ラグビー

2009/06/23

ニュージーランド 44-28 イングランド

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 地下鉄銀座線外苑前駅から秩父宮ラグビー場にかけての通りは、私が一番好きな道の一つです。カレー屋やラーメン屋、ハンバーガーショップからコンビニ、ブティックまで、ごっちゃになって営業していて、それでいてラグビーや野球を見に行く人たちに焼きそば等のテイクアウトの品を販売しています。私がラグビーを見るときは、大抵ここで何か仕入れていきますね。

 その出店の一つが枝豆と唐揚げを売っていたのですが、店主の呼び込みに笑ってしまいました。
「枝豆と唐揚げを買うと決勝戦のチケットを一枚付けるよ!」

 いわば抱き合わせ商法とも言うべきやり方で、ラグビー人気の問題点をさらけ出しているような気もするんですが、どうなんだろう。ラグビーワールドカップの招致に不安を抱きながら、枝豆と唐揚げを買いました。ビールがほしかったな。

 家で所用があったので、第一試合の三位決定戦は後半からの観戦に成りました。南アフリカ対オーストラリアのカードだったのですが、オーストラリアが勝つだろうとの予想に反して南アフリカが勝利。私は最近、オーストラリアに対しては微妙にムカついているのでこれは良い結果。決勝戦を待ちます。

 決勝戦の見所の一つが試合開始前に行われる「ハカ」。ニュージーランドの原住民(マオリ族)が戦いの前に行う儀式(ウォークライ)なのですが、これを日本で見るためにはニュージーランド代表の来日を待たねばなりません。私は10年前に三ツ沢で関東学院大学対ニュージーランド学生代表の試合を見ましたが、結構衝撃的でした。審判、イングランドの選手が一列に見守る中で行う「ハカ」は綺麗で迫力がありました。こういうのはいいですね。サッカーニュージーランド代表もやればいいのに。

 試合はユースらしい、見所があちこちにありました。ニュージーランドが勝ったのですが、勝敗の決め手は基本技術だったかなと思います。ニュージーランドはタックルを受けると倒れる寸前にボールをパスし、次の選手に渡します。その「タックルを受ける」→「後方にパスする」→「倒れる」を3回も続けると、本当にボールがつながっているような錯覚に陥ります。ラグビーの基本なのでしょうが、日本のトップリーグを見ていてもこうはならないですね。大抵は捕まってモールになります。ラグビーの見方の問題でしょうが、私はモールになると少し白けます。サッカーでラインアウトが多発する感じと言えばわかるでしょうか。

 今回の大会ではいくつかの新ルールが適用されました。一番大きな新ルールはビデオ判定の導入です。去年から導入されたタイムキーパー制の導入とともにだんだんアメフトのようになってきました。

 この新ルールの功罪ですが、私がこの試合を見ている限り、罪の方が大きいと思います。タイムキーパーもいらない。最大の理由は時間が止まり、間延びするから。アメフトは攻守交代があるのでビデオ判定も有効でしょうが、サッカー・ラグビーはプレーが40分、45分連続しますので、中断が入ると白けるのです。この試合でも4回ほどビデオ判定が入りましたが、なんかこう、シーンと静まりかえった場内で、大型映像装置にリプレイがしつこく写されると早くはじめてくれという気になります。

 誤審防止と正確なプレー時間の計測がこれらのルールの根拠なのですが、誤審を含めてフットボールの楽しさがあると私は思います。審判には気の毒ですが、試合後のパブなどで、あのプレーは誤審だとか、ひどい審判だとか、そういいあうのも楽しみの一つなんだと思います。またビデオ装置やタイムキーパーの導入はアマチュアの試合には導入しにくいのではないでしょうか。サッカーが主審二人制やゴール判定専門審判の導入に踏み切れないのは、アマチュアの試合では負担が大きいというのがあると思います。

 今日の試合、ニュージーランドもイングランドも、パス・ランがうまかったなと思います。逆にキックなどはコンバージョンがゴールポストに届かなかったりして未熟だったりしたのですが、日本はしんどいなと感じます。日本はこの大会、16チーム中15位でした。この結果を持って来年のシード権を喪失、アジア予選に回ります。

 こんな日本でもアジアでは敵無しなのですが、これは日本にとって幸せなことなのでしょうか、それとも不幸な事なのでしょうか。私にはわかりません。

 東京 秩父宮ラグビー場 観衆:11,244人

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2008/02/12

横河電機 12-23 近鉄

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 第二試合の横河電機対近鉄の試合は両チームとも来シーズンのトップリーグ昇格が決まっているので消化試合とも言えます。もっとも消化試合とはいえ、勝った方が日本選手権にエントリーできるので真剣です。チームの力関係を比べれば近鉄が有利だろうなと思っていましたが、大体その通りになりました。近鉄の帰化戦略は浦和レッズを思い起こさせて複雑な気持ちになります。

 ただ、全体を通してみると両チームとも来期のトップリーグを戦うのは相当チームを鍛えなければ厳しいだろうなと思います。トップイーストのグラウンドで試合を観ている分には迫力があって実力があるなと思うのですが、いつも見慣れた秩父宮でこの試合を観ると、この展開ならばトライまでいかないと、とか、タックルを決めないと、というシーンは結構ありました。近鉄などはバツベイの他にも帰化選手をスタメンに出しているわけですが、生かし切れていない印象がありました。グラウンドコンディションは最悪に近いのでなんとも言えませんけどね。スピーディーさで言うと不満がありました。トップイースト、ウェストのレベルで言えばこのぐらいなのかもしれませんが。

 試合後、横河電機の選手が何人かサポーターの人と握手をしていました。聞いた話ではこの試合を最後にチームを去る選手もいるとのことです。当然のことですが昇格することが必ずしも選手にとってよいことばかりではないのだなと感じました。

 秩父宮ラグビー場 観衆:4,595人

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2008/02/10

セコム 3-10 ワールド

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 前日に雪が降ったのでグラウンドがどうなっているか非常に気がかりでしたが、案の定残っていました。というか、ラグビー協会はちゃんと雪かきしろよと思うのですが。ライン上のところだけ掃いてあって、それはそれで幾何学模様になっていて面白いな、という気持ちがなくもなくもないです。自分でもどっちなんだかわかりません。普通芝のコンディションを考えれば中止だと思うのですが、協会にそんな考えはなく試合結構。この結果、今シーズンの秩父宮の芝は寿命を迎えました。まだマイクロソフトカップも日本選手権も残っているのに・・・・・

 本当は・・・もっとちゃんとしたコンディションでやらせてあげたかったよなと思います。今日で一年間のリーグ戦の結果が報われるか無駄になるかが決まる重要な試合だったのですが、雪に気を遣いながら試合を進めたために見所に乏しいものになってしまいました。なにしろ両チームともタックルに行けません。雪がスパイクに挟まればポイントが芝にかからなくなるので仕方がないんですけどね。ペナルティゴールで点をとっていこうという戦術がありありでした。サッカーで言うと、流れの中でシュートを狙わずにフリーキックとコーナーキックだけで試合を進めているようなモノです。

 ただ、試合が進むにつれて電光掲示板側のエンドから雪が溶けてきました。後半、こちら側にボールを進めるワールドに分がありましたね。3-10というロースコアの原因はこのエンドの有利さをワールドはモノにしたからかなと思います。

 試合が終わる頃には日が差してきて雪が急速に溶けてきました。セコムは少し運がありませんでした。

 この試合の後は横河電機対近鉄ライナーズです。

 秩父宮ラグビー場 観衆:2,150人

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2007/12/25

IBM 14-21 NEC

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いやー惜しかった。残念だった。IBMの健闘に未来を感じ、そして悔しく思いました。うーーーーーーん。
何のことかよくわからない人も多いでしょうから少し解説しますと、今日の試合は千葉ダービーだったのです。
ダービーと言ってもトップリーグの優勝候補NECと残留を争うIBMの力の差は歴然で、どうすっころんでもIBMに勝ち目はなかったのですが、前半終了時は11-0で終えたときはこれはもしや!!!!!と期待しました。
何度も書いていますがラグビーはアップセットの少ないスポーツです。弱いチームが勝つのは殆ど不可能に近く、それゆえ今日の試合はどこまでIBMががんばれるか、それだけが興味の対象でした。たとえて言うなら水戸ホーリーホックが鹿島アントアーズにどうやって勝つかというようなものです。前半はNECを完璧に押さえていたのです。それなのに。。

 後半、NECがIBMの必死のディフェンスをかいくぐってトライを決め、難しい位置からのコンバージョンを決めたことで気持ちが折れちゃったのかなと思います。ガタガタでしたね。サッカーは2点差が一番危険な点差と言われていますが、ラグビーは7点差が危険な点差なのかもしれません。実際の所はうかがい知るコトはできませんが、そう感じました。

