横浜FC 0-2 コンサドーレ札幌
得点力がないチームが開始25秒で失点というのは論外でしかないです。試合が始まってカメラをバックから出してセッティングをしている最中に失点してしまいましたよ。ということでブログの写真はハーフタイムに撮った横浜FCのMC舞夏さんです。しかしこの人、年をとらないな。5年前と全く同じだ。
開始25秒の失点で事実上試合は終わり、開始10分の失点で完全に終わりました。もし札幌が今シーズンの得失点差を広げるためにガツガツ攻めに来てくれたらカウンターを取るチャンスもあったのですが、セーフティーに試合を進めたために穴を開けることはできませんでした。こうなるとフォワードは誰が出ても全く同じで、得点することはできないでしょう。0-2から点を取れというのは今の横浜FCには無理な注文です。
中盤の展開力がないから得点できないんだと今まで散々書きましたが、今節はその中盤をいじったことが悪い方に影響してしまったと思います。連携不足がありありと出ていて、特にセンターの間を通されるといくら森下でも失点を防ぐことは難しいと思います。また札幌はサイドから#24が高速で上がってきたためにサイドケアが遅れてセンタリングを簡単に許してしまいます。つまりサイドもセンターもダメダメで、これで失点を防げ、点を取れというのは厳しい話だなと感じました。
0-2になってしまった時点で横浜FCに勝ち目がなくなったのは明らかでしたが、私はそれでも勝ちに行ってほしかったと思います。たとえ追加失点をしてでも中盤をあげ、パワープレーに行ってほしかった。それが見えず、淡々と試合を進めていったやり方に不満を覚えました。
この試合は神奈川区民招待デーで、無料で観戦に来たと思われる子供達がいっぱい来ました。まあ毎試合そうなのですが、そういう子供達に退屈な試合を見せていいのかと、やるせなさが残りました。
もちろん監督からしてみればそんな事知ったことじゃないのでしょうが、継続してファンを作るためには面白い試合を見せなければいけないと思います。フロンターレと横浜FCの差は結局はそこにあります。横浜FCサポーターからすれば比べてほしくないと思いますが、同時に見ていればその差は強く感じます。結局「フロントの理想」と「現場の現実」の乖離が今の低迷につながっていると思うし、その一例が負けているのに攻撃を増やせない点にあるのだと思います。選手はそろっていると思います。それがなぜ18位や19位なのか、そこを考える時期に来ていると思います。今年の昇格はすでに現実的でなくなりましたが、今のまま今年を消化すれば、来季も変わらないでしょうね。監督は替わるかもしれませんけど。
ニッパツ三ツ沢球技場 観衆:7,135人