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フットサル

2011/10/30

湘南ベルマーレ 4-5 バサジィ大分

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 毎年Fリーグの試合を見たいとは思っているのですが、サッカーとラグビーの試合が優先してしまってなかなか観戦に行けませんでした。今日はナビスコカップの決勝の日でJリーグはお休み。Fリーグの日程を見ると、私の家からすぐ近くの湘南台で試合をやっていることがわかりました。この会場でやるのはシーズン1度のみ。これは貴重なタイミングなので観戦決定です。会場に入ってみると、思いの外、大分サポーターが来ていました。フットサルは興行的に苦しいんじゃないかと思っていたのですが、体育館も結構埋まっていて根付いていることを感じさせます。特にベルマーレは小田原をホームタウンとしていることを考えると、藤沢まで出張してきて客を埋めたのはたいしたものだと思います。

 さて、試合ですが、案外面白かったです。内容としては戦術が全くわからないので戦評のようなことは言えないのですが、混戦にもつれ込んだ終盤の、逃げ切るか追いつくか、逆転するのかという場面は選手の気持ちがそのまんま伝わってきました。

 この試合、湘南は先制して追いつかれて引き離して、追いつかれて、逆転されて、追いついて逆転して、追いつかれて、逆転されて、そこで終了という展開でしたので、見ている側からすれば楽しかったですね。点が入りやすいのはおもしろさにつながります。

 この敗戦で湘南は負けが込んできました。フットサルの勝敗は個人技と選手のメンタルに負うことが大きいと思います。フィールドプレーヤーが4人ですから一人のポカが致命的になりますし、一人の卓越した技術が戦局を大きくリードすることができます。湘南と大分は選手間同士の力はそれほど差はありませんでしたが、大分の方が余裕を持っていたのではないでしょうか。前回の対戦で湘南は大敗していることを考えると気負いのようなものもあったかもしれません。この日貰ったパンフレットには、ホーム勝率75%と大きく歌っていました。ホームアドバンテージが勝敗を左右するのなら、会場が小田原でなかったことは湘南に不運な要素であったかもしれません。この辺の所はよくわかりませんが。

 普段サッカーを見ている者にとって面白かったのは、試合終了間際、せめて同点に追いつこうとした湘南のフィールドプレーヤーがゴールキーパーのユニフォームを来て交代したことでした。サッカーでも負けているチームのキーパーが敵ゴール前に詰めていくことはよくありますが、この試合では本職のキーパーとフィールドプレーヤーが交代をして(つまりキーパー不在にして)全員攻撃をしに行ったでした。リスクの高い戦術ですが、フィールドプレーヤーを4人から5人にすれば敵のフィールドプレーヤーよりも人数が多くなりますのでフリーとなる選手が必ず出ます。やり方としてはかなり効果的だと思います。こういう戦術はフットサルでは一般的なのかどうかはわかりませんが、新鮮に映りました。
 
 前後半40分で双方合計9点入りましたので、退屈はしませんでした。試合の形態を見るとフットサルはインドアサッカーではなくてフットバスケですね。時計を止めたり作戦タイムがあったり、ロスタイムがなかったり、そういうバスケット的な要素がそこかしこに見られます。もう少し通って観戦すれば戦術などもわかるのかもしれません。またみたいと思います。

 藤沢市秋葉台文化体育館 観衆:1,035人