 NECに3トライを決められ結果として負けはしましたが得点差が少なかったことによりIBMも勝ち点を拾えました。まあ良かったのかもしれません。私としては何ともかんとも、評価の付けがたい試合でした。このまま押さえていればなあ・・・・難しいですね。ラグビーは。サッカーなら守りを固めてしまえば逃げ切れるのですが。・・・

 今日の試合はフクアリのトップリーグ初開催でした。下部リーグのトップイーストでは実績がありますが、トップリーグでは初めてです。千葉県ラグビー協会も気合いを入れて、登録チームは入場料タダ。試合の進行については反則がある度にオーロラビジョンに解説が載るという親切さだったのですが、空席が目立ちました。ここが悲しい。もっとラグビーを見ましょうよ。千葉県はラグビーどころなんですから。

 天気が良くてのんびりと観戦するにはよい試合でした。ダービーなのにのんびりしてよいのかという疑問もありますがね。
今年のラグビーはこれでおしまい。次は来年の大学選手権です。

 フクダ電子アリーナ 観衆:2120人

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2007/12/17

九州電力 22-47 ヤマハジュビロ

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 第一試合が終わった頃からお客さんがぞろぞろ入ってきました。カード的には第一試合のNEC対リコーの方が魅力あるような気もしますのでこの辺がなんとも歯がゆいです。率直な話、有料で興業を打つのならば12時試合開始なんて間違っていますよ。ナイター開催ができるのですから14時第一試合でいいんじゃないでしょうか。東京のど真ん中で真っ昼間に試合開始だと、朝遅く起きてちょっとラグビー見てくるか、という気にはなれません。そういうお客様目線で運営できないのがラグビー界の根本的な問題だと思います。

 第二試合は九州からお客さんが結構きていました。それは当然かなと思います。九州電力が秩父宮で試合を行うことは滅多にありませんので、ファンにしてみたら今日の試合は一大イベントだと思います。そういえば釜石シーウェイブズも秩父宮の試合はかなり応援団がきていましたよね。やっぱり秩父宮って聖地なんだなと感じます。

 第一試合の方が魅力がある、と書きましたがヤマハもどちらかと言えば瑞穂や花園の方が試合開催が多いですから、ラグビーファンにとっても面白いカードなのかもしれません。失礼ながら私はヤマハの知っている選手は村田だけ、九州電力にいたっては誰も知らないという無知さですのでこの辺は何とも。しかも今日、村田は出ていないし・・・もっともサッカーだって県リーグ地域リーグクラスでは知らない選手ばかりでも試合は楽しめますから、選手の有名無名は関係ないですね。

 試合は最初の10分間だけ見ている限りではヤマハの虐殺があるかなと思いましたが思いの外とどまりましたね。特に後半はお互いがトライを取り合っていました。九州電力はトライのあとのコンバージョンキックが決まらなかったのが惜しかった。1回につきたった2点ですが積もれば大きいです。ヤマハがコンバージョンを外して九電が全部決めれば勝敗はわからなくなっていたところでした。

ノーサイドを見届けるとさすがに疲れました。2試合はそろそろしんどくなってきたなと思います。夏ならともかく冬だと風が身を突き刺します。そう考えるとやっぱり第一試合は12時で良かったのか・・・・・・・・な。バックスタンドから退場すると正面にカフェがあるのでそこで暖まりました。この後は帰るのではなくて、もう一つイベントがあります。これについては明日書きます。

 秩父宮ラグビー場 観衆:4,426人

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2007/12/16

リコー 7-33 NEC

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サッカーシーズンも終盤を迎えつつあるので観戦はラグビーにシフトしつつあります。早めに家を出てお現地でお昼と茶をします。秩父宮のある外苑前から表参道、南青山にかけてはブティク・カフェが多いので散歩がてら飯を食うのにはちょうど良いところです。値段はチト高いのですが、地価を考えると仕方ないか。

今日は2試合。最初はリコー対NEC。トップリーグの常連同士という濃い試合なのですが、もうちょっと観客の数がなあ・・・・今日の試合、バックスタンド中央が2試合で1300円ですよ。ペアチケットは二人で2000円。サッカーより全然お得!みんな見に行きましょう。

もっとも会場は若い女性が増えてきました。5、6年前はカップ酒を片手に観戦していた親父ばかりでしたが若い家族づれが増えてきました。種を蒔き続ければそのうち芽が出ますよ。きっと。

試合は予想通りNECが勝ちましたが、まあなんというか、NECがあたふたしながらトライを重ねていった感じがします。私が今まで見ていたNECって、箕内を先頭にしたクラッシャー集団という感じがしていたのですが、今日は何故か欠場。借りてきたネコとは言わないまでも、なんかこう・・・普通にラグビーやっています、という風に思えました。あっそれでも一回揉めてましたね。

リコーはこの相手では仕方がないかなあ、という気がします。番狂わせのないスポーツなので、負けるのはやむを得ないかとしか言えません。サッカーのように戦術がどうこうという面で語れないのが私自身もどかしいですね。見方がわかればこの辺も楽しめるようになるかもしれません。

秩父宮ラグビー場 観衆:3481人

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2007/11/19

ゼロックス 5-50 ヤクルト

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 横浜FC-新潟戦が17時試合開始なので日中は時間があります。体調が復活してきたので海老名でラグビーを見ることにしました。海老名のゼロックスグラウンドは私の家から厚木インターに行く途中にあります。よく知っているところなので迷うことはありません。対戦カードは関東社会人リーグ1部、ゼロックス対ヤクルト、13時キックオフです。

 このディヴィジョンのグラウンドは結構驚くことが多く、今回はどんなんだろうと期待と不安に胸をふくらませて行ったのですが、案外マトモでしたので少しがっかり。いやガッカリという言葉は関係者に非常に失礼ですので取り消します。

 試合環境はなかなかよかったです。このクラスのディビジョンのスコアボードは用意していないか、もしくは手書きのマジックペンでチーム名を書いた簡単なものなのですが、ゼロックスは「ザ・ドキュメントカンパニー」を標榜するだけのことはあって、キッチリカラー印刷しています。ビジターのヤクルトもちゃんとロゴ付きで印刷しているあたりがさすがです。観客もなかなか多く、前回までの試合とはちょっと違っていました。

 
 試合ですが、ゼロックスは二部からの昇格組です。前回の東京消防庁もそうですが、ラグビーはディビジョンの違い、同じディビジョンでも上位と下位に力の差が出るものです。今回のヤクルトは関東1部常連で、そういう意味ではゼロックスの苦戦は見えていました。実際試合が始まると開始後すぐにトライを立て続けに決められます。今回も100点近く行くかなと思っていたのですが、試合中盤から粘りが出てきました。私が観戦した位置は逆光でしたので背番号がわからず選手のポジションがわからなかったのですが、ヤクルトがサイドから出そうとしているのをっきっちりとタックルで決め、カウンターを取ります。なによりもゼロックスはパスミスが少なく少ない契機を積極的に生かしてきました。前半終了間際にトライを取ったときは観衆は盛り上がりました。それはホームチームがトライを取ったから、とか判官贔屓で、とかいうものではなく、ちゃんと意図のある攻撃が実を結んだからだと思います。

 後半はお互いに膠着しましたが、それはヤクルトに責め手を潰したゼロックスのがんばりが大きかったと思います。まあヤクルトも大量にリードを奪っているので無理に責めなかったのかもしれませんが、膠着している割には結構面白く観戦できました。なによりもモールやラックがそれほど頻繁に行われず、ちゃんとパスが通り、ノックオンやスローフォワードも少なかったことが好ゲームだったかなと感じます。よい試合でした。5-50の試合がよい試合だったかというのは少し疑問ですが。

 試合が終わってすぐに家に帰ります。自宅についたらバイクをおいて今度はバスに乗って戸塚駅へ。電車で日産スタジアムに向かいます。じかんはちょっと怪しかったのですが、試合開始前には日産スタジアムに到着しました。

 ゼロックス海老名グラウンド 観衆:約70人くらい

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2007/10/29

東芝 3-10 サントリー

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仕事が立て込んで、試合開始直前の7時前に秩父宮に着いたのですが、ガラガラのバックスタンド見て戦慄を覚えました。チケットを見ると7時30分キックオフとのこと。雨のため屋根のあるゴール裏やスタンドメインスタンドにお客さんが集まるのは仕方がないか・・・でももう少し入ってほしかったなあと思います。雨のため社員動員ができなかったのが痛かったですね。一応(と言っては失礼ですが)府中ダービーでした。こういうと競馬みたいですが、この試合をダービーととらえた人がどのくらいいるのかなと思います。非常に残念な話ですが、こういうあたりが企業スポーツの限界かなと思います。もっともラグビーでは地域や宗教で対戦相手を憎み合うという事がないので、ダービーの盛り上がりというのはあまり関係がないかもしれません。

