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コンサート

2006/09/14

横浜FC 1-0 柏

0913
 ここまでくると期待とか不安とか、そういうものを凌駕して目の前の試合を勝つしかないという境地に立ちます。ゴルフで言うと13番ホールを終えて1打差で2位といったところでしょうか。もし1打差首位で最終ホールに入り、パーで上がれば優勝というシーンだったら、ちゃんとパーで上がれるのかと思います。何人かのゴルフ好きに聞いたところ経験を積まない限りまず無理、ということでしたが横浜FCはどうなんでしょうか。

 この試合、1位と3位の争いということで私自身、非常にわくわくしながら三ツ沢に来ました。雨が降ろうと平日だろうとすべてに優先してくるだけの理由がここにあります。プライドやアイデンティティをかけた試合のはずでした。
それが・・・・

 試合の内容は期待を大きく裏切るもので、何のクリエイティブさもリスクチャレンジもない、お見合いのような90分がピッチで続きました。5年くらい前の水戸対大宮のような試合を思い出します。プレスをかけることもなく、退屈な時間がただ過ぎるだけの展開にイライラしてきます。柏と横浜FC、どちらがJ1に昇格するにしても、こんな内容でいいのかと言いたいです。この前の神戸戦とは何が違うのでしょうか。雨?疲労?フォーメーション?主要メンバーの出場停止?

 試合は前半終了近くに、横浜FCはフリーキックからチョンヨンデが決めて先制します。その後、横浜FCが虎の子の1点を徹底的に守りきり、1-0で勝ちました。私は試合終了と同時にスタジアムを後にしました。試合に勝った喜びよりも残念な気持ちのほうが先に来ました。

 この試合、純粋な横浜FCサポーターの立場で見れば、ほとんどは「内容なんて関係ないんだ、勝てばいいんだよ」と叫ぶでしょう。それは正しいと思うし連戦続きという面で見ればまず結果を出していることを評価しなければならないでしょう。でも実際はどうなのよ、と私は思います。綺麗なサッカーをしろとは言いません。でもこんなにリスクを恐れたサッカーをこの時期にするのかと思うと嫌な気持ちの方が強くなります。

 勝ちゃあいいんだ、それがすべてだ。そう気持ちに落としどころを見つけるほど私は横浜FC愛がないのかもしれません。それならそれでかまいませんけどね。
 
  三ツ沢公園球技場 観衆:4120人

2004/08/15

アルフィー30周年ライブ

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 初めてアルフィーのコンサートに行ってきました。メリーアンから星空のディスタンスまで知っている曲がいろいろ。場所は横浜のハンマーヘッドパークというところです。初めて聞く名前でどこじゃそこはと探してみると赤レンガパークの裏でした。「ハンマーヘッドパーク」で検索をかけるとアルフィー関係しかでてこないので彼らが勝手に名づけたのかな?
 私のポップス系のコンサートは南野陽子とTMネットワークで終了しているのでこういうイベントに行くのはかなり久しぶりです。もっともアルフィーだって私の高校生時代からの現役「アイドル」ですのでジャンルは同じですが。野外ライブは初めて。観客はおよそ1万人位でしょうか。横浜FCサポのマフラー、シャツを見につけている人は1ブロック100席のうち大体1人くらい。結構なパーセンテージです。
 この手のイベントは最初の1曲から最後まで立ちっ放しです。さすがにこのトシになるとしんどい。頭の上で手を叩き続けるのはチト無理かな。気持ちも熱狂という度合いから離れてきてしまったのがわかります。皆がのっているときに週明けの仕事のことを考えてしまったり。サッカーだとどんな下のリーグでもそういうことはないのですが。この辺はちょっと考えてしまいました。

2003/12/07

横浜FC 5-0 福岡教育大学

1207


 1回戦に続き今回も5-0で大勝。内容はとてもほめられたものではないが。この試合、多くの人が不満に思っているだろうけれど私としては、こんなんものだろうと思っている。理由は後述するが、なんでこういう試合になっちゃったんだろうという点を考えてみる。

 以前にも書いたけれど、横浜FCの最大の欠点は以下の2つ。

  ①1対1に異常に弱い。
  ②セットプレーが壊滅的にヘタ。かつ相手のセットプレーから簡単に失点してしまう。

 つまり、場面場面の局面でプレッシャーをかけられるとボールを横か後ろに出すしかない。もし格上のチームが相手ならば、敵が攻めて来る前に開いたスペースにパスということもできるのだけれど、格下チームが引いて守ってしまうと攻めてがなくなってしまう。

