川崎フロンターレ 2-1 アルビレックス新潟
まさに大久保様という試合でした。大久保がこれほど凄いフォワードだとは思っても見ませんでした。神戸にいたときはそれほど怖い選手というイメージがなく、川崎に移籍したときは正直なんだかなあと思っていました。
神戸さん、ありがとう!!
5月負けなしという好成績の原因は充実したフォワードにつきると思います。まずレナトの大車輪ぶりが際立っていますね。一言で言えば守備ができるジュニーニョといえばわかるでしょうか。あるいは真面目なジュニーニョというべきか。さらに小林の成長ぶりが目を見張ります。小林、レナト、大久保が前線に張ると、相手もマークがつけづらくなりますね。これは全盛期の川崎の強さそのものです。
これにジェシと山本が後方支援を、憲剛がつなぎ役のパサーを、それぞれ役割をきっちりこなしています。あおりを食っているのがパトリックで、おそらく良い選手だと思うのですが、現在の先発陣がここまで充実していると割って入るのは厳しいのかなと思います。もちろん大島の怪我は痛いし、森下のレンタル移籍についてはムカつく以外何者でもないのですが、過ぎたことは仕方がありません。
それにしても5勝2分けですか。これだけ勝っているのに暫定8位というのが何とも複雑な気持ちにさせるのですが、これからに期待しましょう。今月が好調といっても、現在の順位表で言えば中位下位のチームが相手でした。これからは鹿島、浦和、広島、大宮と上位陣との対戦になります。対戦カードを見ると目眩がするのですが、現在の川崎の選手を見ているとそれほど臆する必要はないと思います。
一つ追記なのですが、もう「このチームが相手なら勝てる」というのはなくなったなと感じます。数年前までは新潟や名古屋は等々力では楽に勝てていたイメージがあったのですが、もうそこまでの戦力差はありません。これは川崎がよわくなったということではないと思います。それだけ均衡しているということなのでしょう。川崎だって清水や新潟のアウェイゲームに勝ち始めてきているので、過去よりも進歩しているとは思います。
等々力陸上競技場 観衆:16,002人(公式発表)