 トップリーグ開幕戦、和太鼓の前奏があったのですが、今ひとつ盛り上がりに欠けます。雨なのが痛かったなあ・・・・だんだんおもしろさがわかってきた競技ですので、もうちょっと演出がほしかったです。

 試合は・・正直な話、これも盛り上がりにかけました。私の見方が未熟なのでしょうが、全体的にコンパクトな試合運びでダイナミックなパス回しが見られませんでした。お互いが中盤でつぶし合っていましたね。ノックオンやスローフォワードが少ないことから見てレベルの高い試合だったのかもしれませんが、素人目には突破を多くかけてほしかったです。サッカーで言えばスコアレスの試合に見所を見つけるのが難しいのと同じです。

 勝負はほんの一瞬の隙を突いたサントリーがワントライを決め、10-3で勝負を付けました。東芝は侍バツベイの移籍が大きすぎました。あの巨漢がディフェンスラインを強引に突破するのは東芝の見所の一つだっただけに残念でした。

 今までラグビートップリーグは東芝の独占でしたが、今年は混戦になりそうです。

 秩父宮ラグビー場 観衆:9,037人

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2007/09/28

東芝青梅 82-0 東京消防庁

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 二週続けて三多摩地区遠征。1時開始だと思って12時過ぎに東芝青梅工場に着いたのですが、グラウンドは誰もいません。実際は2時開始でした。全く・・・。会場についてまず驚いたのはグラウンドが草ボーボーだったこと。このクラスはクレーコートが使用されるというのは先日の日野グラウンドでわかっていたのですが、草ボーボーとは予想外でした。草は私のくるぶしまで伸びていて、少なくともサッカーには使用できるグラウンドではありません。グラウンドを見てさすがに唖然としました。

 私はアマチュアラグビーの世界は全く門外漢なのですが、こういうのってアリなのかなと思います。私は中学時代サッカーをしていましたが、少なくともグラウンドは神聖なもので、練習後はグラウンドに向かって一礼し、トンボがけをしていました。トンボがけは使用前は下級生の仕事ですが、使用後は全員で行いました。ラグビーはしなくても良いのでしょうか?この世界に詳しい方がいたら教えてください。少なくとも・・・東芝青梅は公式戦の殆どをこのグラウンドで行います。であれば草むしり程度はすべきだと思うのですが。走っていて根っこに足を取られないかとか、地中に根が張り巡らされていて地面が固くなっていないかとか、モグラが穴を掘っていないかとか、見ていて心配になりました。

 試合は東芝の圧倒的なペースで同じカテゴリの試合ではありませんでした。私は東京消防庁のチームを2週続けて観戦しましたが、前回ほどの気迫がありませんでした。まあ2週続けて強豪との試合はキツイと思いますが、もう少しなあ・・・。東芝は前半49点(7トライ、7コンバージョン)を決め、これは100点いくかなと思ったのですが、それはなりませんでした。消防庁が後半持ち直しました。もっとも東芝が疲れてきたというのもあります。ラグビー業界の知人が私に言った言葉ですが、どんなに実力差があったとしてもラグビーで100点取るのは非常に大変なのだそうです。それはそうでしょう。100点というと最低でも15トライは必要です。40分に7トライはできるでしょうが、80分で15トライは厳しいです。こう考えるとどこぞの代表が91点取られたって言うのは・・・・145点というのもあったっけ。

 今回の得点差が実力差なのかなんらかの要因があったのかはわかりません。ただ、私としては同じリーグで戦うのであれば許される得点差というのはあると思います。サッカーで言えば3点差まで。それ以上で負ければ実力差の他になんらかの原因があると思います。消防庁には厳しい結果だと思いますが、頑張ってほしいです。 

 東芝青梅グラウンド 観衆:関係者を除いて30人くらい

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2007/09/10

日野自動車 62-21 東京消防庁

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まず謝罪。日野自動車のグラウンドって青梅市にあると思いこんでいたのですが、実は日野市にありました。よく考えれば当たり前です。最近疲れているなあ。自転車を運転する気力はないのでオートバイを出します。地図を見ると中央高速石川パーキングの裏にあるということはわかっていたのですが、高速道路沿いの測道を走っていると砂利道に変わり、少し下がったところで行き止まりに・・・。バイクは後進ができません。砂利、下り坂、行き止まりの3点がそろうと泣くしかありません。Uターンをしようとすると足を取られて転倒しました。バイクで転んだのは10年ぶりくらいです。やっぱり疲れているんだなあと実感。立ちゴケでしたがマフラーが少し凹みました。私も凹みました。はあ。

 試合開始には余裕で間に合うはずでしたが、バイクを引き起こすのに時間がかかり、(1100ccのバイクを一人で起こすのは困難です)、到着はキックオフ直後になりました。日野自動車はよく聞くチームなのでさぞかし良いグラウンドだろうと思っていたのですが、土のグラウンドでした。関東社会人1部はトップリーグから数えて3部に相当しますが、環境で見ると厳しいなあと思います。でも観客席と得点ボードがあるのは幸いでした。ラグビーは得点ボードがないと、今何点入っているのかわからなくなりがちなのです。観客席に腰をかけると周りの観衆は昨日のオーストラリア戦のことで話題が持ちきりでした。みんなあきれてます。当たり前です。まったく。カイザースラウテルンの仇を取れとはいいませんけど、94点も取られるなんて・・。

 日野自動車ですが、は社会人1部の中ではかなり格上のチームです。東京消防庁は昇格組で、日野自動車との差はそれこそオーストラリアと日本くらいの違いがあります。しかし先制は東京消防庁でした。日野もすぐに追いつきますが消防庁は引き離します。戦前の予想と全く違う展開に観衆も日野関係者も唖然とします。こんなはずではなかったという空気が漂い始めます。
 
 ラグビーを見ているとよくある展開なのですが、格下とされるチームは最初の20分くらいは結構奮闘します。4年前のラグビーワールドカップでも日本代表はフランス代表その他に健闘しました。ただ、ラグビーはサッカーとは違ってポゼッションを放棄して守り抜くということはないため、押され始めると持ちこたえられず、結局は格上チームが勝つことになります。ラグビーとは、いわばライフゲージの削り合いで、ライフポイントがゼロになったらそこで終わり、ということだと思います。

 東京消防庁もよく耐えたのですが、持ちこたえたのは前半の20分くらいまででした。その後は地力で勝る日野自動車の一方的な展開でした。私はラグビーの戦評を語る術はないのですが、フォワードが相手のディフェンスを抜けなくなった時点で逆にカウンターが決まってしまうように見えました。消防庁のフォワードがもう少し日野を抜けたら面白かったのになあと感じます。カウンターを食らうと数人がかりで止めに入るのでサイドが空きますね。そこを突かれると消防庁は弱いです。日野自動車には外国人選手がいて、彼がサイドを縦横に駆け回っていました。この辺は試合の運び方がうまいと思います。

 試合は消防庁が先制したものの、62-21で日野に敗れました。おそらく下馬評通りの結果なのでしょうが、前半の消防庁の試合運びが後半まで続けばなあ・・とその辺が残念でした。消防庁は厳しいシーズンになると思いますが、頑張ってほしいです。来週も東芝青梅と消防庁の試合を見に青梅まで行きます。

 蛇足ですが、土と埃にまみれて戦う男の姿は無条件にカッコイイです。セクシャル的な魅力でスポーツを見るならば、絶対にラグビー>>>>>サッカーだと思います。どうして一般婦女子はラグビーを見ないのだ!!と残念に思います。まあルールが難しいというのが理由でしょうけどね。

 日野自動車グラウンド 観衆:クラブスタッフを除けば30人くらい

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2007/02/12

IBM29-29近鉄

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 先週の決勝戦はまさに頂点を決める大一番でしたが、今週もまた逆の大一番があります。トップリーグ入替戦。私は入替戦が大好きなので昨日の日本選手権2回戦はパスしてこちらを観戦します。先週の満員の秩父宮とは全く違う、長閑な空気がスタンドを覆います。

 サッカーの場合、入替戦というのは命(タマ)の取り合いと言った殺伐した空気が漂うものですが、ラグビーは違うようです。お互いの応援団がすぐ隣に座り、エール交換をしあっています。なんだかなあ。違うスポーツと比較するのは野暮ですが、なんかこう・・もっと真剣さがほしいと思います。こういう、ほのぼのしたの空気はアマチュアスポーツの魅力の一つです。でもこのほのぼのさはトップリーグのそれにも通じており、その空気がそのまま代表にも引き継がれるから日本はワールドカップで草刈り場になってしまうのではないかと感じます。ほのぼのラグビーをやっていて世界に勝てるのか、そう問いたいです。今年はワールドカップなんですよ。このレベルの選手にその実感はあるのか?自分はキャップをかぶる自信はあるのか?自信があろうがなかろうが、「ある」と答えてくれなければ困るのです。

