃フォーメーションは守備陣に過度の負担を生じさせていたのですから、早めの交代は必須でした。それ以前にターンオーバーをしても良かったと思います。ACLの掛け持ちはキツいのは過去から散々学んでいるはずです。それが生かせなかったのは非常に残念でした。

 スタメンについてですが、勝てば何も言われませんが、引き分ければ言いたいことも出てきます。先のターンオーバーが最たるモノで、例えばボランチは稲本+山本でいくべきだったと思います。少なくとも去年はこのコンビでシーズンを戦ったのですから問題はなかったでしょう。もちろんパウリーニョ+大島の組み合わせでも良いのですが、2試合続けてはきつすぎました。

 そして最大の問題は登里を最後まで引っ張ったところにあります。前節の貴州戦でもそうでしたが、ボールを持って駆け上がってもその先が繋がらないのです。至近距離でレナトにパスする場面が目立ちました。去年、どの試合だか忘れましたが、登里から中村憲剛にダイレクトパスを出したことがあって、これが点に決まったことを覚えています。そういう、登里が中央に、あるいは右サイドにパスが出せないようだと厳しいと思います。中途半端な位置でボールを奪われればカウンターに繋がります。そういう場面も結構ありました。これだったら最初から小宮山をいれてほしかったと思います。

 逆に守備陣の安定感が出ていたのは幸いでした。ジェシはいわずもがなで、井川もよく守っています。ここに福森、武岡が割っては入れれば良いのですが、実際はスタメンを奪えるだけの力がどのくらいあるのか、その辺が全くわからないのでなんとも言いようがないのですけどね。

 この試合を引き分けたことで、次の広島戦をどうするのか、スタメン選びは難しくなったかもしれません。今日の試合も展開自体は概ね問題なかっただけに、このメンツで行くのか、あるいはきりかえるのか、気になります。少なくとも、8日の広島戦と12日の蔚山アウェイを同じメンバーで行うのはやめてほしいと思います。

 等々力陸上競技場 観衆:14,011人(公式発表)

2013/12/30

横浜F・マリノス 2-0 サガン鳥栖

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 試合自体は2-0でマリノスが勝ったのですが、終了直前まではスコアレスドローでして、延長戦突入のにおいがプンプンに漂っていました。この試合だけでなく、もう一つのFC東京-広島もスコアレス、準々決勝の4試合も全て延長戦と、90分で終わらない理由があるのかなと感じました。

 全ての試合を見ているわけではないので憶測になりますが、一発勝負なので慎重な試合運びをする傾向があるのではないでしょうか。ナビスコ準決勝の浦和-川崎戦も、川崎は慎重な試合運びをした結果、点が取れませんでした。今日の試合もマリノス・鳥栖ともリスクを負わない試合運びで、相手のフォワードにスペースを作らせないポジションでした。その結果、マリノスの藤田・斉藤、鳥栖の豊田は生き場がなく、きついマークの中で試合をせざるを得ませんでした。見ていて、これじゃフォワードは仕事ができないだろうと感じました。

 前にも書いたと思いますが、こういう消極的な試合を80分も見せられるほうの気持ちにもなってほしいと思います。打ち合って、その結果負けたのならば、例え応援しているチームであっても受け入れます。そのうえで「ディフェンスがー」とかグチをいう事になるのですが、逆に見ればグチをいう楽しみを得ることができるとも言えます。こういう消極的な試合で負けたのならば何が残るのか?サポーターだけでなく、一般的なお客さんに対しても失礼じゃないでしょうか。またこういう試合の繰り返しが、結局はACLで海外のチームに勝てなくなってきている遠因ではないかと思います。

 この試合を持って今年1年の観戦も終わりました。元日の天皇杯からまたシーズンが始まります。川崎も横浜FCも楽しいサッカーを見せてくれることを節に期待しています。

 日産スタジアム 観衆:22,630人(公式発表)

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