 今日の試合、こうあるべき論で語るのであれば突破力のある選手をフォワードに入れて、敵のボランチを抜いた後で最終ラインの裏にボールを通しすべきだった。そこでもう一人のフォワードか2列目の選手がシュートを打つ、ここで敵のディフェンスがファールをしてくれればフリーキックの名手が直接ゴールを狙う。このコンビネーションが欲しかった。もちろん今の横浜にそんな選手はいない。だからこういう試合になってしまう。

 川崎フロンターレの強さはここにあった。ジュニーニョの突破力とアウグストのフリーキック精度が極めて高く、まさに横浜FCと正反対。それゆえに川崎の弱点も横浜と正反対であり、イケイケのアクティブサッカーがディフェンスラインに穴を作り失点しまう。それゆえに勝ちきれない試合が出来てしまった。川崎は横浜FCには負けなかったが、勝ちきれもしなかった。その原因はそこにある。

 結局は創造力とコミニュケーション能力、普段の練習態度。「美しいサッカー」を期待するのであれば、この点を鍛えるしかない。しかしそれは一朝一夕でできるものではない。練習態度一つとったって、オシムサッカーが今の横浜FCにできるかと言えば絶対に無理だろう。

 アマチュア相手なら満足するサッカーが可能かと言えばそういうものではない。アマチュアとは言え彼らの年齢はサッカー選手として全盛期であり、横浜FCの何人かの選手よりも年上だ。いやしくも県代表である。それが守って引かれたらそう簡単に突破できるものでもない。その期待するサッカーが簡単にできるのであれば横浜FCは2部リーグにはいない。

 ようは「しょうがない」のだ。格下相手に王様サッカーが出来るほどチーム力ができていない。そしてそれは横浜FCだけではない。そもそもカップ戦というのはえてしてそういうものなのだ。他のチームの試合結果はあまり注意していないが、2試合合計で13-1というのは横浜FCだけだろうと思う。山形などは高校生相手に延長戦に持ち込まれている。

 この試合をどう評価するか。「こんなんじゃ次にはつながらないよ」という声は多い。しかし私は「こんなものだろう」と思っている。それは何故か。 次につながらないというのであれば、美しい勝ち方をしたって次にはつながらない。何故なら1、2回戦と3回戦では相手の位置づけが全く異なるから。1、2回戦は強者のサッカー、3回戦は弱者のサッカーをせざるを得ないということだ。つまり3回戦は守りを意識したサッカーをしなければならない。

 横浜FCが3回戦を戦う上でのキーワードは「自分達のサッカーをさせてもらえるか」ということ。名古屋が横浜を見下してくれて、名古屋自身の戦術で戦ってくれれば勝機はあると思う。それならば横浜は名古屋のサッカーを消せばいいから。そういうサッカーが楽しいかどうかは別だと思うしリトバルスキーの性格を考えると横浜もイケイケサッカーをしそうなきもするが、同じ意気込みで戦えば勝ち目はない。それは1,2回戦の時の意気込みとは全く違う。

 J2最終節、川崎対広島の試合後、広島の小野監督は一言だけ言った「最後にやっと自分たちのサッカーをさせてもらった」と。結局はそこに尽きる。広島から勝ち点を奪うのであれば、そういうサッカーをするしかない。横浜FCに必要なのはそういう考えができるかどうかだ。王様サッカーができるかどうかではない。恐らくリトバルスキが理想とするサッカーとは程遠いものだとは思うけれど。

 今日の試合、後半開始から試合終了まで拙攻にあえいでしまった。多くの人が非難しているのはその点であろう。私はそれでも「勝ったからいいんじゃないの」と思っている。もちろんほめるものでもないが。守って固めた相手からきちんと点をとり無失点に抑えた。1、2回戦の結果から次につながるものがもしあるのだとすれば、そういう実績だと思う。経過ではない。

 実を言えばそもそも私はカップ戦については経過は全く意識していない。すべては結果でしか判断していない。格下だろうと格上だろうととにかく勝て、PKでもオウンゴールでもなんでもかまわない。勝つという事が次につながる唯一の手段だと思う。その結果が優勝なのではないか。次の名古屋戦はそのあたりに注目してみる。

三ツ沢競技場 晴 1508人