 閑話休題、第一試合、IBM対近鉄は逆転に継ぐ逆転で非常に面白いものでした。最初、IBMが先制し、追加点を奪ってそのまま突っ走ります。近鉄はディフェンスが脆弱で一瞬のフェイントについて行けずラインを崩されてしまいます。トップリーグとトップウェストの差が如実に出ており、このままIBMが押し込んで残留を決めるのではないかと思えました。

 しかし前半終了間際、近鉄がトライを取り返したことで勝負はわからなくなってきました。後半、IBMは追加点をあげますが近鉄も追い上げてきてついに同点、そして逆転。近鉄はラグビーの怖さをIBMに見せつけました。

 これなら近鉄が逆転でトップリーグ昇格かと思わせた後半の後半。近鉄にミスが目立ち始めます。ボールを落とす、パスミスをする。プレッシャーでがちがちになっているのか、IBMが場を盛り返してきました。そして後半ロスタイム。IBMはとうとう同点に追いつきました。29-29。トライ数も同じ4トライのため、同点で終了。大会規定によりIBMが残留しました。

 先週の東芝-サントリー戦でも言えることですが、試合をクローズさせる難しさがラグビーにはあります。サッカーもそれはありますが、ラグビーは純然たる「力」がそのまま精神力と直結しているだけに焦りが出たら負けなのかもしれません。これはどのカテゴリーの試合でも同じでしょう。ただ今回、IBMは引き分けはトップリーグチームの残留という大会ルールに救われました。試合を通してみた感想は、チーム力はどっちもどっち、このまま来シーズンをトップリーグで迎えればどちらのチームも草刈り場になると思います。

 IBMは試合後、監督の胴上げがありました。残留を決めて胴上げ、というのもなんだかなあと思います。むしろ全力を尽くして芝生に倒れ込んだ近鉄の選手のほうが印象に残りました。近鉄はまた来年の挑戦になります。花園ラグビー場という日本屈指のラグビー施設を私有しながらこの体たらくは目を覆いますが、なんとかまた復帰してほしいと思います。私は近鉄はトップリーグに必要なチームだと思っています。

 来年、トップリーグは九州電力、三菱重工相模原が昇格します。ワールドが降格し、トップリーグも当初と顔ぶれが変わってきました。チーム数が増えたことによるレベルダウンの問題もありますが、それはそれで楽しみなことです。

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2007/02/05

東芝14-13サントリー

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 サッカーに比べてラグビーというのは、ロスタイム後ラストワンプレーでの逆転勝ちというのが結構多いなと思います。これはラグビーはロスタイムが経過してもラインアウトなどでボールが切れるまではゲームが延々続くからなのでしょうが、それ以外でもメンタリティの強弱がサッカーよりもずっと色濃く出るからだと思います。勝ち慣れている東芝と、昨年まで中下位に沈んでいたサントリーの差と言ってもいいと思います。これとは逆のケースもありますね。勝ち慣れていないチームがリードしたままロスタイムを迎えるとボロボロに崩れていくケースも何度もみました。
 ラグビーはスクラムにしろモールにしろ、体の大きな選手が列をなしてぶつかり合いをしますので、気持ちで負けていれば押し込まれます。最後のワンプレー、東芝の侍バツベイが間を縫ってあげたトライはそれを象徴していました。

 正直な話、私としては東芝が勝ってばかりでつまらないのですが、現状の各チームを見る限りそれはやむを得ないかなと思います。選手の力の差はプレーオフに進出した4チーム間にそれほどの差はないように思えました。サントリーは清宮監督になって1年目ですからまだまだです。来期が楽しみですね。

 今日の観衆は2万人以上入りました。秩父宮の両ゴール裏もぎっしりと埋まる正真正銘の満員でした。マイクロソフトカップと銘打っていますが、事実上のリーグ優勝決定戦ですので注目を集めたのでしょう。いいことだと思います。もっともそれほど良い試合がヤフオクで1枚300円で買えてしまうのはいかがなものかと思いますが。

 今日は大変良い試合でしたので日本選手権の決勝はバックスタンド中央指定席で観戦することにします。今日は立ち見が大勢出ました。そういう混雑を避けたいというのもありますが、ラグビーシーズン最後の試合はじっくりと良い席で観たいですね。この試合が終われば翌週はJリーグ開幕戦です。

2月4日 秩父宮ラグビー場 観衆23,067人(チケット完売)

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2006/12/10

東京ガス 33-31 釜石SW

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 今日の試合会場は関東学院大学釜利谷グラウンド。大学ラグビーの強豪として有名だけあって、石造りの観客席を備えています。すごい。芝のグラウンド3も面あり、Jリーグも顔負けの環境です。ラグビートップイースト10の最終戦を観戦します。カードは東京ガス対釜石シーウェイブス。

 グラウンドの周囲は学生や他のスポーツ団体の選手が釜石の練習を見ています。釜石は珍しいチームなのかみんな勝手なことを言っています。女子大生の二人組が言います。「釜石ってどんなチームなの?」「きっと漁師さん達のチームだよ」・・・・・これはさすがにひどすぎるにしても、新日鉄釜石→釜石シーウェーブスとなっているのを知っていろと言うのは無理かもしれません。Jリーグのサポーターも横浜フリューゲルスを知らない世代が出てきました。

 今日は東京ガスのホームですが、観客の大半は釜石のサポーターでした。最終戦だからでしょうか、釜石市からマイクロバス2台で遠征する根性は素直に敬服します。釜石がもう少し強ければいいのですが、現実は厳しいものがあります。

 私が釜石の試合を見に行くと、大抵負けるのでこの試合も期待していなかったのですが、今日は主導権を握りました。先制トライこそ奪われましたが、すぐに同点、そして逆転。後半になっても勢いは衰えず、31-19のスコアで試合時間も残り10分となりました。

 これなら勝てるだろう。残り時間を見ながら釜石の応援をします。が、ひとつのミスからトライとゴールを奪われるとあとは防戦一方となり、釜石陣内をずるずるに引っかき回されていきます。東京ガスにパスをどんどん回され、ロスタイムの最後のワンプレーでトライを奪われ、ゴールも決められて31-33でノーサイドとなりました。がっかり。

 試合の率直な感想ですが、今日の試合に関して言えば技術も戦術も両チーム同じくらいでした。勝敗を分けたのは勝利への執念の差だと思います。要は精神論。サッカーで最近よく使われる言い方ですが、限界より1センチ先に進むの努力、限界より1秒早く走る努力の差ではないか、そう思います。

 今日の試合ではお互いに5トライでした。東京ガスが4ゴール、釜石が3ゴールで、釜石がゴール1つ少なかったことになります。これはたまたまではありません。東京ガスは釜石のサイドラインを突破してサイドギリギリで相手ゴールエリアにはいるのですが、そこでトライにはいかず、必ずゴールエンド中央まで走りそこでトライを取ります。絶対にゴールをとれる位置にくるまで我慢します。逆に釜石はとにかくトライを、という走り方でした。その差が2点差での決着になったのではないかと思います。

 去年の秩父宮での試合もそうですが、釜石は負けてもサバサバしているのが妙に気になります。サッカーの場合、ロスタイム経過、ラストワンプレーで逆転されたら芝生の上に倒れ込んでしばらく動けなくなるのが普通です。が、釜石は試合が終わるとにこやかに観客に挨拶しています。(陽気に旗を持って走る選手もいました)勝敗の差は気持ちの持ち方の違いではないか、そう思います。

 勝って得るものがあるか、負けて失うものがあるか、そういう問題ではないかと思います。ラグビーは格闘系の要素が高い割には妙にほのぼのしたところがあって、そこに違和感を感じるのですが、やはり勝敗にはこだわってほしい。これが花園の高校選手権だったらこんなプレーはできないだろうとすら思います。

 まあ最終戦だから明るく終わりたいのだろう、そう解釈しようと思います。釜石は企業色のない純粋なクラブチームですが、日本のラグビーを面白くするにはやはりトップリーグに上がってきてもらわなければ困るのです。横浜FCだってJ1に上がれたのですから釜石だって不可能ではないはず。今期は終了しましたが、また来年頑張ってください。

 関東学院大学釜利谷グラウンド 観衆:約500人

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2005/11/13

釜石 21-29 日本航空

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 釜石側で観戦していましたが、見ていて情けない試合でした。その理由は最後のほうで述べます。

