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ヴァンフォーレ甲府

2012/03/25

横浜FC 0-2 ヴァンフォーレ甲府

0325


 天気が良いので自転車で三ツ沢に行きます。戸塚の自宅から三ツ沢球技場までは17キロ。あの三ツ沢の坂は自転車だと登がいがありますね。途中でラーメンを食べて1時間15分で到着。こんなものか。

 試合のことを書く前に運営に苦言を一つ。大形画像表示装置にライブ画像を延々と流すのはやめてください。スタメンと現在のスコアが全くわかりません。スコアは見てればわかる、スタメンはマッチデイプログラムと付き合わせればわかる、そう言いたいのかもしれませんが、観客の立場からすると気になった選手はその都度画像表示板のスタメン選手と付き合わせながら観戦したいと思っています。というか、三ツ沢のような観客席とピッチが近い球技場でライブ画像を流す必要性が全く理解できません。

 さて試合の話。山口新監督初采配の試合です。このことをどう考えるかで試合の感想は分かれるのではないでしょうか。就任して3日なのだから温かい目で見るべきとか、火中の栗を拾ってくれたのだから今期は温かい目で見るべき、と言う考えが主流を占めているのかもしれません。しかし私はそうは思いません。

 戦術の浸透が無理ならもう何試合か田口代行監督に指揮を執らせ、その間、練習を通して戦術や考え方を教えるべきでしょう。お客様からお金を取って試合を見せているわけですから棄てゲーム等というものは存在しないし、負けたら批判はされるべきだと思います。第一、試合をするのは監督ではありません。選手です。このメンバーで何ヶ月も練習をしているわけですから、常にそれなりの結果を要求されるのは当たり前です。監督代行は1試合だけと言うあたりがまず不自然です。逆に言うとS級をもっている監督代行が正式な監督ではいけないのか、とも思います。

 試合ですが、J開幕1ヶ月近くにもなるのにこれ、というのはかなりきついと感じました。監督が変わってどう、と言うのではなく、チームが壊れているのではないかと思えてきます。試合は甲府の一方的な展開で、2-0で済んだのが不思議なくらいでした。見ていて横浜FCの守備の仕方がおかしすぎると感じます。

 甲府は右サイド、横浜FCから見て左サイドを執拗に攻めてきます。2番の福田のオーバーラップが非常に強力で、横浜FCは全く対応できていませんでした。甲府の攻撃時、横浜FCのディフェンダー達は中央に集中して選手を置きます。この時サイドは全くガラガラ。このスペースを2番福田と24番堀米が右サイドを何度も駆け上がって中央にセンタリングをあげます。その多くは横浜FCのディフェンスにはじかれますが、こんなことをやっていればそのうち失点するだろうと思いました。案の定サイドからセンターにクロスが入り、高崎が押し込んで先制。駄目だこりゃ。

 根本的に横浜FCは展開力に乏しく、甲府に押し切られた展開でした。逆に言うとこれだけ甲府は攻めているのに2点しか入らなかったのか、というかこれだけフリーでゴール前に合わせられるのなら4、5点入っていてもおかしくありませんでした。

 横浜FCはどうやって今シーズンを戦っていくのか・・・と言うよりどうしてこうなってしまったのか。選手層の問題では絶対にない、と思っています。充分に戦える、少なくとも最下位になるようなチームではありません。マネジメント的に大きな問題があって、それは監督を替えてどうにかなる話では無いのは確かでしょう。

 ニッパツ三ツ沢球技場 観衆:6,071人