川崎フロンターレ 1-1 大分トリニータ
こういう試合を勝ちきれないというのは本当にもったいないなと思います。先制されたのは相変わらずボケとしか言いようのないものですが、その後は大体フロンターレペースで進みました。前節の柏線もそうですが、決定的なチャンスを外すというのが一試合に2つか3つあって、そういうもったいない部分をいかに点につなげるのかがフロンターレの課題なのだろうなと思います。
試合開始早々、大分がガチガチのプレスを強いてきて、フロンターレは全くボールのだしどころがありませんでした。その中で一番苦労していたのが中村憲剛で、いかにボールを出すか、気持ちだけが空回りしているのがありありと出ていました。
フロンターレの一番の悩みというのは、中村憲剛と同じ能力を持った選手がいないということです。対戦相手からしてみれば憲剛にボールが集まるのはわかっていますからそこを集中的につぶせば威力が半減します。結果、憲剛は後ろに下がってボールを受けることが多くなり、前線につなげることが難しくなっていました。憲剛自身決定的なチャンスをつぶしていますが、今の状態ではきついだろうと思います。
大分のガチプレスはそれほど長く続かなかったわけですから、あとは小林・レナト・大久保の3人が決めてくれれば良かったんですけどね。3トップのフォーメーションは良いと思いますし、左サイドに大久保をおいたのも機能していると思います。
驚いたのは大分のスタメンで、森島も小松も林も村井もベンチスタートでした。正直、私が知っている選手は宮沢や高木位です。それがここまでフロンターレにプレスをかけることができるわけですから、サッカーは本当に面白いなと思います。やっぱり試合はそうでなければいけません。
再来週は等々力開幕です。快晴の国立も良いモノですが、やっぱり川崎は等々力で試合を見たいと思っています。
国立霞ヶ丘競技場 観衆:21,657人(公式発表)