 釜石シーウェイブズというチームはかっての新日鉄釜石です。企業チームから市民チームに衣替えして現在2部相当のトップイーストに戦いの場を求め、トップリーグ昇格を狙っていることになっています。市民チームの夢については横浜FCが徹底的に破壊しつくした感がありますが、理想や理念はまだ多くのチームが持ち続けています。釜石がトップリーグに昇格するのは非常に厳しいものがありますが、がんばってほしいと思います。この日は岩手からサポーター団体が貸し切りバスで上京して来ました。マイナーリーグのチームにとって秩父宮で公式戦を行うのは晴れの舞台ですのでサポーターも気合が入っています。

 釜石は、かっての7連覇の偉業などは夢の跡ですが、現在のチーム自体はトップイーストの中では強いほうです。トップリーグ昇格とまではいなくても入れ替え戦のチャレンジリーグに出るくらいは現実的な目標のはずです。対する日本航空は今節まで全敗。ラグビーは弱小チームが勝つのが非常に難しい競技です。私は今期開幕戦、日本航空の試合を観戦しています。その試合、日本航空は0-50で負けましたので、今日は釜石の楽勝だろうと予想していました。

 ところが現実は甘くはなく、日本航空が前半から突っ走りトライをあげ始めます。私はラグビーはまだまだ戦評を語れることはできませんが、見ていて弱い、というのははっきりとわかりました。
 ラグビーは守備も攻撃も一列に選手を並べて行いますので、どこかが突破されると一気に相手の独走状態になってしまいます。釜石のフォワードは当たりが弱く、すぐに潰されてしまいます。また日本航空のフォワードを止めることができません。日航はバックスを残したまま数十メートルも独走をしてトライを奪っていきます。釜石はラグビーをやる下地ができていないのではないか、素人目にはそう映りました。

 前半だけで3トライもとられて19-0とされたときは暗々とした気持ちになりました。ただラグビーの19点はサッカーで言えば1-0位なので後半の挽回は十分に可能だと思っていました。今日の試合は風が強く、後半は風上に立ちます。まあ問題ないはずです。

 が、ヘタレ状態なのは相変わらず。後半も2トライを許し29-0に。日本航空のコンバージョンキックがへたくそなおかげでトライをバカバカとられている割には点差がついていないのが幸いでした。が、既に勝負はついていました。

 ここまででも十分に情けないのですが、本当に情けないのはこの後からです。試合終了まで残り5分となった後半35分、いきなり釜石の攻撃が爆発します。日航のディフェンスを軽がる突破し、5分間で3トライ。しかもトライを上げた場所はすべてゴールポストの中央という圧倒振りでした。コンバージョンもすべて決めて21-29。なんなんだ一体。
 しかしさすがに5分で5トライを上げられるはずもなく、そのままノーサイド。釜石の惨敗でした。日本航空は初勝利で社員応援団は大喜びです。

 この試合を見ていて一番わからないのは何故残り5分になっていきなり展開が変わったか、という点です。日航の体力が落ちた、あるいは守りきるメンタルの強さが日航になかった、そういう面はあるのかもしれません。しかし、試合中における釜石のがむしゃらさや真剣さは試合終了直前、明らかに変わりました。それであれば何故最初からそれができないのか。それが一番情けないのです。

 釜石は惨敗でしたが応援団は暖かい拍手で選手を迎えます。こういうくだらない試合をしながら拍手で迎えるあたりがラグビーのわからないところで、普通はブーイングだろうにと思います。まあこの辺が紳士のスポーツなのか、アマチュアだからなのか、みんな親切です。

  この試合の後、釜石の応援団は選手達と交歓会を行うそうです。横浜FCであれば修羅場のような空気になるのと思いますが、釜石はどうでしょう。暖かい空気をかもし出すのであればそれはそれでいいのかもしれませんが、それが結局甘さをつけてしまうのではないかと、そんな気がしてなりません。

 第二試合の東京ガス戦も見たかったのですが、私は秩父宮を後にして等々力に向かいます。J1リーグ、川崎対神戸の試合が16時から始まります。

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2005/09/13

三菱重工相模原 50-0 日本航空

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 来週のラグビートップリーグ開幕戦を前にして、一足早く「トップイースト10」が開幕しました。トップイーストとはトップリーグの下、サッカーで言うとJ2にあたりますが、実力差で見るとトップリーグとトップイーストはJ1とJFL程度の差があります。トップイーストと同じカテゴリにトップウェスト、トップ九州があり、それぞれリーグ戦を行います。このリーグ戦を制したものがトップリーグ昇格をかけてチャレンジマッチを行うのですが、昇格を決めるレギュレーションが異常に複雑でとても理解できるシロモノではありません。こういうスポーツのルールとは関係ない難しさが新規ファンの開拓を困難なものにするんだよといいたいのですが、まあいいや。

 私は開幕カードのひとつ、三菱重工相模原対日本航空の試合を見るために、三菱重工相模原工場までバイクを飛ばしました。ここは国道16号線の橋本5差路付近にあります。いまどきの工場はどこもそうですが、警備が厳重でまず入れません。今日は日曜日、かつ公式戦なので入れてもらえました。フォークリフトの大群を横目に見ながら進むと、ちょうど試合が始まったところでした。天気は小雨。こんな試合、見に行く人がいるのかと思っていましたが、以外にも観客が多く歓声を上げています。

 主催チームはテントまで張ってトン汁サービスを行います。サッカーのJFLよりもファミリームードが高く、アットホームな感じがします。グラウンドは簡単な観客席があり、観戦には不自由しません。ピッチのすぐ脇が観客席なので選手が本当にすぐそばに見えます。ライン横に待機しているメディカルスタッフなどは腕を伸ばせば触れるくらい近い。いいなあ、ここ。イングランドのセミプロリーグのような雰囲気が漂っています。秩父宮は非常に見やすいスタジアムですが、身近、迫力という点ではやっぱりグラウンドレベルにはかないません。

 試合のほうですが、開幕戦だからでしょうか、両チームともノックオンが非常に多く、やや白けた展開で始まります。でも選手には緊張感が漂っていてちゃんと見れるクオリティでした。私は選手の名前を全く知らないので試合の戦評を述べる術を持ちませんが、パスが通るたびに歓声が上がり、潰されるとため息が出る周りの雰囲気にノレることができました。見ていて面白い。

 両チームの戦力比較で見ると三菱重工のほうが格上なのはわかっていました。しかし日本航空も試合内容では全く負けていません。1トライとられただけ。後半が楽しみになってきたのですが、ここで雨脚が強くなってきます。この雨がこの後の試合を決めてしまいました。

 前半は互角に戦った日本航空ですが、後半は雨に足を取られて動きが鈍くなります。三菱重工が選手交代をするたびに点差が大きく開いていき、また、(日本航空から見て)失点をする感覚も短くなっていきました。虐殺モードになったと言っていいと思います。

 雨脚はさらに強くなり、かさを持っていない私はグラウンド横の木の下に避難します。それでもずぶぬれになったので設営者の好意に甘えてテントの中に非難しました。テントの中は同じような難民でいっぱい。(苦笑)ラグビーを見るどころではありません。

 試合は三菱重工が得点を重ね、結局50対0と完全なワンサイドゲームでノーサイドとなりました。三菱優勢の予想通りとはいえ、同じリーグでここまで点差が開いていいのかと思いますが、これが現実です。トップイースト10ではこの三菱重工相模原とトップイースト落ちした日本IBMが頭三つぐらい抜けていて、恐らくこの両チームがワンツーフィニッシュを決めるのでしょう。

 前半は互角だったのに後半、どうしてこんなに点差が開いてしまったのか、思うことがありますが、それは次の機会に述べます。この試合の後、私は等々力に直行する予定でしたが、一旦戸塚の自宅に戻り着替えていくよにします。現在午後5時。等々力の試合開始は7時なので微妙ですが濡れネズミのままサッカーを見るのは非常にしんどい。雨が弱くなったころを見計らってダッシュで帰り、シャワーを浴びて出直せました。川崎-鹿島戦のキックオフには間に合いそうです。

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2005/08/21

東京ガス 14-26 セコム 観戦記

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 試合開始は15時からですが、14時過ぎには到着してしまいました。観客は今のところ私一人。東京ガス大森グラウンドは簡単な観客席があって(これはどのチームの練習グラウンドも同じ)、そこで観戦できます。私の目の前でセコムの選手がアップを始めました。私はラグビーのアップというのは初めてみるので興味津々。(気持ち悪い。) 十文字に選手を並べて素早く交わるようにパスを出したりパットを使ってタックルをしたり。
 以外だったのは水分補給を非常にこまめに取っていたこと。練習中の積極的な水分補給はいまや常識ですが、数分毎の単位で一口づつ飲みます。まあ確かに暑いから当然かと思いますが、こういう風景をみるとつくづく私が中学時代にやった部活動はなんだったのかと。毎日脱水症状との闘いだったよ。ホント。

