横浜FC 1-2 ギラヴァンツ北九州
毎試合毎試合これだけフォワードを入れ替えて、それで点を取れ、勝てなんて無理な話だよなと思いました。個人的には大久保+黒津、シャドウに武岡でいいんじゃないかと思っていますが、山口監督はそれじゃダメと思う根拠でもあるのでしょうか。もちろん期待しているほどの働きができていない、というのが本音なのかもしれませんが、今のJ2で一人で展開できるフォワードが何人いるのだと思います。
点が取れない理由は明白で、中盤が糞ずまっているからですよ。人を動かさずにボールを動かそう、前線までボールを運べたらフォワードはシュートしてねって、そんなの無理ですって。黒津にしてもカズにしてもボールを受けた時点では相手のディフェンスが複数人びったり張り付いているんですから、そこで終わりです。私は池元、八角、渡邉と、元横浜FC選手達の水の運びっぷりに感心しました。自己犠牲って美しいものなんだなと。
黒津、渡辺匠、西嶋と、かってJ2で一線風靡した選手達が期待に応えていないのは事実です。でもそれってシーズン開始前からある程度は読めていたんじゃないかなと思います。だってJ2だって毎年戦術の進歩があるわけで、それでベテラン選手は年を取っていくわけで、そう考えればある程度は仕方がないでしょう。ある程度は。
攻撃が中央突破ばかりでサイドが全く使えてない。サイドバックは相変わらずオーバーラップしないし、中盤はフリーな位置をつかもうともしない。動くなという指示でも貰っているのかなとすら感じます。恐ろしいのはこれでもなお6位プレーオフまでの皮算用ができてしまうことで、プレーオフというのも残酷な制度だなと思いますね。でもさすがにもう無理か。
もう後半戦も5試合が経過しました。これから先はいかに来年につなげることができるかになります。毎年毎年選手を総取っ替えしているチームに未来はあるのか、毎年毎年言われ続けていますが、今年もその見極めに入ってきています。
ニッパツ三ツ沢球技場 観衆:4,458人(公式発表)