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カターレ富山

2013/06/25

横浜FC 2-1 カターレ富山

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 デジカメの電池切れによりスマホでの撮影となりました。やはり画質や使い勝手に難があります。高機能化が著しいケータイのカメラですが、1600万画素などと歌っていても、スポーツ撮影にはとても使えませんね。スマホカメラがコンパクトデジカメを駆逐するのではないかと言われていますが、私は十分棲み分けできると思います。

 さて試合の話。黒津覚醒と思われる結果で、黒津のゴールを待ち望んでいた私にとっては望外の喜びでした。もっともゴールを決めたのはコーナーキックからのヘディングで、裏からの抜けだしを得意とする黒津としてはまだまだカタチにはなっていないのかなと思います。黒津のカタチで言うのならば、前節の千葉戦で、PKを獲得したシーンの方がずっと黒津らしかったと思います。

 黒津と大久保のツートップを見て思うのは、大久保にとって黒津はベストパートナーであっても、黒津にとって大久保はベストパートナーではないということです。大久保にボールが渡ったら少なくとも黒津にはもう渡りません。せいぜいシュートをキーパーがはじいたこぼれ球にどこまで詰め寄られるか、ですね。もっとも黒津はそういうシーンも貪欲に狙っていきますけど。

 逆に言うと、黒津のような中盤に使ってもらうことで能力を発揮するフォワードというのは必要とされる時代が終わりつつあるのかもしれません。川崎の大久保もそうなのですが、結局は中盤がペナルティーエリアまでボールをだしたらフォワードはゴールを決める事ができる、そういうレベルのフォワードでないと結果は出せないように思えます。横浜FCの場合、武岡が黒津よりも大久保を好むシーンが前節までが多かったというのも黒津にとっては不利な要素でした。ゴールをとれない黒津を批判するエントリーもあったりして、ちょっと心が痛んでいたのですが、これから存在感を見せつけていってほしいと願っています。

 横浜FCもフォワードは増えてきました。大久保は不動のスタメンとして、パートナーに黒津、田原、永井がいます。これに高地、三浦カズ、小野瀬と言ったセカンドストライカーもいますので、これからも厳しい競争が続きます。でも、川崎時代だって不動のジュニーニョのペアとして、我那覇、チョンテセと争ってきたのです。怪我を克服すればまだまだスタメンをはれます。応援していますのでまたゴールを決めてください。

 ニッパツ三ツ沢球技場 観衆:4,561人

2012/05/15

横浜FC 3-0 カターレ富山

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 文句のつけようがない完璧な試合でした。これほどまで美しく、かつ無駄のない試合というのは総観られるモノではありません。実力差があればこうなる、というものでもありません。相手の試合の取り組み方と、それを制圧するだけの実力差が必要です。横浜FC戦で他にあったかというと、ちょっと記憶にありません。例えば以前の京都戦も完勝と言えるのかもしれませんが、あの試合は京都の必要以上にパス回しを行ったことが、横浜FCのゴールを奪えなかったと思っています。

 このすばらしいのはミッドフィルダーのシュートを狙う意識で、シュートコースが見えたら打とう、と積極的に狙ったことでした。これが相手を必要以上に警戒させ、ラインを上げさせなかったと思います。富山のフォワードである黒部・苔口の両名ともこの試合では存在感はありませんでした。中里のループシュートは試合を決定づける1点だったと思います。またこの試合、点を取ったのは全てミッドフィルダーでした。それは大久保や田原が前からプレッシャーをかけ続けた効果でしょう。ディフェンスにしてもフォワードにしてもこの試合は各ポジションの選手が自分の役割以上に仕事をしました。

 その後も横浜FCはポゼッションを握り続けました。後半ロスタイムに入っても攻め立てるのは、逃げ切る必要のない点差なのもありますが、今までの鬱憤ばらしや失った得失点差を少しでも取り戻そうとしたためでもあります。その意欲は惚れるに値するモノです。こういう試合を、招待デーの時にできるのならば、今回招待で来たお客さんはまた来てくれると思いますし、サポーターになってくれると思います。

 ニッパツ三ツ沢球技場 観衆:5,259人