 私一人しかいない観客席の前でアップをしているので選手やスタッフがじろじろと私を見ます。一眼レフを持参で練習試合を見に来る一般人なんて普段はいないのかもしれません。スパイと思われたかしら。
 キックオフ直前にはパラパラと人が集まり始めました。スタメンの紹介なんてあるはずもなくいつの間にかキックオフ。

 試合はあまり所属リーグの違いを感じさせませんでした。ラグビーはノックオンやスローフォワード、ラインアウトとプレーが切れるたびに組みなおしをするのでちょっと間が白けます。1部対2部の試合ですが、前半はどっちもどっち。様子見なのかもしれません。後半は東京ガスのスキをついてセコムが3トライあげました。ラグビーの戦術は今ひとつよくわかっていませんが、ようは敵が攻めてくる方向に向かってラインを敷いて網にかかったところをタックルで奪うスポーツであること。網の目をどの部分で厚くするかが戦術の肝なのでしょうね。当然敵のカナメの選手の所を厚くするわけです。しかし厚くすれば薄くなる部分ができるわけでそこを突かれてしまえばラインが突破されトライを奪われます。そういう薄い部分を突くのがセコムはうまかったですね。選手を覚えていけばさらにわかってくると思います。(下に続く)

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 それにしてもラグビーって予想よりもずっと男前の選手が多いのに気づきました。もっと婦女子はラグビーを見ればいいのにと、少し力説します。ラグビー協会はこういうところをうまく生かせませんね。

 試合はセコムがスルスルっと勝ちました。ノーサイドの後に両チームの選手が向かい合って礼をします。これはサッカーも同じですがサッカーよりもずっとキチンと頭を下げます。サッカーよりもずっと紳士のスポーツだからというのもあるでしょうが、格闘性が高い競技なのでちゃんと挨拶しないと禍根を残しやすいからというのが本音かなと思います。試合は午後5時終了。この後、環八から中原街道を等々力に向かいます。カードは川崎対大分。午後7時試合開始です。

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2004/03/22

神戸製鋼 10-22 東芝

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 天気のいい日曜日、バイクを飛ばしてツーリング。目的地は国立競技場。まだ3月であるが、私が国立霞ヶ丘競技場で観戦するのも今年でもう8回目。隣の秩父宮は4回行ってるので今年の国立・秩父宮の観戦予定数は三ツ沢球技場の横浜FC戦を上回るかも知れない。少し飽きた感がある。

 信濃町のローソン四谷左門町店でアテネ女子五輪のチケットを買う。22日(木)のタイ対日本の試合を買う予定だっただが、間違えてベトナム対タイのチケットを買ってしまう。お金を払ってチケットを確認すると間違えたことに気づく。店員に交渉してみるが、一度発券して清算してしまったらもうダメとのこと。仕方がないので買いなおす。非常に鬱である。

 気を取り直して国立へ。木曜日にUAE戦を見たばっかりなので今日の国立を見ると、その対比が著しくて戸惑ってしまう。両ゴール裏は完全封鎖。ニコニコホンワカムードの家族連れが国立のスタンドに長閑さをかもし出す。そこにはUAE戦で見た殺気はない。天気のいい昼下がり。お昼寝するにはちょうどいい。少し違うか。


UAE戦の直後なのでサッカーの白線がクッキリ残っている。心もち黄色い線で上書きしているのが返って苦笑してしまう。23日のU19戦に使うのであろう。スカパーなどでラグビーを見るとこういうサッカー兼用ピッチをよく見る。これがU19戦の時になれば、ラグビーの試合など無かったことのように徹底的に緑色の線で消されるのだからラグビーも可哀想だと思う。

 ラグビーを見るときの違和感というのは、このノンビリムードだろうか。ゴール裏サポというのがいないので、緊張感がない。にもかかわらず試合展開はフィジカルコンタクトの応酬なのだから凄いスポーツだと思う。イベントとしてのエンターティメント性が薄いので見る側に高尚さを要求する。分かる人だけが見ればよい。そういう孤高の趣味なのかもしれない。だからこそサッカーに水を空けられっぱなしなのだと思うが。

 日本の社会人ラグビーは3つのタイトルがある。トップリーグ、マイクロソフトカップ、日本選手権である。サッカーで言うところのチャンピオンシップ、ナビスコカップ、天皇杯と思えばよい。 ただ、サッカーと違い、すべてが短期決戦の連続なので、それぞれの大会の特徴が今ひとつつかめない。トップリーグ優勝が神戸製鋼、2位が東芝、MSカップが優勝がNECで2位が東芝。そして今日の日本選手権が神戸製鋼対東芝なのだから、各タイトルの重みというのがよくわからない。

 メインスタンドとバックスタンドに観衆が埋まりかけた頃、代表選手の表彰があり、選手入場、試合開始。マイクロソフトカップ決勝時のアメリカナイズされたスタジアムDJもなく、淡々と始まる感じである。同じ競技場の同じ競技なだけに日本協会の意気込みのなさが際立つ。他にもある。今日のユニフォームは東芝が赤、神戸が青である。両方ともセカンドジャージで、本来なら東芝が青、神戸が赤のはず。応援している人たちは青が東芝、赤が神戸なので試合展開の優劣と応援する旗の色が逆になっている。(3/22訂正:赤色が東芝のファーストジャージなのだそうだ。だとするとブレイブルーパスという名前や青色のチームフラッグはいったいなんなのだと言う疑問がある。) こういう些細な所にもファン無視が感じられる。神戸製鋼は普段花園で試合をしていて、関東のファンはなかなか見る機会が少ない。であれば神戸はファンがイメージするファーストジャージの赤で試合をしてもいいのではないか。今日のユニフォームを青にする理由がわからない。もっともトップリーグ入替戦、九州電力対近鉄を見に行ったときはもっとひどく、赤色の九州電力、エンジ色に紺のストライプの近鉄と、両チームの見分けがつかなかった。

 それでも少しは気遣ったのだろうか。ファールなどのアナウンスに簡単な解説が入る。「味方の選手が前にボールをパスしてしまったためスローフォワードとなりました」とか。こういう気遣いは嬉しい。欲を言えば決勝戦に限らず当面の公式戦はすべて解説をいれてほしい。何故ならラグビーを見に来る客の3割は実はルールがよくわかっていないと思われるから。ラグビーを見ると私の前後左右で、知っている人が知らない人に対するルール解説がよく聞こえる。本来こういうのはちゃんと分かりやすく解説するゲームスチュワードがスタジアムにいてもいいのだ。でなければサッカーから客は奪えない。

 スローフォワードの説明アナウンスが出ると後ろの女の子が「スローフォワードのスローって投げるという意味なんだ。私、遅いって言う意味だと思っていた」と感心する。それを聞いて私は少し凍りつく。オフサイドを知らなくてもサッカーは楽しめると思うが、スローフォワードを知らなくてラグビーを楽しむのは難しい。


 でも気にすることはない。私は2年前にアメフトを見に行ったことがある。私はラグビーをショーアップさせたものがアメフトであると思いこんでいたのだ。東京ドームに着き、そこで全く違うゲームが繰り広げられているのを見て混乱し、そばにいたゲームスチュワードに「これはどういうルールなのですか」と聞いて唖然とさせたことがある。自分で気づく分だけ彼女はまだ偉い。

 この試合は日本選手権の決勝である。非常に伝統ある戦いでNHKが生放送している。本来なら・・・イチゲンの客に魅せる試合でなければいけない。しかし・・・今日の試合はどんなに贔屓目に見てもつまらなかった。ロクにルールが分かっていない私が言うのもなんだが、本当につまらなかった。

 なにしろ点が入らない。点が入らないこと自体は別におかしくは無い。スコアレスでも面白い試合はたくさんある。しかしそういう試合はインターセプトの応酬で、ボールを取ったり取られたりするから面白いのだ。では今日の試合はと言うと、根本的にパスが出来ていない。試合の進め方はキックだけでランがない。サッカーじゃないんだ、自分でボールもってパス回して進めて見ろと怒鳴りたくなる。ではそのパスはどうかと言うと、これが
またなんでもないイージーパスをファンブルしてしまう。それがノックオンになる。あるいはボールがラインの外に出てしまう。ラグビーはサッカーと違って一度試合が止まるとスクラムを組んだりするので流れが変わってしまう。停滞する時間が増えると緊張感がなくなる。応援歌の聞こえないスタジアムでピッチだけを凝視するのは忍耐を要する。

 前半戦が終わる。東芝は1トライ1ゴールの7点。神戸は1ペナルティゴールのみの3点。7-3の低スコア。永遠に続くかと思われた40分であった。 後半開始。東芝の人気者ナンバー8バツベイが電池切れでベンチへ。この辺りで試合が動き出す。東芝側にボールが回りだす。元々東芝のほうが攻撃力があるらしい。多分前半はバツベイで点を取って逃げ切る予定だったのが取れなかったので選手を入れ替えたというのが理由なのだろうか。よくわからないが、試合に動きが出てきた。 

 具体的には神戸のマークがずれてきた。東芝がフリーでボールを持つ場面が多い。神戸は焦ってきたようだ。タックルしようとしてもかわされてしまう。ラグビーは潰すべきところで潰さないとエンドラインまで独走を許してしまう。東芝はWTB森が50メートル近くを走りきり、トライ。ゴールも決めて突き放す。

 この後、スコアは接戦を続けるも情勢はあらかた決まり、東芝が終始優位に試合をすすめ、追加点を入れて逃げ切った。最後はお互いに駆け引き有りのがっぷり四つの試合となりそれなりに見所が出てきたのがよかった。東芝はトップリーグ2位、マイクロソフトカップ2位で最後に優勝が転がり込んだ。これで2位なら清水エスパルスやレバークーゼンのごとくシルバーコレクターの不名誉を頂戴しなければならなかったところだろうから関係者はホッとしただろう。観客からすればもっと分かりやすいタイトル構成にしてほしいのだが。今日の試合でラグビーシーズンは終了。選手も疲れていたのかもしれない。優勝した東芝にしてもそれほどおおっぴらに喜んでいたりはしない。最後にやっと取れた、そんな気持ちなのだろう。

 表彰式が続く中、私は競技場の外に出た。午後4時を回っていたがまだ日は充分に高い。そういえば今日は春分の日。もう春である。明日は雪だそうだがね。

国立競技場 晴 19,500人(公式発表)

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2004/01/18

NEC 29-29 三洋電機

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 秩父宮は異様な雰囲気に包まれていた。後半ロスタイム8分。掲示は4分であったがまだ試合は終わらない。私の後方で彼女といちゃつきながら見ていた見ていた外人も固唾を飲んでピッチを見守っている。得点は29-24でNECがリード。しかし一方的に攻めているのは三洋電機。ゲームはNECのゴールエンドギリギリで両者の攻防が行なわれている。すこしづつ攻める三洋電機。ファウルを繰り返しながら必死で守るNEC。オフサイド、ノットリリースザボール、オフサイド・・もう少し、・・ああボールを取られた。取り返す、ファウル、スクラム、あと1メートル。バックスタンドの観客は総立ちになった。

 そして・・トライ!!同点!!がっくりうなだれるNECの選手。そして運命の逆転ペナルティゴールを決めるべくボールをセットする。しかし惜しくもポストを外れ試合終了。がっくりと下を向くNEC。勝ったように喜ぶ三洋電機。満足そうなバックスタンドの観客立ち。私自身、ラグビーを見て初めて感動できる試合にめぐり合えた。

 一生懸命やる試合が見たい。これが私の試合に求める唯一の基準だ。クラス、レベルは問わない。だからヨーロッパチャンピオンズリーグから群馬県リーグまでいろんなサッカーを見ているわけだがラグビーにもそれはあった。ラグビーも見てよかった。ちょっとした自己満足に浸る。

国立秩父宮ラグビー場 晴 約3000人(推定)


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2003/10/19

関東学院大学 87-10 大東文化大学

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 久しぶりのラグビー観戦。前回見たのは7月6日のイングランド戦以来か。ラグビーは点がボコボコ入るので見ていて楽しい。ルールや戦術、基本フォーメーションがいまひとつわからないので見た目の面白さから先に進めないのが惜しい。やはり計画的に勉強する必要があるな。しかしラグビーを見るのが好きと言ったって大きな壁があるのだからイチゲンの客を増やすのは難しいだろうな。ちなみに現在、私がわからないのは以下の通り。

  ①各ポジションの役割。(これがわからないのにラグビーを見ているのだからすごい)
  ②スクラムを組むのはどういう時なのか、どちら側(オフェンスかディフェンスか)が意図的にしているのか。
  ③基本戦術。

②だけ具体的だけれど見ていて不思議なので。このレベルがわからないとラグビーを語るのは難しい。たとえばこのサイト http://www.taiiku.tsukuba.ac.jp/sc/1_1/03/ (ラグビーにおけるラインアウトの防御戦術における研究)を見ても、何が書かれているのかさっぱりわからない。どなたか解説を求む。

 それはさておき、本日の三ツ沢球技場、観衆は約1000人。料金はメインスタンド中央が2000円、それ以外は1000円と横浜FCと比べて大変お買い得。大学ラグビーとプロサッカーを同時に比べてはいけないのだが、休日の余暇の過ごし方を考えた場合、見るレベルはどっちもどっちという気がする。

 客層はワンカップを持ったオヤジと女子大生という異色の組み合わせが多く見られる。オヤジは女子大生に簡単なルールを説明している。今までもそうだったのだがラグビーの試合にはワンカップのオヤジがよく似合う。ビールはダメだ。ワンカップに限る。なぜビールではなくワンカップなのか。推測するに、ラグビーの試合ではスタジアムDJというものがないので、一人物思いに耽りながら試合を見るのはワンカップのほうがいいのだろう。サッカーではビールが好まれる理由は気分を高揚させながら飲むのはビールのほうがいいからではないか。考えてみれば90年初頭のサッカーJSLだってワンカップオヤジをよく見かけた。イベントが何もない、試合開始を静かに待つ三ツ沢球技場はかって見た日産対古河のサッカーの試合を思い出す。

 それにしてもラグビーの試合を見る客は凄い。何が凄いかと言うと、企業、大学、高校、試合のレベルが全く違うにもかかわらずどのカテゴリーもそこそこの客が入り、しかも客層が全く同じである。サッカーは、Jリーグこそ沢山の客が入るけれど、大学サッカーなんぞ今日の試合の10分の1程度しか入らない。今日の試合はテレビ中継付き。なんだかなあ、と。

 試合は関東学院の横綱相撲で87対10の圧勝。関東学院のトライ数は13。80分で13トライだから平均すると6分に1トライしたことになる。

 ただ、そうは言っても大東文化大も頑張った。少なくともいつぞやの試合のように100点ゲームにはならなかった。大東文化大も果敢に関東学院のエンドを攻め、もう少しでトライという場面も少なくなかった。ただ、絶対的な体力(正確に言うと気力か)に加え、正確性がなかったのが惜しかった。例えば試合開始数分が経過した時に最初にチャンスを作ったのは大東文化だった。トライではないがいい位置でのペナルティゴールが狙えた。これが入っていればその後の展開もある程度変わったかもしれぬ。いずれにしても実力の差は一方的だった。

 そう考えると昨日のワールドカップ、フランス対日本の試合では日本は頑張ったのだろう。フランスに勝つまでにはあとどのくらい頑張る必要があるのか分からないけれど、2011年のワールドカップでは日本は招致を狙っているそうなのでそれまでには強くなって欲しい。こう書くと「芝生の練習場をよこせ」とラグビークラブからクレームがつくかもしれないが。

 いろいろ注文がついたけれど、サッカー好きにとってもラグビーの試合は楽しめる。次のラグビーの観戦予定は12月6日、秩父宮でトップリーグ観戦である。

三ツ沢球技場 晴 約1000人

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2003/07/06

日本 22-50 イングランド

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 国立競技場の人ごみはいつも見る代表戦とはちがう、のんびりとした雰囲気が漂っていた。スタジアムに来る観客は長閑で緊張感は無い。今年に入ってから惨敗を繰り返した向井ジャパン、これがワールドカップ前の最後のテストマッチとするのなら、もっと張り詰めないとと思うのだが。オーストラリアに行ったってどうせ勝てっこないさ。そんな諦めがラグビーファンの中にはあるのかも知れない。私はラグビーだろうとサッカーだろうと勝負事というのは勝って初めて認められるものだと思うのだが。

 スタンドはメインが7割程度、バックが1階席のみ開放でそれが8割程度、ゴール裏はごく一部のみ開放でそれが数十人程度。全体としては1万数千人くらい。私はバックスタンドほぼ中央に座る。この程度の入りならエリア指定にすればいいと思うのだけれど、指定なのでギュウギュウに詰めて座らされる。前方は恐らくイングランド人と思われる外人が集団で座っている。一般にラグビーはホーム/アウェイのサポーター区分がない。呉越同舟で座ると妙な気分がする。ラグビーにフーリガンはいないのだろうか。さすがパブリックスクールのスポーツだけのことはある。せめてセントジョージフラッグだけでも掲げて欲しかったのだが・・ラグビーとサッカーはファン層が完全に別なのだろう。

 ラグビーの試合はオッサンが見るというイメージがあるが今日は若い家族連れが多かった。5歳くらいの女の子が新しい日本代表ジャージを着て走り回っているのを見ると微笑ましい。ラグビーも時代が変わりつつあるのかもしれぬ。そのためにはもう少し強くなってもらわなければ困るのだが。

 さて試合開始。日本のキックオフ。イングランドがキャッチしたボールを奪って走りこんだはいいが、すぐに奪い返されズルズルズル。日本は防戦一方となり守備の乱れを突かれてイングランドは一気に独走。開始5分で楽々トライ。そしてコンバージョンも成功して0-7。会場からため息が漏れる。

 どこまでやるのか、いや、やられるのか。申し訳ないがレベルが全く違う。パスの精度もスクラムの出来もタックルの当て方かわしかたも。ラグビー界におけるイングランド代表というのがどれだけ強いのか分からないが、恐らくサッカーにおけるイングランド代表と全く同レベルではないかと思われる。このレベルで本当にワールドカップにいっていいのか。予選の組み合わせを見るとスコットランド、フランス、フィジー、アメリカという、
どう考えても日本には勝ち目の無い国がならんでいるのだが。

 日本はトライをとるのは無理とみるやペナルティゴールを狙う作戦に出る。しかし距離や角度が離れているためなかなかゴールにならない。うーーん。 こんなに実力差があるとノーホィッスルトライとなったり100点差ゲームになったりするのではないかと心配したが、日本は実力差がありなががらもそれなりにボールを持てている。話によるとイングランドはランやパスではなく、キックでボールを前に飛ばすチームらしいので極端な点数差にはならないらしい。その分華麗なパス回しといったラグビーの面白さは失われてしまうのだけれど。

 試合はイングランドが2回トライを決めると日本も1回トライかペナルティゴールを奪うといったペースで進む。はっきり言う。勝てそうもないのは分かった。ただ弱いのなら
弱いなりに全力でやれ、相手を潰せ、そう言いたい。向井監督の意図がどこにあるのかよくわからないがこんなにチンタラやっているようではテストマッチにすらならないと思う。

 後半になれば日本特有の暑さと湿気でイングランドがばてるのではないかと思ったが、甘かった。確かに食いつくようになってきたがマークも緩慢になりバックスへのショートパスもカットされ数十メートルの独走を許してしまう。もともと静かなスタンドはさらに静まりかえってしまう。私はバックスタンド中段付近に座っていたのだがそこですら選手のかけ声が聞こえてしまう。それも日本ではなくイングランド選手の英語が。しかも何を言っているのか分かってしまうのがすごい。

 試合はそのままノーサイドとなる。20対55で日本の負け。日本のトライは前半1回、後半1回だけだった。その他何回か蹴ったペナルティキックのうち2本がゴールとなった。イングランドはどちらかと言うと流していたような雰囲気があり、本当の実力は見れなかった。最後に選手が挨拶に来る。これだけ惨敗したにも関わらず拍手が巻き起こるのは別の意味で驚きであった。普通はブーイングだろう。勝てるのか?勝って決勝トーナメントに出場できると約束できるのか?私はそう言いたいのだが。勝てるわけが無い。最初からそう考えているのなら絶対に勝てない。フランスやスコットランドの得点ディスペンサーにされて終わりだろう。それじゃあ駄目だ。

 今の日本ラグビーは20年前の日本サッカーと同じなのかも知れない。あと10年。歯を食いしばって耐えなければならぬ。その間、強くなるためには競技人口と観戦人口を増やしていかなければならない。細かいレベルではその努力は見えるけれど全体としてはまだまだ見えない。まずはトップリーグからか。また見に来よう。

14:10~東京都新宿区 国立霞ヶ丘球技場 曇り 観衆25,000人(公式発表)

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2003/01/12

ヤマハ 24-24 NEC

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 試合開始30分前、待ち合わせの時間より少し早く到着。ガイドブック(500円)を買う。秩父宮のチケットボックスはごった返していて落ち着かない。ほどなく、よりふじ氏が到着し、チケットを買ってスタジアムに入る。

 観客は思ったより多くバックスタンドは満席であった。早めにスタジアム入りしたせいもあり、私たちはバックスタンド上段を確保することができた。ラグビー観戦をするのはこれで4回目であるが、サッカーと比るとかなり雰囲気が異なる。全く盛り上げようとしないスタジアムDJ、ゴール裏サポーターの不在等が大きな原因であるが、なによりも客層が全く違う。推定年齢50歳超のオッサンたちがずらり並び、片手にビール、片手にスポーツ新聞を読みながら試合開始を待つ姿は競輪場の観客席のソレと同じで場違いなムードが漂う。

 もっともサッカーだって以前はそうだった。私は三ツ沢で日産や古河の試合を見たことがあるが、カップ酒を並べたオッサンたちに混じって私はじっとゲームを眺めていたのだ。あのオッサンたちはどこに行ったのだろう。多分、まだいるとは思う。サポーター集団や追っかけギャルが台頭してきて相対的に存在価値が薄れてきただけか。急に懐かしさや切なさを覚える。

 もっとも50過ぎて秩父宮でラグビーを見るというのは趣味としてはかなり高尚な部類に入るのかもしれない。神奈川や埼玉、都内の住宅街から都心まで来てビールを見ながらスポーツ観戦というのは誰にでもできることではない。人生を達観した、悠々自適の風格さえ漂う。人生とは、かくのごとく生きたいものだ、とまでは思わないが。

 ラグビーを見るにあたって最大の障害・・それはルールの複雑さである。とりあえずボールは前にパスしてはいけない、ボールを持っていない人にパスを出してはいけない、トライ5点、ゴール2点、ペナルティゴール3点とまで覚えておけばそれなりに楽しめるが限界はある。やはり詳しい人に教えてもらわなければならぬ。

 スタンドでゲームを見ていると、「ノットリリースザボールって何?」とか言う声があちこちから聞こえるので、観客の1割程度はルールを知らない人ではないかと思われる。当然私もそのうちに含まれる。

 ラグビー協会がラグビー人口を増やそうと真剣に考えるのであれば、まずトップリーグのような組織の改革よりも、ルールを知らない一見客をいかに取り込むかを検討すべきであろう。アメフトのXリーグで実施している現役競技者によるゲーム解説(ゲームスチュワード)などはいい方法だと思うのだが。

 味もそっけもない選手紹介が終わり、入場行進曲もなにもかからず選手がピッチに現れる。今日の試合はトーナメントなので負けたら終わり。NECもヤマハも実力が伯仲しているので試合自体は期待できる。

 開始早々、ヤマハがペナルティを得る。このままプレーを続ける手もあるのだがゴールを狙う。トーナメントなので少しでも点を取って有利に進めたいのだろう。この辺の気持ちは理解できる。

 試合は1進1退。前回見た釜石対NECの試合はゴールラッシュ(NECの一方的な)だったのだが、今回はそうではない。素人の私にも実力が拮抗しているのがわかる。よりふじ氏によると、ヤマハの9番、村田選手がキーとなってゲームを組み立てているのでヤマハが押しているように見えるがNECもがんばっている。お互いが少しづつ、トライをきめ、ゴールをきめ13-17、NECリードで前半終了。

 後半も局面は同じだった。とにかく潰す。ボールを持った選手めがけてチャージをする。反則いとわぬ行為の連続で見ているほうも力が入る。

 そして後半、19-24でNECリードのままタイムアップが近づく中、ヤマハが会心のトライ。同点!!ここでゴールを決めれば逆転逃げ切り勝ちであったのだが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・残念ながら失敗。同点のままロスタイムへ。

 同点でゲーム終了の場合、トライ数の多さによってNECの勝ちが決まるのでヤマハはとにかく点を入れるしかない。戦法はNEC陣内に入ってペナルティを得る。これでゴールを取る!わかりやすいやり方である。しかしNECもそれはわかっているのでボールを奪うとすぐにヤマハ陣内に切れ込む。

 ロスタイム最後の最後、ヤマハはNECのほんの少しの隙を突いてドロップキックを試みる。これが成功していれば・・・・しかしポストの右を外れ失敗。そして最後のワンプレー・・もう一度ドロップキックを試みるが・・失敗。これでタイムアップ。24-24、トライ数の多さによりNECが2回戦に進出決定。

 ノーサイド・・がっくりとしたヤマハに観客は惜しみない拍手を送る。得点がない試合というのはえてしてつまらないものであるが、私自身は結構楽しめた。ラグビーも最後は駆け引きのゲームなのだということはわかる。惜しむらくはもう少しルールや戦術に理解があればいいのだが。もう少し勉強しよう。明日はサッカー、ザスパ草津の入替戦である。

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